「「わかる人にはわかる映画」が娘の失踪のおかげで濁された駄作」ミッシング skrさんの映画レビュー(感想・評価)
「わかる人にはわかる映画」が娘の失踪のおかげで濁された駄作
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「ミッシング」俳優陣の演技はとても良かった。
内容はといえば
失踪した娘の母ということを前面に出し、失踪した娘の母であれば思考力が落ち、通る藁を次々掴んだとて何も不自然では無いだろうという「失踪した娘の母カード」を免罪符に進む話。
その度に感情は揺れるが「失踪した娘の母」だから安易にネットの情報に載せられようが、DMで釣られようが、いきなりかかってきた知らない番号から「娘が保護されました!」ときても、「娘が失踪した母ならそうなっても仕方ないよね・・・」という観る側に甘えきった内容
その甘えの裏では、世間ではもう当たり前な「SNS・掲示板」には魑魅魍魎がおりますよという既知の啓発
ただただ登場人物の苦しむ姿が映し出されるだけの映画で中身という中身がまるで無い。
監督の伝えたいメッセージ=SNS・マスコミの狂気のために結局のところ失踪した娘の事件は未解決ENDのぶん投げっぷり
全部観られるほど俳優陣は素晴らしかった。
観終わった時、監督のメッセー自慰を見せられたことに気が付いた時にはただただガッカリしました
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