はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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そうだ、ドナー提供しよう。
概ね良い感想なのですが、始めに悪い感想から。
キツイシーンが長すぎる。
まだ移植しないの?早くしてくれ。状態が長くて、最近の開始5分で復讐始めるザマア系縦スクロール漫画に慣れた近代脳では耐久レース過ぎた。
しかもこの立場のキャラクターはなんだかんだ生き残るだろう…(震え声)が覆されてキッツ…細胞だからってすぐ殺すなや…
あと「病気って怖いね」よりも「不摂生やめようね」の方に方針を振ってほしかった。
はたらく細胞BLACKからもお話持ってくるなら、煙草とお酒で体内の細胞がどれだけ苦しめられてるかの描写がもっとほしかった。
そんな短期間の努力で体内環境改善するかよ…もっと苦しめ………
娯楽漫画でありながら教養漫画でもある、と思ってる一部の原作ファンだから思っちゃうところではあるかもだが…
いやしかし放射線治療とかドナー移植とかの勉強にはなるし、病気って怖いねもはたらく細胞が伝えてくれる大事なテーマなのでまあそんなマイナス点ではないですね!
なんか小学生が泣いちゃう暴力表現みたいな話題になってましたが、返り血も浴びないし生首が吹っ飛ぶわけでもないし、アニメより優しい表現だったと思います。
小学生が泣いちゃうのはメインキャラクターが続々死ぬからではないですかね…?
鬼滅の刃で泣かない子ならイケルイケル。もはや温い。
何より私のこの腐った骨髄液が誰かの体内で天使と化すならドナー提供しなきゃ…誰かの体内でアマテラスする(※歩くと草花が生え散らかす能力のこと)んだ…となるからとてもよい映画です。
あなどれない映画
続編の内容とかでも良かったのでは…
当方原作はマンガとアニメを少し見た程度ですので、ファンにとってはきっと納得の出来なのでしょうか。
正直私はもっと明るくてコミカルな内容かと思ってたんですが、それは中盤まででそこから先はがっつりシリアスに急速展開していきます。
家族愛とか感動路線に作るならそういった流れにするのが分かりやすいのでしょうが、正直後半は重たいテーマだったなと。
場内には小さな子供もたくさんいましたが、しっかり流血表現、触手による人体貫通、死ね、殺すというちょっと過剰な演出に彼らにはどう映ったのでしょうか。
私自身も少しその言葉選びに疑問は持ちました。
勝手な意見ですが、今回は前半にあったウイルスとの攻防で細胞たちが必死に戦って、その結果人体にはくしゃみとして発現しました!!みたいな部分をもっと引っ張ってみたり、ラストに登場したスギ花粉や、インフルエンザとの闘い!みたいなもっと皆に身近な症状を面白おかしく表現されたほうが楽しかったかな~と思いました。
で、その続編が今回みたいな内容だったらちょっとありだったのかなと考えました。
コメディ路線からシリアス路線の転換にもなりますし。
ただ、阿部サダヲさん演じる不摂生が過ぎる父役の体内環境が戦後のような劣悪になっていたり、肛門での攻防などめちゃくちゃ面白いシーンもありました。
誰と観に行っても楽しい映画
子供向き?大人向き?
