はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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これは楽しい。もしも細胞に人格があったら…?
アニメは興味がありましたが未見です。発想としては、「ためしてガッテン」のような感じですが、細胞を擬人化してエンタメにし、さらに身体の持ち主の人間のドラマと並行して描きます。
個人的には細胞パートがすごく面白かったので、人間パートは補足的なもので良かったのにと思います。でも、阿部サダヲさん、芦田愛菜さんの親子のドラマが温かいし、加藤清史郎君の彼氏もお似合いで微笑ましく、そちらに感動する人もいるでしょうから、好みの問題です。
細胞パートは良く出来ています。私は便の「くだり」が一番面白かったですが、そこをパパの体の方で説明したのも良し。内臓部分が工場で、他は町だったり原っぱだったりしますが、そのつながりがどうなっているのかはもうちょっと観たかったです。
細胞のビジュアルも配役もばっちりでした。永野芽郁さんは今まで観た中で一番かわいいです。ただ、主人公の赤血球の仕事の説明が不十分で、酸素を運ぶだけみたいになっていて(凝固についてちらっとあったけど)、他の細胞に比べて頼りなく感じました。酸素を段ボールで運ぶ場合とリュックで運ぶ場合の違いとか、酸素の供給量の差だけでなく運ぶスピードはどうなのかとか、血液サラサラとドロドロの違いとかをやってくれたらなお良かったなと思います。
<追記>
擬人化した細胞は闘ったり死んだりするので、小学校高学年以上がお勧めです。
素晴らしい実写化
はたらく細胞を見事に実写化していた。
アニメより迫力あってよかった。
体の中の細胞の営みをとても良く実写化している。
また親子の体が舞台で、父親ははたらく細胞BLACK、娘は無印のはたらく細胞っていうのも面白かった。
ただ後半の白血病編はどうかと思った。
ガンよりに描きすぎだし、医学をネガティブに描きすぎ。
まず白血病として、骨髄芽球を処分しようとしたからガン化したような描き方をしていたり、医学の治療の負の側面ばかりにフォーカスしすぎている。
抗がん剤は、主に白血病細胞を叩くけど、正常な細胞も叩いてしまうと描くべきなのに、白血病を叩かず正常な細胞だけを叩くような描き方をしている。
また白血病の戦いも無駄にダラダラワンパターンになっている。
外から医学の援護と内から免疫の戦いがあったからこそ、白血病に勝てたんだからそのように描いてほしかった。
抗がん剤や放射線以外にも、酸素吸入、昇圧剤、生理食塩水などがどのように作用するか描いてほしかった。
また骨髄についてはなぜ父親をドナーにしなかったのかよくわからん。お陰でいつの間にかどこから来たか分からん骨髄でよく分からん治ったという感じになってる。
前半のペースでいけば90点だが、後半ぐだったので80点。
けっこう泣けました。
想像を超えてきました
アニメ1期のイメージで見に行ったら、話のスケールが大きくて驚きました。
映画では、漆崎父娘の2つの身体を舞台に話が進んでいきます。彼らの人間世界での話と体内の細胞の話が同時進行し、時にそれらが交錯するシーンが面白いです。細胞の世界では、不健康な身体と健康体で、全くの別世界になっていて、細胞にも身体ガチャがあることを実感。「どれだけこの体は俺達を苦しめるんだ!」の赤血球のセリフに、声を殺して爆笑しました。
人生に重ね合わせられるシーンがたくさんあり、それがストーリーに奥行きを与えています。
体の中の細胞世界は、SFやファンタジー感満載で、SF好きの私のツボにはまり ました。
有名な俳優が数多く出演していて、皆さんそれぞれいい味を出しています。血小板を子供にしたのは大正解だと思います。
笑って泣けて、アクションもあって、楽しい109分でした。鑑賞後、たばこや酒を辞める人がいるかも!?
原作と違うからまさかの…
芦田愛菜におまかせ
マクロファージ可愛いぞ!
