劇場公開日 2023年7月21日

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ナチスに仕掛けたチェスゲームのレビュー・感想・評価

全26件中、21~26件目を表示

2.5そんなウイスキー知りません

2023年7月23日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

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Bacchus

2.0タイトル酷すぎ

2023年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ナチスの謀略を機転を効かせ幹部とチェスの対決に勝つことで未然に防いだ英雄の爽快なストーリーかと思ったら、オーストリアの元貴族でお金持ちの財産管理をしている公証人がそのリストの内容を喋らせようとゲシュタポに軟禁され精神的な拷問を受け、精神が崩壊したという話でした。

現実と妄想、過去と現在が交差し非常にわかりにくい作りになっており、映像だからできるのであろうが、原作ではどのように表現しているのだろうか。

チェスの本をくすね、チェスにのめり込むことが拠り所となったことで何もない部屋での軟禁生活が一時的に苦ではなくなったが、本を取り上げられた事により返って精神的なダメージが大きくなってしまう。

主演のオリバー・マスッチは「帰ってきたヒットラー」にも主演しており皮肉な出演となったが、本作は画面にはずっとこの人が映っている映画なので、軟禁前と後のやつれ具合いなど役へのアプローチには相当こだわっているようで、それだけでも観る価値がある映画だと思った。

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カツベン二郎

3.0映画らしい映画でした。

2023年7月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

下調べせずに鑑賞した為に、ナチスに仕掛けたチェスゲームというタイトルに勝手にミスリードされてしまいました。
結果思ってたんとちゃうかったけど、おもろかったからえっか!って感じでした。
しかし、とにかく暗く重いです。
重さの感覚で言うならホエールに近い位重く感じました。
人の心の強さと弱さが混在する映画でした。

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ぽな

3.0ラストよくわからないです。

2023年7月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

もう少し、チェスの棋譜を見たかったです。

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完

3.0オーストリア併合前夜 のんきな上流階級

2023年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 ナチスによるオーストリア併合前夜の緊迫したウィーンの様子から物語が始まる。
 労働者階級や若者はヒットラーに共鳴して併合を後押しする活動をしている。それに引き換え、主人公たちが属する上流階級は、一時的な騒乱とたかを括り、舞踏会を取りやめたりはしない。

 物語自体は、盛り上がりにかける。ヨーゼフの船旅とメトロ・ポールホテルでのナチスによる拷問が交互になるのはいいとしても、早々と幻覚シーンがあったりして、先が見えてしまう。

 囲碁だろうとチェスだろうと、本だけで強くなるなんてことはない。他人との対局に勝る上達方法はない。
 だから、ヨーゼフが元々チェスが好きで、監禁中に己を修練したっていうストーリーにしないと自分は乗れない。

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bion

5.0精神と知性への拷問

2023年7月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

オリバー・マスッチがとてもよかった。裕福で余裕と教養があって自信満々、体型もふくよか、傲慢がちらつくウィーン人そのものだった。その彼がウィーンの誇るホテルの一室へ。誰とも話せない、窓開かない、質素で最低限のものしかない客室。「客」ではないが彼は大事な「客」だから殺されることはない。ホテル滞在中に体重は激減し季節も時刻もどれほど時が過ぎたかもわからない。時間・空間・脳内拷問。オデュッセウスの話は暗記している、何か読みたい。読みたい本は全て焚書対象、本など一冊たりとも与えられない。偶然手にした本はよりによってチェスゲームのルールブック。

プロイセンの趣味と馬鹿にしていたチェス。でも文字が読める、対戦相手が必要なゲーム。自分の中に対話する相手が生まれた。

豪華客船でドレスコードに合っていないただ一人の男は妄想と夢の主観世界をさまよい、メガネをかけて髭もなく若々しく穏やかな顔つきに変わった彼は、今度こそやっと「妻」の声を愛おしみつつ朗読を聞く。

別の世界に行くことで自分を救ったがそれが唯一の救いであるとしたらあまりに苦しく悲しい。

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talisman