はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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親心が詰まった作品
阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗が、芦田愛菜ちゃん演じる女子高生ニコちゃんの身体を守るため、体外内で頑張っている。
子持ちの俳優は、ニコに対する親心はもちろんリアルに理解しているだろうし、それ以上に、この作品を通して、子供達がわかりやすく人体の仕組みや健康の大切さを理解する促しになるなら身体はります!ひと肌もふた肌も脱ぎます!という気持ちで奮闘しているのだろうなと伝わってくる。
作品からそんな気概が伝わり、決して若手ではない山本耕史と仲里依紗のアクションにグッと来てしまうし、作中の、細胞が産まれて成長して生まれ変わりのサイクルとも重なり、親心が詰まっていると感じた。
映画館も、親子ばかり。
殺害シーンや「ぶっ殺す」など良くない口癖はあるが、子に見せる理科の学習にちょうど良い。
芦田愛菜ちゃんが演じているから、不純なく全うに生きているニコちゃんに絶対に助かって欲しいと思うし、中で懸命に白血病に抗う、赤血球永野芽郁もナチュラルキラー細胞仲里依紗も白血球佐藤健もキラー細胞山本耕史もマクロファージ松本若菜もT細胞染谷翔太もみんなまるごと愛おしく思える。
抗がん剤がなかなか効かないのも、放射線治療でボロボロになるのも、話に聞くがわかりやすく映像にして貰うと、そういう事だったのか〜ととにかく癌にならないために笑って生活したいと思った。
悪役にあたる、白血病細胞の深瀬も、まさにセカイノオワリだし、彼のキャラもピッタリすぎる。
くしゃみに飛ばされる肺炎球菌片岡愛之助も、黄色ブドウ球菌小沢真珠も、ニコ父の体内の赤血球加藤諒も、埼玉と琵琶湖から愛を込めてそのまま体内に翔んできてしまったようだ。
DJKOOがアドレナリンを放出するのも、板垣李光人に孫六頑張れ!って思うのも楽しくて、2時間あっという間に楽しめた。
肝細胞深田恭子と、加藤清志郎くんは多分1番楽な役。
アクションを頑張る白血球佐藤健は、白塗りで片目しか見えないのにスケキヨや呪怨のような事故りビジュアルになっていなくて、初めて、整った顔立ちなんだなと感じた。
アリスの白の女王風でそれだけではないマクロファージを松本若菜なのが納得だった。
永野芽郁にはいつになったらシゴデキ役が来るのだろう。ポンコツ役かワガママ役ばかりでないか?もうかなりの芸歴なのに、年齢が若いからか、成長を期待される若手役ばかり。本当はもっと意志が強くて演技も上手いのが窺い知れるので、なんだか可哀想に思える。土屋太鳳状態で気の毒。
永野芽郁の脚の長さ細さが、か弱いひたむきな赤血球をうまく演出していて、その反面舞台挨拶で、実際には芦田愛菜ちゃんがかなり小さくて驚き。作中で違和感がないのは加藤清志郎くんも163cmだからかと、年齢差、身長差がちょうど良すぎる加藤芦田コンビはこれからも共演がありそうだなと思った。
永野芽郁佐藤健、阿部サダヲ芦田愛菜、阿部サダヲ仲里依紗、山本耕史仲里依紗など、過去の共演で関係性が既にある組み合わせを集めたキャスティングのため、共演者を信頼してのびのびと個々が演技し作品に活きている気がした。
阿部サダヲは恐怖の裏の顔系もあるけれど、大抵は情けない昭和おじさん役で、どの役でも共通のクネクネした歩き方を見せていたりするのに、毎作全然違う設定をリアルにこなす演技がすごい。
便意を堪えてなんとかお手洗いに間に合う役を、誇張せず、そのものの程度を表情で表現できるのは、阿部サダヲが世界一、唯一無二の存在な気がする。
芦田愛菜ちゃんが病魔を乗り切り、無事医学部入学!いやぁ未来ある若者が助かって、生きて夢が叶いそうで良かった!と思う一方で、突然の白血病治療費では何度も放射線治療、骨髄移植。その後の医学部学費。何千万もかかる支払いの重みが阿部サダヲにはのしかかるということよね?過労で倒れた時は目標1320万だったが、もっとかかるぞ。トラックで稼ぐのは肉体的に限界がある。でもお金や賄う苦労などなど何が伴っても、ニコの元気な笑顔が1番嬉しいだろう。
入学式に嬉しそうな阿部サダヲ、これぞ親心。
ニコも、きっと国立医学部なのだろう。鳶鷹親子。
阿部サダヲ芦田愛菜親子に泣かされる場面が何度もあった。
白血病に冒される「愛菜ちゃん」の 名演技。。
