石岡タローのレビュー・感想・評価
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見た人に考えさせ満足してる最近の有名映画と違ってストレートに泣けます。
見た人に考えさせて満足してる最近の有名監督の映画と違ってストレートに泣けます。
茨城県の玉造から直線距離で15kmも離れた知らない街、石岡で大好きな飼い主と離れ離れになってしまったタロー。
何度も人間から酷い目に遭っても人間嫌いになる事なく、17年(人間に例えれば幼稚園時代から90歳のお爺さんになる位の時間か)も飼い主を待ち続けたタロー。
助けてくれた小学校の用務員さん親子や児童たち、校長先生他の先生方との交流、エンディングの元飼い主さんとの再会(号泣 ^^;)。泣けるだけでなく考えさせられる部分も多い。
ただ、難しい事は考えず素直な気持ちで泣けたり、人にとって大切な何かを教えてくれる要素がたっぷり含まれた素敵な映画です。
親子、恋人、友達と観ていろんな事を考えて、話せれば素敵だと思います。
私にはとても良い映画だったと思います。
面白かったです。
また、感動しました。
犬好きで、ビーグル犬が好きな私にとっては、観て良かったと思いました。
今回の鑑賞は良い思い出になったと思います。
主役の犬(以下、タロー)が、人懐っこく、遊び好きで、しかも、賢いといった役を、見事に演じていました。
舞台となった街の様子も、できる限り、昭和を感じさせるような工夫がなされていたと思います。
登場する役者さん達は、演技力がありつつも、タローを際立たせているように感じましたし、ところどころで、笑いも誘っていて、昭和ならではの日常を、うまく表現していたように思います。
タローは、奇跡のような生涯を送るのですが、その奇跡を、なにげない、昭和期の日常の中に描いている点が、良かったと思います。
また、タローと街の人たちとの交流も、ほのぼのとした雰囲気が伝わってきて、良かったと思います。
評価は人それぞれでしょうが、私は満点の5としました。
理由は、上記の感想に加え、当映画と似た「ハチ公物語」と比べたからです。
まず、毎日駅に通い続けた期間が、忠犬ハチ公よりも、タローの方がだいぶ長いです。
また、これは私の憶測ですが、駅まで歩いていく距離も、タローの方が長いのではないかと思われます。
タローは、駅まで往復4kmの道のりを、毎日、歩いたわけですから。
もちろん、「ハチ公物語」も素晴らしい作品であると思います。
タローは、忠犬かもしれませんが、そうとは感じさせない、良い意味での気楽さがあるように思います。
タローの生前の姿を知る、石岡市の人たちは、今でも、タローを思い出すと、ほほえましく思うのかもしれません。
私は、思い出に残る、良い映画だったと思います。
当映画の制作に携わった皆様に、感謝です。
以上です。
茨城県内だけでの上映ではもったいない
タローの思いはいつまでも。。。
父の地元のお話だったので
気になってずっと公開を待ってました。
最初は茨城のみだったので
埼玉から映画館を探して見ました。
銅像を知っていましたが
あんなに素敵なストーリーとは
初めは泣いてしまい
見れないって思うくらい辛い出来事でしたが
最後を知っていたので
しっかり見させて貰いました。
近いうちに
パンフレットを片手に
ロケ地巡りさせてもらいます。
ぜひ、埼玉でまた見たいです。
心にすっと入ってくる映画
タローは皆の中に
昔私はタローという名の犬を飼っていました。Twitterで「タロー 犬」で検索すると、たまたま出てきたのが石岡タローでした。
同じ名前の犬を映画にするという計画でしたので、興味を持って、製作の様子を追いかけていました。
この度、たまたま関東へ行く用事があり、しかも1日空いていましたので、人生初茨城へ行き映画を見ることができました。タローが導いてくれたのだと思います。
タローは、ただただ自分の思いを持って毎日を過ごしていたのに、周りの人々がタローを通じて様々な思いを持ち、タローのために行動する。
特に、商店街の皆さんにかわいがってもらっている姿が、うちのタローと全く同じで、当時を思い出して胸にこみあげるものがありました。
亡くなった後も、タローを通じて人々が再会し、タローのことが待ち人にも伝わるなんて、本当にタローは皆の中に何十年も生き続けていたのだと思いました。
実は、関東に行ったのも大切な方とのお別れ会だったのですが、その会場での挨拶で「彼はいなくなってからのほうが、僕たちの近くにいる感じがする。いつでもそこにいる。それは、亡くなった彼が自分の中に入ってきたということなんだ」とありました。会場の誰もが納得した温かい会でした。
まさに、石岡の皆さんにとって、タローはそんな存在だったのだろうと思います。
とってもとっても大切な気持ちを育んでくれた映画でした。
是非、多くの皆さんに見ていただきたいです。
いなくなった彼の知り人とも一緒に鑑賞したい。
そのためには、全国上映が必要なんだなぁ。
穏やかだが、心に響く
