はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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アニメを知っている人は期待しすぎないで
アニメが放送されてた時期、家族でそれを見てた為、実写化が決まったときから、「あれが実写化したら、どのようになるだろう」と期待していた。
公開翌日、早速劇場へと足を運び見てきたのだが…映画になった以上、ストーリーの前後があるのはわかる。ただ、解釈違いな発言があったり、一部血球の性格が変わっていたり、この映画にとても期待していた分、すごく残念に感じた。
キャスティングが良くても、それに見合った活躍、ストーリーがなければ、キャスティングが良い意味がないのではないかと思わされた。
白血病にして、放射線治療をさせて、もともと居た血球を全て消してしまうのは、アニメとはかけ離れすぎて、もう一度観に来たいとは思えなくなった。
はたらく細胞が好きで、だからこそ、この映画に期待していたのに、期待外れな映画を見せられて残念。もう一度やり直してほしい。
重篤な病気すぎないか?
思ったよりもずっとシリアスな内容だった…!
つまらないというよりは、私が求めてた茶番劇とは違った。
白血病とか出されちゃうとコメディとしては楽しみづらい。
擦り傷とか花粉症みたいな疾患を大真面目に扱ってくれたらそれで良かったんだけど、それだけで映画として成立させるのは難しいのかなぁ。
せめて加藤清史郎くん、芦田愛菜ちゃんの役の年齢を上げて欲しかったな。
付き合ったばっかりの彼女が白血病になって徐々に衰弱していくのをずっと励ますの、高校生に背負わせすぎてない?新先輩自身の受験はうまくいったのだろうか。。
映画館はお子様連れのご家族が結構いたんだけど、後半怖くて子供の怯える声がちらほら聞こえた。
前半とのギャップ凄かったから驚くよね。。
細胞達はキャラ立ってて面白かったんだけど楽しみきれず残念。
そうだ、ドナー提供しよう。
概ね良い感想なのですが、始めに悪い感想から。
キツイシーンが長すぎる。
まだ移植しないの?早くしてくれ。状態が長くて、最近の開始5分で復讐始めるザマア系縦スクロール漫画に慣れた近代脳では耐久レース過ぎた。
しかもこの立場のキャラクターはなんだかんだ生き残るだろう…(震え声)が覆されてキッツ…細胞だからってすぐ殺すなや…
あと「病気って怖いね」よりも「不摂生やめようね」の方に方針を振ってほしかった。
はたらく細胞BLACKからもお話持ってくるなら、煙草とお酒で体内の細胞がどれだけ苦しめられてるかの描写がもっとほしかった。
そんな短期間の努力で体内環境改善するかよ…もっと苦しめ………
娯楽漫画でありながら教養漫画でもある、と思ってる一部の原作ファンだから思っちゃうところではあるかもだが…
いやしかし放射線治療とかドナー移植とかの勉強にはなるし、病気って怖いねもはたらく細胞が伝えてくれる大事なテーマなのでまあそんなマイナス点ではないですね!
なんか小学生が泣いちゃう暴力表現みたいな話題になってましたが、返り血も浴びないし生首が吹っ飛ぶわけでもないし、アニメより優しい表現だったと思います。
小学生が泣いちゃうのはメインキャラクターが続々死ぬからではないですかね…?
