劇場公開日 2024年12月13日

「血ドバドバ」はたらく細胞 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0血ドバドバ

2024年12月17日
iPhoneアプリから投稿

赤血球「白血球さん、アニメ版は、血がドバドバ出てました。実写版もドバドバやるんですか」

白血球「大丈夫だ。血は見せないで倒す、
ナイフも光らせないで怖さは強調しないようにみせる」

赤血球「そうなんですね。確かにマクロファージ先生の斬馬刀(笑)も怖くなかったですー」

悪玉菌たちのキャラクター造形とその闘いの描写、

肺炎球菌やブドウ球菌といった悪玉菌たちも、
確かに悪そうな外見をしているのだが、
どこかコミカルで憎めない。

原作やアニメの持ち味をうまくアレンジし、
子供から大人まで楽しめるキャラクターに仕上がっていた。

クシャミ発射シーンは、
実写ならではの迫力だった。

サンダーバードやピタゴラスイッチのような演出は、
アニメ版が持つ記号的な表現とは異なり、
若干の生々しさが強調されていた。

この点は好みが分かれるかもしれないが、
実写化におけるチャレンジとしておもしろいシーンだった。

白血球のキャップほしい、
キラーT細胞でもいい、
でも、
かぶってコンビニとか行ったら、
「袋はいらない」
って低い声で言ってしまいそー。

蛇足軒妖瀬布