不覚にも泣いてしまった。特に人間パートがよかったです。お父さんたちが娘さんを応援するところが一番好きで、凄くいいシーンだった。この人間パート部分がなかったらきっと細胞たちだけじゃ飽きてしまってたかも。
はたらく細胞たちはコミカルで楽しかった。肛門の攻防は笑って見てました。こんなに楽しく体のことを伝えられるなんて、まず原作者が凄い。ただ、あんなにグサグサ刺して子どもに良いのかなぁなんて思わなくもないが、勉強になるから子どもに見せたくなるのもよく分かる。放射線治療は私も経験があって、今更ながらにだからか!と思うところも多々、知れて良かった。細胞では特に松本若菜さんが演じるマクロファージが好きです。可愛らしい見た目ももちろん有能なところもあって印象に残っています。
後半はちょっと展開が遅くて焦れったくて、早く人間パートに移らないかなぁと思ってしまったけど、気軽に観れる娯楽作品としてオススメです。
期待した“楽しさ”は全く得られなかった
最近テレビはあまり観ていないので、テレビで宣伝していたかどうか知らないが、映画館には公開前から夥しい数のポスターが貼られ、宣伝に力を入れていることは感じられた。キャスティングも豪華だし、楽しい時間を過ごせることを期待して観賞。
【物語】
酸素を運ぶ赤血球(永野芽郁)や細菌と戦う白血球(佐藤健)など、37兆個もの細胞が人間の体内で休むことなく働いている。 不摂生な日々を過ごす漆崎茂(阿部サダヲ)の体内では、劣悪な体内環境に疲弊した細胞たちが文句を言いながら働いていた。 一方、規則正しい生活を送っている茂の娘・日胡(芦田愛菜)の体内にいる細胞たちは楽しく働いていた。
しかし、突然日胡の体内で働く細胞たちの命が追い詰められる大異変が起きる。
【感想】
興行情報を見ると、俺の予想をはるかに超えて大成功のようだ。DOCTOR―Xの上を行くとは予想だにしなかった。
しかし、俺的にはかなりがっかりの作品だった。
終盤になると、最早「早く終わらないかな」と思うくらい。
なぜか。
予告編で分かっていたことは、細胞役としてイケメン枠男優佐藤健や、可愛さで売る永野芽郁にあんなカッコをさせていること。 さらに、人間役に阿部サダヲを起用していること。 これらのことを考えれば本作を成功させるにはコメディーしか期待しなかった。それに加えて、テーマからして体のことを楽しく学べればいいなと思っていた。
が、しかし。一応上述の2つの要素はあるものの、特に後半になると“イイ話”にしようとするとこに重点は移ってしまったことが全く気に入らない。こういう作品に“イイ話”は要らない。コメディーに徹して欲しかった。
さらに言えば終盤に至ると、似たような展開が繰り返されてくどい!
脚本・構成が拙いというのが俺の感想。
観客動員的にはすごいスタートダッシュになっているが、俺はキャストファンも含めて誰にも勧められない。
世界観崩してない実写
内容的にはよかったです。
ちゃんと漫画の世界をリアルに描いてるし、
派生漫画の内容を見事にくっつけた。
好中球と赤血球のラブストーリーも描けたし
それと人間のせかいも見事に人情ものになっていた。
樹状細胞さんとうしろまえちゃんでてないのは
残念。
娯楽として久々楽しみました。
何回でも見られそうなさくひんやね
このくらいの笑いが丁度良い
福田とちがって変に笑い取ろうとしない
安心映画
これが日本アカデミーでいいじゃん
全世代で笑顔になれるのは
清水茜さんの世界観がいいからだな
自分にはあわなかった
日曜に観ました。子供さんが多かったですね。皆さんが書かれてるように、勉強になりました。ただ、原作も読んでない私ですが、退屈でした。笑うところも笑えなかった、お子さまたちもクスリともしていない。評価が4.0とは高いですね(12/16現在)。実写にしなくても良いし、2(ツー)が出ても絶対に観ないです。地上波でも観ない。個人の感想です。
笑って泣けるお手本のような正月映画
何年も前に話題となった作品の映画館、なぜ今頃映画化?と思いながらも豪華キャストに釣られて映画館へ。
なんとなく血小板などのキャラクターは認知しているくらいの状態で観に行きました。
結論から言うと
起承転結はっきりしていて、登場人物も役割がわかりやすく、老若男女誰もが楽しめる映画でした。
細胞を擬人化してしまうという原作者のアイディアがキレイに映像になりました。
くしゃみ、ウ◯コ、インフルエンザなど、身近な現象は体内でどうなっているのか、面白おかしく紹介されていて勉強にもなりました。
白血病については展開が飛躍しすぎではないかと思いながらも、主人公が活きる良い症状?だなあと。
なるほど、骨髄移植という言葉はよく聞きますが、こんなドラマティックなことになるんですね。
細胞が次世代へと繋がっていくラストには目が潤みました。
白血球が1度やられたのにどうして復活して飛んでこれたのがよくわからなかったのが気になりましたが
全体的に導入からオチまで満足できる120分でした。
予想を遥かに超える感動作
公開4日目に観てきました。楽しみにしてました。
これは・・・
傑作じゃないですか!
( ゚д゚)
普通にコメディとして面白かろうと思って観に行ったんです。
実際、コメディ部分もとても面白い!
