劇場公開日 2024年5月17日

ミッシングのレビュー・感想・評価

全347件中、301~320件目を表示

2.0石原さとみさんの気迫みたいなものは感じました

2024年5月18日
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鑑賞方法:映画館

この監督さんは人が当たり前に持っている悪気の無い悪意というか、どこにでもいそうな、誰かの隣りにごく普通にいる人たちの悪意を描くのが上手だなと思います
石原さとみさんが女優としてもっと高みを目指すために出演を熱望した、というのはリップサービスでは無いと思ったので、劇場で鑑賞してみることにしました
が、なんか本作はどこかで観たな、こんな話、こんな展開、ばっかりでしたね
娘が行方不明になる話もベタだし、それを報道するマスコミの数字至上主義とか本音と建前とか、そういうのみんな擦りすぎてるから私は少なくとも飽きてますし、かといってこの監督ならではの視点とか切り口はどこにも無かったですね
みんなと同じような題材で、みんなと同じような展開を映画にしただけ、そんな映画でした
そして、話には特にオチもありません
オチを付けられないから、なんか1回擦った小ネタをラストにもう一回擦ることで伏線回収した感で終わらせよう、って感じのしょうもない終わり方でした
どんでん返しオチを付けろというわけではありませんが、
なにか、この監督ならでは視点、それを示唆する形で終わってほしかったですね
普通に考えれば娘は見つからないし、かといってどこかで遺体で見つかる、という展開もあまりに残酷だから、これにオチをつけるのは厳しいのは分かるんですけどね
しかし、これだと石原さとみさんのために母親が主人公の脚本を書かなきゃいけなくなって、でも新しい題材を見つけられないから在り来たりの題材で置きに行ったんだと感じてしまいますね私は
あと、石原さとみさんの演技は凄まじい箇所がありましたけど、基本的にこの母親のキャラクターに小物感あるんですよね
この監督さんの持つ悪意で主人公をただの被害者にしたくなかったんだと思いますが、そのせいで私はこれまた随分な小物を演じてるな石原さとみさんは…
どうしたの?大丈夫?と思いながら鑑賞していました
主人公もこういうキャラクターだとこっちは感情移入出来ないんですよね
それに描こうとするキャラクターも多すぎて、石原さとみさんの出番自体そんなに多くなくて…
皆さん、本作を絶賛されている方が多いですけど、そりゃ子供が行方不明になった話は可哀想だからみんな泣くんですよね
作家性あるみたいな感じで売ってる監督さんなのに、誰でも泣きそうな題材に安易に置きに行った映画を作ることはだいぶ問題あるなと思いました私は

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東鳩

3.5たぶんこうだったんじゃないか劇場

2024年5月18日
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石原さとみのキレ芸をこころゆくまで味わう作品。

青木さん、倫也さん、弟くんはじめ皆さんお芝居が秀逸で、その全てが石原さんを鏡のように際立たせる。

ストーリーとしては、この手の事件の(知らないけど)あるあるを詰め込んだ、リアリティ(知らないけど)がある風味の仕上がり。

冒頭からほの想像通りのフラグが立ちまくっていて、ラストは観る前からわかっていたがそれで充分。

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ヒビノミライ

4.0石原さとみ熱演

2024年5月18日
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泣ける

悲しい

怖い

本当に辛い内容だけど良い映画だった。
石原さとみは熱演、他のキャストも全員良かった。

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おむすび

4.0地獄の品評会

2024年5月18日
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鑑賞方法:映画館

吉田恵輔監督作品らしく、人生や世間との軋轢に「折り合いをつける」ことが出来ない人たちの生き様を描く作品。本作は、その状況からどうやっても折り合いなど付けられようもないのだが、それでもSNSやテレビ局の態度などとても我慢できるものではないと思わせられるし、ホントに世界はいつからこんなに狂ってるんだ?と思う。
作品はとにかくそんな地獄の品評会。いっぽうで役者陣はみなそれぞれに熱演。特に夫役の青木崇高の芝居はリアルの一言だし、弟役の森勇作は…なんだろう、人生の轍に嵌まってしまったような地獄を見せてくれた。
主演の石原さとみは、確かにパブリックイメージを振り捨てたような熱演ではあるものの、「パブリックイメージを振り捨てた熱演」とラベルが付けられたような印象で、石原さとみにとつてこの作品が必要であったことはよく分かるが、この作品に石原さとみが必要だったのかは分からないままだった…

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ぱんちょ

4.0石原さとみの迫真且つ迫力ある演技に心が震えた!

