劇場公開日 2023年12月15日

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きっと、それは愛じゃないのレビュー・感想・評価

全49件中、1~20件目を表示

3.0名匠カプールの久々の新作

2023年12月30日
PCから投稿

カプール監督といえば「エリザベス」で一世を風靡しながら、最近はめっきり名を見なくなっていた。そんな名匠が、ラホール生まれの自身にとって身近な題材、文化を織り交ぜつつ、ラブコメというジャンルを多文化主義に富んだものへ進化させようとする試みを面白く観た。その意味では、映画の題材探しに悩むリリー・ジェームズはある意味でカプールの分身と言っていいし、探している答えは案外一番近い場所で見つかるものである。一方、幼い頃から”お隣さん同士”として育った主人公が、互いの風習や価値観を当たり前のものとして受け止め、またカメラ(ドキュメンタリー撮影のための)の存在を挟み込むことで互いの恋愛や結婚に関する考え方に疑問や批判を投げかけることなく、まずは尊重し、成り行きを見守るところからストーリーが展開する点は新しい。結末こそ予定調和的ではあるものの、主演二人は終始リラックスした佇まいで、理想的な好演ぶりだった。

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牛津厚信

お見合い→だめですか?

2025年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

幸せ

☆☆☆
親が押し付けた相手と
結婚はやめて
自分でパートナーを決めなさい。
そんな映画内容。

でもこれ、本当に正解なの?
私の親はお見合い結婚して
今、私がいます。

そして、私は恋愛結婚して
今、幸せです。

私の親に
新婚の時、
「今、幸せですか?」
返事、
聞くの少しこわい。。。かな、

カズが結婚相手と初めてスカイプで
対面した時のマユラの顔が
美人なのに愁いな演技力が良かったです。

結婚も宗教が絡むとややこしくなりますが、
好きな人が出来て、結婚を考えるなら
3年ぐらい同棲して下さい。
色々見えてくるものを
二人で乗り越えながら
成長して下さい。
そんな事を考えさせる映画でした。

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tendo

5.0タイトルなし

2025年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

タイトルの意味がわかった。マイムーナの二重人格にはびっくり。恋愛結婚した姉は浮気され、主人公はクズばかり掴んできたし。
なかなかいい映画です。皮肉のパンチはかなり。
両者とも複雑な背景を背負いつつ、それを丁寧に描き込んでさすがだと思った。せりふもいいし。

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Emiri

4.0色んな映画タイトルが出てくる・・・

2025年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

 序盤に映画のタイトル『プリティ・ウーマン』や『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』『ラブ・アクチュアリー』などが色々語られてるが、それが本編中にも絡んでいるところが面白い。パキスタンに向かう飛行機の中では『ファイナル・ディスティネーション』『ディパーテッド』『ターミナル』など。『シンデレラ』はもしや自虐的ギャグか?それよりもエマ・トンプソンも出演している『ハリー・ポッター』もギャグなのかな・・・尚、『ラブ・アクチュアリー』はエマ・トンプソンも出演してるし今作の監督も同じ。さらに、両家ご対面の結婚式前夜、リーアム・ニーソン主演の『トレイン・ミッション』がパキスタンで上映されていた(シャザト・ラティフも出演してる)。

 シンデレラから始まり「白雪姫」「美女と野獣」や「眠りの森の美女」などを、子どもたちに聞かせるグリム童話たちがゾーイによりアレンジされていて面白いのですが、これがラストのツリーハウスでラプンツェルに繋がるなんてロマンチック。さすがに赤ずきんには引いたけど・・・

 宗教、文化、人種、結婚の価値観、何よりストーリーについて考えるよりボーダーレス、グローバルなど自然に溶け込める感じがする。そして「47番地と49番地は違う大陸」という言葉に象徴されるように、パキスタン出身のイギリス人であっても、世界でテロが起こる度にムスリムというだけで白い目で見られる事実。日本人からしたらインド人とパキスタン人の区別も難しい・・・俺だけ?