端役に贅沢に有名俳優を使ってるんだけど、それがスベッていない。
ただ笑わせる為にだけ出ているわけだけど、それぞれの生きる役をもらっていて、きちんと良い仕事してる。
永野芽郁も可愛さ爆発だし、血小板ちゃん達の可愛さといったら、どんな人でもほっこりせずにはいられません。
アクションも秀逸。
普通に「るろうに剣心」の細胞版w
テキトーにガヤガヤとやってるんではなく、本格的な殺陣。
佐藤健はもちろん、山本耕史・仲里依紗もかっこいいし、
今回はふんわりキャラなのかと思っていたアノ方までもが!
セカオワFUKASEも凄みがあった。
某映画で殺人鬼役を演っていましたけど、今作でもサイコキラーを熱演。
アクション映画としても、普通に楽しめます。
そして、なによりも・・・
人間パートが、普通に「感動作」なんですよね。
阿部サダヲと芦田愛菜が親子を演ってるだけでも胸熱なのに、
2人とも本気で人間ドラマを演じきっていて、泣かせられました。
加藤清志郎くんの演技も健在。
ドラマパートの要として、しっかりと存在感を出していました。
これはね、映画館で観なきゃもったいないですよ。
テレビサイズでもおもしろいだろうと思うけど、
大画面で見た方が より一層たのしめると思います。
やべっ、ウルっときちまった!
阿部さん天才過ぎでは
実写映画にしては面白いです。個人的にはう◯このくだりがツボにハマりました。便意に追い詰められている阿部サダヲさんの演技が最高過ぎです。この映画は阿部さんが第二の主人公です笑
まだ観ていない方はぜひ阿部さんの演技に注目してみてください。ここまでリアルな表情出来る俳優はなかなかいないです。
あとは片岡愛之助さんも面白かったです。有名俳優とは思えない雑な扱われ方してました。小沢真珠さんなんて一瞬でいなくなってました笑
それから血小板たちはやっぱりとんでもなく可愛いです。軽く世界征服出来ますね。
まあ、それでも一番目立っていたのはやはりFukaseさんですね。ネタバレになるので役名は伏せますがかなり良い演技してました。
とにかく阿部さんがキャラ濃すぎて3分の1くらい阿部さんのシーンだった気がします。多分寝たら夢に出てきます。
菌汁はじめました
漫画もアニメもスルーしてたので予定になかったが、予告編を見るうちに興味が湧いて鑑賞。
予想を遥かに超える良作だった。
まず体外パートはオリジナルと聞いたが、ここが素晴らしい。
特に茂が中盤一人で涙するシーンと、新と2人で日胡を励ます文字と表情と動きだけのシーンが抜群。
改めて阿部サダヲが凄すぎた。
芦田愛菜を小さい頃から知ってることも手伝ってか、ベタな流れなのに涙腺が緩みます。
体内パートも、日胡と茂で世界観をガラッと変えており、それぞれ高クオリティの出来栄え。
濃いキャストを潔く使い捨てるあたりも英断。
個人的には赤血球と白血球よりもKT細胞とNK細胞の絡みの方がアツくなったし、仲里依紗が良かった。
佐藤健のアクションはサスガだけど、白過ぎて数カットDAIGOと入れ替わってても気付かないと思う。
(終盤どんどん薄くなってたよね)
永野芽郁やFukase、DJ KOOまでキャストは完璧。
制御が効かなくなっていく染谷将太も好き。
中盤からクライマックスで少し中弛みしたのは残念。
ラストバトルも細かな殺陣はキマっていたが、掴みの壁走りのような派手な見せ場も欲しかった。
しかし完全な悪とは言えないFukaseを、悲哀を背負わせたまましっかり殺したところは評価したい。
そういう意味では、永野芽郁と佐藤健の転生エンドは余計だったかなぁ。
とはいえ様々な話を一本に纏めきっており、バカバカしさと意外な泣き要素のバランスも適正。
恐らく世界一壮大なくしゃみ描写は必見です。
看板通り、「笑って泣けてタメになる」、老若男女が楽しめる一級エンターテイメント作品でした。
しかし『ラーメン痔ろう』はヒド過ぎる、訴えられろ!笑
笑いに来ただけなのに
細胞さん、毎日ありがとう
いや、映画史上最小はアントマンでしょう 素粒子レベルなんだから
東大生が読んでる漫画で有名な”はたらく細胞”
アニメに続いて実写映画化
身体の事は大人なら大体の事は知っているので、まだ知らない子供さんには丁度いいですね
楽しく知識を学べます
有名俳優が演じる事で、大人も肩の力を抜いて観れる楽しい作品になってます
コスプレとはいえ、役者が真面目に演じているのがいい
永野芽郁の手足の長さに目を奪われるし
佐藤健の”るろうに剣心”ばりの壁走りも見れます
2人の絡みは、ちゃんとロマンスしてるし、元名子役の芦田愛菜と加藤清史郎の演技も見事でした
まあ、片岡愛之助の肺炎球菌はやりすぎ
ちょっと上から目線の子供向け演技はクサかったけれどね
”SEKAI NO OWARI”のFukaseは、”キャラクター”に続いての悪役
なんでなん?まあ、無難にこなしていました
違和感があったのは
父親が献血した血が娘に輸血される偶然
有り得んでしょう
普通に病院で輸血するシーンでいいんじゃないの?