鬼滅の刃で泣かない子ならイケルイケル。もはや温い。
何より私のこの腐った骨髄液が誰かの体内で天使と化すならドナー提供しなきゃ…誰かの体内でアマテラスする(※歩くと草花が生え散らかす能力のこと)んだ…となるからとてもよい映画です。
続編の内容とかでも良かったのでは…
当方原作はマンガとアニメを少し見た程度ですので、ファンにとってはきっと納得の出来なのでしょうか。
正直私はもっと明るくてコミカルな内容かと思ってたんですが、それは中盤まででそこから先はがっつりシリアスに急速展開していきます。
家族愛とか感動路線に作るならそういった流れにするのが分かりやすいのでしょうが、正直後半は重たいテーマだったなと。
場内には小さな子供もたくさんいましたが、しっかり流血表現、触手による人体貫通、死ね、殺すというちょっと過剰な演出に彼らにはどう映ったのでしょうか。
私自身も少しその言葉選びに疑問は持ちました。
勝手な意見ですが、今回は前半にあったウイルスとの攻防で細胞たちが必死に戦って、その結果人体にはくしゃみとして発現しました!!みたいな部分をもっと引っ張ってみたり、ラストに登場したスギ花粉や、インフルエンザとの闘い!みたいなもっと皆に身近な症状を面白おかしく表現されたほうが楽しかったかな~と思いました。
で、その続編が今回みたいな内容だったらちょっとありだったのかなと考えました。
コメディ路線からシリアス路線の転換にもなりますし。
ただ、阿部サダヲさん演じる不摂生が過ぎる父役の体内環境が戦後のような劣悪になっていたり、肛門での攻防などめちゃくちゃ面白いシーンもありました。
思ってたんと違った…
原作マンガやアニメのように、軽く面白いほのぼの系だと思ってたんですよ。
ちょっとお子さま向けの、教育的お決まり展開の安心して見られる映画かなって。
それがなかなか重くてがっつり泣かされた上に、考えさせられる内容でした。
それはそれで良いはずなんだけど、やっぱり感想として1番は「思ってたんと違った…」になってしまうんですよね。
主に違和感が3つありました。
白血病と、抗がん剤治療のリアルさと、がん細胞の叫びと。後述します。
序盤は原作みたいに、体内世界の平和な日常、実写化された赤血球・白血球が出てきます。むしろ、最初の方は白血球が細菌を処理したとき返り血もなく、「全年齢向け映画にするために優しめの表現にしてるのかな〜」くらいに思ってました。
体外世界が描かれるのが映画ならでは。
ここで芦田愛菜と阿部サダヲという2人の名俳優が出てきます。
憧れの先輩とお話ししちゃってココロ躍るDJ・KOHや、必死に便意を我慢する阿部サダヲの演技の素晴らしさあたりまでは面白く見てました。
しかしまず1つ目の違和感。白血病。
事前に見たPVで、Fukaseががん細胞役で出ると知ってしまっていたので、阿部サダヲが健診後受診してない、あたりで「もしかして」と思ったのですが…
まさかの芦田愛菜が白血病。そっち?!ってなりました。
たしかに、主役の方の白血球達がいる世界でないといけないという事情があったかもしれませんが。
芦田愛菜にはね、昔から泣かされてきたんですよ…もうありとあらゆるシーンで泣きました。
まあ、さんざ泣かされといてなんですが、これ、なんか陳腐な展開じゃありません?母を亡くして健気にがんばってる少女が白血病になりましたって。お涙ちょうだいの常套手段ですよね。
白血病って、自分ではどうしようもない病気じゃないですか。「はたらく細胞」の教育的な側面からしたら、「予防できることを予防しようよ」という方向に持っていくのが合ってると思うんですよ。それに現実問題、少女と中年男性だったら、中年男性の方ががんのリスク高いですよね。
たとえば阿部サダヲが「切れ痔」だと思って放置していた便潜血が、実は「大腸がん」だった。白血球達が戦ってもうダメかと思ったところで、手術で助かる。体外世界では、検査結果出るまで本人・家族はドキドキで、そこで本音をぶつけ合ったりして泣ける展開もできる。やっぱり、健診結果が出たら早めに病院に行こうね、という視聴者へのメッセージもできる。
こういうハッピーエンドになる予定調和で安心して見てられる話を、わたしは求めてました。
違和感2つ目。抗がん剤治療のくだりだけが急にリアル。
原作で割とあっさりがん細胞をやっつけているのも、主役の血球達が永遠に出演し続けているのも、そもそも同じ赤血球と白血球がしょっちゅう会っているのも、現実ではあり得ないですよね。血球はどんどん生まれては壊されて循環してる、赤血球は何百万もいて同じ細胞と巡り会うことはない、それがリアルです。
でもそんな原作でも描かれなかったリアルさを、実写化で突然出されたら、「思ってたんと違った…」ってなっちゃいますよ。序盤の優しさなんだったんだ?ってくらいバッタバッタ血球達がやられてしまうし、結構出血とかするし、その後の描写も長いのでしっかり苦しみながら死んでいくように見えます。
特に、実写化だとそのままそのキャラの人が寿命を迎えるみたいになっちゃうから、「え?死んじゃうの?ホントに?!」ってびっくりしちゃう。
