はたらく細胞のレビュー・感想・評価
全693件中、421~440件目を表示
こだわりのコメディ方面で勝負すれば
セットや小道具のこだわりがすごく、キャストの豪華さも相まって華がありました。コメディ要素はしっかりと面白く、どの世代にもウケると思います。しかし後半のシリアスな場面はテンポが悪く、内容も薄いので勿体なかったです。
全世代楽しめるエンタメ…でも予告編に騙されるな
原作もアニメも未視聴。
正直に言って、予告編見て「有名人集めたコスプレドタバタコメディでしょ」くらいに思ってた。
ただ、それはあくまで「前フリ」。
中盤からシリアス医療ファンタジーみたいな感じにスライドいていく。
主人公ニコちゃんの体内はショッピングモールで親父さんの体内は路地裏の飲み屋街。
放射線治療をバトル・ロワイアル系のゲームの安全地帯みたいに見せてみたり、抗がん剤をミサイルの絨毯爆撃にたとえてみたり。
早いテンポでちゃんと観客の興味を引きながら、医療知識も入ってくるし、親子の絆で泣かせてもくる。
アクションは「るろ剣」を思い出させるハードなものだし、CGで描かれる体内世界もよく表現されている。
もちろんあえてだとは思うけど、体内ドラマの茶番感(キラーTとNT細胞のクダリとか)や、有名人がこぞって出てくるのは個人的にはちょっと鼻についたのが減点。
深キョン、大丈夫?
阿部サダヲと芦田愛菜ちゃんって、「マルモリ」かぁ。
彼氏役って初代子供店長!
そんな時代の流れも感じつつ、すごくエンタメになってて、細かい仕組みが分かっても分からなくても、全世代が楽しめる優良作品だと思います。
ポスター詐欺で最高。しかし…
気温がまだ 高い頃から映画館をデコレーションしたり、書店では特設コーナーが設けられて絵本版も売ってある。クリスマスプレゼントに展開されているのか、かなりポップな感じで可愛い。コマーシャルは阿部サダヲのギャグ(?)パートで心を掴んでました。
本編、主要キャラクターがとても素敵に登場して、くしゃみや擦り傷だけでも大変なことになってしまうんだよ!と素晴らしい再現度。いや、原作超え!亜人(もう7年くらい前なの驚き)で、ものすごいアクションしてた佐藤健!!実写請負人の異名が付いた某俳優で忘れられちゃあ駄目ですね!加藤諒中心のBL(ACK)編も最高でとても笑えました。なぜBL風が入ったのかは分かりません!
Fukaseが出てきたらガラリと流れが変わって、見応えたっぷりなバトルシーンでは子供が「怖い」と泣き始める。冒頭では着ぐるみの外敵がバイキンマンの如く退治されていたのにさ!親が外へ連れ出すからゴソゴソと人の動きが出始めて気が散る。これから冬休みシーズンなので、そういう状況が気になる人はしんどいかもしれません。
怖く感じるのは、生身の人間が全身全霊で演技をしているからこそ。楽しくて可愛い細胞たちのハートフルな交流を期待して観に行くと温度差があったのでしょう。多分子供はどん底の気分。闇堕ちと殺伐とした戦闘にハマる(性癖が目覚める)か、ただトラウマになるか。
血小板ちゃんくらいの年齢の子供に見せる際は注意が必要です。
日々生物の体内では、細胞が生まれては死んでいく。病気にかかれば細胞が戦って死滅する。人間が痛みに苦しみながら息絶えることでビシバシ伝わって来ます。異常な細胞のデザイン好き。アクションが本当にすごい。仲里依紗がボロボロになっていく所から子供は耐えられない(アクションが映えるかっこいい!)のでまた人の動きができて気が散る。Fukaseの腕が刺さる、Fukaseが絶命する。「怖いー。」が聞こえる。良いシーンで笑いそうになって良くない。
主要キャラクターがバンバン死んでいくのはセーラームーンのあの回を彷彿とさせます。魔法少女系の脚本家が参加した感ある。原作のがん細胞のエピソードがパワーアップし過ぎて好き。実世界の生死よりも、AE3803の帽子を撫でるシーンが一番グッときました。
花粉症のくだりでどうにか冒頭の明るさを取り戻そうとしてた…温度差…。
冬休みが開けて、小学生が「ブッコロス!」って言っていてもはたらく細胞の真似だと思うので、大人は優しく注意してあげて欲しい。
後日4DXで観直します。レイトショーが良いかも。
使用セットがテーマパークとして存在してたら行きたい。
まさかの感動作
翔んで埼玉の監督なのでおバカ映画だと思ってたら・・・ゴメンナサイなめてました。
芦田愛菜ちゃんの体内はテーマパーク、不摂生親父 阿部サダヲの体内は昭和のドヤ街って設定にまずは大ウケ。いや自分の体の中はどうなってるのか😅身体は大事にしなくちゃね。
前半ははたらく細胞たちのがんばりっぷりを描くクスクス笑えるコメディ映画。赤血球の永野芽郁、白血病の佐藤健もハマり役で面白い。
が後半、芦田愛菜ちゃんが白血病にかかって体内はいきなりダークモード、キングダムなみの大バトルに。戦いで弱ったところに追い討ちをかける抗がん剤と放射線治療で良い細胞も悪い細胞もまとめて壊滅状態・・そして感動のラストに。
なに、この見終わった後の満足感。笑
アドレナリン全開って体内ではこんなことになってるんですねー
バカバカしいと思いきや
他人事じゃない
原作大好きです。自分の身体の中で何が起こっているか、普通気にも留めないでしょう?そんなところへ光を当てた本作は学習まんがとしても優秀!ぜひ文科省推薦図書として全国の小中学校図書館に全巻並べて欲しい!
