「色んな映画タイトルが出てくる・・・」きっと、それは愛じゃない kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
色んな映画タイトルが出てくる・・・
序盤に映画のタイトル『プリティ・ウーマン』や『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』『ラブ・アクチュアリー』などが色々語られてるが、それが本編中にも絡んでいるところが面白い。パキスタンに向かう飛行機の中では『ファイナル・ディスティネーション』『ディパーテッド』『ターミナル』など。『シンデレラ』はもしや自虐的ギャグか?それよりもエマ・トンプソンも出演している『ハリー・ポッター』もギャグなのかな・・・尚、『ラブ・アクチュアリー』はエマ・トンプソンも出演してるし今作の監督も同じ。さらに、両家ご対面の結婚式前夜、リーアム・ニーソン主演の『トレイン・ミッション』がパキスタンで上映されていた(シャザト・ラティフも出演してる)。
シンデレラから始まり「白雪姫」「美女と野獣」や「眠りの森の美女」などを、子どもたちに聞かせるグリム童話たちがゾーイによりアレンジされていて面白いのですが、これがラストのツリーハウスでラプンツェルに繋がるなんてロマンチック。さすがに赤ずきんには引いたけど・・・
宗教、文化、人種、結婚の価値観、何よりストーリーについて考えるよりボーダーレス、グローバルなど自然に溶け込める感じがする。そして「47番地と49番地は違う大陸」という言葉に象徴されるように、パキスタン出身のイギリス人であっても、世界でテロが起こる度にムスリムというだけで白い目で見られる事実。日本人からしたらインド人とパキスタン人の区別も難しい・・・俺だけ?
そんなこんなで結末は見えていたけど、カズの妹ジャミラのエピソードは良かったなぁ。家族を集めた試写会でマイムーナだけが「感動した」と告げた時は全て氷解。パキスタンでも親の力は絶大なんですね。
共感ありがとうございます。
スウィートなだけじゃない苦味も有って良かったですね、自由恋愛とか女性のキャリアとか。
日本で一番有名なパキスタン人、多分タイガージェットシン。