始まった瞬間から なんか幼稚で バカバカしい コメディ満載の 内容に思えて。。予告が 流れ始めた頃から そんな感じの 映画かな。って 思ってました。 このまま ずっと 引きずるのかと 思いながら 原作も 何も知らずに鑑賞。。しかし ファンタジー コメディ アクションと 色んな要素が 兼ね備わった内容で バカバカしいんですけど 面白く 為になる映画でした。佐藤健 永野芽郁 W主演。広く言えば 芦田愛菜も 主演級。健くんは 「るろうに剣心」シリーズの主役で ド派手な アクションと 魅了する刀捌きは 天下一品で スゴく カッコいいですし 最高でしたね。。最近は 恋愛映画や 謎解き番組とか 多くて。久しぶりの アクションを 観た感じで やはり 佐藤健 = アクションです。健くんは 原作の アニメキャラに 激似してて ヤバッ。。芽郁ちゃんも 赤血球のキャラに 似てるし。スゴッ。。白血球 健くんは 赤血球 芽郁ちゃんの 酸素を 届ける仕事に 支障のないように 見守りや 他に 色んな 害を与えるものに対しては 「ぶっ殺す」 の 決め台詞で どんどん排除。。しかし 最大の 難敵との戦いで なんとか 排除したものの 最後は 力尽きてしまいますが。。えっ 健くんも ここまでか。。って意外にも。それから なんと。。 SEKAI NO OWARIの Fukaseも 出てましたねぇ。とても ナイスな 演技でした。「強い。お兄ちゃんは。。」 彼は 悪として スゴく 強くなりましたけど。。白塗りで その時は 分かりませんでした。。ラストシーン。。 エンジェル登場。。愛菜ちゃん回復。。そして。。。なんと 同じキャラに 生まれ変わり。。えっ。。そりゃ そーだよね。。 主演の2人は 最後まで いなきゃ。。でも これは ホント あり得ないし。。エンドロールでは 本編の 復習として 体内の 細胞の勉強に 更に役立つものでした。主題歌 髭男dismの 「50%」 この映画に よく合っていました。。 面白く 楽しめて 勉強にもなる 映画でした。。
笑顔は大切
遊び心がある体内描写で、体内で繰り広げられる
細胞の仕組みと活動が分かりやすい。
そして、原作キャラの再現度が高くて驚いた。
豪華なキャストも華々しいが、美術の方々が
素晴らしい仕事をしてるのが分かる。
ラーメン痔ろうは笑った。
体の生死をかけた細胞達の凄絶な闘いは凄い。
佐藤健さんのアクションは可憐だし、赤血球の
永野芽郁さんも可愛い。
血小板ちゃんが、可愛い子供達なのも癒される。
フカセさんはサイコパス似合うね。
笑顔は大切。
良い実写化でコミカルながら勉強になりました。
ちょっと惜しい
アニメ見てたし映画のるろうに剣心も見ていたので、白血球がまんま剣心でアクションなんかは良かったんですが、
人間がどうなると(くしゃみしたり擦り傷ができた場合など)体の中はどうなるのか分かりやすく見せてくれてたし、
献血でぅわ〜っと吸い取られた赤血球の李光人君が、輸血されて新しい体で戸惑いながらまた働くとかの見せ方、
私の大好きなカッコいいナチュラルキラー細胞はやっぱカッコいい仕事人の女子を再現してくれたし色々良かったんですけど、
「映画の脚本としては」最後の、映画の終わり方がなんかふわっとしていて。。。とても残念。なんか惜しい。
*****
題材としてもともと面白いアニメだし、
悪役細胞の小沢真珠さんなんかもノリノリで悪い細胞をやってくれて佐藤健さんのアクションは流石、まだまだ動けるな〜と思ったし、
山本耕史さんとかが「俺等がここの細胞達は食い止めるからお前は先へ行け!!!」ってさぁもうまんま、縁の所へ向かう剣心の構図なんですけど〜〜(大好物!)
強い設定のバグ細胞役、ここまで来たら新田真剣佑さんに演じて欲しかったけど(さすがにるろうに剣心のまんまじゃ駄目かな?)
今回のラスボスとなるバグ細胞がFukaseさんだとどうにも「キャラクター」の悪役と被って。。。そして右腕は結構な武器になってはいたけど、肉弾戦なら剣心に見える佐藤健さんのほうが遥かに強そうなので「結局白血球の佐藤健のほうが勝つだろうな〜」と思えてしまって。
もしかしたら勝てないかもしれないくらい強そうなバグ細胞としてはちょっと体術の面では弱そうでした。まぁ、キャラクターの時のようなサイコパス感を出したかったのかもしれませんが。
そして最後、花粉症としてスギ花粉が襲ってくる時、何故スギ花粉だけはCGなのか?!!
最後の締めくくりとして、誰かめっちゃ厄介な感じにはっちゃけてくれる役者さんにスギ花粉を演じていただき、
スギ花粉に向かう白血球!!のドアップで
「俺等白血球の闘いはこれからも続く!」
とかのセリフで映画終わるほうが良かったのにな〜と思いました。なんかラストがふわっとしてました。。
(この不満は単に演出、脚本だけのことです。)
でももし第2弾が作られたらきっと見に行っちゃうんだろうな〜と思いました(笑)
佐藤健か良い ◎○◎◎◎
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み◎
佐藤健のアクションが凄い
走り方から格好良いです
内容は少し子供向けかなど思う
体内の話だけでなく、人間のストーリーもあり、うまくまとめた感じになっている
飛んで埼玉風味が楽しめた
実写映画化されるって知ってから
ずーーーーーっと待ってたよ12/13を!!!
だって大好きな「はたらく細胞」が
あの!あの!!
