はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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無駄話ばかりで失礼
全然メインの筋じゃないんだが…愛菜ちゃんもしかして初の恋愛要素?こども店長、泣かせたら俺も許さんぞ。日湖ちゃんの病の名を聞いて思い出したのは赤い疑惑だが、そこまでこじれずに移植ができてとりあえず良かった。
で、作品はセットやモブが大掛かりな割に主要な登場人物(というか血液要素)が限定されていてこじんまりまとまった感。勉強になったけどね。
役者ではFUKASEの、特に声が良かった。小声だけどきちんと何を言っているか聞こえる声。なかなかいないんじゃないかな。山本耕史、最近は地面師たちで普通の役をちゃんとやってたが今回は安定のジャンル演技。仲里依紗もすっかりジャンル役者だがもはや普通の役できるのかなあ。
蛇足。前日小泉今日子のツアー千秋楽を見に行ったあと観光がてら宿泊した山形で鑑賞。「木枯らしに抱かれて」間奏のバンド紹介が素晴らしかった。
ハイレベルな実写化
演技・演出・脚本・CGクオリティーなどすべてがバランスよく調和している良作。
日胡の体内における細胞たちを描くパートでは主演の永野芽郁と佐藤健が好演。
永野芽郁のハツラツな感じは赤血球役にとてもハマっており、佐藤健は『るろ剣』で鍛えたワイヤーアクションが凄まじかった。それもそのはず、アクション演出は『るろ剣』チームと同じ方だそう。
その他、山本耕史・仲里依紗・染谷将太・深田恭子など脇を固める役者陣もかなり熱の入った演技で盛り上げてくれていた。
そして日胡の父親である茂の体内では『はたらく細胞 BLACK』の世界観が繰り広げられる。板垣李光人と加藤諒のコミカルながらも過酷な環境で生き抜く細胞の生き様がよく描かれていた。
本作では体内で活躍する細胞たちのパートと、その細胞が宿る人間たちの暮らしが交互に移り変わる。前半はくしゃみ・擦り傷・恋心とアドレナリンといった些細な現象を陽気なタッチで描くが、後半はややシリアスな展開を見せる。
阿部サダヲと芦田愛菜、永野芽郁と佐藤健らによるクライマックスは、過去に共演したというメタ的な要素も相まってグッとくる。
Fukaseの役は日胡の白血病を引き起こした異常細胞であったが、無邪気さと狂気を兼ね備えたラスボスとして結構ハマっていたと思う。アクションもかなり練習したのだろう、見応えがあった。
不満はないが、強いて言えば神木隆之介がこの役を演じていたとしたら、、、、剣心と宗次郎の対決を再び見れたかもしれない。
全体を通してラストまで無駄がなく、2時間のなかで非常に綺麗にまとめられていたと感じた。コミカルとシリアスのバランスも絶妙で緩急あるストーリーになっている。実写化アレルギーの方も一度観る価値ありだと思う。
子供向け?
阿部サダヲ目当てに。
想像するだけで笑える。
実際笑えたし。ニンニクととうもろこし…最強コンビでは?(笑)
芦田・加藤コンビもグッド。
人気子役コンビだもんね。
体を世界に見立て、色合い鮮やかファンタジーな世界に。
怪我をした時の血小板の働きとか、わかりやすくて子供向けなのかな?とも。
実際小さい子も観に来ていたし。
Fukaseだけがちょっと浮いてみえたのはなぜか。
面白くないわけではなかったが、いまいちだった。
面白い!が、不満点も…
割と当たりの部類な実写化!