 そんなこんなで結末は見えていたけど、カズの妹ジャミラのエピソードは良かったなぁ。家族を集めた試写会でマイムーナだけが「感動した」と告げた時は全て氷解。パキスタンでも親の力は絶大なんですね。

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kossy

4.0結婚願望ある人もない人も観てほしい

2025年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

恋愛映画はあまり好きじゃないけど、この映画は恋愛映画しすぎてないのがよい。
恋愛だけではなく、家族、宗教、人種差別など色々と考えさせられる映画

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アンバー

5.0『恋人たちの予感』へのオマージュ

2024年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いやぁー、良かったです。
映画館で予告を見ていて、何となく見たいなーと思っていた映画。
普段、恋愛映画はあまり見ないんですけどね。

見合い結婚、異人種間カップル、『卒業』とか『みゆき』みたいな新婦(この映画では新郎)略奪が見れるかと思って見に行ってみた。
結末が予測できる話なんだけど、そこに至る展開は予想を裏切るものだった。
ハッピーエンドじゃないんじゃ無いかと途中何度も思ってしまったけど、最後には気持ちよく終わってくれました。

ヒロインのリリー・ジェームズ、ロンドン生まれのパキスタン人役のシャザト・ラティフ、ともに良かったですねー。
隣同士で育った二人だけど、民族、宗教、国籍が違う。。
異教徒と駆け落ちした妹なんかもいて、二人の間には巨大な壁があったんだと思う。
友達以上、恋人未満。
ホント、最後までハラハラしながら見てました。

ムハンマドの言葉らしい『母の子への愛が一番強い』というセリフが心に残った。
そして、イギリスの離婚率は50%で、見合い結婚の場合の離婚率は6%らしい。。
ホントかと思った。。

そして、私の大好きな映画ロブ・ライナー監督の『恋人たちの予感』へのオマージュを感じる映画でした。
どうせなら『恋人たちの予感』のように、主人公の二人の幸せなインタビューで締めて欲しかったかな。

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はりー・ばーんず

4.0人生は短いけど、後悔して生きるにはあまりにも長すぎる。 独立するの...

2024年4月10日
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人生は短いけど、後悔して生きるにはあまりにも長すぎる。
独立するのと周りを遠ざけるのは違う。
めっちゃ名言

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k elow2

3.0いろんなラブストーリー

2024年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シナリオが面白く、一筋縄のラブストーリーではない。二転三転する感じではないが、安定して観ていられる。特に自分と比較する童話を姪っ子に聞かせるシーンが、自分のだらしないシーンと合わせで見せる面白さがある。
登場人物が全て悪ではなく、等身大の人物で宗教も織り交ぜているが人間身溢れている。

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ルイ

3.0母と子の物語であり、本音で生きることがテーマ

2024年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

宮崎県での鑑賞ですが、なぜ、こんなに観客が多いのだろうと思ったら
主演がディズニーの実写映画『シンデレラ』でシンデレラを演じたリリー・ジェームズだから・・かなと思いました。
客層が女子多め、カップル多めだったのですが、少なくとも軽めのデートムービーではないなと思います。

主人公ゾーイとその母親(エマ・トンプソンが演じていますが、秀逸な演技で素晴らしかったです!!)、
ゾーイが想いを寄せる男性カズとその母親、
実に母親が寄せる子どもへの愛情に感動をせずにいられない作品になっています。

また、"愛"を本音で語れない、国・宗教・文化・家、そういったものが壁になって、
男女ともに本音を言えない、家族のことを考えて、自分はさておきになってしまう。
それを是として、パキスタン男性であるカズは生きてきたわけで、
それを当たり前としてゾーイも受け止めていたのですが、
いざ、カズが結婚するとなったときに、ゾーイに本音が押し寄せてきて、葛藤するのですね。
普通なら結ばれない二人なのでしょうが、
家族の中に、その普通を突破したカズの妹がいたことを機に、本当の気持ちを大事にしようと
本人たちはもとより周囲も変化していき、
ラストは実に心に沁み入るエンディングになっています。

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ひでちゃぴん

3.0意外性なし、、、

2024年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

リリー・ジェームズさんとエマ・トンプソンさんというキャスティングに惹かれて観に行きましたが、どうしても感情移入できず、4時間ぐらいに感じました(笑)。リリーさんがドキュメンタリー監督に見えなかったのもありますが、ラストああなることは予想通りでしたし、そこまでの紆余曲折が回りくどく・・・

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ハチ

4.0人生は短いけど、後悔して生きるにはあまりにも長すぎる。 独立するの...

