はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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さすが、超国家的優良コンテンツ!
文部省も医師会もどっからでも推奨と認可、ついでに援助も降りるでしょう。それほどの良質のコンテンツであるからこそ、想像以上の迫力ある実写化でした。
よくぞこれほどのホットパンツの赤血球役女の子を集めたものです。って、ほとんどCG処理でしょうけど。加えて、血小板の子役が女の子ばかりなのは監督の良心でしょうか。多少は宣伝広告の映像を見ていたけど、戦国映画もビックリの人海戦術で広大でダイナミックなスケールの映像は実写ならでは。ここまでの大規模で緻密な映像は漫画でもアニメでも難しいでしょう。
その女の子ばかりではないブラック(父親)側のドス黒い実写化も(汚いけれど)面白かった。あれのエキストラもよく集めたなあ。お相撲さんとか本物でしょうか。薄汚れた下町みたいな体内は笑えるだけでクサそうだけど、あの肝臓にはちょっと行きたい。
そんな体内の話ばかりでなく、体の外の様子とリンクさせているのは実に実写化として有意義ですね。恋する女の子のアドレナリンフィーバーは原作にあったのかな? 「アニメ・漫画の実写化」としては歴代の中でも非常に優秀なのではないでしょうか。これまで実写化に対して批判が多かったのですが、近年ではシティーハンターも高評価でしたか。今後もこういう良作が増えていけばと願ってやみません。これならディズニー、ハリウッドも食いつくんじゃないかな。結構、無害なテーマなだけに。
後半、壮絶で憂鬱なシーンも多かったのは、ちゃんと考えるべきテーマだということでしょうか。生活習慣病から来る体の不調は改善できることは多いけど、白血病なんかの難病はどうにもならないことが多い。もう助からないのではという後半の絶望感はちょっとツラかった。とりあえず出来ることをするしかないでしょうね。また献血に行ってこよう。センターならジュースとお菓子が飲み放題食べ放題。
助からないと言えば白血病細胞君。「このバグ野郎」呼ばわりされていたけど、バグに悪意はないんですよね。IT関連からの用語なんですが、バグはプログラマーから言われた通りに処理をしているだけで、本人になんの悪意もないんです。だから、その様に生まれてきた白血病細胞君の嘆きもまた、身につまされる。でも処分しなければどうしようもない。この上映している最中でもマクドナルドでの殺傷事件が世間を騒がせています。それもまた「バグ」なのでしょうか。でも、我々は憎んで処理をするしかない。考えることは山ほどありそう。
そういえば放射線治療のイメージがオーロラなのが興味深いです。ググればすぐに出てきますが、オーロラの名所、エスキモーの住人にとっては「死者の精霊」と恐れられているそうで、我々にとっては秘密兵器の治療法でも、細胞にとっては恐ろしい光。そこまで考えてのオーロラの採用でしょうか。また、抗がん剤も恐ろしいミサイル兵器だったり、原作では花粉症に対して投与されたステロイドが見境無しに破壊するロボット兵器なんですよね。その登場シーン、原作では好きだったけど、この映画ではラストでギリギリ入らなかった。赤血球が黒い球をゴロゴロ転がしてくるんですよねw それも観たかったな。
役者陣も素晴らしいけど、やっぱり流石の阿部サダヲさん。 頑張る駄目親父っぷりやトイレを我慢する演技が凄すぎる。ファン(居るかな? 居るよね?)は必見。血小板の子役オールスターズも素晴らしいのですが、マクロファージ役が深キョンじゃなかったのが以外。でも肝細胞なのは納得。やっぱり行きたい。体内にあんな店があるのかと思うとワクワクする。
とにかくバラエティー豊かでとても楽しい映画でした。地上波の登場はやっぱりNHK教育でしょうか。私にしては珍しくも、途中でトイレに立つ暇が無かった。素晴らしい。
想定外のシリアス展開に泣ける、教育&エンタメ高度融合コンテンツ
とても丁寧なキャスティング。細胞たちの俳優陣もさることながら、映画オリジナルの人間世界が蛇足になっていないのは配役の効果が大きい。武内監督によると、人間パートを入れたのは予算の都合もあってのことだそうだが、阿部サダヲと芦田愛菜で涙腺が緩んでしまった。「マルモのおきて」の記憶も借景のように効いているのかもしれない。
原作は元祖「はたらく細胞」がブレイクした時に数冊読んだだけで「BLACK」は未読、という状態だが、主要キャラのイメージは原作にかなり近い印象で違和感なく観ることができた。
永野芽郁、赤血球コスチューム似合いすぎでしょ! 佐藤健、白血球さん過ぎるだろ!
