はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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自分の身体が愛しくなる作品
鑑賞後に自分の身体が愛しくなるし、大切にしたいと思えるエンタメ要素たっぷりな作品でした。
実写化されるとニュースで見た際は、いやいや別に実写化しなくても良いでしょ…と思ったけれど、これはとても良い実写化だった。
実写化することで、より体内のことを自分ごとに感じて見ることができた。
日本は擬人化が得意な国だと個人的には思っているけれど、擬人化した際の設定や世界観に感動してしまった。発想が面白すぎる。
不摂生な生活をしている体内環境の表現と、肛門付近のところなんて最高すぎた。笑いを堪えるのに必死だった。
元々学生時代は生物の授業が好きで、身体の中について興味は強い方だっただけに、知的好奇心も満たされる+エンタメとしての面白さも満たされて最高。
アクションシーンもワイヤーアクションてんこ盛りで、予測不能な動きとスピード感で見応えはあったし、美術スタッフの世界観の構築にはあっぱれだった。
構成も、現実パートと体内パートが混ざっているからこそ最後まで集中して見ることができた。
この作品を見た後は、今私の身体の中では彼らが必死に働いているんだなと思うと、自分の身体を大切にしたいと思えるし、ホワイトな環境で働いてほしいと思える。もしかしたらお医者さんの講演より、健康促進に一役買える作品かもしれない。
最後は細胞たちの働きを通して、私たち自身も社会の中でひとりひとり役割があって、誰が偉いとか誰が優れているとかは無い。そしてみんなで助け合ってより良い世界にしていくというメッセージを伝えてくれたのも良かった。
私もこの社会という大きな身体の中でひとつの細胞として、自分の役割に自信と誇りを持って生活していきたい。
さすが、超国家的優良コンテンツ!
文部省も医師会もどっからでも推奨と認可、ついでに援助も降りるでしょう。それほどの良質のコンテンツであるからこそ、想像以上の迫力ある実写化でした。
よくぞこれほどのホットパンツの赤血球役女の子を集めたものです。って、ほとんどCG処理でしょうけど。加えて、血小板の子役が女の子ばかりなのは監督の良心でしょうか。多少は宣伝広告の映像を見ていたけど、戦国映画もビックリの人海戦術で広大でダイナミックなスケールの映像は実写ならでは。ここまでの大規模で緻密な映像は漫画でもアニメでも難しいでしょう。
その女の子ばかりではないブラック(父親)側のドス黒い実写化も(汚いけれど)面白かった。あれのエキストラもよく集めたなあ。お相撲さんとか本物でしょうか。薄汚れた下町みたいな体内は笑えるだけでクサそうだけど、あの肝臓にはちょっと行きたい。
そんな体内の話ばかりでなく、体の外の様子とリンクさせているのは実に実写化として有意義ですね。恋する女の子のアドレナリンフィーバーは原作にあったのかな? 「アニメ・漫画の実写化」としては歴代の中でも非常に優秀なのではないでしょうか。これまで実写化に対して批判が多かったのですが、近年ではシティーハンターも高評価でしたか。今後もこういう良作が増えていけばと願ってやみません。これならディズニー、ハリウッドも食いつくんじゃないかな。結構、無害なテーマなだけに。
後半、壮絶で憂鬱なシーンも多かったのは、ちゃんと考えるべきテーマだということでしょうか。生活習慣病から来る体の不調は改善できることは多いけど、白血病なんかの難病はどうにもならないことが多い。もう助からないのではという後半の絶望感はちょっとツラかった。とりあえず出来ることをするしかないでしょうね。また献血に行ってこよう。センターならジュースとお菓子が飲み放題食べ放題。
助からないと言えば白血病細胞君。「このバグ野郎」呼ばわりされていたけど、バグに悪意はないんですよね。IT関連からの用語なんですが、バグはプログラマーから言われた通りに処理をしているだけで、本人になんの悪意もないんです。だから、その様に生まれてきた白血病細胞君の嘆きもまた、身につまされる。でも処分しなければどうしようもない。この上映している最中でもマクドナルドでの殺傷事件が世間を騒がせています。それもまた「バグ」なのでしょうか。でも、我々は憎んで処理をするしかない。考えることは山ほどありそう。
そういえば放射線治療のイメージがオーロラなのが興味深いです。ググればすぐに出てきますが、オーロラの名所、エスキモーの住人にとっては「死者の精霊」と恐れられているそうで、我々にとっては秘密兵器の治療法でも、細胞にとっては恐ろしい光。そこまで考えてのオーロラの採用でしょうか。また、抗がん剤も恐ろしいミサイル兵器だったり、原作では花粉症に対して投与されたステロイドが見境無しに破壊するロボット兵器なんですよね。その登場シーン、原作では好きだったけど、この映画ではラストでギリギリ入らなかった。赤血球が黒い球をゴロゴロ転がしてくるんですよねw それも観たかったな。
役者陣も素晴らしいけど、やっぱり流石の阿部サダヲさん。 頑張る駄目親父っぷりやトイレを我慢する演技が凄すぎる。ファン(居るかな? 居るよね?)は必見。血小板の子役オールスターズも素晴らしいのですが、マクロファージ役が深キョンじゃなかったのが以外。でも肝細胞なのは納得。やっぱり行きたい。体内にあんな店があるのかと思うとワクワクする。
とにかくバラエティー豊かでとても楽しい映画でした。地上波の登場はやっぱりNHK教育でしょうか。私にしては珍しくも、途中でトイレに立つ暇が無かった。素晴らしい。
想定外のシリアス展開に泣ける、教育&エンタメ高度融合コンテンツ
とても丁寧なキャスティング。細胞たちの俳優陣もさることながら、映画オリジナルの人間世界が蛇足になっていないのは配役の効果が大きい。武内監督によると、人間パートを入れたのは予算の都合もあってのことだそうだが、阿部サダヲと芦田愛菜で涙腺が緩んでしまった。「マルモのおきて」の記憶も借景のように効いているのかもしれない。
原作は元祖「はたらく細胞」がブレイクした時に数冊読んだだけで「BLACK」は未読、という状態だが、主要キャラのイメージは原作にかなり近い印象で違和感なく観ることができた。
永野芽郁、赤血球コスチューム似合いすぎでしょ! 佐藤健、白血球さん過ぎるだろ!