2024年1月11日
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人生は短いけど、後悔して生きるにはあまりにも長すぎる。
独立するのと周りを遠ざけるのは違う。
めっちゃ名言

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k elow

4.024-007

2024年1月9日
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鑑賞方法:映画館

価値観の違いには、良い面も悪い面もある。
多様性の世界で、お互いの価値観を尊重することは美しいことのように思える。

今時のように見えるオンラインを使って、
古くからの伝統にならった家同士の婚姻。
イギリス的ない恋愛観と、
パキスタンの結婚観の違い。
お見合い相手を愛せるのか?の問いに、
好意を持って愛の道を進む、と答える。

お互いの相違を埋めることは難しく、
47番地と49番地は違う大陸だと言う。
民族、文化、因習の違いを超えることは、
更に難しい。

しかし、
母は子を愛して、祖母は孫を愛する。
その気持ちは民族も文化も関係ない。

お互いを宝と認めることが出来れば、
争いも対立も些細な出来事となり、
大きな愛に包まれるのだろう。

おばあちゃんの言葉に涙が出ました。
良い映画でした😁

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佐阪航

3.5深くないからの良さ

2024年1月7日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

タイトルから「お見合い結婚」の是非を問うてくるのではなどと考えを巡らして観劇しましたが浅はかでした。もっとフツーにロマンスコメディとして楽しめる作品です。

観客目線では第三者として登場人物の心境が手を取るようにわかるように作られており、本音を隠すがために思い通りにいかない主人公たちのもどかしいこと。それだけ共感できるということでしょうし、そんな芝居を見せるリリー・ジェイムズはとても愛らしく魅力的。

上述の通り、決して教訓的なストーリーではないのですが”love”と”like”、「恋」と「好意」の差を教えてくれますし、また劇中の「愛は(結婚後に)育つもの」というのも印象的でした。

いずれんせよ予想するよりも「深くない」のがこの映画の良さ。「愛とは何か」とか、映画に秘められたメッセージはどーのこーの」とか論じるのではなく、単純に登場人物たちの恋愛模様を楽しむのがベストな鑑賞法のようです。

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Yutes79

3.5内緒

2024年1月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

新年1発目映画🎥✨

恋愛映画観て、きゅーん❤️となりたくて
こちらをセレクト

エリザベスの監督だから期待を大にして鑑賞

最初、俳優さんオーバーリアクションな演技だなぁと観ていたけど

恋愛、結婚、宗教、差別、家族という問題が、散りばめられて
恋愛できゅんというよりは、わたしは家族の絆に
最期の方、感動しました🥹

デートにオススメです✨

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アプソ

4.5多様性

2024年1月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

英国に住むムスリムと英国人の結婚観・恋愛観・家族観・文化を学びながら楽しめる良い映画でした。パキスタン流のお見合い結婚を良しとするカズのドキュメンタリー映画を通してストーリーが進んでいくが、後半はゾーイの気持ちが揺れ動き・・・

有楽町は正月から満席でした。正月最初に見る映画としてはちょうど良かったかな。
今年もたくさんの良い映画の出会えますように!