彼のアクション経験が存分に生かされた戦闘シーン。「るろ剣」のアクション監督がついているので安心の高クオリティ。
山本耕史と仲里依紗も、暑苦しいキラーT細胞とカッコいいNK細胞に絶妙にフィットしていた。新納慎也(化膿レンサ球菌)と片岡愛之助(肺炎球菌)はどちらがどちらかよくわからなかった、ごめんなさい。マクロファージ(松本若菜)は癒されたし(戦闘モードになるのが遅すぎたが)、肝細胞様(深田恭子)はお美しい。こども店長だった加藤清史郎がすっかりイケメン枠になっていることに改めて時の流れを感じる。
Fukaseって、結構いい演技するよね……あ、でもテーマ曲は髭男なんだ……。
武内監督が漫画の実写化にあたり心掛けていることは、「自分が原作のファンになる」「最初に実際に原作のファンの方に会って、取材する」ことだそうだ。
本作も、ファンへの取材で初めて血小板ちゃんの重要性に気づき、当初は「違うアプローチ」をしようとしていたところが「ここはちゃんと忠実に子供でやらなきゃ駄目なところだ」となって、大勢の子役をキャスティングする運びになったという。
確かに、もし血小板ちゃんが子供の姿ではなかったら原作のチャームポイントが大幅に毀損されていたと思う。監督のこのスタンスは、実写化作品への向き合い方のお手本と言える。
さて物語の方は、前半と後半で大きく雰囲気を変える。
中盤まではのほほんと楽しく細胞のお勉強というノリ。お父さん(阿部サダヲ)の場末のような体内の風景や肛門ネタで笑わせてくれる。
それが白血病がん細胞の出現で一変、日胡が白血病で入院し、こちらの想定を超えるレベルのシリアスモードに突入する。彼女の体内ではまるで戦争映画のような戦闘と破壊が続き、抗がん剤で辺り一面焼け野原になり、メインキャラが次々と死んでしまう。
主役の白血球も赤血球も、白血病がん細胞との闘いや放射線治療でまさかの死亡……いや確かに体の仕組み上は当然の成り行きなのだが、展開がヘビー過ぎる。
ラストでは日胡が助かったことにほっとする気持ちと、そのために死んでいった細胞たちの犠牲への悲しみ、小さくけなげなものたちを悼む気持ちが背中合わせに湧いてきた。復活した日胡の細胞たちの中にはもう、U-1146もAE3803もいない。なんだか切ない余韻が残る。
そんな感じでつい細胞に感情移入してしまうのは、物語のキャラである細胞たちの行動原理に、現実の細胞の性質が反映されているからかもしれない。つまり、かなりざっくり言うと「実際の事象に基づいた物語」に人間的な感情表現で味付けをしてあるからだ。根底がリアルだから説得力を失わない。
事実に沿ったそれぞれの細胞の役割やその働きが、実際の人間社会の構造や、社会の歯車として生きる個人の悲哀や矜持を映す鏡のように見えてくる不思議さ。彼らを身近に感じ、細胞がこんなに頑張っているなら自分の体をちょっと労ろうかなんて気持ちに、大人でもなってくる。
教育と啓蒙、ギャグとドラマ。そんな欲張りな要素が自然に融合しているのが「はたらく細胞」というコンテンツの凄みだと思う。
私のカラダの白血球に是非とも佐藤健くんをお迎えしたい
原作は読んだことはありませんが、内容は知っていました。普段目には見えない体の中を擬人化するなんて、とにかく面白い発想ですよね。それだけで興味MAXでございます。そんな興味深い漫画を実写化するなんて、どうなることやら?!ますます興味深々でしたが、なかなか上手いこと仕上がっておりました🤭
冷静に考えて?出演者ほぼ白塗りや被り物のオンパーレード。あのイケメンの佐藤健くんやって、真顔で白塗りなのよ。「役名:白血球」なのよ。なんじゃそりゃ?!もうそれだけで面白いよね🙄この物語を思いついた発想力と破綻なく成立させた構成力に拍手でございます👏
キラーT細胞を演じた山本耕史さん、肺炎球菌を演じた片岡愛之助さんなどなど、ここぞとばかりに伸び伸び楽しそうに演じられていたのがツボでした。そんな色濃いキャラクター陣の中で、やはりしっかり普通の人間を演じきってくれた芦田愛菜ちゃんと阿部サダヲさんの安定感ある演技がこの映画の一番の肝です。
