SAND LANDのレビュー・感想・評価
全43件中、41~43件目を表示
【”偏見に騙されるな。そして本当の悪魔は誰だ!”水の無い干からびた土地、サンドランドの実権を握る将軍と悪魔と曰くある男の物語。今作は、夏休みにご家族で観ても面白い作品だと思います。】
ー 鳥山明氏の多数の傑作漫画の中に「サンドランド」という漫画がある事すら知らずに鑑賞。
結論。
大人が観ても小さな子が観ても面白い、冒険活劇であり、勧善懲悪物語でスカッとする事この上なき作品であった。-
◆感想
・悪魔のベルゼブブとシーフと、曰く有り気な初老の保安官ラオが”幻の泉”を探しに出る旅と言う設定が、まずは面白い。
・国王軍の戦車を乗っ取り、アレ将軍率いる軍隊の追求を交わしながら進む彼ら。悪魔なので口は悪いが、善人の心を持つベルゼブブやラオ保安官のキャラ立ちも良い。
・勧善懲悪物語なので、当然極悪人のキャラ立ちも必須であるが国王軍を実質的に支配するゼウ大将軍が”私、極悪人です!!”と言う顔立ちで盛り上げてくれるのである。
■ラオ保安官が、史上最年少で将軍になったシバ将軍であった事や、”世界を滅ぼす兵器を作ろうとしていたピッチ族を滅ぼすも、実はピッチ族は世界の為に水を創り出す装置だったことが明らかになるシーン等も、物語設定としては巧い。
シバ将軍にピッチ族を滅ぼす様に命令したゼウ大将軍の狙いは、国王と共に水を支配するためだったという点や、それに気づいたラオ保安官がゼウ大将軍と一騎打ちするシーン等は見応えがある。
更に言えば、ベルゼブブが一度は虫人間達にヤラレルも、驚異的な体力で復活し、ラオ保安官を助けるシーン等は”本当の悪者は、ゼウ大将軍だ!"とベルゼブブを応援してしまうのである。
ラオ保安官がゼウ大将軍に止めを刺さない所も、漢である。
・アレ将軍が、サンドランド国王とゼウ大将軍の悪事に気付いた時の粋な計らい(国民に水の在処を教える。)や、ラオ保安官たちが”幻の泉”を見つけた際に、少数生き残っていたピッチ族を見て、その場を去るシーンなども沁みたなあ。
<再後半、サンドランド国王とゼウ大将軍が作った巨大なダムを破壊し、川に水を戻し、民に水を与えるシーンや、ラオ保安官とベルゼブブとシーフがピッチ族に食料を届けに行くシーンも良かったな。
今作は、大人が観ても子供さんが観ても(小学生低学年でも、面白く観れるんじゃないかな。夏休み、家族で観ても面白い作品だと思います。>
自由な水を。
自由に使える水がない砂漠の街SANDLANDの話。
街の人間に水500mlを2万ゼニー売りつける国王、無くてはならない水...国王、軍は商売の為、ダムを造り水を塞き止めてた...幻の泉を探し求め、街の人間、悪魔に水を届けようとするラオ(シバ)、ベルゼブブ、シーフのストーリー。
序盤ちょっとウトウトしてしまい悔しい!
ドラゴンボールを観てきて育った世代なので鳥山明さんの作品は気になるし、絶対観たい!
原作は知りませんが、面白かったです!
察す事ができ優しい悪魔の王子ベルゼ、覚醒ベルゼはドラゴンボールZで言うなら覚醒ゴハン、キレたベルゼカッコ良かったです!
街の人間、悪魔、ピッチ星人へ水、物資を届けようとするシバの優しさ良かった!奥さんはドラゴンボールZの18号にしか見えなかったけど(笑)
ベルゼの父、ドラゴンボールZの誰だっけめっちゃ似てた(笑)
2万ゼニーは日本円でいうなら幾らの設定だったんだろう!?気になる!普通に2万だったら水高すぎでしょ!(笑)
入場特典最高!!
凄い良いストーリー。分かりやすい。メカ好きの鳥山明ワールド。
ストーリーが分かりやすいです。そのうえで、何が正義で何が悪でか、とか考えさせられる話の展開もかなり良いです。虫人間が出てくることで一捻り加えましたが、あれは蛇足かなとも思いました。
それでも、昨今ハリウッドならもっとまどろっこしいストーリーを織り交ぜたり、さらに3つくらい違うストーリーを並走させたりするので、そういうのがないのは本当にありがたいです。
そして、ブリキみたいな車やかわいいフォルムの戦車など、鳥山明が好きなものを詰め込んでる感じもグッドでした。戦車を起動させるシークエンスなんて、趣味全開過ぎてもう、、、。
あと使われてる通過が「ゼニー」ということは、ドラゴンボールと同じ世界線なのかな?ベルゼのお父さんはダーブラにそっくりだし、確かダーブラは魔界から来た設定だったし。
あと思ったのは、ベルゼが主人公かと思いきやシバが主人公でしたね。老兵が主人公じゃあ興行収入的にアレだってのもあるだろうけど、こういったキャラ設定も鳥山明っぽいな。ドクタースランプ的な座組だなと少し思いました。
また他の短編も映画化してほしいです。最終的に全部のヒーローをアッセンブルしてほしい。
全43件中、41~43件目を表示