はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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細胞たちの働く姿に胸が熱くなる
体内の細胞の擬人化という突拍子もない設定を、実写映画としてちゃんと成立させているところに、思わず感動してしまった。
赤血球の働きぶりには、ドジな新人が、地味で単調な自分の仕事に意義とやりがいを見い出し、プロとして成長していく「お仕事ムービー」としての楽しさがあるし、白血球たちの活躍には、力を合わせて悪の侵略者を撃退する「戦隊ヒーローもの」のような面白さがある。特に、ワイヤーワークをふんだんに取り入れた戦闘シーンは、アクション映画との本気度が感じられて見応えがあった。
また、敵を含めたすべての細胞のキャラがしっかりと立っていて、ラスボスの白血病細胞にさえ感情移入ができてしまうところには、物語としての秀逸さも感じられる。
人間世界のドラマにしても、出来の良い娘と不摂生な父親の日常生活と、娘の初恋や難病との闘いといったエピソードが、体内の細菌たちの物語とうまく噛み合っていて、相乗効果を上げていたように思う。
ラストの、化学療法や放射線療法によって血液中のすべての細胞が死滅するという展開には驚かされたが、そんな絶望的な状況の中でも、ただひたすらに自らの使命を果たそうとする細胞たちの姿には胸が熱くなった。
爆撃後の荒廃を思わせる体内の場面には、戦争映画のような悲惨さや終末感が漂うが、それだけに、骨髄移植が成功して再生していく世界は希望に満ちているし、回復できたのは「頑張った体のおかげ」という医者の言葉が、実感を伴って心に響いてくるのである。
映画を観終わった後に、自分の体の中で黙々と働いてくれている37兆個の細胞に、改めて感謝したくなった。
【“トラック運転手のお父さんが、医者に行かずに頑張って働いていた訳。”今作は、正に笑って沁みて勉強になる映画です。コスプレした俳優さん、何人分かるかな!健康維持管理推進映画でもあります。】
<Caution! 内容に触れています。鑑賞後に読んでね!>
ー 今作の予告編は、劇場で20回は観たなあ。阿部サダヲさん演じる不健康なお父さんが、お尻を抑えながらWCに駆けこんで、行列を見て絶望的な表情で”アアッ”と言うシーンが映し出されるたびに、チビッ子達が大喜びしていたモノである。
で、私も阿部サダヲさん演じる不健康なお父さんが、”大変な事になる映画だろうなあ”と思って劇場に行ったら、お父さんのお腹も大変な事になっていたが、もっと大変になったのが、しっかり者の娘、日胡(芦田愛菜)とはなあ。ー
◆感想
・序盤は、予想通りに物語は進む。血液検査の結果がボロボロのお父さんは、しっかり者の娘に”病院に行ってよ!”と言われても”ハイハイー”何て感じで軽く流している。
■今作が面白くって、勉強になるのはヤッパリお父さんと、日胡の身体の中(何故か、テーマパーク・・。)で頑張る細胞たちの姿であろう。
1.赤血球(永野芽衣)・・赤血球が骨髄内の造血管細胞から子供が育つように、赤血球になるとは知らなかったなあ。(・_・ フムフム)
2.白血球(佐藤健)・・赤血球とほぼ同じプロセスで作られているとはなあ。それにしても、白血球が出来るプロセスで遺伝子異常が生じると、白血病になるとはなあ。
あと、嬉しかったのは、佐藤健氏が、「るろうに剣心」で良く見せていた壁走りが見れた事かな。変わらずに、凄い運動神経だな。
それにしても、佐藤健さん演じる憧れの白血球になりたかった恐ろしい”不良品になってしまった白血球”を演じたFukaseさんは、「キャラクター」でも異常なる殺人鬼を見事に演じていたけれども、今作も凄かったなあ。悲しみが、悪に転じる狂気性を帯びた姿・・。圧倒的な存在感であったよ。
3.血小板は、皆可愛かったな。今作でも描かれている通り、擦り傷を塞いで瘡蓋にしたりするんだけれども、小さいから子役さんが演じたのかな。
4.肝細胞を演じた深田恭子さん。久方ぶりに拝見したが、大酒飲みの私がお世話になっている細胞を演じてくれて、嬉しい。(オバカ)
5.松本若菜さん演じるマクロファージは、知らなかったなあ。それにしても松本さん、変わらずにお美しいな。因みに佐藤健氏が仮面ライダー電王でデビューした時の、美しすぎる彼のお姉さんとして、お二人は共演している。
幼き息子は電王を、私は松本さんを毎日曜日の朝に、一緒に観ていたモノである。(オバカ)
6.キラーT細胞(山本耕史)や、NK細胞(仲里依紗)、ヘルパーT細胞(染谷将太)の働きも知らなかったなあ。それにしても、毎週映画館で染谷さんを観ている気がするが、御身体をお大事に・・。
7.全く分からなかった悪玉球菌トリオ。
1)黄色ブドウ球菌:食中毒を起こす事は知っていたけれど、あの人が小沢真珠さんとはなあ。
2)化膿レンサ球菌(親納慎也)
3)肺炎球菌(片岡愛之助)・・まさかと思っていたが、ヤッパリかあ。愛之助さん、隈取りが凄すぎますよ!