おドジな赤血球を中心に、体内世界のわちゃわちゃをみて、笑って(少しは感動系の)涙もあってくらいかなと軽い気持ちで映画館に来たのに、リアルにハードモードやな、ってちょっと引きます。
しかも、リアルに変わったのそこだけ。
最後なんて、同じ世界にいるんだからまた会える、なんて言ってたし。原作でも最初の方で数が多いからまた会うことはないみたいな話してて、抗がん剤のとこであれだけリアルにやったんだから、ここであのセリフ来るだろうと思ってたら、また会える?なんでや。拍子抜けです。
3つ目。がん細胞の叫び。
これは違和感というか、考えさせられたところです。がん細胞は元は白血球のお兄ちゃんに憧れて、立派な白血球になってはたらきたかった細胞。
「オレは悪いことしてないのに」と叫ぶがん細胞(Fukase)。何度も繰り返します。
「お前は悪くない、でもオレはこの世界のためにお前を排除するしかない」と白血球。
見てるの辛かったです。
がん細胞は本当は他の細胞たちと一緒にはたらきたかったのに、自分ではどうしようもなくうまくできない。しかし排除しないと世界がまわらない。
なんだか人間社会の縮図を見ているような気がして。
映画「キャラクター」の時もそうでしたが、Fukaseはこういうのハマり役ですね。好きなアーティストです。できればネタバレ踏まずに映画館まで来たかった…そしてFukase出た瞬間にココロ躍らせたかったです…。
そんなこんなで、総じて、重かったです。
もっとキュートでポップな感じだと思ってました。
映画としては良い作品だと思います。
ただほんと思ってたんと違った…っていう。
この時期公開ですから、年末年始で親戚集まって子どもも含めみんなで見に行こう、みたいなニーズに応える作品なのかなと思ってたし、原作やアニメもそういう作風だったし、なんなら出演者のネタバレ踏んでしまったPVはポップな作りでしたよ?
勝手に固定観念をもって見たんだろ、と言われるほどではないと思います。
まあね、少女が白血病になるような理不尽なこともあるし、不摂生な中年男性が健診結果を無視しててもなんともないこともあるし、実際の体内では日々たくさんの血球や細胞が死んでるし、それがリアルでしょ、と言われればその通りです。
でもそんな現実世界から、ひとときの癒しを求めて映画館に来たのにな、ちょっと残念でした。
血管中の赤血球は対象外では…
よく実写で頑張ったなあと感心したけれど、
…医学的監修してるのかな?
以下ネタバレ
●●治療は「骨髄の造血能」を抑えるが、血管内の(すでに増殖能もない)赤血球は対象外…て言うか、もしそこまで殲滅したら=全身組織壊死、窒息と同じで即死でしょう。つまり赤血球達が死に絶えて消失する映像は奇妙だし●●治療への誤解も生むのでは?せっかく「勉強になる…かも」映画なのに一番大事なところでおかしいのが非常に残念です。
バトルもの、戦もの、輪廻転生もの
まずお伝えしたいのは、NHKのアニメの実写だから、と10歳未満のお子さんを連れて行くのはちょっと待ちましょう。
でも、将来、生物に関わる仕事がしたい!と言っておきながら血を見るのはダメ、医者じゃないから血は見ない、とか言ってるようなら行ってもいいと思います(ショック療法)。
ストーリーはとてもまとまってたと思います。そして演者さんも豪華(特殊メイクが過ぎるのに声で分かるレベル)。
細胞のはたらきが大前提なので必然的にキャラ設定がしっかりしてることが、ぶれないストーリーと違和感のない配置だったかと。
にこちゃんパパが倒れるのは読めてたけどあっさり通過されて、読めない切ない展開。
最初は全力だから許されるコスプレ映画だと思ってたら、気付いたら異世界戦争ものになってて、、最後は輪廻転生の歴史もの見てたような錯覚に陥りました。
ロールエンドまで、これは良い教材でした。
良い実写化
年始に見てきました。休みとあって子供も多い。正直アレな出来カモと思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。細胞の膨大な数、スケール感はすごくうまく表現出来ています。アクションも迫力満点。ブラックとの対比や融合アレンジもうまかったなと感じました。肛門の描写はめちゃくちゃ笑いました。最近友人が白血病を発症しいろいろ話を聞いていたため、治療の工程をみるのは心に来るものがありました。やっぱり人間をきちんと描いたことでより感情移入ができるようになっていると思います。泣けるし笑える、いい映画でした。
阿部サダは昭和のおじさん役をさせたら天才です。
2時間の中に様々な要素が盛りだくさん。
単なる面白映画ではなく、生物学知識、恋愛、医学的内容が存分に含まれている。
それだけの内容を盛り込めたのも、
「配役が本当に的確!!」
だったから。
Fukaseは、映画「キャラクター」の時から悪役をさせると、不気味さが際立っている。今回も最高に憎たらしい役だが、見事に演じている。
人間ドラマを観ながら、それぞれの体内の様子を反映しているのが面白い。
人体で起きる様々な反応を見える形にしたのが、分かりやすい。
フカキョンは、やはり癒しキャラだなー(。•̀ᴗ-)✧
健康を心掛けようと思います!
