「乗り越える壁が意外と高かった」きっと、それは愛じゃない やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
乗り越える壁が意外と高かった
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開始早々は、結婚相手は目の前のゾーイで良いじゃんと思ったんです。
ただ、映画が進むに連れ、二人が結婚するには壁が有る事、そしてそれがとても高い事が分かるの。
恋愛映画って、二人の間に壁が有ってそれを乗り越えるのが大体の流れですよね。
大抵は二人で壁を乗り越えるのだけど、この映画の場合は、カズの家族が壁のほぼ全てなの。
だから、カズの家族の映画でもあるんですよね。
なんだかんだで一番感動したシーンは、妹と家族の再会シーンでしたし。
もっとも、この再会はゾーイとカズの力とも言えるから、そう言った意味では二人で壁を乗り越えたのかな。
結末は予想通りの結果になるのだけど、ムスリムの結婚観を否定している印象は受けなかったんです。
パンフレットによると、脚本家の人はパキスタンを称える映画を作りたかったみたいなの。
そのおかげで、誰の事も、どの文化も、否定しない温かい感じの映画になっていたと思うんですよね。
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