きっと、それは愛じゃないのレビュー・感想・評価
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乗り越える壁が意外と高かった
開始早々は、結婚相手は目の前のゾーイで良いじゃんと思ったんです。
ただ、映画が進むに連れ、二人が結婚するには壁が有る事、そしてそれがとても高い事が分かるの。
恋愛映画って、二人の間に壁が有ってそれを乗り越えるのが大体の流れですよね。
大抵は二人で壁を乗り越えるのだけど、この映画の場合は、カズの家族が壁のほぼ全てなの。
だから、カズの家族の映画でもあるんですよね。
なんだかんだで一番感動したシーンは、妹と家族の再会シーンでしたし。
もっとも、この再会はゾーイとカズの力とも言えるから、そう言った意味では二人で壁を乗り越えたのかな。
結末は予想通りの結果になるのだけど、ムスリムの結婚観を否定している印象は受けなかったんです。
パンフレットによると、脚本家の人はパキスタンを称える映画を作りたかったみたいなの。
そのおかげで、誰の事も、どの文化も、否定しない温かい感じの映画になっていたと思うんですよね。
インド映画みたい。
最初に述べさせて頂きますが、インド映画は好きだし、ムスリム系の方を差別する気持ちは、ございません。
リリー・ジェームズが好きなのと、これまた好きなロンドンが舞台って事で、観たけれど、半分インド映画みたい(笑)
登場人物も、白人より、民族衣裳を着たムスリム系の方が多く、
パキスタン人の設定だけど、民族衣裳はインドと、ほぼ同じらしいので、インド映画感がスゴイ(笑)
僕も好きな、インド映画お約束のダンスシーンもあり、嬉しかったが、
自分がイメージしてたロンドン感が薄すぎて、観たかったのはコレじゃない…
話自体は、いい話で、映画のスコアとしては65点ぐらい。
PS.観たあと、ゆくゆく調べてみると、そういえば…
今のロンドンは多民族多文化で、移民問題も色々あって、
EUから離脱、ブレグジット、って、なってましたね…
だから、コレが、今現在ロンドンのリアルなのかも…
これからは異文化婚が普通になるかも。
軽いラブコメかと思いきや… 異文化結婚がメインテーマ。
イギリス在住、パキスタンのムスリム家庭の生活がメインでよく描かれてる。
今でこそ、自由恋愛が普通の世の中。
昔ながらの家の格を合わせ、価値観が同じ者同士を結び付ける、
そんな結婚は否定されがち。
でも、一時の情熱だけでお互いを知りもせずに結婚するよりは、
よっぽど長続きしそう…
何となく、自由恋愛最高的な流れになっていたけれど、
価値観のすり合わせの大切さが後半打ち消されていくような流れになってて残念。
まあ、これが多民族国家になりつつあるイギリスの恋愛観なのかな?
見合い、恋愛、どちらの側にも良さはあるし、
皆もっと寛容になってもらいたいな。
台詞に映画のタイトルやハリポタネタがちょこちょこ出ていて、思わずニヤリ。
ただ、元ネタ分からなかったのは、字幕が連動してなかったのがちょっと残念。
結局はハッピーエンドのラブストーリー
想像以上に良いお話👏
アンチ・ロマンティック・ラブ
リリー・ジェームズが出るから多分いい!と思って見た。その期待と想像を超えてとても良かった。
「カエルの王様」に始まって「赤ずきんちゃん」「ラプンツェル」その他沢山のグリム童話が出てきた。ゾーイが親友の娘たちにお話ししてあげるのだけど、ゾーイ自身も白馬に乗った王子様と雷に撃たれたような一目惚れの恋に憧れていたんだろうなあ。一方でリアルに卵子凍結の相談してるなど面白かった。男性以上に女性は出産年齢というのもあって仕事もあるから大変。
多様性、宗教、伝統、互いによく知っていること、色んな意味での「釣り合い」。「エキゾチック」っていう言葉をフラッと言ってしまっていいのか問題、お隣さんでも大陸が異なるんだよ問題。そしてマッチング・アプリに結婚相談所。今の私達と若い人の頭を悩ます事柄は特定の国に限らない。
それでもこの映画に敵意のある人、悪い人は出てこない。だからたくさん笑えて、すべての登場人物の立場にたって理解出来たり悲しんだり苦しんだり喜んだりと共感できた。
ゾーイとカズのツリーハウス、いい🎄
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