健康診断の結果、要再検査の項目があったけど放置してたなぁと思い出しました…。
原作漫画は1巻だけ、アニメも1話だけだいぶ前に見たきりでしたが、各細胞のビジュアルの再現度が高くなんの細胞なのか一目で分かって良かったです。
ストーリーは体内の細胞のはたらきパートと、阿部サダヲと芦田愛菜演じる漆崎親子の人間ドラマパートに分けられており、体内と体外が連動して繰り広げられるドラマがよりわかりやすく演出されているなと思いました。(下品な話ですがトイレの件は笑いました。おそらく人類誰しもが一度は経験するのでは…笑)
ストーリー展開として、前半はコミカルに、後半に進むにつれシリアスになっていきますが、漆崎親子には何度か泣かされてしまいました。よくある話といえばそうなのですが、母(妻)を病気で亡くしているからこそ、お互いの体のことを気にかけ思いやる親子の絆があの短いパートからもよく伝わってきて良かったです。
その反面、体内での白血病細胞との因縁的なドラマは少し冗長というか、個人的にはあまりピンときませんでした。『擬人化』なのでそういう要素も入れたいのはわかりますが…
総じてアクションも良く、最後まで学びながら楽しく豊かな映画体験が出来ました。この作品で映画納めが出来て良かったです。
名もなきものたちの声をきけ
体内の細胞を擬人化するというありそうでなかった斬新な設定の漫画の実写化です。基本的には原作のままの部分とオリジナルストーリーを混ぜたスタイル。原作は「体内の細胞の擬人化」という素晴らしいアイデアの漫画です。
しかしながら「擬人化」には危うさもあります。擬人化された対象が、あたかも人であるかのように思ってしまうことです。鳥獣戯画のカエルとウサギのように、現実ではカエルとウサギは相撲を取ったりはしないのです。
体内細胞はシステマチックに協調して人が生きていくために絶えず働いているわけですが、そこに体内細胞の意思や感情や信条があるわけではありません。作中で描かれているように、誇りを持って働いているわけではないし、劣等感で悩んだり、自分の「仕事」に誇りを持って仕事をしているわけではありません。プログラミングされたままに、マシーンのように各個の機能で動いているにすぎません。
しかしそこであえて擬人化するところに面白さがあることも確かです。単なる体の組織を構成する部品であるにすぎない細胞が、もし意思や感情を持っていたら。そしてその部品が絶えず生成・消滅を繰り返し、人の体を生かすためのみに働いているとしたら・・・。そういうふうに想像すると不思議と、人が自分が生きていることがいかに奇跡であるのか、人はひとりぼっちで生きているのではないと思える。そこに面白さがあります。
個人的には白血球が細菌と戦う場面よりも、冒頭と最後に大量の細胞たちが仕事をして体内を行き交っているのを俯瞰する絵がグッときました。ああそうだよな、自分の体内でも沢山の数えきれない細胞たちが頑張っていると思うと、僕も頑張って生きないといけないと思いました。
漫画や小説などの実写化は得てして不評になりがちです。どんなに製作者が頑張って作ろうとも、原作ファンにとってはすでに自分の脳内で自分なりのイメージを造っていますから、どうしても自分のイメージと映画の違いが気になってしまうからだと思います。そこでいうと本作は、特に原作をかなり忠実に再現していると思いました。そういう意味では原作ファンにとっても納得できるものであると思います。
ただ、芦田愛菜さんと阿部サダヲさんなどによる現実世界のパートが追加されていますが、そこは個人的には無くても良かったかなと思いました。(もちろん芦田愛菜さんと阿部サダヲさんの卓越した演技力は素晴らしく、楽しませていただきました)そこはちょっと「いい話」にしようとして走りすぎてしまったかなとも思います。