「飛んで埼玉」の監督、武内英樹さんで実写化だなんて
・・・っ!!
埼玉まで行って見ようかと思ったけど
さすがにそこまでは・・と思って
今回は川崎で見たけど
でもやっぱりシレッと埼玉ネタあった笑
なんでまた79.5MHzが出てくんの笑
あと春日部とか越谷とか
見逃さないよ~笑
小沢真珠さまや片岡愛之助さんのゲスト感☆
加藤諒さんはたくさん出てたけど流されちゃった☆
そう、新人くんの俳優さん、板垣李光人さんておっしゃるんですね
すごい良かった。
原作のイメージそのまんまだった。びっくり。
あとなんか見たことある人がいっぱい出てたな~
サンバダンサーズの人たちとかさ・・
なんか見たことある場所もいっぱい出てたな~
魔改造の国際フォーラムとかさ・・
ラーメン博物館とかさ・・
ここどこだ?ここどこだ?って
考えながら見る映画もこの監督さんならでは・・?
ヘルパーTが「制御不能ーーー!!」って言って
暴れるところ良かった笑
ヘルパーTはヘタレだからね!!笑
制御性T細胞さんいたから
出てるって知らなかったから
「制御性T細胞さんいるやんかーーーー!!!」って
叫びそうになったよ
「落ち着いてください」とか
言って欲しかったなあ
うん、佐藤健くん、予告で見た時は正直
彼で合ってるのかなあ?って思ったけど
さすが監督さん、恐れ入ります、でした。
演技上手ですね、ベテランって感じしました。
インタビュー見たら
原作見たらすぐ白血球をやりたいと思ったとか
るろうに剣心のアクション監督さんに協力を依頼したとか
はああ~役への思い入れがすごかったとわかって
とても感動しました。
演じてくださってありがとうございましたと
言いたいです。
人間パートを入れたのは、
実写化にあたりちょっと一般の観客にも受け入れられるように作ろうと
思ったのかなと思いました。
残念だったのはちょっとね、バトルシーンがね、
お子さま向けではないところがあるところ・・
もう少しぼやかしてほしかったとは思う。
あと細かいところだけど
白血球さんは「おまえら」とは言わなかったはず
「おまえたち」と、品が良かったはず
(品の悪いのはキラーTだけ)
あーでも佐藤健さん、
後半はもう白血球さんにしか見えなかったよ!!
(追記)
Fukaseさんに罪はない・・
だけど最後まで白血球さん大好きで
いてほしかったよ
原作でだって白血球さんにだけは手出ししてないもんね
命の大切さを伝える新しいアプローチ
まじでこの作品には共感しますね。そりゃ人体の話ですから。特にお父さんのうんこのシーン。人間誰でも同じ思いをしたことあるでしょう。
アニメ版を見てこの身体の持ち主が気になっていたのでそこが見れたのはイイですね。
人体の中の話には情はありませんが、それを外の話が補う形ですかね。
実写化アレルギー持ちの私ですがこの作品は好きです。
身体大切にしなきゃ
思いのほか、シリアスなシーンもあり
ウルって来たところで
隣の女の子携帯がブーブー鳴るし
嗚咽?!ってくらい先に泣かれ(笑)
涙が引っ込んだ。
頼むからマナーモードじゃなくて
サイレントにしておいて欲しい。
キャラクター以来のFukaseの狂気っぷりが
最高ですが、白血球という細胞役だと
狂気も可愛く見えてしまう🤣
佐藤健の白血球、イケメンな役しか最近は観ないから
今回の吹っ切った役どころよかった。
永野芽郁は無条件でかわいい(笑)
劇場を笑わせてくれる阿部サダヲと
娘の芦田愛菜の親子再演も物語とは関係なく(えw)
なんだかほんわかしたー。
子供連れが多かったけど
思いのほか大人向けに作られていると思う。
子供にはちょっと長いし、難しいかも。
(未就学児はってことです。)
人間の肉体の中は、ミクロコスモスで、マクロコスモス‼️
人間の身体の中の仕組みを、漫画的に擬人化して教えてくれます。
人間の身体の神秘とその宇宙観。
大変勉強になり、かつ為になる映画でした。
日々、不摂生をして健康診断の血液検査では、チェック項目だらけの
阿部サダヲ(お父さん)。
ところが突然娘の芦田愛菜ちゃんが、白血病になる。
身体の中は、戯画化されてて凄い事になってる。
《白血病に打ち勝つ》って芦田愛菜ちゃんの身体の中では、
全面戦争が起きています。
抗がん剤治療は白血球にとっては暮らせないような死活問題。
赤血球は幾ら酸素を送っても、足りなくて、足りなくて・・・
その上、放射能治療を受けた身体の中は、そのダメージに
白血球も赤血球も血小板も右往左往して、大パニック‼️
阿部サダヲお父さんが、高速でトラック運転中に大を催した時の描写。
排泄するってことは、人間にとっても、
【はたらく細胞】にとっても、凄い大事件で大事業なんですねー。
ビックリでした。
ドラマパートは阿部サダヲと芦田愛菜ちゃん父娘と、
愛菜ちゃんのボーイフレンドの加藤清史郎くんが、
殆どやってくれます。
その他のメインキャストの細胞たちは、
赤血球が永野芽郁ちゃん、
白血球が佐藤健さん、
(白塗りメイクに声はボイススチェンジ、
(でも動きやアクションのキレは最高です)
キラーT細胞(=リンパ球の一種とか・・)が山本耕史さん、
頼れる感じメラメラです。
NK細胞(=ナチュラルキラー)役が、仲里依紗さん
(タフな殺し屋でホントに誰だか?分からなかった!!)