今回実写映画化されるにあたって、一体映画の尺にどこまで詰め込んでくるんだろうという点が非常に気がかりで、しかし監督はあの翔んで埼玉・武内監督!絶対飽きさせない一大エンターテインメント作品に仕上げてくるだろうと期待しかなかった。
そして待ちわびた封切り当日。予想もしてなかった人体内外同時ストーリー展開におったまげた。こりゃ期待以上じゃないか!各キャラもきっちり役にハマっているし、タケちゃんの振り切った白さといったら!
しかし本作の評価されるべき点はそこじゃない...後半で日胡ちゃんが白血病で倒れるあたりからの絶望感からの見事な回復っぷり!!!同様の血液疾患を持つ患者さんにとてつもなく大きな希望を与えるものなんですよ。
実はわたしは骨髄異形成症候群と言って、骨髄中の造血細胞の突然変異でまともな血液成分が作れなくなる病気と闘っています。あれだけワラワラ出てくる赤血球とか白血球とか血小板ちゃんが人並みの半分から1/3ぐらいになっています。貧血でフラフラしながら、感染症にかかったらおしまいと主治医に言われながら生活してます。完治するにはまさに骨髄移植しかなく、今移植しなければもって1年とか言われてます。
ところが骨髄移植って、白血球の型が合致しないと成果を得るのは難しいんですよ。2つある型は両親からそれぞれ受け継ぐので一番可能性高い実の兄弟でも確率1/4。親子になるともうほとんど合致しません。骨髄バンクでも合致するのは稀なので、見つかるまでずっと待っている方も多いんです。私も骨髄バンクにはゼロでした。
そして運良く型が合えば、あるいは半分でもいいそうですけど、まずは劇中でやったように一回自分の免疫システムを放射線当てて全滅させなければなりません。そして移植後は新しい造血細胞が定着して正常に血液成分を作れるようになるまで3,4ヶ月の間クリーンルーム内で過ごさなければなりません。
その間に移植した免疫システムが自分の体を攻撃するので、様々な症状に耐えなければなりません。ひどい場合はそれで亡くなったり、退院後もずっと苦しみ続けるケースもあります。日胡ちゃんのようにスッと退院したり元の生活に戻れる保証はないんです。
中には移植せずにずっと生き残る方もたまにいるそうですが、移植を待つ間に感染症などで亡くなったり、移植したことで亡くなるケースが2割ほどあると聞いて移植に踏み切るかどうか迷う方も多いそうです。加えて移植のドナーの方にも相当なリスクと負担がかかると聞いては血縁者に頼むのも躊躇してます。
できればこのあたりまでキッチリ描ききって欲しかったですけど、それじゃ本作のテーマからかけ離れたものになってしまいますからね。無事元気になって良かったね、で幕というのが正解です。
ぜひ続編でもっともっと身体内外のドラマを描いて欲しいです。そして観られた方が献血や骨髄バンク登録をしてくださることを切にお願いします。
絶賛している人は、もちろん献血やドナー登録はお済みですよね?
まさか病気で苦しんでいる人を感動ドラマとして消費して終わりなんてことはないですよね?
それって人として最低だと思うのですが、大丈夫ですか?