前半の原作準拠の感じを最後まで続けて、ドタバタの楽しい映画で終わっても良かったかと思います。それから、原作も割とスプラッタ要素がある漫画でしたからそれは原作準拠かもしれませんが、小さいお子さんが見るにはストーリー展開およびスプラッタ要素(そして少しエロ要素)が合わないかもと思いました。ぜひ小さいお子さんたちのみなさんにも、体内の細胞たちの頑張りを見て欲しいと思いましたので、そこが少し惜しい気がします。
無理に「いい話」にしなくても、無数の色々な体内細胞たちが必死に仕事をしているところを見るだけでも、十分に生命の大事さは伝わるし、大切に生きていこうという気持ちになると思います。しかし、そこを差し引いても原作の力によるところも大きいですが、十分楽しめました。
Thank's, all Cast and Staff ! :‑D
後悔しました
映画を見たことを心底後悔したのは初めての経験です。
原作はコメディ色強め、なおかつこの実写映画のPVもわちゃわちゃ楽しく大騒ぎ!といったような雰囲気しか感じられませんでしたので何の疑いもなくわくわくしながら映画館に行きました。まさか数時間後ああまで最悪の気分にさせられるとは夢にも思っていませんでした。
まず原作通りのほのぼの感やコメディらしい笑いどころは冒頭くらいしか無いです。くわえて「そのキャラってそんなんじゃなかったよね?」ってキャラが複数いました。
そのひとりが赤血球ちゃんです。映画館で鑑賞しながらずっとうーん……となってました。彼女はもっと元気いっぱい盛大に悲鳴を上げてるキャラなので。細菌に出くわした時とかに。なのでああいう静かで大人しい感じなのはだいぶ違和感が大きかったです。(あと終盤の展開の話になりますが、BLACK世界の赤血球くんもあんな子じゃないはずです。彼は危機的状況において諦めなかったキャラであるはずなのに、実写版ではその性質が真逆のものに変えられてました。)
そして一番許せなかったのはやはり終盤の展開です。
自分は原作の雰囲気の通りに「日常→事件発生→みんなで協力して立ち向かうものの相手が(現実が)強力すぎて絶望しかける→それでも立ち上がって仕事を全うし、一発逆転ハッピーエンド」を期待していましたし、実写でもそうなるものと信じていました。でもそうじゃなかった。メインキャラクターを次々に殺し、最終的には皆殺し。どうしても、何が何でもそのような脚本にする必要が本当にあったのか?取り扱う病気は絶対に白血病でなければならなかったのか?自分には甚だ疑問です。観客を泣かせるためにとりあえずキャラを殺しておく、みたいな安易な風潮好きじゃないです。すごく嫌いです。細胞の話やBLACK世界ですらも皆殺しなんてやらなかったのに。
大好きな作品をこういうふうに汚されるのはこんなに耐え難いことなんだ、とこの実写を観て初めて理解しました。これまで自分は実写版というものに対しそこまで強い拒否感を抱いたことがなく、さまざまな作品の実写化情報を見て絶望の悲鳴をあげている方々の気持ちがあまり理解できていなかったのですが今なら「彼らはこういう苦痛を感じてたんだな」と痛いほど理解できます。
また、この実写には好酸球さんや好塩基球さん、BLACK世界の白血球さん等登場しないキャラクターも複数いますが、このような酷い扱いを受けるのなら出なくて本当に幸運だったと思います。
なんでキャラクターを軽んじるのか、大切に扱えないのか本当に不思議です。この映画を鑑賞したことを心の底から後悔しました。憎しみしか無いです。許せないです。
鑑賞後、原作やスピンオフ群をもう一度一通り読み直して「あの実写版の要素が入り込む隙は何処にも無い」と再確認することによってようやく少し憎悪が和らぎました。
