「ドラゴンボールだけが鳥山明じゃないんです。」SAND LAND 焼肉定食さんの映画レビュー(感想・評価)
ドラゴンボールだけが鳥山明じゃないんです。
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何かはるか昔にジャンプで読んだような、読んでないような・・・っていうあやふやな記憶をもとに、鳥山明先生原作ってことで鑑賞。
簡単なストーリーとしては、人間や悪魔が住む砂漠化した世界。人間・悪魔両者ともに水が貴重品で、砂漠のどこかにある水源を求めて人間+悪魔2人のパーティが旅に出る・・・ってお話。
前情報なく鑑賞したが、鳥山先生独特のタッチで描かれる愛らしいキャラクターや、独特のデザインの戦車など、序盤から鳥山ワールドに引き込まれる。
おそらく対象年齢は私のようなおっさんではなく子供たちなので、「誰が見ても分かりやすい」というのはこの作品の良いところだと思った。
鳥山先生といったら私の世代では「ドラゴンボール」な訳だが、バトルシーンはあるもののドラゴンボールのような気と気がぶつかり合うドッカンバトルではなく、素手ゴロで戦うアクションシーンはド派手さはないものの分かりやすく面白かった。
また、「悪魔」っていっても全然悪ではなく、よくある話だが人間の方が全然「悪」であり、勧善懲悪のストーリーもこれまた分かりやすい。
ただその中にも「偏見」といった少し考えさせるような内容も入っており、見る年代それぞれが楽しめる作品かと思う。鳥山明=アラレちゃん・ドラゴンクエスト・ドラゴンボール、の印象が強いが、こういった単発の映画でも十二分に鳥山先生の味が出ており、とても面白い作品だった。是非お子さんと一緒に楽しんでいただきたい一品。
個人的なおすすめポイントは「スイマーズ」。登場シーンは「何だこの半裸のキャラクターたちは・・・」と思ったが、「スイマーズ」の名乗りを聞いて笑いました。
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