白血球が分裂して悪玉になる役をFUKASEさん。
「キャラクター」に続いて、独特の危うさで、悪の深味を醸し出す怪演。
ドラマパートがドラマティックで、芦田愛菜ちゃんの好演で
涙誘われるし、《はたらく細胞》の意味と意義を深く
感じる良い映画でした。
大掛かりなセットとアクションとCGも、
なかなかのアトラクション・ムービーでした!!
はたらく細胞…最高!
永野芽郁(赤血球)、佐藤健(白血球)かなり、配役あってます!佐藤健のアクションは無茶苦茶楽しめました。実写版は不安要素がありましたが払拭されました。ドラマ部は、芦田愛菜、阿部サダヲに感動!映画版はガン細胞を白血病細胞が担っていて最後の展開が…!そうきたか?となります。脚本にも感無量です!あとの配役もはたらく細胞にあっていて今年最後の映画では感動しました。
期待を大きく超えた傑作
ここ最近の漫画の実写化はレベルが高い。再現度には興味がない私だが、その再現度もよく、そしてもちろん話が面白い。原作からの改変があっても、映画の中でうまいこと機能して満足どころか期待を超えるものも多い。最近だと『ゴールデンカムイ』とか。
しかし、『はたらく細胞』はそれ以上に期待を大きく超えてきた。細胞パートに加えて人間パートを作るという暴挙とも呼ぶべき大改変に手を出したにも関わらず、その完成度は非常に高いものであった。
まず、人間を複数出すことで『はたらく細胞BLACK』の世界観の導入にうまいこと成功している。人間の生活が体内環境に影響するという描写は、知育にも非常に良いだろうし、肛門パートにはかなり笑わせてもらった。
そして最もよかった点は、白血病の女子高生を出してお涙頂戴をしておきながら、それが細胞パートに危機を生む舞台装置として機能していた点だ。白血病の女子高生でお涙頂戴という、いかにも「泣け!」という圧をかけてくる、うんざりするような展開(=暴挙)を盛り込んでおきながら、それが別のドラマを生むことで必然性まで感じられる。
しかもその「別のドラマ」ときたら!人間パートの導入に、白血病の女子高生という2つの暴挙の次は、連載作品では絶対にできない、細胞たちを全滅させるという暴挙だ。しかしこれがまた『はたらく細胞』に合っている。ばっちり合っている。原作のがん細胞を白血病細胞に変更し、白血病の治療をしっかりと『はたらく細胞』風に描くのだから合っていないわけがない。白血病の治療がいかに細胞をきっちり殺すのか、恐ろしいほどによくわかったし、滅びをもたらすものが美しく描かれていたのも良い。
とことん知育によく、あくまで細胞の目線で世界を描いていた。正直、何度褒めても物足りないくらい。今年で一番面白かったかもしれない。そして、今まで観た漫画の実写化の中で一番面白かったと思う。
電王ファンも必見!楽しく体の仕組みも学べるエンタメ作!
原作は知りませんしアニメも見てませんのでこの話自体初めて今作で知りました。
人の体の中を世界とした面白いところに視点を置いたなと思います。自分の体の中にもこんな世界があってそれで自分が成り立ってるんだなと思ったらなんだか自分の体も愛おしく思えちゃいますね。
ストーリー自体の体の中の世界と体本体の人物の現実世界のバランスも良かったと思います、体の中の話だけではどうしてもダレてくると思いますが、そこに現実世界を挟むことによって前半はグイグイ引き込まれるように見ることができます。
見どころとしてはワイヤーアクションをガンガン使ったアクションシーンは見ていてマジで気持ちよさがあります!雑魚敵をババババーっとやっつけるシーンは圧巻です!
そしてなんといってもキャストの豪華さ!
演技力は間違いないです、特に佐藤健さんは普段はわりと正統派な作品のかっこいい役をやることが多いですがこういったふざけた作品でもしっかりとハマった役をこなせるのは山田孝之さんに通じるものがあると思いました。阿部サダヲさんは安定の親父役でさすがですね。最近はもっぱらバラエティやCMタレント化してる芦田愛菜さんが映画に出てるのは久々見たなーと思います、昔は天才子役でしたが今回の演技に関しては特に可もなく不可もなくな印象。
永野芽郁さんはいつのまにこんなにめちゃくちゃ可愛くなったのだろうと思いましたししっかりと主役をこなせていたと思います。
仲里依紗はお腹がすごい締まっててそればっか気になりました(笑)
もちろん演じ方も違和感なくて良かったです!