「自分のカラダが喜ぶものちゃんと食べなあかんなぁ」とか「不摂生気をつけなあかんなぁ」などなど身体についてもしっかり考えさせられ、知らずに教養がついちゃうところが、この映画のスゴイところ。学校の授業などで紹介されるのも納得です🧐
シークレットゲスト、セカオワ のFukaseくん大事な役どころです♪映画「キャラクター」で魅せた怪演の再来です。個人的には神経細胞役のDJ KOOさんに大注目です!ここがMAXオモロいから🤭
はじまりはいろんな細胞さんの弾けた演技に笑わされ、次第にカラダについて考えさせられ、最後はほんのり感動させる。109分の中にいろんな感情が味わえるお得な映画となっております。
年末年始
親子で、カップルで、
ご家族みんなでご鑑賞するのに大変オススメの映画になっています♪
準備は何も入りません。
楽しむ心だけお持ちくださいませ♪
最後に
私のカラダの白血球に
是非とも佐藤健くんをお迎えしたいのですが…
献血輸血会場はどちらですか🙄
映画としての見どころは多い
白血球や赤血球など体の中ではたらく細胞たちを擬人化した漫画の実写映画化。
序盤は原作に忠実ながら、終盤は細胞たちの全滅エンドという漫画ではありえない展開となり、一本の映画としての見どころはかなりあったと言える。
漫画原作は、細胞たちにフィーチャーしたというだけでなく、役割とビジュアルの納得感や、役割ゆえの見た目とのギャップの面白さなど多い。しかし、映画という2時間枠で考えるとそうした面白さだけでは成り立たず、やはり一本のハラハラ感や心を動かす展開をまとめ上げるしかない。
そうした中で、白血病からの細胞全滅エンドという中で、細胞たちの戦いをメインを持ってくるのが最善と考えたと思う。それは、かなり成功していると思っていて、ラストの白血球と赤血球たちや、キラーTやNK含めて、記憶に残るシーンは多い気がする。
とはいえ、原作ファンサービスとしてはかなり大胆なアレンジと言わざるをえない。子どもの観客にとってはまあまあな衝撃なのでは?それはそれでいい勉強かもしれないけど。
個人的には面白かった。
映画館か配信か
おなじ映画でも、自分の身銭を切って映画館で観た作品は期待する分だけ評価が厳しくなったり、逆に配信で無料で観た作品ではあまり事前に期待していない分、評価が甘くなってしまうことがある。まあ、そんな評価のブレは映画に限らずあまり良いことではなく、評価にはそのようなバイアスやノイズがないことが極力望ましい。人生の選択は、進路やら就職先選びから伴侶選びなどなど評価が付きものだから
その他のバイアスやノイズとして、映画の原作を事前に読んでいたら思い入れが強くなって評価が厳しくなる、なんてこともある
さて、このはたらく細胞は配信で観た。あと原作マンガも読んでいない。その上で、自分が身銭を切って映画館に観に行ったものとしてあくまで作品を評価してみた
阿倍サダヲと芦田愛菜の親娘と、その体内の擬人化された細胞のお話で、コメディータッチでカラダの仕組みのお勉強、軽いアクションバトルとちょっとしんみりとする親娘の情愛を描いた映画で、満遍なく行き届いた映画である。もっとアクションに工夫が欲しかったり、コメディーももう少し強め、たとえば憧れの先輩と話す時にアドレナリンその他のホルモン全開だったけど、そうでないイケテナイ男の子から話しかけられた時は真逆の体内状態だったりとか、もう一捻りか二捻りして欲しかったかな
カラダの状態も、すり傷やインフル、スギ花粉症やサダヲさんの便意の我慢や酒タバコで荒れた体内とか出たけど、もう少しレパートリーもあったら良かったかな
まあ、この映画も続編とかあるならまた異なるレパートリーも出てくるだろうし、星3は僕にはとても楽しめたというポジティブな評価になるのですが
むしろたたかう細胞
原作(漫画)はよんでません。
細胞が擬人化されている時点ですでに恥ずかしいが日胡(芦田愛菜)が白血病になってしまうと情陸風の感涙演出をぶっこんでくるので見始めていたときから浮いていた鳥肌がピンコ立ちしてきた。観衆が恥ずかしくなってしまう映画コンペティションで入賞まちがいなしの共感性羞恥心映画。