■沁みたシーン、幾つか。
・お母さんが、病気で亡くなってしまい日胡が、医者になる夢を持っている事を知っていたお父さんが、頑張ってトラック運転手として、過剰シフトでお金を稼いでいた事。
・けれども、日胡が白血球の異常により、白血病になってしまうシーン。で、医者(鶴見慎吾)の判断で、レーザー治療をする事に。けれども、それは異常になった白血球を殺すと共に、頑張る赤血球や白血球も殺すことになるんだよね
次々に斃れる白血球たちに懸命に酸素を運ぶ赤血球。けれど・・。そして永野芽衣さん演じる赤血球が、新たに生まれる赤血球に遺した手紙。
・お父さんと日胡の憧れの先輩で恋人になった青年(加藤清史郎)が、病室の外から日胡を、スケッチブックに書いた文字で励ますシーンも良かったな。
<そして、日胡は治り目出度く医学部にも合格し、お父さんと、恋人になった青年と、入学式に出掛け、二人の体内では新たに生まれた赤血球(永野芽衣)は酸素を運び、白血球(佐藤健)は、変わらずに”ぶっ殺す!”と叫びながら、花粉の元に飛んで行き、切り裂くのであった。
今作は、笑って沁みて勉強になる映画であり、健康維持管理推進映画でもあります。チビッ子は、チョビッと勉強してから見ると良いんじゃないかな。じゃーね。>
インサイド・ボディ
“擬人化”は映画の常套表現。動物の擬人化なんてもはや当たり前。変わり種で言うと、ピクサーが感情や元素を擬人化したり。
本作も負けず劣らず。アニメ化もされた人気コミックの実写化。擬人化したのは…
人間の身体の中の細胞…!?
“小宇宙”とも言われる人間の身体の中。
構造や機能や各々がどんな働きや仕組みなのか、知ってるようで知らない事も多い。
だけど、これを見れば大丈夫。
赤血球。身体中に酸素を運ぶ。酸素が身体中に行き渡らなければ私たちの身体は動かないも同然だから、地味だけど大事。それは私たちの生活に欠かせない物流のよう。「酸素お届けに来ました」「ご苦労様」。今年は『ラストマイル』もあって“物流映画”の年…? 私自身も物流業界で働いているのでちょっと分かるぅ~。永野芽郁が赤いジャケットと帽子、美脚眩しい短パン姿でキュートに。
白血球。身体中に侵入してきた悪い菌の駆除に当たる。その身体能力やアクションは『るろ剣』以上…? 佐藤健が白塗りメイクで笑演…いや、大真面目に熱演。
これだけで赤血球や白血球がどんな働きをするか分かっちゃう。
他にも。
ヘルパーT細胞。細胞たちへ指示を出す司令塔。
キラーT細胞。ヘルパーT細胞の司令を受け、身体の中に侵入してきた厄介な菌の処分に当たる。特殊部隊のような。
NK細胞。こちらも身体の中に侵入してきた菌を退治するが、他の細胞と違って身体中あちこちに移動出来る。一匹狼の殺し屋のような。キラーT細胞とは火花バチバチ。
マクロファージ。赤血球になる前の赤芽球の育成だけではなく、時には現場に出て菌の退治も。
血小板。擦り傷などの傷口の対応に当たる。小さな女の子たちだって働きます! かさぶたになるまで赤血球や白血球もお手伝い。
擬人化&お仕事&コミカルに描いた事によって、医者の説明やWikipediaで調べるよりずっと分かり易い。原作コミックやアニメが医療関係者の間で絶賛されたり、全国の学校の授業で使用されたのも分かる。私もこの実写映画で初めて見たが、為になるぅ~。
細胞の働きだけじゃなく、私たちの身体に何か起きた時、体内はどうなっているのか…?
