はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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予告の「笑って泣けてタメになる」はダテじゃない
原作未読、アニメは履修済みで鑑賞しました。 現実パート、BLACKパートも入っている今作。 無印とBLACKのキャラを掛け合わせる方法は意外でした。 なかなか上手くまとめられていたと思います。 「翔んで埼玉の監督らしい映画」といった印象で コメディ要素はやはりその作品を彷彿とさせる感じです。 アクションパートはワイヤーアクションもりもりで テンション上がりました。 「人間じゃない」からこそ可能な 大胆なアクション表現でとてもパワフルです。 欲をいえばキャストを総動員した 大乱闘とかも見てみたかったな、なんて。 現実パートもなかなか面白い発想でした。 映画館内ですすり泣く声が聞こえていたので けっこう泣ける作品にもなっています。 ただその現実パートに時間を割かれている事実もあるので もしかしたら原作好きな方からすれば 賛否が分かれるかもしれません。 キャストは全体的にいい感じです。 NK細胞とマクロファージかっこいい。 アニメとは結末が異なります。 あくまで個人的な話をしますが 今作はアニメ版と比べると 寂しい終わり方になっている印象を受けました。 アニメ勢からすればかなり意外な終わり方です。 キャラクターが魅力の1つでもあるこの作品において この物語の締め方はとても悲しい限りでした。 しかし映画の締め括り方としては 割と悪くないとも思ったので、 やはり一本のマンガ作品丸々を 2時間の映画としては作り上げるのは 並大抵なことじゃないなと思いました。 元作品もそうですが、 自分の身体を労りたいと思える映画です。
個人的な推しはマクロファージさん、みんな楽しそうに演じてて微笑ましかった
2024.12.13 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(110分、G)
原作は清水茜の同名漫画および続編
不摂生な父とそれを心配する娘の体内を描いたアクション映画
監督は武内秀樹
脚本は徳永友一
物語は、母・祐子(遊井亮子)を病気で亡くして以来、二人で過ごしてきた父・茂(阿部サダヲ)と娘・日胡(芦田愛菜、幼少期:野田あかり)の日常が描かれて始まる
トラック運転手をしている父は不摂生が祟り、健康診断の結果は最悪なものになっていた
食事を管理している日胡は自分に責任があるのではと思うものの、父は娘の知らないところで暴飲暴食を繰り返していた
そんな父の体内では、劣悪な環境で苦しむ細胞たちがいて、中でも赤血球(板垣李光人&加藤諒)は、度重なる不幸に見舞われていた
一方の日胡の体内は順調そのもので、不器用な赤血球AE3803(永野芽郁、赤芽球期:鈴木凛子)は一人前になろうと必死に酸素を運んでいた
体内では病原菌がたくさん悪さをしていたが、白血球の中の好中球1146(佐藤健、骨髄球期:草刈桜空)や、マクロファージ(松本若菜)の情報を受けて命令を下すヘルパーT細胞(染谷将太)、その命令を実行するキラーT細胞(山本耕史)たちが鉄壁の布陣を敷いていた
また、命令系統を持たないNK細胞(仲里依紗)もいて、日胡の体内は万全に守られていた
日胡には想い人の先輩・武田(加藤清史郎)がいて、彼のことを考える時だけ体内は制御不能になってしまう
神経細胞(DJ KOO)のリズムで踊り狂う細胞たちは、その波が収まるまでは、正常な機能を失っていたのである
映画は、細胞入門編のようなテイストで説明が始まり、マクロファージ先生による解説を赤血球AE3803が聞くという流れになっていた
わからないことがあればタブレットを使用して学習するという流れになっていて、劇中内で描かれることはスムーズに入ってくる
語句の難しさはあっても、その細胞がどんな役割を持っていることは把握できるので、このような擬人化はうまくできているなあと思った
体内で何が起きているかを劇的に描くには癌を取り扱うのがわかりやすいのだが、通常の癌だとちょっとわかりにくい部分がある
なので、今回描かれることになった「白血病」というのは一番わかりやすく、かつその治療の過程などで細胞がどうなっていくのかがわかるのも面白い
白血球が異常となって排除させ、それに抵抗したものが攻撃性を持つという流れはとてもわかりやすく、またヒューマンドラマ的に仕上げることも容易であると思う
とにかくかなりキャラクターが多く、エキストラもえらいことになっているので、誰が誰かを把握するのはほぼ不可能に近い
パンフレットはそこそこ充実しているが、せめて基幹細胞に関する解説はすべてのキャラで行っておいた方が良かったように思えた
いずれにせよ、ジャンルだとアクション映画に入るのだと思うが、白血球のバトルはとても見応えがあるし、NK細胞やキラーT細胞の活躍もとても面白い
赤血球が役割を終えて再生し、再び白血球と出会うことになるんだが、これも何となくありそうに思えるので良かったと思う
細かいツッコミを入れるとキリがないのだが、概ねわかりやすく、ざっくりと把握するには良いと思うので、親子連れで観に行っても良いのではないだろうか
鑑賞後に何を食べようかと考える時に、ちょっとだけヘルシーなものを選んでしまうと思うが、それはそれでOKなのだと思った
私にはサッパリ、、、
なんかデジャヴ。どこかでこんな映画を観た気が。 私には全く良さが分からなく、ストーリーも楽しめなかった。 結局、上の空で考え事をしてしまい💧 別な意味でいい時間を過ごしました。スミマセン。
はたらく細胞 はたらけ私
あの病気を克服されたアスリートさんが、4年に一度の大舞台に立ちました。思い通りの成果ではなかったのか、レースの後、これまでの私って、何だったんでしょうかみたいな思いを吐露されましたけど、あれだけ大変な思いして、このクニの代表としてあの舞台に立ったこと自体、もっと称賛されていいのかしらと、この映画観て思いました。 それにしても、はたらくって、思い通りになりませんねー。ストレスで、私の免疫、ダダ下がりです。車で移動中、私の大脳と括約筋が悶絶したことも。(あの日、トウモロコシを食べていなかったことが、唯一の救いだったかも。もし、食べていたら…。)明日も仕事だしなー。 ところで、働きアリのおよそ2割、食物を運ばないそうです。つまり、はたらかない働きアリがいる。そこで、働くアリだけを集めて新しいコロニーを作ると、全員、はたらくのかと思いきや、やはり2割がはたらかなくなるそうです。実は、はたらかない働きアリは、新しい食物を見つけようと、新規開拓しているそうです。ルート営業と、飛び込み営業の分業化されているらしい。つまり、成果は出なくても、はたらいているそうです。 そう思うと、誰かを感動させるわけでもなく、私自身、満足しているわけでもない今の私の仕事も、何かの役に立っているのかしらと思えるわけです。 いつでも ここに いるから 帰ってきて いいんだよ そう思えば あと ひとつ ふたつ できる我慢も ふえるでしょ がんばれ がんばれ SION 「がんばれ がんばれ」 がんばりたくないけど、明日の仕事、がんばろうかなー。 はたらく細胞が、頑張っているうちは、私も、はたらかないとね。たとえ、私自身、この世界を右往左往するだけの、ちっぽけな細胞だとしても…。 がんばれ がんばれ…。
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