ストーリーからみて細胞をキャラ化しつつも身体について理解をふかめ不摂生をやめて大切に生きようというメッセージがあるのはよくわかる。エンタメと健康意識の啓発を両立させた原作であることに違いないと思う。ただ漫画では暴れなくても、映画は諷喩をひっぱられると、どんな顔して見てりゃいいのという話になってくる。例えば突然お腹がごろごろして出そうになるエピソードは一瞬で全容がわかるネタだし一瞬なら面白いネタだが10分くらいひっぱるし、そのウンピネタを乗り越えたら今度は全細胞で泣かそうとしてきて、特に人間サイドの俳優は阿部サダヲと芦田愛菜なので、かなりグッとくる演技をかましてくる。結果「なんでこんな細胞擬人化のエクスキューズに泣かされなきゃならないのか」という気分になってくる。しかも三木聡の映画とちがってみんな目がぜんぜん笑っていない。エンタメには違いないにしても白血病からの生還を大真面目に語っているので鳥肌を立てたままどんな顔して見たらいいのかが解らない。
YouTubeの名作短編アニメに『糖尿病になる仕組み』とか『うんこが漏れる仕組み』というのがあるじゃないですか。あれをがっつり擬人化して2時間の映画にしてキングダム風の激アツ演出されてたらどう感じますか。悲愴音楽を流しながらのNK細胞役の仲里依紗や白血球役の佐藤健の殉職シーンがもろキングダムでいちばんキツかった。なにを見せられてんだろうなこれ。
骨髄移植の「すべての細胞を破壊する」というプロセスに着目し感動ドラマ化させたアイデアは素晴らしい。が、映画にするとやっぱり日本映画になるんだな。と思った。
ところが永野芽郁が映画に新しい意味と住処をもたらした。CMと芸能活動が全滅した彼女にNetFlixから出演の打診があったという報道があった折も折、はたらく細胞がNetflix放映され「男食ったくらいで大騒ぎしやがって、あたしゃネットフリックスで生きてやるわよ」というセリフは無かったにもかかわらず、まるでそんなセリフがあったかのようにランキング一位へ躍り出た結果、この映画への共感性羞恥心が嘘のように消えてしまった。のだった。
邦画の悪い所、全部出てます👎
今日(2025/06/14)英語字幕付きで観ました。
海外のネトフリには『はたらく細胞』のアニメにも英語字幕があるのに、日本のものには無いのは不公平ですよね。本作は英語字幕がきちんとあるので、嬉しい限りです‼️
せっかく英語字幕があっても、映画として観ると駄作と言わざるを得ません。キャストに頼りきりで、ストーリーは何番煎じかと思う場面のオンパレード。
●子役の痛すぎる大根演技
●ここぞという時はとりま叫ぶ
●ついさっき見たのに回想でまた見せる
●膝を擦りむいた女の子を平気で触っちゃうセクハラ先輩
●観ているちびっ子のウケ狙いが透けて見える“うんこネタ”のゴリ押し
●見たくもない水族館(特にシャチのショー)シーンのゴリ押し
●涙なしでは観られない既視感満載の感動シーン🙂↔️
120分超えの長編映画にも関わらず、場面ごとのぶつ切り感が凄まじいです。
編集技量も未熟、際立つ個性も見られない、作品本来のコンセプトにぶら下がって制作された二流映画です。
映画佳境、骨髄移植のくだりで外国人の女の子を救いの象徴に起用した点と、主要キャストの頑張りに免じてこの評価にさせてもらいます。
一度観れば充分ですが、暇だったらどうぞ✋
アニメの方がオススメですが(笑)
少年の様な𝐅𝐮𝐭𝐤𝐚𝐬𝐞さん、再び😈
何かノリが「テルマエ・ロマエ」(2012)に似ていると思ったら、同じ監督でした。体内をビジュアル化している様で、何で白血病になったのかは良く分からず、免疫を上げる方法も述べられていないので、自分で調べてくれと言う感じでした。私の両親は共に白血病で死んだので、白血病細胞が最強の様な気がします。NK細胞とマクロファージ先生が熱かったです。自分が死ぬと、はたらく細胞達も道連れになる事を思うと悲しいです。「キャラクター」(2021)で𝐅𝐮𝐭𝐤𝐚𝐬𝐞さんの少年の様な演技が印象的だったので、また観れて良かったです。
面白かった!