これらも私たちの世界や社会のように。
まず、体内。メルヘンな国のよう。内部は工場のよう。ロケーション(和歌山にあるテーマパーク他)や美術セットにも注目。
そこで働く細胞の数。邦画としては『キングダム』や『ゴジラ』並みのエキストラ7000人以上! 細胞の数は37兆個と言われているので、それでもほんのほんの微々たるもの。
身体の中に侵入した菌は、メイクやスーツが特撮ヒーローの敵キャラのよう。ビッグネームによるチープ(褒め言葉)な怪演がウケる。
擦り傷。街中で爆破事件が発生。
くしゃみ。悪い菌を体外にも出すので、ロケット発射! なるほど、確かに“バイバイ菌”!
飲酒や喫煙。身体の一部が戦後市井のように荒れている。物資(酸素)が充分に行き渡らず、煙草を吸えば公害問題の時のよう。酒を飲めばアルコールの雨が降る。
極め付けは、排便。時々踏ん張る。その時肛門では…、肛門括約筋とう○ちが相撲のように押し合い。ここに巻き込まれたら地獄…!
過度な暴飲暴食は別として、くしゃみや排便は身体の自然現象。悪い事ではない。
が、もし、身体に深刻な事が起きたら…?
それは並行して“人間パート”で。ちなみにこの人間パート、実写映画オリジナルらしい。『インサイド・ヘッド』でも感情世界と少女のドラマが並行して展開したし、より分かり易く描写。
妻/母親を亡くし、二人暮らしの父娘。
煙草やお酒大好き。暴飲暴食は日常茶飯事。娘の尻に敷かれ、健康管理のお小言も日常茶飯事。ダメ父だけど、憎めない。
父に身体にいいヘルシー弁当を作ったりと、しっかり者の娘。
父・茂に阿部サダヲ、娘・日胡に芦田愛菜。私は見てなかったが人気ドラマ以来の共演が話題だが、当て書きのようなキャスティングもぴったり。
日胡の憧れの先輩に同じく子役出身の加藤清史郎。
初恋にウキウキする日胡の身体の中では、ホルモンがカーニバル!
愛菜ちゃんもナチュラル&キュートで、何だか本当にいつか少女漫画の実写化に出て欲しいぞ。
茂の不摂生が祟って…と思ったら、倒れたのは日胡の方。
白血病…。
血液のがんという事は何となく知っているが、エリート白血球を目指していた若い白血球が“ダークサイド”に堕ちて…。
まるで危険なテロリスト。増殖した白血球はゾンビの大群。
全ての機能が侵食され、不全に。抗がん剤治療は細胞たちにも影響。戦争のような惨状で、荒れ果てていく…。
赤血球や白血球たちの運命は…?
これは白血病の場合。
世界中を震撼させたコロナだったら…?
私は8年前に胃の壊死による大病で胃の全摘出をした。その時、身体の中はどれほど酷い状態だったのか…?