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かちかち

3.5ただのラブコメではなく大切な深いテーマの作品

2024年1月3日
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鑑賞方法:映画館

好きな女優さんのリリー・ジェームズ主演という事で観ました
ラブコメではあるけど、それがこの作品の本当のテーマではなく、家族がベースにあるように思いました
相手の事だけじゃなく、お互いの家まで絡む上に宗教まで絡んでくるからややこしくなる結婚
日本はここまでややこしくはないだろうけど、ホント結婚ってするのも続けるのも難しい
「そりゃそうなるよね」のラストはこの作品のキモではなく、カズとその家族、ゾーイの幸せを願う母、ここに涙ポロポロでした
我が子を想う母の愛に敵うものはないのです
家族愛の洋画を観る度思うのですが、日本の方が家族に対する想いが希薄なような
そんな感動もありながら、カズの「テロが起こる度に謝らなければいけない」、「47番地と49番地は同じ大陸ではない」、「イギリスで生まれてもどこ出身と聞かれる」、心にズシリとくる悲しい言葉でした
人種、宗教、そんな事に関係なく結婚ってできる世界になると良いよねと改めて思いました
そういう良い作品の中、ゾーイが読み聞かせをするプリンセスのおとぎ話が楽しかったです
新年1作目、良い作品からのスタートです

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小町

3.5チルチルミチル

2024年1月1日
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鑑賞方法:映画館

劇的ではないけどもしっかりと染み込んでくる素敵な作品。場面場面で細かく種を蒔いていって、少しだけ油断した辺りから気持ち良く回収されていくので、一年の最後の映画館鑑賞がこれで良かったなと思いました。変わるべき事も変わらぬべき事も世の中にはあるし、理屈じゃない正解もある。皆に幸あれ。

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lynx09b

4.0映画初め

2024年1月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

2024年1発目はコレ!

とても面白かったです

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H1DE!

4.5探していたダイアモンドのネックレスは首にあった

2023年12月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

アプリ婚が年々増加しているいま、日本だけでイギリスも同じようだ。
お見合い結婚をしようとする幼馴染の男性・カズのドキュメンタリーを撮ることになる女性監督・ゾーイ。

イギリス人同士の結婚ではなく、イギリスに住むパキスタン人の結婚となるから、そこからいろんな結婚観や宗教、人種の違いと問題が見えてくる。
恋愛結婚、お見合い結婚、どちらに対しても肯定も否定もせずに、それぞれにおけるメリット、デメリットも描かれていて、様々な視点から結婚、愛、家族をテーマに物語が展開される。
そして最も伝えたいことは“自分の気持ちに正直になること”だと。

本作には名言が沢山飛び出します。
“恋愛はコトコトにて沸騰するくらいがいい”
“楽園は母親の足元に”
などなど、秀逸な比喩表現がいっぱい。

社会問題や多様性、宗教の違いなども盛り込まれた泣けるラブコメディ。
特に結婚について考え始めたあなたに、是非観てほしい作品です。

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あさ

4.0「愛の魔力」とは違うけれど

2023年12月30日
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鑑賞方法:映画館

日本に住んでいると宗教の違いで結婚に反対されるなんて話はあまり聞かない。でもいろんな映画を観ていると、逆に日本が特殊なんだと感じさせられる。映画.comの説明に書かれている通り、本作は見合い結婚を選択する幼馴染をドキュメンタリー映画として撮影する、それはその通りだが、見合い結婚というよりも、親が勧める相手と結婚するというもの。そこでは結婚するにあたっての宗教観についてガッツリ触れていて、なんならそれがメインテーマと言っていい。ラブコメの割に意外とシリアスなテーマを扱っている。隣に住んでいながら、大陸が違うんだというセリフはとても重かった。
ラブコメとしての展開は王道と言ってもいいくらいのもの。特段意外なことが起きるわけでない。もっと早くに気づけよ!ってことが多いのも仕方ない。それでも泣けてしまうんだから、ラブコメはやめられない。
ちなみに原題はティナ・ターナーのヒット曲のタイトル。放題は「愛の魔力」。昔はよく考えずに聴いていたが、改めて歌詞を見るとそんな意味だったのかと驚かされた。それ(セックス)は愛とは関係ないものよと強がる女性の歌だったが、この映画では宗教が「それ」ってことなんだろう。この曲は最後まで流れなかったけど、少しくらい使ってほしかった。

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kenshuchu
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