2024年5月18日
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予告をよく見ていて観たい!と思ったのが鑑賞動機。

冒頭、ミステリーものかなと思いながら観ていたら
石原さとみ演じる沙織里の壊れっぷりが予想を遥かに
超えていて鳥肌が立ちました!

ややホラー映画を観ているような、
ずっと息苦しいストーリーと演出が続いていくのですが
その中でも石原さとみの迫真の演技に圧倒されます。
いや、本当にすごいしリアリティがあるんですよね。
だからこそ観ていてビビってしまうシーンが
複数ありました。
近年観た邦画の中でもここまでの演技は
覚えがありません。そのくらい凄かったです。

夫である豊を演じた青木崇高も素晴らしい包容力だし
思ったこと、あるいはそういうつもりじゃないことが
口に出てしまうリアリティがあるがゆえに、
グッときました。
特に中盤の涙を目に浮かべて堪えるシーンと
ラスト近くの嗚咽シーンが素晴らしく、
感動しました。

あと、中村倫也もいろんなしがらみに悩む報道マンを
リアルに演じていて好感が持てました。

社会問題をやや誇張気味且つ皮肉的に盛り込みながら、主人公を徹底的に追い込むので本当に苦しい映画で、ラストでカタルシスを得るような映画ではありません。だからこそ現実離れしておらず、リアルな作品
だと感じました。

とにかく石原さとみを観てほしい。
そんな映画です。

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ひでちゃぴん

3.0未解決事案の結末

2024年5月18日
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悲しい

アクターの皆さんの好演によって成り立っている作品でしたがストーリーは全体として中途半端。何も解決しないスッキリしないそれでなに?が素直な感想。
マスコミやSNSの問題点はかなり使い古された題材に感じてしまうほど他の作品でも見られる要素であった。
もっと個々人の背景や過去の出来事を丁寧に描かないと浅過ぎて物語に入っていけないと感じた。

54

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タイガー力石

4.0人が壊れて、再生するまで

2024年5月18日
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石原さとみさんの鬼気迫る感じの演技
個人的には好きではないですが、嵌まり役だと思います。
ひたすらスゴいと思いました。

ところでこの作品のレビューを見て感じたのですが、皆さん概ねレビューが長い。
似たような事件が有っただけに、身近に感じるんですかね?

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ぷぅ

4.0意地が悪い、ガラス越し

2024年5月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

また映画の評価とは関係ないことを書くかもしれませんが、スマホが勝手に写真をまとめてアルバムみたいにして流してくれる機能があるじゃないですか。自分は息子が生まれて一眼に凝りだして、低予算ながら一眼ならではのきれいな写真を残せていると自負していいて、たまに電車とかでそのスマホがまとめてくれたアルバムを眺めてニヤニヤしているのですが、この映画の冒頭に流れるホームビデオがそれに重なって。この映画のあらすじはやっぱ知ってるから、ああ、この可愛い娘さんが、って思うとうわーってなりました、頭から。可愛い子供の記録は、子供がいてくれるからこそニヤニヤできるんですよね。いなければもうそれは…別れた恋人の記録なんかより、もうどう扱ってどう見ればいいのかわからない記録になりますよね…

この映画は、ミステリーでもサスペンスでもなく、なにかメッセージがあるわけでも、感情を激しく揺り動かすドラマでもない(親として少し泣きましたが)ように思えました。「意地悪な神様が意地の悪いタイミングで最悪な物事を起こす」、そんなあるあるの詰め合わせです。つまりは製作してる人たちはかなり意地悪なんじゃないかと思います笑セリフにも言っちゃいけないことを言っちゃいけないタイミングでの一言が多かったですね。