血球や細菌のキャストはピッタリ役にハマって違和感なく観れました。
現実パートを挟んでの通常のはたらく細胞とBlackのマリアージュは、生活スタイルの違いとマッチして良かった。
もうちょっとコメディ色が強くても良いのかなと、個人的に。
最初から最後まで観ていて飽きないので、観る価値有りです。
不満点を挙げるならば
・現実パートの泣かせは要らない
・B細胞ハブらないで
・放射線治療で赤血球はそこまで死なないし、あんなに死んだら生きてられない気が…
意外とシリアス
もっとコミカルな作品かと思っていたら、思いの外シリアスなストーリーでびっくり。でもわかりやすく、かつドキドキさせる展開で非常に楽しめました。ちびっ子もたくさん観に来ていたので、つまりは正義ってことだよね。
あと永野芽郁がとにかく可愛い。私の身体の中で永野芽郁が酸素を運んでいると考えると、生活習慣改めようかなって気持ちにならざるおえないよね。永野芽郁さん、無病息災に努めますので、今年もよろしくお願いします。佐藤健さん、、、年末に体調崩しちゃったよ。君はもっと頑張れ。(冗談です)
真面目な話、白血病は広く知れた病気だけど、この作品を観るとその壮絶さがわかった気になる。有名なのは競泳の池江璃花子さん。病を克服するだけでなく、その後に世界で戦う凄さというか、偉大さを改めて感じました。そして何より医療従事者の方々、尊敬しかない。いつもありがとうございます。この作品でも医療従事者の献身的なサポートは描かれていたから、観に来てたちびっ子達にもなんとなくでいいから伝わってるといいな。
楽しくて、学べる映画
前半は子供も楽しめる感じ。後半はシリアスな部分も入ってちょっと大人向け。
白血病がどれくらい大変なのか、というのが少しだけ分かった気がします。
何かを学べる映画は良いですね。
それにしても、血小板さん達は可愛いい。
あとマクロファージ先生が可愛いし格好いい。
他の役者さんたちも良い演技でした。
ディズニー的な体内の描写も映像が綺麗でした。
期待以上
アニメ版本編とBLACK、原作後半を数冊読んだくらいですが、キャラへのリスペクトすごく感心しました。変なオリジナルキャラを入れてくるとかよく実写をやると邪魔な要素まったくなくて嬉しかったです。
BLACKの主人公がでてくるとは思ってもいなくて、とても興奮しました。ただ、メンタル立ち直るまでの話をもっと、、こうなんかあったんじゃないかと思っちゃいました。少しあっさり過ぎ。スギ花粉やってる尺あるなら、そっちに力をいれて欲しかったです。
賛否別れるかもしれませんが、だたのギャクに全振りするのではなく、シリアス展開にしたのは良かった。病気で身体の中でどんなことが起こっているのかや外の世界の人間ドラマも素敵でした。私自身、最近身体の不調で手術をした身というのもありますが。
1本の映画にしてはとても完成度がよかったので⭐5にしました。
ほんとためになる作品だと改めて思います。NK細胞さん、すごくかっこよかった!
続編あるならぜひ!
イメージしやすいかも
芦田愛菜ちゃんと安部サダヲの親子が良かった!Fukaseも快演。誰かわかんなかったわ。抗がん剤を受けた体のダメージとか、放射線とか、まさにその通りだなと思った。阿部サダヲの体の中を見て、健康に気をつけようとしみじみ思う今日この頃です。
身体の中では壮絶な戦いが繰り広げられている....
身体の中では、日々、細胞たちは激務、常に壮絶な戦いが繰り広げられており、さまざまなウイルスや病気と常に働いている。
急性骨髄性白血病は、放射線治療において、予防照射をしてから、骨髄移植する。
細胞たちは、新しく、入れ替わる。感慨深いなと思った。
まさか、放射線治療が映画に出るとは思わず、放射線を勉強している身としては、結構嬉しかった笑
とても、勉強になり、アクションも壮大、実写化としては、成功している気がする。
提供:日本赤十字社
(ほとんどネタバレなしですが、後半若干触れてる為一応ありにしています)
4DXで鑑賞
筆者は高校は物理選択で原作などは全く見てない状態で鑑賞。
最初は不安だったが、戦闘シーンが多く4DXで十分楽しめた。ストーリーも笑いありやや感動あり、どちらかに振り切っているわけではないが娯楽としては十分楽しめた。途中献血や骨髄移植のシーンがあり、これを機にしてみようと思ったが、かなりストーリーとして意味のあるシーンのため日赤が噛んでいるのではと思ったり思ってなかったり。
不摂生の方、これは、見るべき。
徹夜明け、深酒、、
で、観に行きました。
いつも、細胞さんありがとう。
阿部さんの体内の私。
ちょっと、辛ラーメンは我慢して、身体にいいもの
食べようかな。とまず反省。
立派な白血球を目指して頑張っていた、
がん細胞くん。バグって何?
