「邦題がミスリード。」ナチスに仕掛けたチェスゲーム masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題がミスリード。
8/15なんで重めの映画見ようと選びました。
原作未読、レヴューで作家と主人公だぶるなぁ、とおもう。この作品書いて妻と自死してる模様。
この話わかりにくいけど凄く好き。
チェスでナチスに一泡吹かせる話じゃないからね。そんなスカッとする話じゃないよ。
公証人という仕事への理解がなく初め戸惑ったがナチの兄ちゃんが説明してくれた。
ナチにホテルに監禁され精神崩壊しかかった時に偶然入手した本でチェスを勉強するが、それも取り上げられほぼ廃人となり釈放。
生き残り数年後彼がアメリカに向かう船の中で偶然チェスの世界チャンピオンと試合する話。
もう主人公が病んでるから監禁されてたホテルと船室がごちゃごちゃだし、いない筈、死んだはずの人間が普通にいたり、、時系列分かりずらいし、観る人に優しくない設計、というかトラップだらけです。
でもこれこそが彼の頭の中の状況な訳で戦争なわけで、ラストシーンが「カッコー」や「まぼろしの市街戦」みたくじんわり来ます。
わりとお勧めです。
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