改めて痛感。
もっと身体を労らないと。そういや、会社の健康診断で要再検査の必要とかあったっけ…。
皆様もお身体をくれぐれも大事に。
コミック原作によるユニークな実写映画でヒット続く武内英樹監督。
今回も手堅いエンタメ手腕ではあるが…、終盤のシリアス&泣き演出がちとくどかったかな。
どうせならユニーク作風で突き抜けて欲しかった気も…。
笑いなら『テルマエ・ロマエ』や『翔んで埼玉』、コメディと思えて実はなかなかしっかりしたドラマなら同じく『テルマエ・ロマエ』や『もし徳』にちと及ばず。
でも勿論、今回も面白かったし、何よりやはり、為になった。
白血病に侵され、抗がん剤治療で身体中の細胞や免疫が低下し…。
生死の境をさ迷ったが、不治の病ならまだしも、決してこれで終わりではない。
峠を越え、治療が効き、回復の兆しが…。
身体の中では、細胞たちが新しく生まれ変わる。
人間の身体の神秘。私もあの大病時経験あるから、分かる。人間の身体って、強く出来ている。
細胞たちの再生や新たな一歩。それはまるで、戦争や災害からの復興…と言ったら大袈裟か。
いやいや、それほどデカいスケールやメッセージでいいじゃないか。
私たちの身体の中は壮大なのだから。
そのままじゃないんだけど、そこがいい。原作の再現の仕方も良かったです。
実写版映画、どうなるのかな。ってドキドキしながら観たんですが、凄く良かったです!
原作漫画・アニメ履修済みで、原作連載前の読み切りにもハマっていた身なので、
原作要素の入れ方が上手いなーとか、
健さんの白血球さん再現度すごいな。とか、
芽衣ちゃんの赤血球成長物語マジ良い。とか、
原作再現も、ストーリーを追うだけじゃなくて、そこで何が表現されてたのかを拾って(例えば赤血球の成長とか)、映画のストーリー表現に落とし込んでて凄い。とか、
原作が好きだからこそ感動した、とか面白かった。って部分もあるんですが、
芦田さんと阿部さん親子の外の世界パートがあるのってどうなのかな?って観る前は思ってたんですけど、
観てみたら、「体の中でこういうことが起こってる時、体の外(私達)はこんな感じになるんだよ」が分かりやすくて、観に来た小さい子達にも分かりやすいじゃん〜その為か〜!最高〜!ってなりましたし、
Fukaseさんの???(白血病のがん細胞)役も、
前駆細胞時代に白血球さんとのやり取りがあったんかーい!!!!っていうところが最高で。
倒さないといけない相手の心にも思いを寄せてしまう白血球さんの優しさが切なくて。
泣いちゃった。泣いちゃいましたよ。
そういう拾い方してくれるんですね。とも思ったし。
前半笑ってしまった赤血球くんに惚れてたっぽい先輩のこと思い出したりしちゃったりもした。
翔んで埼玉を思い出したりもした。
監督のバランス感覚よ。
取り敢えず泣いてもいいやつですよね?僕は泣きます。
あと、この映画自体がリトマス試験紙っていうか。
病気になったりで体が上手く動かなくなった事があった人、そういう人が側にいた人、これからそういうことが起こるかもって思って考えてる人、
自分たちの事も一緒に思いが引き出されるっていうか。
献血行こう、とか、
自分の体を労わろう、とか、
家族がそうなった時、何が出来るかな(出来たかな)とか、
そういうこと思いますねこの映画。って思いました。
一緒に観に行った人と話したくなる。っていうか。
兄さんと一緒に観に行きたいな。
って思いました。
あと、ラスト。ラストがさぁ!!
さみしい。さみしさもあるんです。
でもこのラスト。
読み切りのラストを彷彿とさせられるっていうか!
あの、本当。「細胞の話」(はたらく細胞の読み切りver.)読んでもらいたい…。一話完結なんで。頼みます。web(無料)か、公式コミックガイドって冊子に載ってるんで…。
「細胞の話」のOVAが出ますように…(祈り)
※[追記]:「細胞の話」検索の仕方→「細胞の話」+「シリウス」or「読み切り」で検索すると「第27回少年シリウス新人賞大賞『細胞の話』」と出てきますので、そちらからお読み頂けたら…!