おなか下すくだりのとこ、体内のシーンが面白すぎて爆笑でした!
アニメでいつも子供が見ているので、一緒に観に行きましたが子供も大満足だったようです。
上手く実写化できてたのではないかなと思います。
父と娘の体内の様子が全く違うのも面白い!
るろうに白血球
敵細菌に囲まれた赤血球を助ける為に、誰かが壁走りで飛び込んで来た!
剣心・・・否、白血球だ!もう、コレだけで良いよwなインパクト。
ずっとナイフだったのが、ラストでは日本刀だしw
アニメに負けず劣らず
アニメシリーズを見ての鑑賞。
着ぐるみ感は拭えないが体内の世界観やキャラもかなり近づけててアニメを見てるものとしては親近感を感じた。
また排泄行為の表現はキャラたちの人選が秀逸で面白かった。
それともう少しアニメのエピソードを含めても良かったんじゃないかと感じた。
そしてメインが体内ではなく実社会の家族ものとして描いている点は斬新なのだが、ナレーションは必要になるだろうけど体内だけで表現して欲しかった。
素晴らしい!
原作既読。頂いたムビチケの期限が迫り、遅ればせながら映画館にて鑑賞。想像以上でした!海外展開しないのかな?
日本て凄いなぁ〜とつくづく感心してしまった。大体こういう題材って子ども向けの学習素材に終わることがほとんど。でも、日本漫画の良いところは、やっぱり「大人が」「ワクワクすりゃ何でもいい」っていうところ。基本的にどんなことでもネタにしていいし、どんな世界観にしても自由。そして面白いものはすべからく受け入れるという豊かな土壌があることが、こうして次々と楽しいオリジナリティ溢れる作品が生み出される所以と思う。
針が両方に振れてるところも、とても良い。これだけの豪華な面々で、バカバカしい場面もシリアスな場面もフルスロットルでやるのが気持ちいい。トラック運ちゃん役の阿部サダヲが腹を下すくらいまでの前半は、古き良きドリフのコントを思わせる安定のお笑いモデル。昭和レトロな看板や街並みで表現される体内の様子は、「欲しがりません勝つまでは」の雰囲気を感じて、もはや過去の大戦はこんなテイストになる程昔のことなのか、とややジェネレーションギャップを感じつつ。
後半は「アレ?私何を見に来たんだっけ?」と一瞬戸惑うくらい、茫漠とした無慈悲な戦場がスクリーンに広がる。白血病と闘う芦田愛菜の体内の様子は凄まじく、荒野に放送が流れるところは現実の戦争や震災を彷彿とさせる絶望感があり、大人が鑑賞しても胸がキリキリする。その細胞たちの戦いが、父娘の家族の闘病とバッチリリンクしており、それぞれの世界と切り替わるタイミングも実に滑らか。原作のブラック版をちゃんと織り交ぜてあって、原作ファンも充分楽しめると思うし、NK細胞とキラーT細胞とのやり取りは皆んな見たかったんじゃないかな。同人誌やる人なら絶対描きたい幻の絡みでしょう。
俳優陣がめちゃくちゃ贅沢。大物に色んな格好させてメイクこってりして、大変だろうけど現場は絶対楽しいだろ。羨ましい笑 皆んなそれぞれ良い仕事してました。永野芽郁ちゃんは嫌味が全っっ然無かった。一般的におばさんの私から言わせてもらうと鼻につくんですよ、若い可愛い一生懸命な女子がドジっ子キャラって。でもひたすら応援したくなる魅力に溢れていました。私も絶対迷子になる自信あるしね…そして阿部サダヲ。いい歳した大人なんだけど、あの童顔で大きな独特の目、黙ってても何か言いたげな顔してるせいで、周りと少し違うことを考えているような、なんか許せてしまうような、不思議な魅力のある人ですね。芦田愛菜ちゃんは確かな演技と賢さ、品の良さは折り紙つき。説得力あります。憧れの先輩とのシーンは、こちらが思っている以上に無邪気で親しみやすい雰囲気をちゃんと出していて、さっすが〜と思ってしまった。顔立ちが派手すぎないので、団地や市営住宅に住んでますと言っても馴染む力がありますね。(米倉涼子が住んでたらちょっと無理あるじゃん的な)彼氏役の加藤清史郎君もそう。キラキライケメン過ぎないちょうど良さにグッと親近感が強まります。鑑賞者は、どこにでもいる普通の、身近な友達や親しい間柄の人のことのように感じて、頑張れ!と応援したくなるし、何とか助かって欲しいという祈るような気持ちに拍車がかかる。結末はどうせハッピーエンドなんだろ?とシラけさせない工夫を感じます。