自分がまさに生い育って来た昭和の世界。正しい事が確かに鮮やかに存在し、同時に残酷な現実も突きつけられた時代。
それがこの映画の中にはきちんと描かれていた。
そういう時代だから、大切な命を納得出来なくても諦めるしか無い。
校長先生の後悔についての言葉も痛みと重みを持って理解出来た。
だが、淡々と進む風景の中で、タローの姿だけは真っ直ぐ一途だ。
信じることはなんて幸せなことだろう。
いつか会える。きっと迎えに来てくれる。
疑いなんて微塵も無くて、その気持ちは永遠なのだ。
だからタローはとことん幸せだったと思う。
映画の描き出した世界は、なんて善意に溢れていることか。
保護犬の演技では無い真摯で純粋な瞳に打たれた。
途中まで平板に思えた画面に、じわじわしみ出すその善意の全身全霊さにやられた…。
心が締め付けられる映画
タローの歩いている姿、情景…色々な思いが心に響いてきて、泣ける映画です。
石岡の皆様のあたたかく見守るタローへの愛。
タローの飼い主への想い。
涙が止まらなくて…。
是非、全国にも届けたい
悲しい別れと、長い年月を経た再会の物語
元になった新聞記事や本を読んで感銘を受け、映画化されることを知ってからずっと公開を心待ちにしてきました。資金も人手も足りない中で制作されたことを知っていたので、出来映えに多少の不安も持ちながら観ましたが、予想をはるかに上回る素晴らしい映画に仕上がっています。筋書きや演出にも無理がなく、タローと周囲の人々の交流が丁寧に描かれています。飼主の女の子の気持ちを想像すると心が痛みますが、最後には救いがあります。
一途な思い。
現代が失った寛容さに気づく
叶わない想いも無駄ではないんだなぁ。
昭和の小学生だった私には懐かしい景色ばかり。
昭和の人々は今とは違い自分の手で触れることができる範囲の世界で生きていたから、人にも動物にも正直で嘘がない、あったかくてお節介で、そして残酷。
元飼い主を一途に想い続けながら、同時に学校や町のたくさんの人達に愛されて、
2つの犬生を同時に生きる健気さが感動を呼ぶのだと思いました。
最後にほっこりさせてくれます。
初日の今日(10/20)、監督さんと子役のお二人、わんちゃん2匹の舞台挨拶を含めて、観てきました。
茨城に「忠犬ハチ公」のような話があると知ったのは、今年に入ってからでした。
まさに、この映画が、記事になっているのを見て、興味を持ち、新聞記事を見ました。
家から遠く離れた場所で、飼い主の小さな女の子と離れ離れになり、家に帰ることも出来ずに、その後、保護された小学校から、飼い主の女の子に会うため、毎日2kmの道のりを歩き、17年間も最寄り駅(石岡駅)まで通っていたという話です。
インディーズ映画で、まさに手作りの映画という感じです。
昭和30~50年代を再現するために、旧車の愛好家たちの協力により、旧車を集めて、撮影したり、年代ごとに3匹の犬が出演しますが、2匹はいわゆるタレント犬ではなく、保護犬と多頭飼育崩壊により保護された犬だそうです。
また、沢山の一般市民の方が協力しているようでした。
映画の内容は、当初、とても可哀想で悲しい内容かと思っていましたし、動きもなく、淡々と流れていく感じで、当初、退屈でかわいそうなだけで終わってしまうのかと思いました。
ところが、石岡で、「タロー」と名付けられたこの犬が、生涯を閉じた後も、話は続きます。
新聞記事として、取り上げられ、最初の飼い主の女性が現れ、タロー自身も非常に多くの人たちと関わりながら、おそらく幸せに、生きてきただろうし、周りの人たちも、タローに素敵な思い出をもらったことと思います。
手作り感のある地味な映画とも言えるかもしれませんが、とても暖かくて、優しくて、ほっこりさせてくれる映画です。
もっと色んな人に知って欲しい、沢山の人に愛された犬。
子供の頃駅で見た、白黒の垂れ耳の犬の写真。
タローと云う名前のそのコにこんな壮大な物語があったのを知ったのは大人になってから。
そんな物語を演じたのは元保護犬達。
素人ならぬ、素犬(?w)のその自然な仕草や表情、時折垣間見えるあの哀愁のある瞳...きっとタローもそんな瞳で石岡駅の改札を見つめていたんだろうな、と思うと涙が止まりませんでした。タローが駅で待つ事になった経緯は犬を飼っている人からしたら色んな想いがあるかも知れないけど、みんながタローを愛して、想い続けていた事には変わらない、昔も今も。そう思いました。
舞台挨拶で監督も仰ってた様に、元保護犬が主演を務める、またひとつ可能性が広がった作品でもあると思いました。実物も本当に可愛い...!
劇中の風景や小物に至るまで当時に拘ったとの事。生まれた年より少し前のモノだったのですが,見慣れた地元が、行き交う人々のファッションが違うだけで全く別世界に見えたのが凄い新鮮でした。
今回待望の公開になり、沢山の人達愛されたタローの犬生を、もっと沢山の人達に知って貰いたいと思った作品です。
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