山本耕史さんはノリノリで楽しく演じてるんだろうなーてのがめっちゃ伝わる良い演技っぷりでした!みんな引き連れていくぞー!って感じは地面師のワンシーンを彷彿させるものがありました。
そしてなんといってもセカオワのFukase、「キャラクター」に続いて本当今回もすごかった。本業が役者じゃないのにこの演技力はマジですごいし彼の演技は個人的にめちゃくちゃ惹かれます。声というか話し方が独特でなんていうか不気味で気持ち悪いのにめっちゃ気になってしまいます。あんなファンタジーな音楽やってるけど本来の姿がこういうイかれたサイコパス野郎なのかなと思っちゃうほど悪役ぶりがめちゃくちゃハマってました。バラエティ色強めの世界観に彼のキャラがいることでいい感じにシリアスさが混ざっていてそこが作品に良い色付けをしていたと思います。
そして個人的にすごく感慨深かったのが同じ共演シーンはないものの松本若菜さんが佐藤健と同じ作品に共にメインの役で出演していることが仮面ライダー電王を見ていた世代としては胸が熱くなるものがありました。
松本さんの今回の役柄も普段はなかなか見たことない彼女の声色やキャラでそこも新たな一面が見れました、後半いつもの松本若菜になって登場して出てきたとこもかっこよかった。
キャスト豪華の超大型話題作で、そういった話題性だけではなくしっかり中身も素晴らしい作品でしたのでぜひぜひ2024年を締めくくるエンタメ傑作としてご覧いただきたい作品です!
期待をいい意味で裏切った作品
アニメ視聴済み・原作未読の感想。
予告編からの印象はエンタメ全振りで行くのかと思っていましたが、終末映画のようなノスタルジーに浸れました。
アニメでは明日も頑張って働こうと思わされましたが、映画でも同じ気持ちになりました。
ちょっと残念なのはアクションやCGの出来です。
とは言え、原作ファン・新規共に楽しめる作品になっています。
アニメ実写映画の中でオススメできる作品の一つです。
細胞たちの働く姿に胸が熱くなる
体内の細胞の擬人化という突拍子もない設定を、実写映画としてちゃんと成立させているところに、思わず感動してしまった。
赤血球の働きぶりには、ドジな新人が、地味で単調な自分の仕事に意義とやりがいを見い出し、プロとして成長していく「お仕事ムービー」としての楽しさがあるし、白血球たちの活躍には、力を合わせて悪の侵略者を撃退する「戦隊ヒーローもの」のような面白さがある。特に、ワイヤーワークをふんだんに取り入れた戦闘シーンは、アクション映画との本気度が感じられて見応えがあった。
また、敵を含めたすべての細胞のキャラがしっかりと立っていて、ラスボスの白血病細胞にさえ感情移入ができてしまうところには、物語としての秀逸さも感じられる。
人間世界のドラマにしても、出来の良い娘と不摂生な父親の日常生活と、娘の初恋や難病との闘いといったエピソードが、体内の細菌たちの物語とうまく噛み合っていて、相乗効果を上げていたように思う。
ラストの、化学療法や放射線療法によって血液中のすべての細胞が死滅するという展開には驚かされたが、そんな絶望的な状況の中でも、ただひたすらに自らの使命を果たそうとする細胞たちの姿には胸が熱くなった。
爆撃後の荒廃を思わせる体内の場面には、戦争映画のような悲惨さや終末感が漂うが、それだけに、骨髄移植が成功して再生していく世界は希望に満ちているし、回復できたのは「頑張った体のおかげ」という医者の言葉が、実感を伴って心に響いてくるのである。
映画を観終わった後に、自分の体の中で黙々と働いてくれている37兆個の細胞に、改めて感謝したくなった。
【“トラック運転手のお父さんが、医者に行かずに頑張って働いていた訳。”今作は、正に笑って沁みて勉強になる映画です。コスプレした俳優さん、何人分かるかな!健康維持管理推進映画でもあります。】
<Caution! 内容に触れています。鑑賞後に読んでね!>
ー 今作の予告編は、劇場で20回は観たなあ。阿部サダヲさん演じる不健康なお父さんが、お尻を抑えながらWCに駆けこんで、行列を見て絶望的な表情で”アアッ”と言うシーンが映し出されるたびに、チビッ子達が大喜びしていたモノである。
で、私も阿部サダヲさん演じる不健康なお父さんが、”大変な事になる映画だろうなあ”と思って劇場に行ったら、お父さんのお腹も大変な事になっていたが、もっと大変になったのが、しっかり者の娘、日胡(芦田愛菜)とはなあ。ー
◆感想
・序盤は、予想通りに物語は進む。血液検査の結果がボロボロのお父さんは、しっかり者の娘に”病院に行ってよ!”と言われても”ハイハイー”何て感じで軽く流している。
■今作が面白くって、勉強になるのはヤッパリお父さんと、日胡の身体の中(何故か、テーマパーク・・。)で頑張る細胞たちの姿であろう。
1.赤血球(永野芽衣)・・赤血球が骨髄内の造血管細胞から子供が育つように、赤血球になるとは知らなかったなあ。(・_・ フムフム)
2.白血球(佐藤健)・・白血球とほぼ同じプロセスで作られているとはなあ。それにしても、白血球が出来るプロセスで遺伝子異常が生じると、白血病になるとはなあ。