そんなの本人にはわからない。
今日から アナタ敵デス って言われた気持ち。。
放射線治療で真っ新になった細胞たち。
キレイな新しい体内。
その中に元気に働くFukaseくん。
探してしまった。
ナイトクラブの肝細胞ママが一番悪玉😎 結局お高くつくのよね〜
翔んで埼玉の監督。
永野芽郁ちゃんの赤血球コスチュームがヤッターマンぽくって萌え〜でした。
二コちゃんの机には埼玉女子大学のオレンジの対策本。
二コちゃんパパと同族のアタシは予告編を見て、下ネタオンパレードの大爆笑を期待しておりましたが、笑っている人はいませんでした。阿部サダヲはトラックの運転手。もうアウトでしょう。間に合わないことを期待していました。しかも切れ痔なんだからズボンのお尻に赤い染みが広がる演出が欲しかったデス。
外肛門括約筋軍団は一ノ瀬ワタル率いるラグビー集団。対する内肛門括約筋軍団はお相撲さんたち。擦り傷の血小板(子役軍団)の働きと合わせて、マスゲーム的な見せ場でした。人件費はかかっていそうでしたが、エンドロールでお相撲さんの四股名や大相撲協会の文字を探しましたが、見つけられませんでした。ちょっと闇ですね。
白血球(好中球)が孤軍奮闘。戦闘シーンの武器はナイフだけで、マクロファージが細菌や腫瘍細胞を取り囲んで食べるシーンが無くてガッカリ。フカセが出てくるとホラー感が半端なくて尚更笑えませんでした。
白血病細胞をデキソコナイ扱いして、泣かせようたって、ちょっと無理なんじゃないかい?
NK細胞のセクシーお姉さんの腹筋と形のいいおヘソがよかったです🤩
PG12じゃないの? 子供には贅沢すぎる。
小学生低学年以下の子供が観て楽しいと思うかは疑問。結構グロいシーン多いし。
戦場のシーンが多くて、結構血が流れます。一億なんとかとか、戦後の闇市のような飲み屋街のセットや骨髄移植の放射線照射などは原爆を想起されられて、あまり気分がよいものではありませんでした。白血球やマクロファージの働きも実際、自爆テロ攻撃みたいなもんですしね。赤血球の寿命は180日でしたっけ?儚い。
やっぱり、深田恭子様の肝細胞ナイトクラブが一番悪玉だと思いましたわw 肝細胞はどんどん再生しますしね。そういや、ヤッターマンの実写版のドロンジョ様はフカキョンでした。
芦田愛菜ちゃんはいつまで中高校生役出来るかなぁ。
もうすぐ肺炎球菌ワクチンを打ってもらえそうな年代になってしまいました😭
MOVIXさいたまのスタッフはいつまで白血球と赤血球のTシャツ着させられているんでしょう?しばらく見張りますよ😎
里依紗様の腹筋♡
今アニメで放送してますね。
録画してるけどまだ観れていないので、予告のみの知識。。。
なんですけど、、、実は、、、
なんと、、、ドドンッ!!!!
子とお友達が出演しております٩( 'ω' )و
なので、3人でドキドキ鑑賞して参りました。
しかし残念ながらワタクシ確認出来ず〜!orz
子らもここだ!と言っているシーンが違ったので信ぴょう性に欠ける。。。
んあああああああーーーどこーーー!!
けれど親子共々良いおもひでになりました
(^。^) ちゃんちゃん♪
作品は
特に体外パートと体内パートのバランスが良かったと思います。
体内パートでは想像通り環境最悪な茂(阿部ちゃん)の体内と、若くて元気で健康的なニコ(芦田愛菜ちゃん)の体内の対比が効いていました。
茂の体内、ニコの体内。
それぞれの細胞さんの置かれた環境や働き方や苦労が違うのも説得力がありました。
それぞれの体内環境を、体外パートと並行して丁寧に描く事で、最初に印象付けられるイメージに反して、「え!そっち?!?!」のギャップの幅が広がり引き込まれていく巧い仕組み。
まさかの泣けるシーン!ベタっちゃ〜そうなんだけれど、流石の阿部ちゃん愛菜ちゃんにやられるのです。
愛菜ちゃんがうますぎる!!!
阿部ちゃんが万能すぎる!!!
子ども店長は大きくなりました♪
あの紙芝居は反則すぎる!泣確!
と、書いている途中から寒気が。。
ん?ん?様子がおかしい。。
↑こっから4日間寝込んでましたチーン
流行りのインフルコロナでもなくただの風邪症状だったのですが、4日間永遠37度台、寒気と頭痛と身体中痛いしでしんどかったです。
そんな時にも思いましたよ。
ニコちゃんの方がよっぽど辛かった!
