「生き延びても地獄」アウシュヴィッツの生還者 かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
生き延びても地獄
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収容所から生還しても、PTSDでフラッシュバックに苦しめられ、残りの人生も地獄に近い。
痩せ細った囚人たちを戦わせ、負けた方にはその場で死を、最強王者にはその親友と戦わせる。これが単なるドイツ軍将校の余興だという…
ホロコースト関連のものを見るたび、人の残虐性に底はないのかと思う。
洗脳のせい?集団心理から?
ナチスもヒトなのに、ここまで徹底して人間性を捨てられるのが、いつも、あらためて衝撃。
そういえば「ヒトラーのための虐殺会議」で、誰かが「徹底性がドイツ人の美徳」と言っていたのを思い出した。
現在パートのハリーがお肉がダブついていてボクサーの体型ではなく、ボクシングシーンが緩い。
本物のハリーは、ロッキー・マルシアノと戦ってたんだ!?
実話ながら、レアと再会できてよかった。その後も奥様のミリアムと寄り添って生きていけたようなのも良かった。
ベン・フォスター、恐るべき肉体改造も含めて、熱演。
でも、映画はちょっと冗長な気がする。散漫というか。
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