一度死んだり、飼い猫が死んだりして気弱になったのかな
死と再生の物語は結構、涙腺に来ました
50%
赤血球役としてエキストラ参加した思い出のある一本で、撮影自体が1年半前だったのもあって改めて映画作りの難しさを体感させてくれる一本でした。
白血球さんがぶっ殺す!ぶっ殺す!と言ってたのはこのシーンだったのか〜と撮影模様を思い出す光景もあって嬉しかったです。
原作の要素を失わず、映画の尺に合わせた1つのストーリーに仕上がっており、前半と後半で描くテーマが一貫しているのに違う深みと面白さを提供してくれて理想的な実写映画だったなと思いました。
前半はコミカルさが目立つ楽しい群像劇で、二胡のちょっとしたクシャミだったり瘡蓋だったりアドレナリンだったりを大きく描くことによってきて、普段の生活ではなんてことない事でも体の中ではこんな風になってるんだ〜とワクワクさせられっぱなしでした。
風邪の元になる病原菌の襲来だったり、一つのクシャミがとても大掛かりだったり、ミュージカルをし出してしまうほどの高揚感だったりと広い映像が楽しく映されてこちらも踊りたくなりました。
パパサイドの体は酒タバコカップ麺ととにかく美味いけど悪影響なものばかり摂取してるせいで体内環境がブラックになっているというのも原作のスピンオフをうまいこと落とし込んでいるなーと思いましたし、治安が悪いのも納得なくらいの荒み模様でしたし、うんこが出そうになった時の緊迫感の映像化として頷くしかないくらいドンピシャな映像であの日あの時のトイレ前を思い出しそうになったりととにかく説得力が凄かったです。
赤血球の仕事は酸素を運ぶ、白血球は通報し退治するなどなどそれぞれの役職がしっかりしていますし、授業で習うよりもより分かりやすく楽しくというのを全面的に押し出しているのもとても良かったです。
後半は二胡の白血病が判明し、手術だったり放射線治療によって細胞達が消滅してしまうという本編では描かれなかった人間側の症状と体の異常を交互に見せていく流れは予想していなかったもので一本取られました。
想像以上に細胞たちがやられていく様子が映されるのでグロとはいかずとも死の描写がされるのでビックリしましたが、こんな風に戦って自分の体を守ってくれているんだなと思いましたし、不摂生はやめておこうという気分にもしてくれるくらいの説得力のある映像に圧倒されっぱなしでした。
若干白血球さんとのくだりは冗長だなとは思いましたが、盛り上がりどころはたっぷりでしたし、それくらい乗り越えるためには犠牲が必要だというのも重く描き切っていたので感心しっぱなしでした。
最後に出てくるスギ花粉だけキャラクターが違いすぎて笑っちゃいましたし、生まれ変わった白血球と赤血球が同じ体での再会を誓って自分の仕事に戻るって流れも素敵でウルッときました。
予告から思っていましたがサトケン含めるろ剣っぽいアクションが意外性があって面白いな〜と思っていましたが、本編ではそのアクションが出オチにならずにしっかりとかっこよさに繋がっていたのがお見事でした。
壁蹴りアクション、剣戟アクション、ぶつかり合いだったり投げ飛ばしだったりと攻守共に力が入っていたのもあって見応え抜群でした。
股抜けだったり壁際の攻防だったりと素早い手数なのもあって激しさマシマシなのと共に人間の体の中で異常が起こった時にはこうやって細胞達が頑張ってくれているんだなと視覚的な体験ができたのも良かったです。
マクロファージ先生が大剣を振りかざしながら出てきた時の興奮はとんでもなかったです。マクロファージ先生単体でもっと観たかったと思うくらいです。
しっかりと一つの映画として完成していましたし、教育的な面でも本当にタメになる作品に仕上がっていたなと思いました。
力の入った実写映画、これは大ヒット期待です!
鑑賞日 12/13
鑑賞時間 14:45〜16:50
座席 B-
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