負担が無いといえば嘘になります。
でも、それで人の命が救えるんですよ。
こんなに簡単に他人の命を救えるチャンスってなかなか無いと思うんですけどね。
煽ってすみません。
つい口が滑りました。
ここから、元々最初に書いていた映画の感想です。
漫画は未読でアニメは未見。
数年前、とある病気にかかり、同時期にオリンピック有望選手が同じ病気にかかった影響で日本中が震撼。
その結果、ネットやラジオではその病気についての特集が頻繁に行われ、可能な限り貪るようにチェックしたおかげで、血液についての知識はそこら辺の人よりは自信がある状態で本作を鑑賞。
前半はまるで教育テレビ。
血液についての知識を観客に叩き込む作り。
白血球VS菌のバトルは戦隊ヒーロー風で子供が好みそうな感じだが、専門用語が割と多用されていた印象で、完璧に理解していた人は少なそう。
アクションが予想以上の切れ味で、『るろうに剣心』実写版を想起。
白血球役に佐藤健が起用された理由をここで理解。
前半最大の見せ場は、お腹を壊した阿部サダヲの体内で行われる、便VS肛門括約筋の攻城戦。
便意で苦痛に歪む顔をこんなに長く見せられる映画が、未だかつてあっただろうか?
阿部サダヲの熱演が光る。
劇場では笑いが起きていたが、個人的には「いったい自分は何を見せられているのだろう」と冷めた目で観ていた。
ゲイネタで笑いを取る場面。
昔のテレビや映画では多用されていて、それがゲイ差別に繋がっていたため、最近は見かけなくなったと思っていたので、未だにそういう場面があったことが残念だし、軽蔑せざるを得ない。
Netflixのドキュメンタリー『トランスジェンダーとハリウッド』を観るべき。
中盤から急に重いドラマが展開。
ネットの感想を見ると、子供には見せられないという意見がちらほら。
そういえば映画後半、劇場で子供の騒ぐ声が遠くの方から聞こえていたが、もしかしたら嫌がっていたのかな。
芦田愛菜が病気のことを知る場面で、思わず涙。
さっきまで漏れるかどうかの話をしていたのに…
歳をとって、若い人の将来が閉ざされそうになる話に弱くなった気がする。
ただ、個人的にはこの病気のことを暗く描いて欲しくない気持ちが強い。
昔は必ず亡くなるイメージだったが、医学の発達で今はちゃんと治療すれば助かる可能性が高いと思うので。
この病気を思いっきりお涙ちょうだいの道具にしていて、「なんだかなあ」という気分になった。
終盤は鈍重。
映画内でも医師が説明する通り、治療の目的は「血液の細胞をゼロにすること」なのに、体内では細胞たちが生き残るための活動を『火垂るの墓』のテンションで永遠と繰り広げるので、まるで「血液の細胞をゼロにすること」が悪いことかのように描かれていて、頭が混乱した。
あまりの冗長さに、感動で泣いていた人も涙が引っ込んだのでは?
以上、個人的には気になる点も多い作品だけど、泣いてしまったのは事実だし、エンドロールは今年観た映画で一番良かったし、この映画を通じて献血やドナー登録が増えることを期待して、この評価。
以下、おまけで個人的経験からこの映画で変に感じたところ(という建前で思い出を書きたいだけ)。
①白血球が変異してから1ヶ月後、日胡は学校まで普通に歩いて登校。
その時に鼻血を出して入院することになっていたが、自分は体に違和感を感じた後も無理し続けた結果、1ヶ月経った時にはまともに歩けなくなっていた。
数歩歩いたら失神しそうになっていたので、家から職場までタクシー通勤。
②病気を知った時、日胡は激しく動揺していたが、自分は病名を聞かされた時、「あ、そうですか」という感じだった。
案外そういう人、多いのではと勝手に推測。
一緒に病名を聞いていたうちの親は号泣していたけど。
③裕福ではない家庭なのに、入院してすぐに個室対応なんてあり得るのだろうか?
ドナーが見つかって移植の準備をするようになってから個室に入るイメージ。
④抗がん剤後、日胡はニット帽を被っていたが、眉毛はそのままだったのが違和感。
全身の毛が抜けるので、自分の脚がモデル並みの美脚になっていて、うっとりした記憶がある。
頭の毛を剃らずにシャワーを浴びたら、床が毛だらけでホラー映画みたいになっていた。
⑤長期入院のため、治療は辛いが慣れる。
個人的に本当に辛かったのは、世間話をする相手がいなくて孤独感が凄かった。
その点、日胡は熱心に見舞いに来てくれる人がいて羨ましかったし、恵まれているなあと思った。
健康第一!細胞に感謝!
