SAND LANDのレビュー・感想・評価
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前情報なしで夢中になった!!
前情報なしで観ましたが、怒りのデス・ロード×パンツァーフォーという感じで、最後まで夢中になりました。出だしで住民が水が無くて困っていて涙が出ました。グローバリスト全盛の現在の情勢に近く、企画から制作、完成させて世に出すには非常に勇気がいる事だと思います。世の中を良くする力は私にはない為、ラオは男の中の男だと思いました。ラオと奥さんが幸せそうにしているベタな回想シーンをあえて描かなかったのも、もう遠い昔の事だし現実的で良かったです。奥さんが虫人間にされたのかと思いましたが、残虐過ぎて違いました。昔から鳥山明の世界観は、世代関係なく爺さんや子供も仲が良くて、改めて良いと思いました。とても有意義な時間をありがとうございました。
これぞ、鳥山明ワールドです。
漫画やアニメに夢中だったあの頃に戻ったよう!
ドラゴンボールもDr.スランプもアックマンも一通り読んでるのに、今作は正直なところノーマークでした。
映画やるなら無難にまたドラゴンボールやっておけば良いのではと思ってました。
でもこれは面白い!
アニメに求める魅力全部載せという感じです。
メッセージ性もあるけど、押し付けがましくなく。まっすぐなエンタメ映画。
王道のストーリーに、鳥山明の魅力あるキャラクター。あと、メカの描写というかフォルムもすごく良くできている。
かなり昔に「鳥山明の世界展」というのを美術館に見に行ったことがあって、その時に悟空の乗ったメカのイラスト原画を見て、そのクオリティの高さに震えた記憶が蘇りました。
どんな世代でも楽しめそう。夏休みに見る映画としては最高だと思います。
インパクトは弱いかも…
期待せずに見たんですが
懐かしさのあるワクワクする感覚が蘇って、ちょっと泣きました。
面白くない、わけがない名作
水が枯れてしまった国で、保安官ラオと魔物であるベルゼブブ、シーフが力を合わせて幻の泉を探し求める、という、筋としては単純なストーリーです。ですが、
・鳥山明作品らしい話の組み立てに妙にリアルなメカデザイン、そして、アクション。面白く無いわけがない。
・実力派声優勢揃い、何よりも田村睦心、山路和弘、チョーの掛け合いが素晴らしい。そして、飛田展男の悪辣っぷりが物語を引き締める演出が面白い。やっぱ、アニメはアニメ屋でやるべき。
・それぞれのキャラの個性、過去の描き方がさすが。
・ややもするとスルスルと話が進んでいくので気を抜いてはいけない。それもあり時間の進みが早くあっという間。
・じんわりと感動。
でも残念なところもあって、
・結末は容易に見当がつく。ただ、一捻りあり。
・某戦車道に比べて迫力不足w
IMAXで鑑賞しました。ドルビーアトモスにも興味あるので再鑑賞しようかな。
王道の少年向け冒険アニメ映画
夏休みに公開するにふさわしい王道の少年向け冒険アニメ映画。恋愛要素はないし、ラスボスのゼウ大将軍を除いては人も死なない。それでいてバギーや戦車のメカ描写は大人も納得させるものがある。
「少年向け」といったが、ヒーローは魔王サタンの息子ベルゼブブのようでいて、実際には初老のラオ保安官だといっていい。王国軍の機甲部隊司令官シバ将軍は、「ピッチ人が大量破壊兵器を作っている」とゼウに騙されて彼らを壊滅させるが、その大爆発で妻や部下を失う。失意のシバは、ラオと名を変えて砂漠の町で保安官を務める。だが、渇水に悩む町の人々の訴えに突き動かされ、悪ぶってはいるが実はまっすぐなベルゼブブやその従者シーフの助力を得て、「幻の泉」探しの旅に出る——といったストーリー。
いわばシバ(ラオ)の再生の物語であり、『週刊少年ジャンプ』でこれを連載した鳥山明はさすがというべき。『君たちはどう生きるか』は説教臭そうで観る気がしないが、本作は106分間しっかり楽しめた。
子供向けアニメの王道
小学生の頃ドラゴンボールを毎週楽しみにしていたときの気持ちを思い出しました。
アニメというものが今ではすっかり大人も当たり前に観る時代になって。
なんなら子供は見ちゃダメなアニメもたくさんあるし。
大人向けアニメにすっかり慣れすぎてしまって。
ちょっと前まではアニメ自体、もともと子供向けのものしか無かった時代があったことを忘れていました。
夏休みの子供たちに是非ともたくさん観ていただきたい。
鳥山明はいつの時代も小学生の憧れであってほしい。
夏休み必見のアニメ
大人も子供も楽しめるエンタメ作品!
鳥山ワールド炸裂しました!