芽郁ちゃん(赤血球さん)も頑張って酸素を運んでくれている!
健(白血球さん)も頑張って病原体と戦ってくれている!
里依紗様(NK細胞&山本キラーT細胞ズ)が必ずヤッテくれるはず!
(ガンじゃないけど('◉⌓◉’)
なんてね。嘘です。
思えませんでしたwそんな余裕なかったw
高校生の時の彼氏の夢とか見てたww
もう体調を崩すのはこれで今年(いやずっと)最後になりますように!
と、何を書いているのかわかりませんが、アドレナリン放出時にはサンバ〜♪なのね!とか、やっぱりとうもろこしは消化しにくいのね!って所が面白かったです。粒のままコロコロと。。w
他にも、武田先輩(加藤君)に会ってドキドキしちゃうニコちゃん。
そんな時の身体の中は。。
クールな司令官であるはずのヘルパーT細胞
(染谷君)までもがウキウキ身体が動いちゃう所とか好きだった。
神経細胞に乗っ取られちゃってるのがおかしい。
良いなあたしもドキがムネムネしたいいいーーー!
お?だからあんな夢見たのか?w
それからなんといっても擦り傷を治す血小板のマイカ・ピュちゃんが可愛らしすぎた♡
白血球のおチビちゃん。
元々は身体を守る為に生まれたのに、働きたかったのに、突然変異してしまいがん細胞へと変化してしまう悲しい存在Fukase君(彼はこんな役が似合いますね)
健白血球との絆を見せておいてからのやっぱり最後は。。って着地は良かったですね。
"おにぃぢゃん"は少々怖かったが。。
ニコちゃん寛解は嬉しい限りだが、ジブリラストが少し気に入らない母ちゃんでした。
そして体内環境を整えて少しでも細胞さん達が働きやすい環境になるように、コーヒーの飲み過ぎには気をつけようと思います( ´ ▽ ` )
子らの感想コーナー٩( 'ω' )و
○見えない身体の中の仕組みを見れたようで面白かった。
◯赤血球も白血球も役目を終えるまでずっと働き詰めで大変そう。
だから働きやすい良い身体の中にしないといけないと思った。
◯白血球はどこでもすり抜けて、侵入者がいないかパトロールしているのがすごいと思った。
◯大人になったら献血してみようかなと思った。
(そうだね!骨髄バンクに登録は少し勇気がいるしハードルも高いからね。献血だったら出来るかもね)
◯わかりやすかったからテストに出ても大丈夫そう。
素晴らしいですね100点ですね!
さすが中学生になると違いますね!
おばちゃんは嬉しいです。
はい、我が子は??↓
◯あんなに道に迷ってる赤血球なんているのか?(←笑)
○身体の中にぎやか過ぎるだろって思った。
◯大人の身体の中居酒屋とかラーメン屋があった。
◯くしゃみする時ロケット思い出す。
◯ウ○チする時あのシーン思い出す。
お、おぉん( ̄∇ ̄)
まだ勉強前なので難しかったようでしたが、身体の中の仕組みを知るきっかけになったので良かったかなと思います。
と、フォローしときますw
あ!ウ○チはしたくなったら我慢しないで学校でもしなさいと言いました。
これはいつの時代もあるある?
