「ビジュアル的には面白かった」はたらく細胞 tomo sanoさんの映画レビュー(感想・評価)
ビジュアル的には面白かった
豪華俳優陣があの役この役をされてて楽しめたし、ビジュアルや今までの映画にはない世界観はやはり面白かったが、なんだろうこのなんとも言えない物足りなさ...
詰め込み過ぎたのか個々のストーリーに深みがなく、『その臓器だとあたりまえのようにそのまま進んで死んだり消えたりするだろうね』といった先読みできるような展開が多く 同時並列的な伏線も少ないので なんだか単調で同じことをやってるだけの感じ
迫力や勢いやビジュアル的な好感度のある豪華俳優陣のさすがな演出で誤魔化してる感じ
アクションも凄くカッコいい演出だったけど幾つもの伏線などを重ねて精神的に窮地にたたされ追い詰められてゆくような感じがあるわけでもなく、各臓器の精神性にもそもそも人間としての大きな身体を持つ自分の身体とは大きく違ってくるのでそれら臓器に感情移入しにくくもあり、なんだか薄っぺらいアクション..
泣けるとこでも泣けず
後半何度か眠くなりました
ただ、最後のハッピーエンドな終わり方はそれなりに伏線回収した感があって爽やかな気持ちにはなれたのでそこそこ楽しめるような映画でした
たぶん原作の強いファンとか自分のように伏線がどうとかとマニアックな観方をしてしまう人は、物足りなさを感じると思います
コメントする