「学芸員はふだん何しているの?」わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏 A・ガワゴラークさんの映画レビュー(感想・評価)
学芸員はふだん何しているの?
コルビジェ建築による本館の世界遺産登録に伴う改築がコロナ禍に重なり、その様子をNHK出身の監督が50日間の取材を行って撮られた映画。
イメージフォーラムで鑑賞。
全体にスタティックな映画で、インタビューと、日々のもくもくとした作業を描くゆるやなかな映画。
コンデションチェックや梱包に大変な気を使っていることがわかる。
もう少しコルビジェ建築の細部や、文化行政の追加取材が見たかった気もする。
劇的な出来事は少ないが、学芸員のふだんの仕事、西洋美術館のバックヤードに興味がある方には良いだろう。
コメントする