「さて、どうする?」アシスタント JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
さて、どうする?
多くの問題がありすぎて
我々が常態化させてきた事が多過ぎて
もはやどこから手をつけて良いのか
どこから正していけばいいのか分からないような社会。
組織の中で、一人の人間として
どう生きるべきかを刻々と描こうとした一作。
でも、抜け出し方が分からない
上手くこなす方法が分からない
(おそらくあの会社では上司のお気に入りとなった
女性社員しか優遇されないのであろう)
そして、そこから出て良いのかも分からない
夢の追いかけ方が、分からない
今まで信じてきた業界だからこそ
余計にきつく感じる部分もありそう。
本作では女性社員も含めて、
主人公を易々と裏切ってくるからね。
簡単に味方なんて見つからないからね
それが現実だからね、って言うのを
容赦なく描いていた。
ジュリア・ガーナーの演技が
もうそれは素晴らしくて。
あの何か我慢している時の表情とか
あ、いま確実に魂削れたって瞬間とか
周囲を異常に気にしてる感じとか
色んなことへの諦めによる間とか
無理に笑顔にするから余計疲れる感じとか。
本作って特に表情とかもよく見えるから
微々たるところまで注目できて良かった。
今後も追いかけたい俳優。
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