日本の国民皆保険についても、やっぱり必須だと思いました。これだけは何としてもこの先も死守せねば。
がん細胞役のFukaseさんも良かった。最近見た「寄生獣」でも感じたのですが、倒される者の悲哀という視点や感情は日本人特有のものでしょうか?ただの悪役ではなく、悪役に深みを持たせて、ストーリーがより厚くなるところ、いつも胸がキューっとなります。ただの単純な悪役が倒されるだけの話ではもはや物足りない体になってしまった。まぁ、みんな人体や生命の不思議を思う時、がん細胞については増えることで最終的に人体が死んでしまうので、神秘的な感覚は大いにあるとは思うのですが。キャラクターへの気持ちの乗せ方が細やかで好きです。
忘れてはいけない、加藤諒さん。私は加藤諒さんが大好きだと思いました。良い仕事してます、欠かせない存在ですね。埼玉のあの作品でも輝いてた。あと、個人的には松本若菜さん、マクロファージのおねえさま。好き。
単純だけど、これ見た後はなんか健康志向になります。鑑賞前にフードコートでKFCを貪り腹を満たしたのですが、映画館から出て来た後は「夕食は魚食べよう…」と思いましたもんね。ずっとサボってたウォーキングまでしちゃいました笑
願わくば、ずっと元気で健康でいたい。はたらく細胞さん、ありがとう。
笑いあり、涙あり!!
原作見てないけど、映画だけでも楽しめた。
体内で起きていることをストーリーに仕立てていて面白かったし、映画を見ながら人体の勉強になった。
終始、赤血球役の永野芽郁が可愛い。笑
病気になってしまった人間を治すために奮闘する細胞たちの姿に感動する場面もあり!
笑いあり、涙ありの作品でとても面白かった^ ^
エンターテイメント!
楽しいエンタメ映画だった。お金がかかっている。細胞世界の作り込みが好き。
感情が大きく動くことはなかったけど、色んな芸能人が個性的な出演の仕方をしていてメタ的にも楽しめた。
人間側の、先輩が、芦田愛菜ちゃん演じる女の子のことを好きで、あの状況で支えられるの、すごいな…と感心した。
あー、素晴らしき連携プレイ!
原作どころか、アニメ版すら見ずに観劇。いやー、ヒトの体って良くできてますな!コレは見る価値が高いと思う。
まずは、原作者に拍手!👏👏👏
そして、監督およびスタッフ全員にも!👏👏👏
そして、演者全員にも!👏👏👏
科学に・医学に疎い人でも、体がこうやって連携してるのかとよく分かるように作られてる。防御する細胞も複数あって、初動として動くもの、指示役からの指示を元に連携して動くもの、独自に動くもの、いろんなパターンを服装とか役者の違いとかで視覚的に分かりやすい。赤血球も単に酸素を運ぶだけではなく、二酸化炭素を回収するとかのシーンもあるので、役割が分かりやすい。
医者に言わせたら、すべて正しいわけではないとか言われる可能性も無きにしもあらずだが、ある程度のエンターテイメント要素を含んだ作品として、良いのだと思った次第。
もしかしたら、原作はさらに分かりやすいかも?と想像してしまった。ある意味、教材としても役立つのではないだろうか?いや、副教材か?(まぁ、原作を見てないから、何とも言えないけどね)
佐藤健役の白血球が、すぐに「ブッ殺す!」って言うのは、最後の方で不覚にも笑ってしまった!
感謝の気持ちが溢れてくる映画でした。
最初にごめんなさい!
アニメが先だったので、実写はどうなのか?と舐めていました。
面白くて為になる感動のエンタテインメントでした!
アニメでの花澤香菜さんの叫び声が秀逸であれを超えられるのかななんて思いながら見たら、
永野芽郁ちゃん、佐藤健さん、山本耕史さん、はまってました!
仲里依紗さんのNK細胞、かっこよかったです!
黄色ブドウ球菌!
「こ、これサザエだ!小沢真珠だ。」真珠さんいつも振り切った演技大好きです!