初めて鳥山明氏の画を見た時の感激とワクワク感が甦りました。アメコミと日本の漫画が何処か融合した様な作品は、当時もの凄く斬新で一気に夢中になった覚えがあります。
難解な作品が増えナウシカやラピュタでワクワクした俺たちのジブリは何処へ行った!と思ってる様な方にも絶対にオススメできます。但しナウシカやシータの様な美少女ヒロインはおろか女性キャラはモブ以外一切出てきませんが😆
これは文句無しに親子で観に行って楽しめる作品です。ストーリーの性質上特に男の子向きかと思います。エログロも登場人物が死ぬ場面も一切ありません。小さいお子さんでも判りやすいユーモアもタップリでとても魅力的なキャラがいっぱいです。
兎にも角にも鳥山明氏はやっぱり天才漫画家だと改めて実感できたアニメ作品でした。
最高傑作が出た!!
ここ何年かのアニメは、テレビ・映画の双方で、かなり失望され続けたのだが
この作品は、久々に日本アニメに光明が見える作品だった!
「美少女が出てないアニメは見ない」とか、あるいは「美少年が出ないのは…」
とかの理由で、食わず嫌いをするのは止めて欲しい!
一時期の高額なフィギュアになるキャラは出ず、ある者が超覚醒して地球を
守る作品でもない、普通に見える爺さんが主人公の作品だが、この爺さんを
舐めて見ていると、痛い目にあう!!
とにかく見て欲しい!!
「深夜アニメしか見ない」とか「深夜アニメを見ている様なオタク向け作品は
見ない」という人ほど、この作品は是が非でも見て欲しい!!!
最後に、言うまでもないが「鳥山明大先生」は、偶然マンガ家になれたの
ではなく「日本の時代に必要とされて誕生したマンガ家」だ!!!
全てのキャラが魅力的
すんげー!
鳥山明の絵が動くだけじゃ無い!
原作は連載時に本誌で読んで以来読み返していない。
冒頭と結末は覚えているが、それ以外はすっかり忘れており、新鮮な気持ちで映画を見ることが出来た。
最初に思ったのは「鳥山明の絵が動いてる!」だ。
これは「The First Slamdunk」をみた時に似た感覚で、誌面の絵がそのまま動く、
というような感覚だ。
これはキャラクターだけでなく、車両や戦車、小物に至るまで「鳥山絵」が動くのだ。
(DBはアニメデザインの絵が動くのであって、「鳥山絵」が動いているわけではない。)
特に戦車の造形、動作、内部ギミックはかなり作り込まれており、原作を超えたと言ってもいい。
ストーリーは、薄い記憶に照らすと原作通りだが、悪の親玉がいい感じによりイヤらしく、より憎らしく描かれているせいか
シバの底抜けの正義漢キャラといい対比となって原作よりメリハリが効いていると感じる。
演出もよい。 例えば、シバとシーフが地上にいた次のシーンに地上からかなり高い場所に移動した際、
カットの最後にちらりと鈎付きロープが映るなど、無理なシーン展開や「なんでそうなった?」という展開が無い。
また、原作が短編ということもありダイジェストになっているところが無い。
「起承」の部分はテンポよく進み、「転」以降のボリュームが長くじっくり見せてくれる。 ダレる部分も無い。
文句のつけようが無い傑作と思うのだが、いかんせん客入りが悪い。
知名度が無い作品というのと、ベルゼが全面に立った宣伝のため客足が伸びないのではないか。
実は、主人公はシバというおっさんで、大人も子供も楽しめ、アツくなれる内容なので
気になっている方はぜひ見に行って欲しい。
悪魔よりワルなんて許さない
珍しくヒロインのいない冒険活劇で、メインは爺さんと悪魔。
次々に襲い来る敵に、肉弾戦、戦車、銃など様々なアクションが繰り広げられます。
序盤で砂竜に襲われた際、「俺でも倒せない」と言わせることで、無敵性を失わせて緊張感を失わせない。
「荷物が軽くなった」という台詞の直後に“反石”という単語を出すなど、用語も説明的にせず浸透させる。
また、物理的・心理的なリアリティラインを絶妙に保っているのも見逃せない。
時速180キロで転倒したパイクが、しっかり頭を守っていたり。
敵のエイムがガバガバなわけでもなく、状況や人数、心理状態など無理のないつくりにもなっている。
こういったところを軽視して子供騙しになってしまった作品も少なくない中で、素晴らしい細やかさです。
意外性のある仕掛けなどはありませんが、伏線をしっかり回収し、あるべきところに全てが収まる。
鳥山明の魅力的なキャラやメカ造形もそのままに、邪魔しすぎないカメラワークが引き立てる。
声優の声もバッチリはまり、演技は作風に寄り添った重さを保っている。
単純ながら、これらを破綻なくまとめるだけでも物語の強度が跳ね上がるという好例です。
子供でも楽しめるシンプルで童話的なストーリーながら、寓話でもあり、エンタメ性も兼ねる。
当時はこのバランス感覚の凄さに気付けなかったんだなぁ。
クライマックスのアクションがもう少し派手なら、なお良かった。
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