「圧倒的…!この満足感がえげつない…!!」SAND LAND かずくんさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的…!この満足感がえげつない…!!
ドラゴンボールは観たことないし、
鳥山先生の作品もほぼ知識無しで観に行ったけど、
まじでこれみんな見てほしいってレベルでやばい。
ベルゼくんしゅき…。
尊くて真面目に逝っちまうぜコノヤロー…。
話としても非常にわかりやすく、
水の枯渇した世界にて「幻の泉」を探す物語。
過酷で長い道のりを、
元将軍のタオと王子のお下僕シーフ、そして悪魔のベルゼブブの濃厚パーティで挑む。
3人がきちんと生きる展開がバランスいいのもそうだが、
何より話の展開が素晴らしい。
早々に幻の泉が「国王軍が秘密にしている」ことはバレる為、
そこを抜きにしてもテンポ感がいい。
話を変に飛ばしたり思わせぶりな伏線もなく、
目の前で展開された謎(?)であったり話の流れを、
次のコマで描画して完結させてくれる為、
考えなくていいのは有り難い。
「あの話はこう…」「あのシーンはこう…」と考えないことにより、
どんどんと情報が流れてきても非常に整理しやすい。
「次は何が来るかな!」「次はどんな活躍をするんだろう!」とワクワクしながらのめり込めた。
映像も迫力ある画風。
漫画チックなのに3Dにしたときの違和感がない。
寧ろ3Dにしたことで、キャラと背景の奥行き感が素晴らしかった!
ぬるぬる動く戦車の描写もそうだし、
単純にキャラクター達の仕草が事細かく描かれるので、
ちょっとしたことでクスッとしたり、
何気ないシーンが物凄い格好良かったり…。
その中でキャラクターがみんないい活躍しかしないから、
悪役ですら好きになれる。
個人的には虫人間のぬるぬる感が大好き。
それでいて自我が残ってる感じが、
何となく愛らしくも悲しい…。
もうね…すごいしか言えない…。
個人的に「あっこれタオさん好き」ってなったのは、
終盤のゼウ大将軍と決着をつける際の、
太陽を背に一歩々々確実に歩くシーン。
あれだけで迫力が出てくるし、
何より差し込まれるBGMとキャラの表情がはっきりしてるから、
叫ぶの堪えるので必死(笑)
パンフも軽く目を通したけど、
もうね…愛が溢れてるし細かい説明や絵コンテあるだけで最高なんです…。
もうほんと有難う御座います。
こんな素晴らしい作品があるなんて…