劇場公開日 2024年12月13日

「期待した“楽しさ”は全く得られなかった」はたらく細胞 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0期待した“楽しさ”は全く得られなかった

2024年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

最近テレビはあまり観ていないので、テレビで宣伝していたかどうか知らないが、映画館には公開前から夥しい数のポスターが貼られ、宣伝に力を入れていることは感じられた。キャスティングも豪華だし、楽しい時間を過ごせることを期待して観賞。

【物語】
酸素を運ぶ赤血球(永野芽郁)や細菌と戦う白血球(佐藤健)など、37兆個もの細胞が人間の体内で休むことなく働いている。 不摂生な日々を過ごす漆崎茂(阿部サダヲ)の体内では、劣悪な体内環境に疲弊した細胞たちが文句を言いながら働いていた。 一方、規則正しい生活を送っている茂の娘・日胡(芦田愛菜)の体内にいる細胞たちは楽しく働いていた。

しかし、突然日胡の体内で働く細胞たちの命が追い詰められる大異変が起きる。

【感想】
興行情報を見ると、俺の予想をはるかに超えて大成功のようだ。DOCTOR―Xの上を行くとは予想だにしなかった。

しかし、俺的にはかなりがっかりの作品だった。
終盤になると、最早「早く終わらないかな」と思うくらい。

なぜか。
予告編で分かっていたことは、細胞役としてイケメン枠男優佐藤健や、可愛さで売る永野芽郁にあんなカッコをさせていること。 さらに、人間役に阿部サダヲを起用していること。 これらのことを考えれば本作を成功させるにはコメディーしか期待しなかった。それに加えて、テーマからして体のことを楽しく学べればいいなと思っていた。

が、しかし。一応上述の2つの要素はあるものの、特に後半になると“イイ話”にしようとするとこに重点は移ってしまったことが全く気に入らない。こういう作品に“イイ話”は要らない。コメディーに徹して欲しかった。

さらに言えば終盤に至ると、似たような展開が繰り返されてくどい!
脚本・構成が拙いというのが俺の感想。

観客動員的にはすごいスタートダッシュになっているが、俺はキャストファンも含めて誰にも勧められない。

泣き虫オヤジ
餃子さんのコメント
2024年12月17日

めちゃくちゃ参考になりました!(俳優さん情報をあまり知らなくて、この作品どう見えるんだろ〜と思っていたので…)
ありがとうございます!✨

餃子