「私にはとても良い映画だったと思います。」石岡タロー 映画タローさんの映画レビュー(感想・評価)
私にはとても良い映画だったと思います。
面白かったです。
また、感動しました。
犬好きで、ビーグル犬が好きな私にとっては、観て良かったと思いました。
今回の鑑賞は良い思い出になったと思います。
主役の犬(以下、タロー)が、人懐っこく、遊び好きで、しかも、賢いといった役を、見事に演じていました。
舞台となった街の様子も、できる限り、昭和を感じさせるような工夫がなされていたと思います。
登場する役者さん達は、演技力がありつつも、タローを際立たせているように感じましたし、ところどころで、笑いも誘っていて、昭和ならではの日常を、うまく表現していたように思います。
タローは、奇跡のような生涯を送るのですが、その奇跡を、なにげない、昭和期の日常の中に描いている点が、良かったと思います。
また、タローと街の人たちとの交流も、ほのぼのとした雰囲気が伝わってきて、良かったと思います。
評価は人それぞれでしょうが、私は満点の5としました。
理由は、上記の感想に加え、当映画と似た「ハチ公物語」と比べたからです。
まず、毎日駅に通い続けた期間が、忠犬ハチ公よりも、タローの方がだいぶ長いです。
また、これは私の憶測ですが、駅まで歩いていく距離も、タローの方が長いのではないかと思われます。
タローは、駅まで往復4kmの道のりを、毎日、歩いたわけですから。
もちろん、「ハチ公物語」も素晴らしい作品であると思います。
タローは、忠犬かもしれませんが、そうとは感じさせない、良い意味での気楽さがあるように思います。
タローの生前の姿を知る、石岡市の人たちは、今でも、タローを思い出すと、ほほえましく思うのかもしれません。
私は、思い出に残る、良い映画だったと思います。
当映画の制作に携わった皆様に、感謝です。
以上です。