そして2人共又、自分探しをしに行きたいらしいです(^。^)
ごめんよ風邪ひいちまったからよ、又近いうちに行こうね♪
色々な意味で良く練られた良い映画だと思いましたよ。大人でも楽しめます♪
思ってたのと違う
いい意味で、期待を裏切られました。
はたらく細胞は、BLACK含めて、原作、アニメ共になんとなく観たことあるくらいです。作品のイメージは、子供向けという感じでしたが、佐藤健の出る作品はハズレがないという自論で観に行きました。
序盤はコスプレ感あるし、やはり子供向けの作品だなという印象で、面白くなくはないが映画館で観るほどでもない、というのが正直な感想でした。
しかし、体の持ち主であるニコちゃんが白血病を発症してしまう所から、ストーリーが激変。一気にシリアス展開になり、気づけば引き込まれていました。最近の映画で、ここまで起承転結がはっきりしている作品はあまり無いので、非常に面白かったです。
細胞たちを擬人化することで、原作以上に自分の体は多くの細胞によって支えられている、と実感できました。私自身、割と不摂生な生活をする方だったので、今後は体を労わろう。自然とそう思える作品でした。
ただ、2点だけ、気になったことがありました。
1点目は、ニコちゃんのお父さんは病院でニコちゃんに輸血したのではなく、献血しただけなので、輸血で彼女の体にお父さんの赤血球が来たのはえ?と思ってしまいました。
もう1点は、骨髄移植により新たにやってきた造血幹細胞が、小さな女の子だったこと。私は医学の知識があるわけではないので、気になって調べてみましたが、やはり骨髄ドナーは20歳以上の大人らしいです。なので、普通の大人が演じても良かったのでは?と思ってしまいました。
全体としてはすごく面白かったし、最後はハッピーエンドだったので、子供と見ても楽しめると思います。
他人事じゃない
原作大好きです。自分の身体の中で何が起こっているか、普通気にも留めないでしょう?そんなところへ光を当てた本作は学習まんがとしても優秀!ぜひ文科省推薦図書として全国の小中学校図書館に全巻並べて欲しい!
今回実写映画化されるにあたって、一体映画の尺にどこまで詰め込んでくるんだろうという点が非常に気がかりで、しかし監督はあの翔んで埼玉・武内監督!絶対飽きさせない一大エンターテインメント作品に仕上げてくるだろうと期待しかなかった。
そして待ちわびた封切り当日。予想もしてなかった人体内外同時ストーリー展開におったまげた。こりゃ期待以上じゃないか!各キャラもきっちり役にハマっているし、タケちゃんの振り切った白さといったら!
しかし本作の評価されるべき点はそこじゃない...後半で日胡ちゃんが白血病で倒れるあたりからの絶望感からの見事な回復っぷり!!!同様の血液疾患を持つ患者さんにとてつもなく大きな希望を与えるものなんですよ。
実はわたしは骨髄異形成症候群と言って、骨髄中の造血細胞の突然変異でまともな血液成分が作れなくなる病気と闘っています。あれだけワラワラ出てくる赤血球とか白血球とか血小板ちゃんが人並みの半分から1/3ぐらいになっています。貧血でフラフラしながら、感染症にかかったらおしまいと主治医に言われながら生活してます。完治するにはまさに骨髄移植しかなく、今移植しなければもって1年とか言われてます。
ところが骨髄移植って、白血球の型が合致しないと成果を得るのは難しいんですよ。2つある型は両親からそれぞれ受け継ぐので一番可能性高い実の兄弟でも確率1/4。親子になるともうほとんど合致しません。骨髄バンクでも合致するのは稀なので、見つかるまでずっと待っている方も多いんです。私も骨髄バンクにはゼロでした。
そして運良く型が合えば、あるいは半分でもいいそうですけど、まずは劇中でやったように一回自分の免疫システムを放射線当てて全滅させなければなりません。そして移植後は新しい造血細胞が定着して正常に血液成分を作れるようになるまで3,4ヶ月の間クリーンルーム内で過ごさなければなりません。
その間に移植した免疫システムが自分の体を攻撃するので、様々な症状に耐えなければなりません。ひどい場合はそれで亡くなったり、退院後もずっと苦しみ続けるケースもあります。日胡ちゃんのようにスッと退院したり元の生活に戻れる保証はないんです。
中には移植せずにずっと生き残る方もたまにいるそうですが、移植を待つ間に感染症などで亡くなったり、移植したことで亡くなるケースが2割ほどあると聞いて移植に踏み切るかどうか迷う方も多いそうです。加えて移植のドナーの方にも相当なリスクと負担がかかると聞いては血縁者に頼むのも躊躇してます。
できればこのあたりまでキッチリ描ききって欲しかったですけど、それじゃ本作のテーマからかけ離れたものになってしまいますからね。無事元気になって良かったね、で幕というのが正解です。
ぜひ続編でもっともっと身体内外のドラマを描いて欲しいです。そして観られた方が献血や骨髄バンク登録をしてくださることを切にお願いします。
絶賛している人は、もちろん献血やドナー登録はお済みですよね?
まさか病気で苦しんでいる人を感動ドラマとして消費して終わりなんてことはないですよね?
それって人として最低だと思うのですが、大丈夫ですか?
