「特売にしても安いですね!」はこぶね Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
特売にしても安いですね!
伊豆の港町で暮らす10年くらい前に事故で視力を失った元漁師の男と、彼と関わる人達の話。
認知症で時々徘徊する祖父、身の回りの手伝いをしてくれる祖父と折り合いの良くない伯母、母親が病気で5年ぶりに帰省した東京で女優をする中学生の時の3年間だけこの町に住んでいた同級生、そして合併が決まってこの町の漁港での仕事を失う若者等との交流をみせていく。
みんな根本的には良い人だけど、上手く綺麗に生きられず鬱屈した日々を過ごしている中、どこか飄々とまるで無感情の様に、それでいて透明人間にはならない様に生きる主人公。
意識してか無意識か、自分らしく生きる主人公になんとなくみんな影響されてということかな?
これという明確な道標があるわけでは無いある意味抽象的な作品だし、痺れる展開が有るわけでは無いけれど、伝わってくるものはあったかな。
そう言えば、元中佐なのに大佐と呼べって言ってたオッサンはフェラーリ乗ってたなぁ…なんて他作品が思い浮かんだw
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