「地味さが逆に眩しい」映画 窓ぎわのトットちゃん サリ夫さんの映画レビュー(感想・評価)
地味さが逆に眩しい
たまたま近い時代設定の映画や、感動巨編を立て続けて見たせいか、スタンダードなアニメーション映画としての今作が、やたら新鮮に感じました。
思えば昔からこういうラインの映画(実写、アニメ)は大ヒットとか目立つことなく、さりとて中々の良作が地味に続いているという認識なんですが、昨今の突拍子のない世界設定やら非現実的なキャラクター達で感動を演出される派手な量産型映画より、実際のこの世界で実際の人たちが紡いだ、素朴だけど実際の出来事を過剰に演出しない物語が今やむしろ輝いて来ていると感じました。
こういう映画、絶やすことなく続けていってほしいと思います。
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