精神衛生上大変よくないので実写版のことは早めに忘れることにします。認知しなければ存在しないのと一緒なので。
映画を見てここまで「見て後悔した」という感想を抱かされたのは初めてでした。
鈴愛と律
コミックはこれから読もうと思いますが、
朝ドラ「半分、青い。」のファンで永野芽郁さんと佐藤健さんコンビが嬉しくて観に行きました。
るろうに剣心のワイヤーアクションを彷彿とさせる佐藤健さんのカッコ良さも印象的で随所に出演者の過去の役どころが見えそれも興味深く「ふてほど」の阿部サダヲや「新選組!」の山本耕史もチラッと感じ取れます。
面白かったのは汚れ無き女子高生役の芦田愛菜ちゃんの体内表現と不摂生が祟る中年男の阿部サダヲの体内表現が、「テーマパークと昭和の飲み屋街」で表現されていたのに笑えました。
全体的に喜怒哀楽のバランスが取れてコミックの内容を知らない方が楽しめて面白かったです。
白血病細胞の悲しい過去
Fukaseが演じる白血病が単なる悪役じゃなくて、過去に立派な白血球として頑張ってきたのに、自分の運命によって白血病になっただけなのに、キラーT細胞やNK細胞、更には自分のお兄ちゃんにも不良品扱いされて、最後はお兄ちゃんに殺されて、可哀想な人生だった。
(記憶が曖昧で少し文がおかしいかもしれません。)
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TOHOシネマズ泉北
2024/12/30
10:35-12:40
SCREEN5
O-15
ポイント鑑賞
あの映画の殺陣のシーン、再び!
子供と一緒に観に行きました。
いろいろな層のお客さん(老若男女)が観に来ていて、結構
な盛況だった。
娯楽映画としては満点。とても面白く、原作を活かした内容
だったと思う。
前半は笑いどころ多数だったけど、阿部サダヲさんのお腹
壊す下りが、演技が迫真すぎるのと、尺が長すぎて、笑い
どころだったのに、あまり笑い声が聞こえなかったのが
残念(笑)。
後半は結構シリアスな内容で、観に来ていたちびっ子達は
ついて行けなかったかもなんだけど、そこは止む無しか。
見所はアクションシーン。佐藤健さんが「るろうに剣心」の
殺陣のシーンを撮ったスタッフを招集して撮影しているので、
あの世界的にも評価の高いアクションシーンが再び観ること
ができる。
最後、永野芽郁さんの赤血球と佐藤健さんの白血球が再開
するシーンがあるが、細胞には人格があるわけでは無い、、
という中々洒落てるメッセージと思った。
(細胞を擬人化している内容だけに)
一緒に観た子供も楽しかったようで、終わってから、
「骨髄って細胞なの?」と聞いてきたりと興味を持って
くれたようで、良い映画でした。
(その場では答えられず、家に帰ってから子供と一緒に
生成AIさんに回答を教えてもらいました、、笑)
良い意味で予想を覆されました
アニメの実写版として、
かなりクオリティが高いのでは☆
観るまでは、あくまでも
子供向けの作品だと思ってましたが、
見事に予想を裏切られました。
バトルシーンは迫力満点!!!
(白血球さん、NK細胞さん、
飛んでるシーンカッコよすぎです)
かと思えば、
お笑い要素も
ガチの作り込み&こだわりを感じるし、
(茂パパ、ドーパミンDJ さん、
とてもハッピーな気持ちになりました!)
その上、本気のシリアス展開に
最後までハラハラドキドキ、
そしてホロリとさせられる。
(ニコさん、頑張れ!)
2時間弱の作品で、
たくさんの要素をふんだんに使って、
これでもかと与えてくれる。
心から原作を大切に思う制作陣の、
サービス精神旺盛過ぎるくらいの熱量を
感じました。
素晴らしい努力の結晶ですね。
お子さんもオトナの方も、
知識、勉強云々は抜きにして
とりあえず観て欲しい!!!