超ディストピア映画
思ってたんと違った…
原作マンガやアニメのように、軽く面白いほのぼの系だと思ってたんですよ。
ちょっとお子さま向けの、教育的お決まり展開の安心して見られる映画かなって。
それがなかなか重くてがっつり泣かされた上に、考えさせられる内容でした。
それはそれで良いはずなんだけど、やっぱり感想として1番は「思ってたんと違った…」になってしまうんですよね。
主に違和感が3つありました。
白血病と、抗がん剤治療のリアルさと、がん細胞の叫びと。後述します。
序盤は原作みたいに、体内世界の平和な日常、実写化された赤血球・白血球が出てきます。むしろ、最初の方は白血球が細菌を処理したとき返り血もなく、「全年齢向け映画にするために優しめの表現にしてるのかな〜」くらいに思ってました。
体外世界が描かれるのが映画ならでは。
ここで芦田愛菜と阿部サダヲという2人の名俳優が出てきます。
憧れの先輩とお話ししちゃってココロ躍るDJ・KOHや、必死に便意を我慢する阿部サダヲの演技の素晴らしさあたりまでは面白く見てました。
しかしまず1つ目の違和感。白血病。
事前に見たPVで、Fukaseががん細胞役で出ると知ってしまっていたので、阿部サダヲが健診後受診してない、あたりで「もしかして」と思ったのですが…
まさかの芦田愛菜が白血病。そっち?!ってなりました。
たしかに、主役の方の白血球達がいる世界でないといけないという事情があったかもしれませんが。
芦田愛菜にはね、昔から泣かされてきたんですよ…もうありとあらゆるシーンで泣きました。
まあ、さんざ泣かされといてなんですが、これ、なんか陳腐な展開じゃありません?母を亡くして健気にがんばってる少女が白血病になりましたって。お涙ちょうだいの常套手段ですよね。
白血病って、自分ではどうしようもない病気じゃないですか。「はたらく細胞」の教育的な側面からしたら、「予防できることを予防しようよ」という方向に持っていくのが合ってると思うんですよ。それに現実問題、少女と中年男性だったら、中年男性の方ががんのリスク高いですよね。
たとえば阿部サダヲが「切れ痔」だと思って放置していた便潜血が、実は「大腸がん」だった。白血球達が戦ってもうダメかと思ったところで、手術で助かる。体外世界では、検査結果出るまで本人・家族はドキドキで、そこで本音をぶつけ合ったりして泣ける展開もできる。やっぱり、健診結果が出たら早めに病院に行こうね、という視聴者へのメッセージもできる。
こういうハッピーエンドになる予定調和で安心して見てられる話を、わたしは求めてました。
違和感2つ目。抗がん剤治療のくだりだけが急にリアル。
原作で割とあっさりがん細胞をやっつけているのも、主役の血球達が永遠に出演し続けているのも、そもそも同じ赤血球と白血球がしょっちゅう会っているのも、現実ではあり得ないですよね。血球はどんどん生まれては壊されて循環してる、赤血球は何百万もいて同じ細胞と巡り会うことはない、それがリアルです。
でもそんな原作でも描かれなかったリアルさを、実写化で突然出されたら、「思ってたんと違った…」ってなっちゃいますよ。序盤の優しさなんだったんだ?ってくらいバッタバッタ血球達がやられてしまうし、結構出血とかするし、その後の描写も長いのでしっかり苦しみながら死んでいくように見えます。
特に、実写化だとそのままそのキャラの人が寿命を迎えるみたいになっちゃうから、「え?死んじゃうの?ホントに?!」ってびっくりしちゃう。
おドジな赤血球を中心に、体内世界のわちゃわちゃをみて、笑って(少しは感動系の)涙もあってくらいかなと軽い気持ちで映画館に来たのに、リアルにハードモードやな、ってちょっと引きます。
しかも、リアルに変わったのそこだけ。
最後なんて、同じ世界にいるんだからまた会える、なんて言ってたし。原作でも最初の方で数が多いからまた会うことはないみたいな話してて、抗がん剤のとこであれだけリアルにやったんだから、ここであのセリフ来るだろうと思ってたら、また会える?なんでや。拍子抜けです。
3つ目。がん細胞の叫び。
これは違和感というか、考えさせられたところです。がん細胞は元は白血球のお兄ちゃんに憧れて、立派な白血球になってはたらきたかった細胞。
「オレは悪いことしてないのに」と叫ぶがん細胞(Fukase)。何度も繰り返します。
「お前は悪くない、でもオレはこの世界のためにお前を排除するしかない」と白血球。
見てるの辛かったです。
がん細胞は本当は他の細胞たちと一緒にはたらきたかったのに、自分ではどうしようもなくうまくできない。しかし排除しないと世界がまわらない。
なんだか人間社会の縮図を見ているような気がして。
映画「キャラクター」の時もそうでしたが、Fukaseはこういうのハマり役ですね。好きなアーティストです。できればネタバレ踏まずに映画館まで来たかった…そしてFukase出た瞬間にココロ躍らせたかったです…。
そんなこんなで、総じて、重かったです。
もっとキュートでポップな感じだと思ってました。
映画としては良い作品だと思います。
ただほんと思ってたんと違った…っていう。
この時期公開ですから、年末年始で親戚集まって子どもも含めみんなで見に行こう、みたいなニーズに応える作品なのかなと思ってたし、原作やアニメもそういう作風だったし、なんなら出演者のネタバレ踏んでしまったPVはポップな作りでしたよ?