一言で言うと「とても勉強になる面白い映画」。なかなかないと思う。
人間界を模した体内で擬人化された細胞たちが働くという設定がまずもって素晴らしい。
私たちの体内ではこんな風な営みが延々と続いているのかと思うと、人体とは正に、最も身近なワンダーランド。これに気づいた作者は凄い。
細胞が働く環境が、ホワイトだったりブラックだったりと世相を反映した設定も物語に入り込む仕掛けとして面白い。
飲酒や喫煙で、体内があんなにブラックになるのか。父(阿部サダヲ)の体内が昭和の下町風情なのが何とも。雷門風の「肛門」提灯や、肝臓がスナックになっているあたりは、昭和世代にもやさしい作り。
全編にわたって見所が続き、飽きがこないのも原作と脚本、セット美術と演者のレベルの高さがなせる技か。
娘(芦田愛菜)が急性骨髄性白血病になることで、私たちが「身体を良くする治療」と考えている、抗がん剤、放射線、骨髄移植が「よい細胞」にとっても害であり、生死に関わる過酷な環境を作り出すものなのだということを分かりやすく伝えてくれた(よい細胞に害が及んだ結果が、副作用というやつなのだろう)
個人的には、肛門の攻防戦で手に汗握った。これは上手い。子供も大好きなやつ。先輩赤血球(加藤諒)の顔圧が凄かった。顔圧と言えば、肺炎球菌(片岡愛之助)も得意の顔芸が炸裂していたがあっさり「くしゃみ1号」でさようなら~。
天真爛漫風の赤血球(永野芽郁)と、クールで強い白血球(佐藤健)のバディものでもあるこの映画。悪い細胞をやっつけるという単純明快の分かりやすい構図なのだが、悪い細胞もまた、元は同じ幹細胞から生まれた変異型だということと、生まれた細胞は役割を終えると死んでいくということに、我々人間界(体外の世界)の一面が投影されていて、考えさせられる。
この映画を観て、人体に興味を持つ子が増えそう。
昭和世代は、健康第一を再認識。細胞に感謝の心をもちませう。
(2024年映画館鑑賞35作目)
総員玉砕せよ!が唯一許せる世界!
アニメをちょっと観ていたので
もうもう楽しみで楽しみで発表からワクワクしてました。
原作未読でも十分楽しいです!
って言うか、そもそも
驚異の人体のシステムそのものを擬人化した作品なので
キャラクターの感情表現が違う!とか、そう言う余地のほぼ無い作品。
ちゃんとアクションとキャラ立ち芝居の出来る俳優さんと
手を抜かないVFX表現さえあれば、間違い無いっしょ!!(笑)
本当に楽しかったです。
これ、絶対海外に持って行って欲しい!!
人体のシステムまでもキャラクターにしてしまう
日本のサブカルの一種の到達点だと思うわ!!
で、月に8回程映画館で映画を観る中途半端な映画好きとして
私は何が嫌いって、
日本の戦争映画で「国のために総員玉砕せよ!」的な
展開が1番許せないんです。
為政者が勝手に始めた戦争になんでパンピーの私らが
死ななければならないのだ!!
だけど「はたらく細胞」の世界だけは玉砕するまで頑張って貰いたい!!
細胞の一つ一つが諦めたら私の体は終了してしまう。
人種や異端者への差別も現実の社会ではあり得ないけど
体の中ではウイルスは異人種だし
細胞の突然変異と言う異端者への攻撃も致し方無い。
何故なら、これまで平穏に生きて来た「体」と言う世界が
壊れてしまうから。
そう言った偏見が唯一許される世界かもしれません。
ああ、でもウイルスや細胞の突然変異を乗り越えて
人体はもっと進化してゆくのかな〜〜
とにかく、阿部サダヲのお父さんの様な
絵に描いたような不摂生はしない様に、
細胞に感謝して生活したいですね。
最後、結構、泣けました。!
子供が原作漫画やTVアニメを観ていてチラ見くらいはしていました。...
