「敵中横断120キロ」コヴェナント 約束の救出 ku-pa-さんの映画レビュー(感想・評価)
敵中横断120キロ
アフガン戦争での米軍軍曹と現地人通訳との絆を描いた、戦場サスペンスかつヒューマンドラマ。
敵中横断三百里ならぬ敵中横断120キロ。
タリバンに包囲され全滅した部隊でただ2人生き残った米軍軍曹と現地人通訳との逃避行。途中被弾し重傷を負った軍曹を手押し車で懸命に運ぶ通訳の姿に胸を打たれる。
うって変わって後半戦。米国に帰還し意識を取り戻した軍曹は、現地に残された通訳が家族もろともタリバンに命を狙われていることを知る。彼を救いに現地に戻る軍曹だが、いささか安易な戦争アクションになってしまっているのが惜しい。
いくら最新兵器で武装していても、局地戦では数に勝る敵に包囲されるといかんともし難いという、戦場のリアルを先日「アンブッシュ」で体感したばかりだったので、本作での戦場描写はやや中途半端な印象が残った。
コメントする