あとガラス越しになにか起こっていることが印象的でした。聞こえない罵倒や叫び、物理的な悪意、色の重なり…音を遮ったり、割れたり、光を通したり…

石原さとみさんがこれぐらいできるのは想定内でした。青木崇高さんの演技が個人的には良かったです。

港町の女性って暴力的で怖いですよね。(経験より)

最後にまたこの映画には関係ない、ただの蛇足ですが、登場人物の行動にいちいち「こんな事するなんて、言うなんて、とても考えられない。感情移入できない。」って映画の感想を見かけますが、そういう視点でしか映画を見れない人がいることは割と驚きです。

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うら

4.0精神の崩壊へ向かう様と再生

2024年5月18日
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とにかく石原さとみさんの壊れていく姿が演技を超えていたし、青木さんの自然すぎる演技が観ていて辛かった。
それに華を添えていたのが(と言えるか分からないが)弟の馬鹿さ加減に腹を立てながら、中村倫也さんが主役かと思えるような葛藤も含めて鑑賞して良かった。
最後の最後に青木さんの演技で涙腺が崩壊したが、やっぱり青木さんは好きな役者の一人と認識できた。
スタッフとキャストに感謝。

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ラブ

4.0資質

2024年5月18日
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鑑賞方法:映画館

73本目。
製作までの経緯だったり、YouTubeのCMで絶賛コメント見る度に、粗探ししてやると性格悪いモードになりそう。
そこは抑えて、フラットな気持ちで観なければ。
作品で起こる事件は切ないものだけど、それではなく、作り手、見る側の資質を問われているのではと思ってしまう。
別の映画でも、同じ事言ったかも知れないけど、まあいいや。
これ伏線と思ってんのがそうじゃなく、えっ、そっち?ってのがある。
ちょっとその辺が、今日2回目のモヤってとポイント。

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ひで

5.0何かできることはありますか。

2024年5月18日
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『特段歪んだ思想や強い憎しみを抱いているわけでもないごく普通の人間でも、自ら考えることを停止し、上から言われるがまま命令に従えば、巨大な悪を成し遂げてしまうことがある。』

これは、悪の凡庸さ(陳腐さ)というキーワードで表現されるアイヒマン(第二次世界大戦中、ユダヤ人大量殺戮において重要な役割を果たした男…1960年、潜伏先のアルゼンチンでモサドにより、拉致、逮捕され絞首刑となった)についての叙述である。

悪意しか感じられない書き込みを行っている人たちも、〝上からの命令〟という部分が〝炎上圧力〟とか〝悪ノリ〟に置き換わるだけで、自らの思考停止に気付かないまま(或いは気付かない振りをしたまま)巨悪に加担していることでは、変わらない。

面白おかしく伝えるのが使命だと勘違いしたメディア関係者も、極めて凡庸な人たちなのに、巨悪を成してしまうということでは同じ。

愛する人や大切な人を理不尽な事故や事件で失うことの傷みは、どれだけ深いのか。
当事者が負う罪悪感や取り返しのつかないことへの後悔や絶望感。
当事者ではないものができることは、少しでもその傷みを理解しようと努めること、無力なのは分かっていても、決して傷つける側の人間にはならないでいること。

そういう思いがあれば、たった一言であってもどれだけ救いとなるのか。とても心に沁みました。

自分にできることは何かありませんか?