年末年始にぴったりの
ステキな映画です。
ありがとうございました。
小ネタで笑わせる保健の教材
人体の細胞を擬人化して、楽しく学べる保健教材のよう
そしてキャスティングがデジャヴだらけ
阿部サダヲと芦田愛菜ちゃんは親子、カレシはなんと、清史郎くんじゃないですか、福くんだと年下だから先輩にならんからかな、殺し屋集団を引き連れ先頭に立つのは山本耕史、いよっ土方さん、と声かけそうになりました。そして赤血球と白血球は、朝ドラで共演していたとか(見てないので聞いた話です)。白血球は白い剣心でしたけど。アクション監督が剣心のアクション・コーディネーター大内貴仁さんなのね。
肝細胞が色っぽい深キョンママだし、カッコイイ一匹狼NK細胞の仲里依紗、括約筋の一ノ瀬ワタル(格闘家かラガーマン)、愛之助さんは翔んで埼玉のノリ(監督同じ武内英樹さん)で、小澤真珠は昼ドラの悪女まんま、キャスティング、特に人体に悪さする菌類がハマりすぎ。
看板やポスターの文句、背景などが小ネタ満載でいちいち笑える。
小ネタで笑わせるのは翔んで埼玉、武内監督の得意技でしょうか。
先輩赤血球、加藤諒のID、BL◯◯◯◯なんだよね、ラーメン痔瘻って。。
そういえば人体はいろいろなエリアとアトラクションがあるテーマパークのよう。
どうみてもUSJな職場でいそがしく働く細胞たちの役割がよくわかって面白い。
う◯ちとの攻防のシーンは、手に汗握った。間に合って良かったです。
そして、溜まったうんちゃんを一気に出してトイレで失神するケースって結構あるらしいです。
芽郁ちゃんと健くんが癒やされていた足湯は、「鼻水」、ということで良かったでしょうか。
後半のニコちゃんの白血病のところから急にシリアスな展開になったが、テンポが変わらないので違和感なく、白血病と治療の説明が簡潔なのに大変良く分かりました。
阿部サダヲと愛菜ちゃんは息のあった父子ぶりで、ふたりの愛情の話にほろりと来る。
人体がものすごく良くできているのが分かりました。
タバコは吸わないけど大酒飲みなのでだいぶ反省した。
たばこ吸ったらどうなるか、もっとドロドロやってくれても良かったと思う。
全部の細胞が円滑に働けるように自分の身体を大事にしようと思いました。
Fukaseくん、健くんのほうが年下に見えてしまったけど、怪演でよかった。
白血病細胞は白血球の変異なんですね
ちいさい血小板たちがめちゃめちゃ可愛かったです。
追記:忘れてましたがマクロファージさんは、野上良ちゃんのお姉ちゃんでしたよね
電王も混ざってたんだ。
永野芽郁ファンの感想
永野芽郁の作品はほとんど観てます。
「永野芽郁がいかに魅力的か」というのが第一の見方です。
その意味でいうと、「凄い演技」とか「魅力的なセリフ」などはあまりなかったです。
けったいなコスプレもしてますしビジュアル面でもイマイチです。
ただ話は面白かったし、アイデアも良かったように思います。
観て良かったなとは思いました。
深田恭子の使い方が贅沢すぎて笑えます。
すごく面白かったです。
漫画は5巻まで読んだ程度ですが、
漫画を読んでいなくても十分楽しめます!
原作にはない、実際の親子を登場させたことによって、
よりリアルに細胞の働きがわかりました。
また、演者さんが皆本当に良かったです。
赤血球の永野芽郁ちゃん、白血球の佐藤健君をはじめとして
少ししか登場しない細胞役の皆さんもとても豪華だし、
漫画のイメージも壊してなく本当に素晴らしいです。
そして、やはり目を引いたのが
ニコちゃん役の芦田愛菜ちゃんでした。
恋する高校生の可愛らしさ、
病気になってからの演技。
やっぱりさすがだな~って思いました。
お父さん役の阿部サダオさんと彼氏役の清史郎君が
ガラス越しに励ますシーンはもうほんと涙が止まりませんでした。
本当にいい映画だと思います。
武内英樹監督の作品は、映画だけじゃなく、TVドラマも好きのもが多いので、
また一つ大好きな作品が加わりました。
全142件中、21~40件目を表示