負担が無いといえば嘘になります。
でも、それで人の命が救えるんですよ。
こんなに簡単に他人の命を救えるチャンスってなかなか無いと思うんですけどね。
煽ってすみません。
つい口が滑りました。
ここから、元々最初に書いていた映画の感想です。
漫画は未読でアニメは未見。
数年前、とある病気にかかり、同時期にオリンピック有望選手が同じ病気にかかった影響で日本中が震撼。
その結果、ネットやラジオではその病気についての特集が頻繁に行われ、可能な限り貪るようにチェックしたおかげで、血液についての知識はそこら辺の人よりは自信がある状態で本作を鑑賞。
前半はまるで教育テレビ。
血液についての知識を観客に叩き込む作り。
白血球VS菌のバトルは戦隊ヒーロー風で子供が好みそうな感じだが、専門用語が割と多用されていた印象で、完璧に理解していた人は少なそう。
アクションが予想以上の切れ味で、『るろうに剣心』実写版を想起。
白血球役に佐藤健が起用された理由をここで理解。
前半最大の見せ場は、お腹を壊した阿部サダヲの体内で行われる、便VS肛門括約筋の攻城戦。
便意で苦痛に歪む顔をこんなに長く見せられる映画が、未だかつてあっただろうか?
阿部サダヲの熱演が光る。
劇場では笑いが起きていたが、個人的には「いったい自分は何を見せられているのだろう」と冷めた目で観ていた。
ゲイネタで笑いを取る場面。
昔のテレビや映画では多用されていて、それがゲイ差別に繋がっていたため、最近は見かけなくなったと思っていたので、未だにそういう場面があったことが残念だし、軽蔑せざるを得ない。
Netflixのドキュメンタリー『トランスジェンダーとハリウッド』を観るべき。
中盤から急に重いドラマが展開。
ネットの感想を見ると、子供には見せられないという意見がちらほら。
そういえば映画後半、劇場で子供の騒ぐ声が遠くの方から聞こえていたが、もしかしたら嫌がっていたのかな。
芦田愛菜が病気のことを知る場面で、思わず涙。
さっきまで漏れるかどうかの話をしていたのに…
歳をとって、若い人の将来が閉ざされそうになる話に弱くなった気がする。
ただ、個人的にはこの病気のことを暗く描いて欲しくない気持ちが強い。
昔は必ず亡くなるイメージだったが、医学の発達で今はちゃんと治療すれば助かる可能性が高いと思うので。
この病気を思いっきりお涙ちょうだいの道具にしていて、「なんだかなあ」という気分になった。
終盤は鈍重。
映画内でも医師が説明する通り、治療の目的は「血液の細胞をゼロにすること」なのに、体内では細胞たちが生き残るための活動を『火垂るの墓』のテンションで永遠と繰り広げるので、まるで「血液の細胞をゼロにすること」が悪いことかのように描かれていて、頭が混乱した。
あまりの冗長さに、感動で泣いていた人も涙が引っ込んだのでは?
以上、個人的には気になる点も多い作品だけど、泣いてしまったのは事実だし、エンドロールは今年観た映画で一番良かったし、この映画を通じて献血やドナー登録が増えることを期待して、この評価。
以下、おまけで個人的経験からこの映画で変に感じたところ(という建前で思い出を書きたいだけ)。
①白血球が変異してから1ヶ月後、日胡は学校まで普通に歩いて登校。
その時に鼻血を出して入院することになっていたが、自分は体に違和感を感じた後も無理し続けた結果、1ヶ月経った時にはまともに歩けなくなっていた。
数歩歩いたら失神しそうになっていたので、家から職場までタクシー通勤。
②病気を知った時、日胡は激しく動揺していたが、自分は病名を聞かされた時、「あ、そうですか」という感じだった。
案外そういう人、多いのではと勝手に推測。
一緒に病名を聞いていたうちの親は号泣していたけど。
③裕福ではない家庭なのに、入院してすぐに個室対応なんてあり得るのだろうか?
ドナーが見つかって移植の準備をするようになってから個室に入るイメージ。
④抗がん剤後、日胡はニット帽を被っていたが、眉毛はそのままだったのが違和感。
全身の毛が抜けるので、自分の脚がモデル並みの美脚になっていて、うっとりした記憶がある。
頭の毛を剃らずにシャワーを浴びたら、床が毛だらけでホラー映画みたいになっていた。
⑤長期入院のため、治療は辛いが慣れる。
個人的に本当に辛かったのは、世間話をする相手がいなくて孤独感が凄かった。
その点、日胡は熱心に見舞いに来てくれる人がいて羨ましかったし、恵まれているなあと思った。
健康第一!細胞に感謝!