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グレシャムの法則

3.5お気持ちはわかりますが…

2024年5月18日
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悲しい

難しい

行方不明になった6歳の娘を捜すべく奔走する母親と、世間の関心が薄れる中彼女の取材をする地元TV局の記者の話。

冒頭既に娘は失踪後でビラを配るところから始まるので、娘は何歳?いつ?どんな状況で?とイマイチ掴みにくいまま観なければならず少々入って来難い。

そんな状況だから、娘が失踪したという大事なのはわかるけれど、主人公の人の意見は聞かないけど自分の意見は絶対だったり、癇癪だったりがあまり受け入れられず…まあそこは夫が突っ込んでましたが。

記者の葛藤は中盤ぐらいまでとても良かったけれど、終盤はあまり出番が無くてちょっと残念。なんならこっちの方が個人的には好みだったし。

キツくやり切れない題材でとても良かったけれど、特にメインの姉弟はこれってもとの性格が…と強く感じてしまった。

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Bacchus

3.5脇を固める俳優達が光っていた

2024年5月18日
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難しい

石原さとみは、ギャンギャン騒ぐだけで観ていて不快だった。パートナーの青木崇高は、怒りや不安を押し殺したような「静」の表現が目に留まった。また、報道サイドの中村倫也も組織の中で静かなる闘いをしているようで、穏やかや口調だけど彼なりの信念を感じた。

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ちゃ坊主

5.0ないものねだり

2024年5月18日
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ディカプリオの今の役にルッキズムを感じるか?
まさに石原さんは同じ心境なんじゃないかな

芸能人や皇族の人々は一般の人々に微笑みながら手を振っている

内心は常に😮‍💨࿔(o´д`o)=3ハァ━(-д-;)━ァ...

贅沢な悩みって思われるかも知れないけど、綺麗な人も可愛い人もそうじゃない人も、みんな満足していない

「可愛い!」「綺麗!」
「キャ───(*ノдノ)───ァ(♡▽♡).:*♡」言われる度に常にストレスだろう

俳優の石原さとみさん尊敬します👏🫡

※………あ、そうそう来世では付き合ってください(`・ω・´)

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ミスター

4.5心を失くしている現代社会へのメッセージ

2024年5月18日
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幼い娘の失踪事件を軸にして現代社会に生きる人々の姿を鋭く描いた社会派ドラマ。
親の在り方やテレビ報道の問題点など、心を失くしている現代社会への強いメッセージを感じました。
主演の石原さとみの狂気に満ちた迫真の演技が実に素晴らしく、間違いなく彼女の代表作になることでしょう。

2024-84

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隣組

3.5難しいですね、母親の気持ちが分かるとも気安く言えないし、誇張しすぎ...

2024年5月18日
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難しいですね、母親の気持ちが分かるとも気安く言えないし、誇張しすぎじゃないかとも思えない。こう言う場合の夫婦ってイメージだがお互いがお互いを責めそうな気がするが旦那さんが奥さんに寄り添ってて観てて救いになった。

石原さとみさんのどもりからの早口口調が苦手だったが観れた。

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クゥラン

4.5そもそも偏見を持たないということは不可能なのかもしれない

2024年5月17日
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日々生きていて触れている出来事に対して偏見を持たないようにする。と言われているが、この作品を見てそもそも偏見を持たないことは不可能なのでは、さまざまな偏見によって社会は形成されているのではと感じさせられた。
実際、主人公の見え方は作品を通じてどんどんと変化していった。
失踪する娘を探す両親の時間の経過とともに起きる変化をとても繊細に描かれており、作品のクオリティの高さを強く感じた。
シリアスなテーマで辛い時間が多いものの、そんな中でも映像作品ならではのユーモアが含まれていることも印象的だった。
どんなにどんなに辛くても、笑ってしまうことがある。
そんなポジティブなメッセージも受け取れた。

石原さとみの演技は疑いもなく素晴らしく、この作詞がこれから石原さとみの快演で話題になっていくとこを期待し、多くの人がこの作品に触れて欲しいと思った。

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モトコ

4.0最後に待ち受けるのは希望か、それとも...