あと、嬉しかったのは、佐藤健氏が、「るろうに剣心」で良く見せていた壁走りかな。変わらずに、凄い運動神経だな。
それにしても、佐藤健さん演じる憧れの白血球になりたかった恐ろしい”不良品になってしまった白血球”を演じたFukaseさんは、「キャラクター」でも異常なる殺人鬼を見事に演じていたけれども、今作も凄かったなあ。悲しみが、悪に転じる狂気性を帯びた姿・・。圧倒的な存在感であったよ。
3.血小板は、皆可愛かったな。今作でも描かれている通り、擦り傷を塞いで瘡蓋にしたりするんだけれども、小さいから子役さんが演じたのかな。
4.肝細胞を演じた深田恭子さん。久方ぶりに拝見したが、大酒飲みの私がお世話になっている細胞を演じてくれて、嬉しい。(オバカ)
5.松本若菜さん演じるマクロファージは、知らなかったなあ。それにしても松本さん、変わらずにお美しいな。因みに佐藤健氏が仮面ライダー電王でデビューした時の、美しすぎる彼のお姉さんとして、お二人は共演している。
幼き息子は電王を、私は松本さんを毎日曜日の朝に、一緒に観ていたモノである。(オバカ)
6.キラーT細胞(山本耕史)や、NK細胞(仲里依紗)、ヘルパーT細胞(染谷将太)の働きも知らなかったなあ。それにしても、毎週映画館で染谷さんを観ている気がするが、御身体をお大事に・・。
7.全く分からなかった悪玉球菌トリオ。
1)黄色ブドウ球菌:食中毒を起こす事は知っていたけれど、あの人が小沢真珠さんとはなあ。
2)化膿レンサ球菌(親納慎也)
3)肺炎球菌(片岡愛之助)・・まさかと思っていたが、ヤッパリかあ。愛之助さん、隈取りが凄すぎますよ!
■沁みたシーン、幾つか。
・お母さんが、病気で亡くなってしまい日胡が、医者になる夢を持っている事を知っていたお父さんが、頑張ってトラック運転手として、過剰シフトでお金を稼いでいた事。
・けれども、日胡が白血球の異常により、白血病になってしまうシーン。で、医者(鶴見慎吾)の判断で、レーザー治療をする事に。けれども、それは異常になった白血球を殺すと共に、頑張る赤血球や白血球も殺すことになるんだよね
次々に斃れる白血球たちに懸命に酸素を運ぶ赤血球。けれど・・。そして永野芽衣さん演じる赤血球が、新たに生まれる赤血球に遺した手紙。
・お父さんと日胡の憧れの先輩で恋人になった青年(加藤清史郎)が、病室の外から日胡を、スケッチブックに書いた文字で励ますシーンも良かったな。
<そして、日胡は治り目出度く医学部にも合格し、お父さんと、恋人になった青年と、入学式に出掛け、二人の体内では新たに生まれた赤血球(永野芽衣)は酸素を運び、白血球(佐藤健)は、変わらずに”ぶっ殺す!”と叫びながら、花粉の元に飛んで行き、切り裂くのであった。
今作は、笑って沁みて勉強になる映画であり、健康維持管理推進映画でもあります。チビッ子は、チョビッと勉強してから見ると良いんじゃないかな。じゃーね。>
インサイド・ボディ
“擬人化”は映画の常套表現。動物の擬人化なんてもはや当たり前。変わり種で言うと、ピクサーが感情や元素を擬人化したり。
本作も負けず劣らず。アニメ化もされた人気コミックの実写化。擬人化したのは…
人間の身体の中の細胞…!?
“小宇宙”とも言われる人間の身体の中。
構造や機能や各々がどんな働きや仕組みなのか、知ってるようで知らない事も多い。
だけど、これを見れば大丈夫。
赤血球。身体中に酸素を運ぶ。酸素が身体中に行き渡らなければ私たちの身体は動かないも同然だから、地味だけど大事。それは私たちの生活に欠かせない物流のよう。「酸素お届けに来ました」「ご苦労様」。今年は『ラストマイル』もあって“物流映画”の年…? 私自身も物流業界で働いているのでちょっと分かるぅ~。永野芽郁が赤いジャケットと帽子、美脚眩しい短パン姿でキュートに。
白血球。身体中に侵入してきた悪い菌の駆除に当たる。その身体能力やアクションは『るろ剣』以上…? 佐藤健が白塗りメイクで笑演…いや、大真面目に熱演。
これだけで赤血球や白血球がどんな働きをするか分かっちゃう。
他にも。
ヘルパーT細胞。細胞たちへ指示を出す司令塔。
キラーT細胞。ヘルパーT細胞の司令を受け、身体の中に侵入してきた厄介な菌の処分に当たる。特殊部隊のような。
NK細胞。こちらも身体の中に侵入してきた菌を退治するが、他の細胞と違って身体中あちこちに移動出来る。一匹狼の殺し屋のような。キラーT細胞とは火花バチバチ。
マクロファージ。赤血球になる前の赤芽球の育成だけではなく、時には現場に出て菌の退治も。
血小板。擦り傷などの傷口の対応に当たる。小さな女の子たちだって働きます! かさぶたになるまで赤血球や白血球もお手伝い。
擬人化&お仕事&コミカルに描いた事によって、医者の説明やWikipediaで調べるよりずっと分かり易い。原作コミックやアニメが医療関係者の間で絶賛されたり、全国の学校の授業で使用されたのも分かる。私もこの実写映画で初めて見たが、為になるぅ~。
細胞の働きだけじゃなく、私たちの身体に何か起きた時、体内はどうなっているのか…?
