SAND LANDのレビュー・感想・評価
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鳥山明の世界楽しめます。ドクタースランプやドラゴンボール発表当時の...
偏見は正しい判断を狂わせる
原作未読ですが、鳥山明さんの作品ということで期待していた本作。公開初日に仕事帰りに鑑賞してきました。
ストーリーは、水不足で人間も魔物も困っている砂の世界・サンドランドで、人々のために立ち上がった保安官ラオ、魔物の王子・ベルゼブブ、魔物の泥棒・シーフの三人が、「幻の泉」を探す旅の中でしだいに心通わせるようになるとともに、水不足の原因やラオの過去が明らかになっていくというもの。
開幕わずか10分で主要人物の立ち位置と作品世界の概要を理解させ、幻の泉探しの旅がスタートするという鮮やかな立ち上がりで、観客は瞬く間にサンドランドの世界に誘われます。その後も、砂漠の巨大生物や盗賊に襲われたり、王国軍と戦車戦を繰り広げたりと、旅の苦労を重ねながら、ベルゼブブたちが少しずつ心を通わせる展開がなかなかいいです。やがてそれは周囲の人物にも広がっていき、終盤につながる伏線となっているのもおもしろかったです。
鳥山明さんらしい、わかりやすくて心が洗われるストーリーは、言ってみれば勧善懲悪の王道展開です。それだけに、“偏見や欲望といった人間の弱く醜い心が要らぬ争いを生み、そしてそれを解決するのは強く正しく優しい心だ”という強いメッセージが、シンプルに伝わってきます。
中心的な登場人物は、悪魔でありながら純粋な心のベルゼブブ、愚痴は多いが王子のお目付役としての掛け合いが楽しいシーフ、老いてなお正義感と芯の強さを失わないラオと、個性豊かな顔ぶれです。これに加えて、国王、アレ将軍、ゼウ将軍など、他の登場人物もしっかりキャラが立っていて、行動にブレがないので観ていて気持ちがいいです。
そんなキャラクターたちがいきいきと動き回ったり、細部まで描かれた独特のメカが登場したりと、映像的にも楽しませてくれます。アクションシーンも見応えがあり、ワクワクさせてくれます。夏休み中のアニメ作品ということで、残虐性はなく流血も必要最低限で、子どもが観ることに配慮した描写に好感がもてます。
ただ、バトルは意外と少なく、変わり映えのない砂漠でのシーンが大半だったりで、やや中弛みは感じます。また、水を巡る話でありながら、砂漠の旅の過酷さがイマイチ伝わってこないのも残念でした。とはいえ、劇場で観るべき良作で、子どもから大人まで幅広い層におすすめできます。
キャストは、田村睦心さん、山路和弘さん、チョーさん、大塚明夫さん、茶風林さん、鶴岡聡さん、飛田展男さんらベテラン声優陣で、安心して作品世界に浸れます。やはりアニメ作品はこうありたいものです。
今でも色あせない鳥山明らしさにワクワクする
原作は未読で、いまさら映画化?どうなんだろう、と思ってましたが期待以上に面白かった!
最近のドラゴンボールの映画は神VS神くらいしか見ていませんが、鳥山明のギャグと熱さと世界観が好きで、今作もそこを楽しみにしていました。
独立した作品ということで、鳥山明らしさがとても出ていて、味方も敵も魅力的なキャラクターがくすっと笑えるギャグと、バトルとでとても楽しめました。キャラクターはドラゴンボールのパラレルワールドみたいな見た目も多く、とても馴染みやすい笑
声優も全員ビッタリでした。
水を巡る争いや、人間と魔族の関係など、うまく組み込まれており、現代でも共感できる脚本でもありました。
惜しいのは時間がなかったのか、シーンのつなぎがブツ切れになっていたのが気になりました。ただ、テンポはよかった。
あと、公開週の日曜なのにガラガラなのがもったいない。
確かにターゲットは絞られそうだが、もっと頑張って欲しい。
2023年劇場鑑賞83本目
鳥山アニメ健在!