※[2025.2.28追記]:本日確認したところ、「細胞の話」無料公開終了となっていました。
映画ラストへの影響したかと思われる、原作者清水茜先生のデビュー読み切り作品「細胞の話」は、「はたらく細胞公式コミックガイド」という単行本に掲載されています。web購入等も出来ますので、お手に取って頂けてら嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
予想外の展開…
原作コミック「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」を読んでから鑑賞。アニメは未視聴。
原作での予習で一応それぞれの細胞がどんな仕事を持つか分かっていたので「この細胞は何?」で止まらず物語に付いていけたのはよかった。あの予告から娘が「はたらく細胞」側、父親が「はたらく細胞BLACK」側で細胞達が一生懸命働く姿を描くのだろうと想像していた。
原作では「世界=体」となる人間は登場しないが映画では日頃の生活まで分かる。私としては細胞からだけ見た展開で進む原作の方が好きだが、映画では人間がこのようなことをすると細胞達はこうなる、との描写が必要だと思っていたので父娘が出ることに抵抗はなかった。
驚いた以上にたまげたのが登場した細胞達が全て消えたことだ。赤血球、白血球、キラーT細胞にNK細胞、シーンは無いがマクロファージさんも新米赤血球君も倒れただろう。予告がコミカルでハッピーエンドと予測していたので衝撃だった。
悲しいけれど君は原作のように生まれてこなかった。白血球に憧れて生まれてきた。だから人間はああするしかなかった。
娘の回復が速いかな…と感じたがこれから医学の道に進み、父娘や彼も自分の体を、はたらく細胞達を大切にしていくだろうから受け入れよう。
娘の体に起こったこと。不摂生な生活を送っていなくても病魔に襲われる可能性はある。
私自身のことをバラしてしまうと酒もタバコもやらなかった。油物は苦手。血液検査は毎年異常無し。それが子宮筋腫の肥大化で肺塞栓を起こし子宮摘出。肝臓癌になり部分切除。膵・胆管合流異常から胆嚢摘出。多臓器不全回避のため輸血されて献血もできずドナーにもなれません。ごめんなさい。
こんな生活を送ってきたが、映画ではたらく細胞さん達を観て皆が頑張ってくれたから今の私があるのだと改めて感じた。
そもそも現実にはたらく細胞達の寿命は長くない。私の中にこんな皆がいるのなら、普段の生活を整えようと思わせてくれた。
RB2525
運送会社勤務・漆崎茂と、その娘・漆崎日胡の体内で働く赤血球と白血球の話。
二人の日々の生活で起こる、嬉しい、楽しい、悲しい、催す、外傷、病気に反応し日々働く血液、細胞の働きをコメディタッチで見せる。
体内に入りこんだ、如何にもな被り物を被る菌と戦う白血球の戦いには安っぽさ、チープさを感じつつも何か懐かしい。
佐藤健さん演じた白血球には、うん!“るろうに剣心”な動きで、てか動き機敏すぎるし、彼本人自身もアクションには名残惜しさがあるのかなと個人的に思ってしまったり。
日胡の嬉しい感情…の体内細胞のDJ KOOのノリノリ描写には笑えるし、とうもろこし食って配送中に催す茂の体内細胞の反応にも笑えた。
マルモのおきて以来の共演、阿部サダヲさんと芦田愛菜さんの親子も懐かしさありで安定で面白かったね。
脱糞のカウントダウン
人間長いことやってると、もうダメだ出ちゃう!って事が何度かある。
スパイ映画の爆発まであと何秒!的に、頭の中で音楽が鳴り響き、便座に座ると同時に爆発。
そして至福の瞬間。
阿部サダヲは見事に表現してくれました。
芦田愛菜の為に男手一つで働き続ける姿は感動的でした。
体内の永野芽郁や佐藤健はじめ細胞の方々も、人間味あふれる演技で、この映画で涙が出るとは思っていませんでした。
アクションや人海戦術の戦闘シーンは、武内監督ワールドですね。
暮れになって、こんな面白い映画を観れて、今年も良かったです。
これは映画館で観るべき作品ですね。
個人的な推しはマクロファージさん、みんな楽しそうに演じてて微笑ましかった