一言で言うと「とても勉強になる面白い映画」。なかなかないと思う。
人間界を模した体内で擬人化された細胞たちが働くという設定がまずもって素晴らしい。
私たちの体内ではこんな風な営みが延々と続いているのかと思うと、人体とは正に、最も身近なワンダーランド。これに気づいた作者は凄い。
細胞が働く環境が、ホワイトだったりブラックだったりと世相を反映した設定も物語に入り込む仕掛けとして面白い。
飲酒や喫煙で、体内があんなにブラックになるのか。父(阿部サダヲ)の体内が昭和の下町風情なのが何とも。雷門風の「肛門」提灯や、肝臓がスナックになっているあたりは、昭和世代にもやさしい作り。
全編にわたって見所が続き、飽きがこないのも原作と脚本、セット美術と演者のレベルの高さがなせる技か。
娘(芦田愛菜)が急性骨髄性白血病になることで、私たちが「身体を良くする治療」と考えている、抗がん剤、放射線、骨髄移植が「よい細胞」にとっても害であり、生死に関わる過酷な環境を作り出すものなのだということを分かりやすく伝えてくれた(よい細胞に害が及んだ結果が、副作用というやつなのだろう)
個人的には、肛門の攻防戦で手に汗握った。これは上手い。子供も大好きなやつ。先輩赤血球(加藤諒)の顔圧が凄かった。顔圧と言えば、肺炎球菌(片岡愛之助)も得意の顔芸が炸裂していたがあっさり「くしゃみ1号」でさようなら~。
天真爛漫風の赤血球(永野芽郁)と、クールで強い白血球(佐藤健)のバディものでもあるこの映画。悪い細胞をやっつけるという単純明快の分かりやすい構図なのだが、悪い細胞もまた、元は同じ幹細胞から生まれた変異型だということと、生まれた細胞は役割を終えると死んでいくということに、我々人間界(体外の世界)の一面が投影されていて、考えさせられる。
この映画を観て、人体に興味を持つ子が増えそう。
昭和世代は、健康第一を再認識。細胞に感謝の心をもちませう。
(2024年映画館鑑賞35作目)
志は高いが、ストーリーはテンプレ特撮
以前学校の授業の補足になればと原作漫画とアニメを少し見たが、最低限の知識がある人間には物足りなかったので読んだり見たりしたのは数話だけ。
しかし、比較的レビュー評価が高いのでエンタメ映画としては面白いのかと見てみた。体の仕組み特に免疫系を分かりやすくという意味では良く出来ていて見た人が体を労ろうという気はなってくれたのなら、この映画の志が達成されたのだろうから良かったと思う。
ただエンタメとして見るとニチアサ特撮で何年もやっているテンプレストーリー展開なので特段の感慨は湧かない。そうなるだろうな。あ、そうだね、良かったねという感じ。
私が特撮好きだから、そう思ったのかもしれない。普段ドロドロの大人ドラマを見る事が多い人には久しぶりに清々しい気持ちになれたのかなとも思う。
やはり見る人によってそれぞれの背景があるから評価は異なるのが当然と思った次第。それから評価高いアクションシーンだが、中華映画のようにワイヤーアクション多用なのが個人的にイマイチだった。ワイヤーアクション否定ではないが。
ただ抗癌剤投与が味方もろとも敵を攻撃するミサイルに譬えられていたのは良かった。そう思えばいざという時覚悟が出来そうだ。
笑って、泣いて大忙しでも最高でした♪
出演者を見ただけでも見たくなる映画です。
愛菜ちゃんと阿部サダ(マルマルモリモリ)
愛菜ちゃんと子供店長(昔)
健くんと永野ちゃん(朝ドラ)
などなど、共演してくれてありがとう♪
悪役の方たちは、カメンライダーのショッカー
を連想しちゃいました。流石!愛之助様~
黄門様の筋肉のくだりには、爆笑!
愛菜ちゃんは、病気の演技をすると流石です。
涙腺がうるうるです。
健くんの、一眼レフ的な表情も役にあっていて
本当に良かったです♪
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