愛之助さんも濃い演技!
全力投球じゃないか!
肛門ではまさかの裸祭り、漢たちの肉弾戦に隣の知らない女性、多分同年代が私と同じところで大笑い。
アニメで1話分の赤芽球時代の2人の出会い、各細胞たちの役割などが今作では冒頭数分にまとめられてスムーズに説明されていました。
白血球と赤血球の2人だから、恋が生まれるとか、ハッピーエンド的なことはないんだけど、初恋数歩手前のようなほんわかムードも良い感じ。
アニメではがん細胞が「普通に生まれたかった!コピーミスってなんだよ。バグ野郎ってなんだよ!」と苦しむ姿に人生で初めてがん細胞に同情したのですが、今作でも、うん、人間社会では個性として認められるのにね。うんうんと同情してしまった。
後半、赤血球ちゃんが戦場と化した世界で自分の使命を全うすることを宣言するシーン、隣の女性が突然前のめりになり、目を拭い始めた気配。そのままずっとその姿勢をキープ。
私もずっと目からの水と鼻水拭くのに大変でした!
ニコちゃん、がんばれと同時に自分の体の中の全ての細胞、組織が私の毎日を支えてくれてる事に感謝でいっぱいになり、また涙が溢れる。
「AE3803」の赤い帽子が切なくてまた泣く!
「どうせ私はこの社会の一つの駒でしかないのさ!けっ!」なんてひねくれてはいけないと自分にできる何かを頑張ろう!と忘れかけていた素直な気持ちを取り戻しました!
こんなに泣けるなんて!
想像もしてなかった!
ありがとう!
まさか泣くとは思わなかった
芦田愛菜ちゃん阿部サダヲ親子よかった( ; ; )
泣いちゃったよ
演技うますぎだろ
阿部サダヲが便通を堪えるときの15分くらい?が
この映画のピークだったかもしれない笑
面白すぎて映画館なのに普通に笑ってしまった
なにあの顔。阿部サダヲ最高かよってなった
一ノ瀬タクミも最高スクラム組んでてわろた
他の観客からも笑い声が聞こえてて
あの15分だけでも見て欲しいまじ元気出るよ
バカバカしくて
でもきちんと体のしくみに則ってるのがいいよね笑
佐藤健と永野芽郁コンビはやっぱりいい
芽郁ちゃんのスタイルのよさに見惚れてしまった
原先未読だったけど
楽しめたよ!
なんせキャスト陣が豪華すぎる!
演者さんみんなとんでもなくコスプレしてるなか
美しい素材のままの突然の深田恭子にうっとり
相変わらず美しくて可憐でキラキラしてた
松本若菜もよかったし
血小板ちゃんたち可愛かったあ
何も考えず笑ったり泣いたりできる映画
今日もありがとう
なんでこんなに感動するのかなと考察してみた。
まず、体内で活躍する細胞たちが全員健気なのだ。生命の根本である”生きる”ことに全力をかけている。さらに細胞の個々の能力をフルに使って連携し合いながら一つの生命である我々を支えていることに感謝を感じる。
リアル世界の芦田愛菜と阿部サダヲを含めて登場人物がまた良い人たちで感情移入させられる。どうにか助かってほしいと。それにしても演技力ありすぎだろ彼ら。
とにかく映画の構成・演技・演出どれをとっても無駄がなく2時間に感じさせない素晴らしい映画でした。
パッと見コメディ感万歳なふざけた感じの映画かと思いきや、待ったなしのリアルな世界が繰り広げられる。
作中にもあったが、「今日もありがとう私の体」。
勉強になる映画
はたらく細胞と言うことで気になっていてやっと見てきました。たくさんのエキストラが出演していて、にぎやかな映像でした。出演者の顔は、色塗られており、主演の永野芽郁と佐藤健は、わかったが、他の出演者は、誰が誰だかわからなかった。そのため、エンドロールで出演者を確認しようと思ったら、左側になにやら勉強になるノートが写し出され、これまた、気になり、右側の出演者の確認があやふやになってしまった。この点は、もっと工夫して欲しかった。また、ウイルス等と白血球が戦うシーンでは、どうせ白血球が勝つんだろうと思うと長くて次第に眠くなってしまった。解せねかったのは、白血病きんと白血球が戦い、佐藤健が負けたのに、生き返って永野芽郁を助けるシーンは、なんで??となった。しかし、勉強になる映画でしたね。
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