「生ける伝説」中森明菜イースト・ライヴ インデックス23 劇場用4Kデジタルリマスター版 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
生ける伝説
俗に歌姫といって思い浮かべるアーティストは世代によって、人それぞれだろう。
美空ひばり・中島みゆき・松任谷由実・松田聖子・吉田美和・MISIA・浜崎あゆみ・倖田來未・西野カナ・あいみょん・LiSA・Aimer・・・・
でも、現在50〜60代の世代なら、この人を真っ先に思い浮かべる人が多いのではないだろうか?
そのくらい、80年代に彼女が残したインパクトは大きかった。
低音ボイスや「明菜ビブラート」に代表されるアイドル歌手の枠を跳び出した歌唱力、振り付けや表情でその曲の世界観にオーディエンスを引き込んでいく表現力、曲中の畏怖の念を抱かせる程のオーラと時折見せる無邪気な表情とのギャップ。
正しく、生まれながらの「歌姫」だったのだろうと思う。
何より、公の場に姿を見せなくなって久しいのに、こうして需要があって過去の映像作品が劇場公開されるのは、それだけ人々の心に強く残った証左だろう。
ビデオ素材からなので、4Kリマスターの効果があまり感じられないのは残念だが、それ以上に全盛期の彼女のパフォーマンスを大きなスクリーンで見られた喜びの方が大きい。
そして、最後の本人の音声メッセージがファンにとっては最高の特典だった。
(特別料金としての加算分は本人へのギャランティーがメインなのかな?)
藤崎修二様、「クレヨンしんちゃん」最新作のレビューへの共感有難うございます。
そちらにレビューバックすれば良いのですけれども、聖子/明菜世代としては、どうしてもこちらにコメントしたくて😅
実は中森明菜のこの映画は観ていない(観られなかった)のでコメントできる資格はないのですが(正直、当時は松田聖子の方が好きだったし)、でも『スター誕生』の時から知っている上、デビューからずっと見てきたので(今でも明菜で一番好きな曲は『セカンドラヴ』です)、忘れられない人ですね。
聖子はアイドル⇒バケモノになってしまいましたが(それも彼女らしくて良いとは思っています)、現在の明菜の在り方も明菜らしいな、とは思っています。
横から失礼しました。
有難うございました。