これらも私たちの世界や社会のように。
まず、体内。メルヘンな国のよう。内部は工場のよう。ロケーション(和歌山にあるテーマパーク他)や美術セットにも注目。
そこで働く細胞の数。邦画としては『キングダム』や『ゴジラ』並みのエキストラ7000人以上! 細胞の数は37兆個と言われているので、それでもほんのほんの微々たるもの。
身体の中に侵入した菌は、メイクやスーツが特撮ヒーローの敵キャラのよう。ビッグネームによるチープ(褒め言葉)な怪演がウケる。
擦り傷。街中で爆破事件が発生。
くしゃみ。悪い菌を体外にも出すので、ロケット発射! なるほど、確かに“バイバイ菌”!
飲酒や喫煙。身体の一部が戦後市井のように荒れている。物資(酸素)が充分に行き渡らず、煙草を吸えば公害問題の時のよう。酒を飲めばアルコールの雨が降る。
極め付けは、排便。時々踏ん張る。その時肛門では…、肛門括約筋とう○ちが相撲のように押し合い。ここに巻き込まれたら地獄…!
過度な暴飲暴食は別として、くしゃみや排便は身体の自然現象。悪い事ではない。
が、もし、身体に深刻な事が起きたら…?
それは並行して“人間パート”で。ちなみにこの人間パート、実写映画オリジナルらしい。『インサイド・ヘッド』でも感情世界と少女のドラマが並行して展開したし、より分かり易く描写。
妻/母親を亡くし、二人暮らしの父娘。
煙草やお酒大好き。暴飲暴食は日常茶飯事。娘の尻に敷かれ、健康管理のお小言も日常茶飯事。ダメ父だけど、憎めない。
父に身体にいいヘルシー弁当を作ったりと、しっかり者の娘。
父・茂に阿部サダヲ、娘・日胡に芦田愛菜。私は見てなかったが人気ドラマ以来の共演が話題だが、当て書きのようなキャスティングもぴったり。
日胡の憧れの先輩に同じく子役出身の加藤清史郎。
初恋にウキウキする日胡の身体の中では、ホルモンがカーニバル!
愛菜ちゃんもナチュラル&キュートで、何だか本当にいつか少女漫画の実写化に出て欲しいぞ。
茂の不摂生が祟って…と思ったら、倒れたのは日胡の方。
白血病…。
血液のがんという事は何となく知っているが、エリート白血球を目指していた若い白血球が“ダークサイド”に堕ちて…。
まるで危険なテロリスト。増殖した白血球はゾンビの大群。
全ての機能が侵食され、不全に。抗がん剤治療は細胞たちにも影響。戦争のような惨状で、荒れ果てていく…。
赤血球や白血球たちの運命は…?
これは白血病の場合。
世界中を震撼させたコロナだったら…?
私は8年前に胃の壊死による大病で胃の全摘出をした。その時、身体の中はどれほど酷い状態だったのか…?
改めて痛感。
もっと身体を労らないと。そういや、会社の健康診断で要再検査の必要とかあったっけ…。
皆様もお身体をくれぐれも大事に。
コミック原作によるユニークな実写映画でヒット続く武内英樹監督。
今回も手堅いエンタメ手腕ではあるが…、終盤のシリアス&泣き演出がちとくどかったかな。
どうせならユニーク作風で突き抜けて欲しかった気も…。
笑いなら『テルマエ・ロマエ』や『翔んで埼玉』、コメディと思えて実はなかなかしっかりしたドラマなら同じく『テルマエ・ロマエ』や『もし徳』にちと及ばず。
でも勿論、今回も面白かったし、何よりやはり、為になった。
白血病に侵され、抗がん剤治療で身体中の細胞や免疫が低下し…。
生死の境をさ迷ったが、不治の病ならまだしも、決してこれで終わりではない。
峠を越え、治療が効き、回復の兆しが…。
身体の中では、細胞たちが新しく生まれ変わる。
人間の身体の神秘。私もあの大病時経験あるから、分かる。人間の身体って、強く出来ている。
細胞たちの再生や新たな一歩。それはまるで、戦争や災害からの復興…と言ったら大袈裟か。
いやいや、それほどデカいスケールやメッセージでいいじゃないか。
私たちの身体の中は壮大なのだから。
そのままじゃないんだけど、そこがいい。原作の再現の仕方も良かったです。
実写版映画、どうなるのかな。ってドキドキしながら観たんですが、凄く良かったです!
