「とにかく低予算」プラネット・オブ・ロボット odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく低予算
クリックして本文を読む
生命体が住むと言う20光年離れた謎の惑星探査に向かう宇宙飛行士のジェームズはシステムトラブルで惑星に不時着、そこから延々、荒野を彷徨うと言う映画。
主演と言っても、この映画には一人しか登場しないのだがジェームズ役のイアン・ロウは製作・脚本・監督のニール・ロウの兄、妻のアマンダ・ロウが製作・音楽とまるでロウ一家の家内制手工業で作ったようなイギリス映画、さぞかし予算は節約できたでしょう・・。
派手なポスターとタイトルだがB級映画によくある誇大宣伝、数台の歩行型ロボットやロボット犬とか出てくるが延々、荒野を徘徊するサバイバル映画、ロボットとの戦闘アクション映画ではありません。
(ネタバレ)
水も酸素もあるし森林まで地球そっくりの惑星なんて有るのかしら、まあセットよりロケで済ませた方が安上がりだからと思ったのだが謎の惑星が実は○○でしたという、驚愕のひねりが売りなのでしょう。ところがこのアイデアは「猿の惑星(1968)」で既にお馴染みでしょう。
ジェームズはエイリアンだったのか、はたまたパラレルワールドからの飛来者だったのか謎は謎のまま・・。
CGもチープ、ロボット犬は折角の相棒なのだからもう少し愛嬌のある動作、表情などが欲しかった。シーン転換にやたらと黒味を挿入するのだが時代遅れの稚拙な手法にしか思えません。
ただ、イギリス、米国の映画祭で賞を獲っているようなのでコアなSFマニアには受けているのかもしれませんが私にはちょっと退屈・・。
コメントする