子供が原作漫画やTVアニメを観ていてチラ見くらいはしていました。細胞を擬人化した物語に新しさを感じていましたが、最後はどうやって終わったのかは知らず、映画予告を見て、茂(阿部サダヲ)が漏れそうになっているシーンや、悪玉菌のコスプレ具合に、笑う目的で観に行きました。
冒頭、日胡(芦田愛菜)の体内を舞台に、くしゃみやカサブタのプロセスをコミカル&かわいく演出していきますが、面白くなってくるのは茂の体内から。若い体と違い、中年&不摂生な体は白血球も赤血球もくたびれていて、人生横丁な舞台設定に笑えます。またスタッフの遊び心か、店の看板一枚一枚に悲哀も感じられ、これから行く方はここも注視すると面白いでしょう。父娘二人の体内を舞台とした脚本は良かったと思います。
でもお笑いはここまで。中盤は日胡が病気になりシリアスな展開へ。戦場となった体内で、母体の生命を救うために懸命に働く細胞たちと、体の外では父・茂が「私ができることは何ですか」と医者に尋ね、体の中、外の両面、同時並行で、日胡を救うために「自分ができること」をやり抜くシーンに熱いものを感じ、思わず涙。笑うつもりが泣かされ、かつ、コロナ禍におけるエッセンシャルワーカーの方々の姿も改めて想起され、コミカルだけで終わらない良い物語でした。
(年齢制限ありませんが、終盤、PG12くらいのシーンがありますのでご注意を)
ミクロの決死圏から58年、新しい体内SF冒険映画
武内監督なので翔んで埼玉みたいな馬鹿映画だったらやばいなと思って観たら、意外や意外、かなり良かった。
①喜怒哀楽がキッチリ散りばめられている
②効果音の選曲が抜群
(ワルキューレ、サンバ・デ・ジャネイロ)笑
③さりげなく輪廻転生が画かれている
人間は善悪を持ち合わせた生き物、そのバランスで生きているのだが、悪が台頭し悪が善を飲み込んだとき人間は死滅する。だが悪だけを駆逐できない悩ましさが人間には常につきまとう。悪を攻撃することは同時に善をも殺してしまう。これは肉体のみならず人類社会全般にも言えることで、深い深い永遠のテーマである。それにアクション要素を交えて極上のエンターテイメントに仕上がってる本作は想定より素晴らしい作品であった。
万人の視聴に耐えうる佳作と言えよう。
コレは楽しめる
誰がどんな細胞なのかの楽しみ
予告編を観た時から、なんだかバカバカしそうと期待していた作品です。でも、人体の様々な器官・組織の細胞を擬人化したウフフのコメディかと思ってたら、後半からは「ほう、そう来るのか」の展開で意外性もあります。
誰がどんな細胞を演じるかというのもお楽しみの一つです。白血球の佐藤健さんは「るろうに剣心」そのまんまのアクション。体をかなり絞ったのであろうNK細胞の仲里依紗さんがカッコよかったな(実は、エンドロールを見るまであれが誰なのか分からなかった)。また、その機能と名前からマクロファージは大男の大食漢というイメージだったのですが、松本若菜さんと言うのも裏をかかれた面白さでした。そして、一番の驚きは、エンドロールで「鳳蘭」さんの名前を見つけたことです。観終えてから大慌てで何の役だったのかを調べました。
泣けて笑えて勉強になるっ!
医療従事者です
見て欲しい、面白いし泣ける勉強になり自分大事にしよって思います
永野芽郁ちゃん可愛い、健君のアクション素晴らしくさすがで阿部サダヲさんは日本の宝
仲里依紗さんはかっこよく山本さんも良かった、、、とにかくキャスト素晴らしく子供ちゃんらが泣ける
是非とも映画館で見るべし
うまくまとまっていました
志は高いが、ストーリーはテンプレ特撮
以前学校の授業の補足になればと原作漫画とアニメを少し見たが、最低限の知識がある人間には物足りなかったので読んだり見たりしたのは数話だけ。
しかし、比較的レビュー評価が高いのでエンタメ映画としては面白いのかと見てみた。体の仕組み特に免疫系を分かりやすくという意味では良く出来ていて見た人が体を労ろうという気はなってくれたのなら、この映画の志が達成されたのだろうから良かったと思う。
ただエンタメとして見るとニチアサ特撮で何年もやっているテンプレストーリー展開なので特段の感慨は湧かない。そうなるだろうな。あ、そうだね、良かったねという感じ。
私が特撮好きだから、そう思ったのかもしれない。普段ドロドロの大人ドラマを見る事が多い人には久しぶりに清々しい気持ちになれたのかなとも思う。
やはり見る人によってそれぞれの背景があるから評価は異なるのが当然と思った次第。それから評価高いアクションシーンだが、中華映画のようにワイヤーアクション多用なのが個人的にイマイチだった。ワイヤーアクション否定ではないが。
ただ抗癌剤投与が味方もろとも敵を攻撃するミサイルに譬えられていたのは良かった。そう思えばいざという時覚悟が出来そうだ。
全693件中、421~440件目を表示