勝手に固定観念をもって見たんだろ、と言われるほどではないと思います。
まあね、少女が白血病になるような理不尽なこともあるし、不摂生な中年男性が健診結果を無視しててもなんともないこともあるし、実際の体内では日々たくさんの血球や細胞が死んでるし、それがリアルでしょ、と言われればその通りです。
でもそんな現実世界から、ひとときの癒しを求めて映画館に来たのにな、ちょっと残念でした。
マンガ実写化の教科書
身体をいたわらなきゃなぁ…。
血管中の赤血球は対象外では…
よく実写で頑張ったなあと感心したけれど、
…医学的監修してるのかな?
以下ネタバレ
●●治療は「骨髄の造血能」を抑えるが、血管内の(すでに増殖能もない)赤血球は対象外…て言うか、もしそこまで殲滅したら=全身組織壊死、窒息と同じで即死でしょう。つまり赤血球達が死に絶えて消失する映像は奇妙だし●●治療への誤解も生むのでは?せっかく「勉強になる…かも」映画なのに一番大事なところでおかしいのが非常に残念です。
ストーリーを聞かれると困るけど面白いは面白い
子役は宝です
1月1日に映画に行くのは生まれて初めてかも。
これで今年はファーストデイ全制覇が見えてきたな。
見どころは、るろうに剣心以来の佐藤健+大内貴仁アクション監督によるワイヤーアクション。白血球(好中球/つまり人外)の設定なので動きが派手でも性格がマーダーでも何の問題なく変な規制の外れた動きには久々に心躍るものがありましたわ!あとマクロファージ役が松本若菜さんで電王のミルクディッパーかよ?!と思い感謝感激しましたが、ここはオシリーナでもよかったのでは?と思ったり。まあ特撮ファンが来ることを見越した粋なキャスティングは見てる方も嬉しいです。
とはいえ内容的には結構グロいのでPG12のレーティングつけた方が良いのでは?って思ったかも。事実、劇場にはお正月休みのお子さんがたくさんいて、ワクワクしておならプー!とかで爆笑してたけど、後半のほぼ全ての登場人物が無惨に死んでいくシリアスパートは引くより前に眠りに逃避しちゃうよね。あと子供といえば子役のキラキラした原石がたくさんいたのでこれからが楽しみです。芦田愛菜さんも加藤清史郎くんも越えていけ!あ、ラスボスはあの人ではなくむしろお父さん白血球役の板垣李光人(ジオウのウール)で良かったんじゃないですかね?
それではハバナイスムービー!
バトルもの、戦もの、輪廻転生もの
まずお伝えしたいのは、NHKのアニメの実写だから、と10歳未満のお子さんを連れて行くのはちょっと待ちましょう。
でも、将来、生物に関わる仕事がしたい!と言っておきながら血を見るのはダメ、医者じゃないから血は見ない、とか言ってるようなら行ってもいいと思います(ショック療法)。
ストーリーはとてもまとまってたと思います。そして演者さんも豪華(特殊メイクが過ぎるのに声で分かるレベル)。
細胞のはたらきが大前提なので必然的にキャラ設定がしっかりしてることが、ぶれないストーリーと違和感のない配置だったかと。
にこちゃんパパが倒れるのは読めてたけどあっさり通過されて、読めない切ない展開。
最初は全力だから許されるコスプレ映画だと思ってたら、気付いたら異世界戦争ものになってて、、最後は輪廻転生の歴史もの見てたような錯覚に陥りました。
ロールエンドまで、これは良い教材でした。
良い実写化
年始に見てきました。休みとあって子供も多い。正直アレな出来カモと思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。細胞の膨大な数、スケール感はすごくうまく表現出来ています。アクションも迫力満点。ブラックとの対比や融合アレンジもうまかったなと感じました。肛門の描写はめちゃくちゃ笑いました。最近友人が白血病を発症しいろいろ話を聞いていたため、治療の工程をみるのは心に来るものがありました。やっぱり人間をきちんと描いたことでより感情移入ができるようになっていると思います。泣けるし笑える、いい映画でした。
まさかこんなドラマが・・・
阿部サダは昭和のおじさん役をさせたら天才です。
2時間の中に様々な要素が盛りだくさん。
単なる面白映画ではなく、生物学知識、恋愛、医学的内容が存分に含まれている。
それだけの内容を盛り込めたのも、
「配役が本当に的確!!」
だったから。
Fukaseは、映画「キャラクター」の時から悪役をさせると、不気味さが際立っている。今回も最高に憎たらしい役だが、見事に演じている。
人間ドラマを観ながら、それぞれの体内の様子を反映しているのが面白い。
人体で起きる様々な反応を見える形にしたのが、分かりやすい。
フカキョンは、やはり癒しキャラだなー(。•̀ᴗ-)✧
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