2024年5月17日
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泣ける

知的

難しい

※結末に言及するため、未視聴の方はブラウザバック推奨です。

行方不明になった娘を探す夫婦、その周りで渦巻く社会や報道の形を上手く切り取って収めた映画だったと思う。
物語の主軸になるのは前述の夫婦と妻の弟、そして報道局員として働く1人の社会人だが、それぞれの演技がとても良かった。特に目を見張るのは主演の石原さとみとその弟役の役者さんで、弟役の方は元々存じ上げなかったがハマり役だったと思う。イタズラ電話で警察まで駆けつけて真実を知った時の石原さとみの演技は今後見ることができるだろうか、人間が壊れる瞬間をリアルに演じていた。また、弟も罪悪感と保身の間で揺れる心情も痛く伝わってくる演技だった。

さて、物語の前半は特に社会風刺が顕著だったと思う。SNSでの誹謗中傷はもはや言うまでもないが、それの引き金になっている報道の在り方に疑問を投げかけていたと思う。中村倫也演じる報道局員は事実をありのまま伝えるのが報道であると信じる一方で、その裏では非難の的になっている人たちがいること、そしてその人のために都合の悪い真実を隠すのは、「事実をありのまま伝える」報道の在り方と反してしまう。その相反する二つを内包した報道はどうあるべきか、結論こそ出ないものの疑問を呈するには十分な描写だった。
また性差についても風刺が込められているのかなと思った。妻は旦那や報道局員に対し怒ったと思ったら、すぐに泣きながら謝って来るような感情的な行動が多くみられる。一方で夫は妻と同じ気持ちを抱えながらも淡々とやれることをやって、泣く時には妻のいないところでこっそり泣くなど、強がって常に冷静でいようとする姿が見えた。特に喫煙所で子供連れの家族をみて1人泣くシーンは深く刺さった。正直この性差の見せ方は特定の方々には不快に感じられそうだが、個人的には筋書きの中にうまく溶け込ませていて良かったと思う。
(新社会人の報道局員の女性が怒られて泣きながら中村倫也の後継者になると言っていた割に、キー局へ転職する先輩を尊敬の眼差しで見ていたのも、この表現がしたかったのかなと思う。)

物語の終わり方については不満がある方も多いと思うし、私も最初は腑に落ちない点が多かったが、よく考えてみれば映画の宣伝文句にもあるようにこれは「希望を探す」物語なのだ。きっと物語の中で、今も娘は見つかっていないだろう。ただ弟との和睦や行方不明になるも見つかった別の少女の家族からの支援、それを受けて2年経った後もなお見つかると信じてひたすら走る夫婦の姿、きっと彼女たちは絶望の中に一縷の希望を見つけることが出来たのだろう。横断歩道で少女が振り返り微笑み、それを見た石原さとみが娘がよくやっていた唇を鳴らす動作をする、これがきっと彼女にとって明日への希望を見出した瞬間なのだろう。

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すん

4.0簡単なカタルシスある希望をあたえてくれない

2024年5月17日
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あらすじを見て、なかなかヘビーな内容かな、なんてちょっと軽い気持ちで観に行ったけど想像以上だった、くらった‥
失踪した娘を探す母親役の石原さとみは憑依したかと思うほどの全身全霊の演技ですさまじいし、なんともやるせない。
言葉にできない感情がわく、しかし2回は観たくないかも
簡単なカタルシスある希望も提示してくれない、ツライ‥
精神的に不安定なときは見ない方がいいかも‥

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サート

3.5それでも生きていかなければならない

2024年5月17日
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出演者全員素晴らしかったと思いますが、印象に強く残ったのは石原さとみさんの弟役で出ていた森優作さん。とても難しい役どころだったと思いますが好演でした。

登場人物全員にドラマがあり、心の内や葛藤が描かれています。なので自分自身はどこに焦点を合わせたら良いのか少し分からなくなってしまいました。

虎舞竜のくだりは反射的に少し笑ってしまった…すみません…

台詞にもありましたがメディアは本当何なんでしょうね…真実、それが面白い。誰かにとってはそうなんでしょう。SNSとの関わり方や捉え方など、改めて気づかされることが多かったです。

吉田監督は柔らかい光と共に希望を見出す演出がよくありますね!救いようのない痛みや闇も描くけど、今回もとてもきれいでした。

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