劇場公開日 2024年12月13日

「雑なコスプレ実写化映画と思ったら」はたらく細胞 ヒビノミライさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5雑なコスプレ実写化映画と思ったら

2025年1月12日
iPhoneアプリから投稿

どうせ中高生、お子様ターゲットのオモシロ系消費作品だろうと早々にスルーを決め込んでいた。

しかし聞こえてくる評判がすこぶるよく、コレは自分で確かめねばと、お気に入りのTCXスクリーンで公開してる間に劇場へ。

ハードルが下がり切ってたせいもあるが、見事に(いい意味で)期待を裏切られ。

それもそのはず、今をときめく主演級のキャスト陣がこれでもかと贅沢に出演。大真面目に擬人化細胞をイキイキと演じてます。
話の軸となるマルモリコンビのエモさも全開。

よく考えたら面白くないわけがない。

笑い、努力、バトル、涙、友情、勝利(?)
おまけにタメになる。

無駄にクオリティが高いディズニーピクサーの擬人化系アニメーション作品と品質は比べるのもナンセンスだが、これはこれで、あるようでなかった、経験したことない感覚を味わえる不思議なエンタメ作品。

アニメや漫画はもちろん知ってたけど、コレを無理やり実写でやろうとしたことに意味がある。

不覚にもラストには感動すら覚えた。

作り手さんのこだわり、熱意と
スポンサーの勇気の勝利。

このような作品がなんらかの賞を獲得してくれたりすれば、日本のクリエイターの皆様の励みになるのではと、大きな世話も焼きたくなる。

せめて文科省推薦にしてあげて。

ごめんなさい。

完全になめてました。

ヒビノミライ