原作漫画・アニメ履修済みで、原作連載前の読み切りにもハマっていた身なので、
原作要素の入れ方が上手いなーとか、
健さんの白血球さん再現度すごいな。とか、
芽衣ちゃんの赤血球成長物語マジ良い。とか、
原作再現も、ストーリーを追うだけじゃなくて、そこで何が表現されてたのかを拾って(例えば赤血球の成長とか)、映画のストーリー表現に落とし込んでて凄い。とか、
原作が好きだからこそ感動した、とか面白かった。って部分もあるんですが、
芦田さんと阿部さん親子の外の世界パートがあるのってどうなのかな?って観る前は思ってたんですけど、
観てみたら、「体の中でこういうことが起こってる時、体の外(私達)はこんな感じになるんだよ」が分かりやすくて、観に来た小さい子達にも分かりやすいじゃん〜その為か〜!最高〜!ってなりましたし、
Fukaseさんの???(白血病のがん細胞)役も、
前駆細胞時代に白血球さんとのやり取りがあったんかーい!!!!っていうところが最高で。
倒さないといけない相手の心にも思いを寄せてしまう白血球さんの優しさが切なくて。
泣いちゃった。泣いちゃいましたよ。
そういう拾い方してくれるんですね。とも思ったし。
前半笑ってしまった赤血球くんに惚れてたっぽい先輩のこと思い出したりしちゃったりもした。
翔んで埼玉を思い出したりもした。
監督のバランス感覚よ。
取り敢えず泣いてもいいやつですよね?僕は泣きます。
あと、この映画自体がリトマス試験紙っていうか。
病気になったりで体が上手く動かなくなった事があった人、そういう人が側にいた人、これからそういうことが起こるかもって思って考えてる人、
自分たちの事も一緒に思いが引き出されるっていうか。
献血行こう、とか、
自分の体を労わろう、とか、
家族がそうなった時、何が出来るかな(出来たかな)とか、
そういうこと思いますねこの映画。って思いました。
一緒に観に行った人と話したくなる。っていうか。
兄さんと一緒に観に行きたいな。
って思いました。
あと、ラスト。ラストがさぁ!!
さみしい。さみしさもあるんです。
でもこのラスト。
読み切りのラストを彷彿とさせられるっていうか!
あの、本当。「細胞の話」(はたらく細胞の読み切りver.)読んでもらいたい…。一話完結なんで。頼みます。web(無料)か、公式コミックガイドって冊子に載ってるんで…。
「細胞の話」のOVAが出ますように…(祈り)
※[追記]:「細胞の話」検索の仕方→「細胞の話」+「シリウス」or「読み切り」で検索すると「第27回少年シリウス新人賞大賞『細胞の話』」と出てきますので、そちらからお読み頂けたら…!
予想外の展開…
原作コミック「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」を読んでから鑑賞。アニメは未視聴。
原作での予習で一応それぞれの細胞がどんな仕事を持つか分かっていたので「この細胞は何?」で止まらず物語に付いていけたのはよかった。あの予告から娘が「はたらく細胞」側、父親が「はたらく細胞BLACK」側で細胞達が一生懸命働く姿を描くのだろうと想像していた。
原作では「世界=体」となる人間は登場しないが映画では日頃の生活まで分かる。私としては細胞からだけ見た展開で進む原作の方が好きだが、映画では人間がこのようなことをすると細胞達はこうなる、との描写が必要だと思っていたので父娘が出ることに抵抗はなかった。
驚いた以上にたまげたのが登場した細胞達が全て消えたことだ。赤血球、白血球、キラーT細胞にNK細胞、シーンは無いがマクロファージさんも新米赤血球君も倒れただろう。予告がコミカルでハッピーエンドと予測していたので衝撃だった。
悲しいけれど君は原作のように生まれてこなかった。白血球に憧れて生まれてきた。だから人間はああするしかなかった。
娘の回復が速いかな…と感じたがこれから医学の道に進み、父娘や彼も自分の体を、はたらく細胞達を大切にしていくだろうから受け入れよう。
娘の体に起こったこと。不摂生な生活を送っていなくても病魔に襲われる可能性はある。
私自身のことをバラしてしまうと酒もタバコもやらなかった。油物は苦手。血液検査は毎年異常無し。それが子宮筋腫の肥大化で肺塞栓を起こし子宮摘出。肝臓癌になり部分切除。膵・胆管合流異常から胆嚢摘出。多臓器不全回避のため輸血されて献血もできずドナーにもなれません。ごめんなさい。
こんな生活を送ってきたが、映画ではたらく細胞さん達を観て皆が頑張ってくれたから今の私があるのだと改めて感じた。
そもそも現実にはたらく細胞達の寿命は長くない。私の中にこんな皆がいるのなら、普段の生活を整えようと思わせてくれた。
RB2525
運送会社勤務・漆崎茂と、その娘・漆崎日胡の体内で働く赤血球と白血球の話。
二人の日々の生活で起こる、嬉しい、楽しい、悲しい、催す、外傷、病気に反応し日々働く血液、細胞の働きをコメディタッチで見せる。
体内に入りこんだ、如何にもな被り物を被る菌と戦う白血球の戦いには安っぽさ、チープさを感じつつも何か懐かしい。
佐藤健さん演じた白血球には、うん!“るろうに剣心”な動きで、てか動き機敏すぎるし、彼本人自身もアクションには名残惜しさがあるのかなと個人的に思ってしまったり。
日胡の嬉しい感情…の体内細胞のDJ KOOのノリノリ描写には笑えるし、とうもろこし食って配送中に催す茂の体内細胞の反応にも笑えた。
マルモのおきて以来の共演、阿部サダヲさんと芦田愛菜さんの親子も懐かしさありで安定で面白かったね。
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