2024.12.13 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(110分、G)
原作は清水茜の同名漫画および続編
不摂生な父とそれを心配する娘の体内を描いたアクション映画
監督は武内秀樹
脚本は徳永友一
物語は、母・祐子(遊井亮子)を病気で亡くして以来、二人で過ごしてきた父・茂(阿部サダヲ)と娘・日胡(芦田愛菜、幼少期:野田あかり)の日常が描かれて始まる
トラック運転手をしている父は不摂生が祟り、健康診断の結果は最悪なものになっていた
食事を管理している日胡は自分に責任があるのではと思うものの、父は娘の知らないところで暴飲暴食を繰り返していた
そんな父の体内では、劣悪な環境で苦しむ細胞たちがいて、中でも赤血球(板垣李光人&加藤諒)は、度重なる不幸に見舞われていた
一方の日胡の体内は順調そのもので、不器用な赤血球AE3803(永野芽郁、赤芽球期:鈴木凛子)は一人前になろうと必死に酸素を運んでいた
体内では病原菌がたくさん悪さをしていたが、白血球の中の好中球1146(佐藤健、骨髄球期:草刈桜空)や、マクロファージ(松本若菜)の情報を受けて命令を下すヘルパーT細胞(染谷将太)、その命令を実行するキラーT細胞(山本耕史)たちが鉄壁の布陣を敷いていた
また、命令系統を持たないNK細胞(仲里依紗)もいて、日胡の体内は万全に守られていた
日胡には想い人の先輩・武田(加藤清史郎)がいて、彼のことを考える時だけ体内は制御不能になってしまう
神経細胞(DJ KOO)のリズムで踊り狂う細胞たちは、その波が収まるまでは、正常な機能を失っていたのである
映画は、細胞入門編のようなテイストで説明が始まり、マクロファージ先生による解説を赤血球AE3803が聞くという流れになっていた
わからないことがあればタブレットを使用して学習するという流れになっていて、劇中内で描かれることはスムーズに入ってくる
語句の難しさはあっても、その細胞がどんな役割を持っていることは把握できるので、このような擬人化はうまくできているなあと思った
体内で何が起きているかを劇的に描くには癌を取り扱うのがわかりやすいのだが、通常の癌だとちょっとわかりにくい部分がある
なので、今回描かれることになった「白血病」というのは一番わかりやすく、かつその治療の過程などで細胞がどうなっていくのかがわかるのも面白い
白血球が異常となって排除させ、それに抵抗したものが攻撃性を持つという流れはとてもわかりやすく、またヒューマンドラマ的に仕上げることも容易であると思う
とにかくかなりキャラクターが多く、エキストラもえらいことになっているので、誰が誰かを把握するのはほぼ不可能に近い
パンフレットはそこそこ充実しているが、せめて基幹細胞に関する解説はすべてのキャラで行っておいた方が良かったように思えた
いずれにせよ、ジャンルだとアクション映画に入るのだと思うが、白血球のバトルはとても見応えがあるし、NK細胞やキラーT細胞の活躍もとても面白い
赤血球が役割を終えて再生し、再び白血球と出会うことになるんだが、これも何となくありそうに思えるので良かったと思う
細かいツッコミを入れるとキリがないのだが、概ねわかりやすく、ざっくりと把握するには良いと思うので、親子連れで観に行っても良いのではないだろうか
鑑賞後に何を食べようかと考える時に、ちょっとだけヘルシーなものを選んでしまうと思うが、それはそれでOKなのだと思った
全体的には最高!でもだが許さん
観た人は泣いた!泣いた!というけど、そんなバカなw
と完全に気を緩ませて観た結果
号泣です…
最後の10分は泣きっぱなし…
白血病を使った泣かせる映画は星の数あれど
これはまた違う…
自分を愛してあげたい、大事にしてあげたい。
そう思える素敵な映画…
大切な人を大切にしたい。
健康寿命大事!!
ハッピーエンドをありがとう!!
だーがー!!!!!
加藤諒はほんまにクソ演技だな
台無し。大根役者とはこのこと。
大画面で見たくない。しんどかった
いなくなった瞬間、よっしゃーー!!!ってなったw
映画が駄作になるからほんと使わないで?
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