劇場公開日 2024年12月13日

「まさかはたらく細胞で泣かされるとはw」はたらく細胞 ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0まさかはたらく細胞で泣かされるとはw

2024年12月22日
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泣ける

笑える

楽しい

原作漫画は未読。アニメ版は2期の途中まで鑑賞。

まずキャラクターの再現度が素晴らしい!アニメ版のイメージになってしまうが、全く違和感無し!
原作は、1つの病気や症状をタイトルにした1話完結型が多いが、映画版では人間を登場させ、人間のドラマにリンクさせる事で、自然な流れで原作エピソードを盛り込んでいる。
その作りが非常に見事で、人間がどんな状態の時に体内ではこんな事が起きているんだと言うことがより分かりやすくなっている事に加え、人間パートのストーリーがシンプルながらも笑いと涙を誘う。
まさかはたらく細胞で泣かされるとは思ってもいませんでした😅

不摂生な生活をするお父さんの体内が、戦時中のような混沌とした世界であったり、笑えるようで笑えない演出など、実写にする事でより臨場感が増している。こういった体内世界の表現力のセンスは本当に素晴らしいです!!
(ちなみに、お父さんの体内の様子は、多分はたらく細胞BLACKの中で描かれているエピソードなんだと思います。読んだこと無いので分からないですが・・・)

敢えて残念だった点を挙げるなら、白血球が菌やウイルスを倒した時に血しぶきが上がらなかった事。原作のような白一色の白血球が、返り血で真っ赤に染まっていく表現が再現されていなかったのがちょっと残念でした。
小さいお子様にも観て欲しいといったささやかな配慮でしょうか?でも、それなりに激しく残酷な表現はあるんですけどね😅

いずれにしても、美しい映像美やド派手なアクションは観て楽しく、ストーリーは笑えて泣けて感動する。
こんなにお腹いっぱいになれるエンターテイメント作品はなかなか無いです。
個人的にはかなりオススメな作品ですね。

ゴウ