鳥山さん原作アニメ、待ってました。アラレちゃんとドラゴンボール以外での今回の作品。期待半分で観たけど、やはり期待以上!。
惚れた所はギャグも入るけど完全マジメのメインキャラの登場でこれ程中身が変わるとは!。確かに大筋はドラゴンボールに似ているが雰囲気がまるで違う。
又、続編作成は出ないと思うけど、構成が完璧完結。よくあんな短編をここまで引き伸ばし、無駄なく構成したのは、凄いです。
兎に角、客層が老若男女だったところが面白い。鳥山さんの作品はそんなの関係ないのだというところだろう。
鑑賞としては、劇場でも自宅でもどちらでもOK。
ドラゴンボールの劇場版シリーズと面白さは遜色無いか或いは上回るところも在ります。
兎に角、よーーく鑑賞して下さい。
鳥山明さん原作は初めてでした
偏見に騙されるな!そして本当の悪魔は誰だ?
Dr.スランプやドラゴンボールで有名な鳥山明が
2000年に短期連載で描いた本作品。
当時、チラ見はしていたが、前述の2作と違い、読み返したこともなく、
悪魔の王子の割にいいやつ、という以外はすっかり忘れていた。
ストーリーはシンプルでいて、面白い。
ギャグのオンパレードとか、アクションがハチャメチャなわけではないが、
随所に小ネタも入れているところは鳥山ワールド。
出てくるキャラたちも、ドラクエに出てきそうなものばかりでかわいい。
何よりもこの映画、ストーリのメッセージ性、
人間の醜さ、心の卑しさ、そして愚かさを
悪魔の王子であるベルゼや同行しているシーフに教えられるところがよい。
水を独り占めして、金稼ぎ、邪魔者は消し去る、戦争で殺し合いをする、
人間の愚かさを思い知らせる、考えさせる映画だった。
子供向けかと思ったが大人も十分に楽しめる、むしろ大人はより考えさせられる良作。
ぜひ、みなさんに見ていただきたい作品。
王道‼️❓爽やか‼️❓高品質‼️❓素晴らしきかなアニメ‼️❓
あれっ面白
シンプルイズベスト
砂漠の乾いた土地!幻の泉が人の心情まで 潤和した作品!
子供の時にジャンプで読みました。
爽やかに晴れ上がりました
前半は、一見地味な展開と砂漠の表現に若干違和感をもちつつ大丈夫かなあという「偏見」を持っていましたが、後半になるにつれしっかりとシンの通ったお話と登場人物のさわやかさにすっかり気持ちよく晴れわたってました。
子供のころの夏休みの漫画映画を見てあー面白かった!という気分を思い出させてくれました。安心して、全小中学生に見ていただきたいです。
クスッと笑う鳥山ワールドのギャグを大画面で真面目にやられると、ちょっぴり恥ずかしい気持ちで言葉が出なくなりますが、世界に没入した正しいリアクションかもしれません。
アニメーションとしては、鳥山漫画の完成度が高い分もっと高みを期待してしまうのは贅沢でしょうか
最近、意図せず怒濤の展開で情報過多の映画ばかり見てる傾向がありますが、この映画はじっくりスローライフを味わえるのもヨカッタです
すごくすごく鳥山明作品だった。
短編、長編合わせて1番好きな作品だったので映画化されると聞いて今夏1番の楽しみにしていた作品だった。とはいえ好きなだけに期待が高くなり過ぎて逆に満足度が下がったりとにかく20年以上前の作品なんで古さがあったりと不安もあったが、実に鳥山明先生の作品って感じで満足した。「ジジイ」「戦車」「砂漠」と先生の好きそうなものがベースでおバカで憎めない悪役や青臭くて照れくさい正義、ミュータントにわかりやすい悪魔と王道ど真ん中のベッタベタな作品。ヒネた大人や自称評論家には古臭いの一言で終わるかもしれんが、これこそがジャンプ作品のお手本であり、そして鳥山明の世界だと思う。尊敬できるジジイがカッコいいんだから大人はそこを見ればいいし、子供はちっちゃいあくま悪魔が強くて優しいとそこを見ればいい。とにかく登場人物全員に役目があり、丁寧かつシンプルにいい作品。誰も死なないヒーローもの。
0.5は宣伝不足かな。
子供といっしょに
おすすめ‼️
曖昧な記憶の中で
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