彼のアクション経験が存分に生かされた戦闘シーン。「るろ剣」のアクション監督がついているので安心の高クオリティ。
山本耕史と仲里依紗も、暑苦しいキラーT細胞とカッコいいNK細胞に絶妙にフィットしていた。新納慎也(化膿レンサ球菌)と片岡愛之助(肺炎球菌)はどちらがどちらかよくわからなかった、ごめんなさい。マクロファージ(松本若菜)は癒されたし(戦闘モードになるのが遅すぎたが)、肝細胞様(深田恭子)はお美しい。こども店長だった加藤清史郎がすっかりイケメン枠になっていることに改めて時の流れを感じる。
Fukaseって、結構いい演技するよね……あ、でもテーマ曲は髭男なんだ……。
武内監督が漫画の実写化にあたり心掛けていることは、「自分が原作のファンになる」「最初に実際に原作のファンの方に会って、取材する」ことだそうだ。
本作も、ファンへの取材で初めて血小板ちゃんの重要性に気づき、当初は「違うアプローチ」をしようとしていたところが「ここはちゃんと忠実に子供でやらなきゃ駄目なところだ」となって、大勢の子役をキャスティングする運びになったという。
確かに、もし血小板ちゃんが子供の姿ではなかったら原作のチャームポイントが大幅に毀損されていたと思う。監督のこのスタンスは、実写化作品への向き合い方のお手本と言える。
さて物語の方は、前半と後半で大きく雰囲気を変える。
中盤まではのほほんと楽しく細胞のお勉強というノリ。お父さん(阿部サダヲ)の場末のような体内の風景や肛門ネタで笑わせてくれる。
それが白血病がん細胞の出現で一変、日胡が白血病で入院し、こちらの想定を超えるレベルのシリアスモードに突入する。彼女の体内ではまるで戦争映画のような戦闘と破壊が続き、抗がん剤で辺り一面焼け野原になり、メインキャラが次々と死んでしまう。
主役の白血球も赤血球も、白血病がん細胞との闘いや放射線治療でまさかの死亡……いや確かに体の仕組み上は当然の成り行きなのだが、展開がヘビー過ぎる。
ラストでは日胡が助かったことにほっとする気持ちと、そのために死んでいった細胞たちの犠牲への悲しみ、小さくけなげなものたちを悼む気持ちが背中合わせに湧いてきた。復活した日胡の細胞たちの中にはもう、U-1146もAE3803もいない。なんだか切ない余韻が残る。
そんな感じでつい細胞に感情移入してしまうのは、物語のキャラである細胞たちの行動原理に、現実の細胞の性質が反映されているからかもしれない。つまり、かなりざっくり言うと「実際の事象に基づいた物語」に人間的な感情表現で味付けをしてあるからだ。根底がリアルだから説得力を失わない。
事実に沿ったそれぞれの細胞の役割やその働きが、実際の人間社会の構造や、社会の歯車として生きる個人の悲哀や矜持を映す鏡のように見えてくる不思議さ。彼らを身近に感じ、細胞がこんなに頑張っているなら自分の体をちょっと労ろうかなんて気持ちに、大人でもなってくる。
教育と啓蒙、ギャグとドラマ。そんな欲張りな要素が自然に融合しているのが「はたらく細胞」というコンテンツの凄みだと思う。
私のカラダの白血球に是非とも佐藤健くんをお迎えしたい
原作は読んだことはありませんが、内容は知っていました。普段目には見えない体の中を擬人化するなんて、とにかく面白い発想ですよね。それだけで興味MAXでございます。そんな興味深い漫画を実写化するなんて、どうなることやら?!ますます興味深々でしたが、なかなか上手いこと仕上がっておりました🤭
冷静に考えて?出演者ほぼ白塗りや被り物のオンパーレード。あのイケメンの佐藤健くんやって、真顔で白塗りなのよ。「役名:白血球」なのよ。なんじゃそりゃ?!もうそれだけで面白いよね🙄この物語を思いついた発想力と破綻なく成立させた構成力に拍手でございます👏
キラーT細胞を演じた山本耕史さん、肺炎球菌を演じた片岡愛之助さんなどなど、ここぞとばかりに伸び伸び楽しそうに演じられていたのがツボでした。そんな色濃いキャラクター陣の中で、やはりしっかり普通の人間を演じきってくれた芦田愛菜ちゃんと阿部サダヲさんの安定感ある演技がこの映画の一番の肝です。
「自分のカラダが喜ぶものちゃんと食べなあかんなぁ」とか「不摂生気をつけなあかんなぁ」などなど身体についてもしっかり考えさせられ、知らずに教養がついちゃうところが、この映画のスゴイところ。学校の授業などで紹介されるのも納得です🧐
シークレットゲスト、セカオワ のFukaseくん大事な役どころです♪映画「キャラクター」で魅せた怪演の再来です。個人的には神経細胞役のDJ KOOさんに大注目です!ここがMAXオモロいから🤭
はじまりはいろんな細胞さんの弾けた演技に笑わされ、次第にカラダについて考えさせられ、最後はほんのり感動させる。109分の中にいろんな感情が味わえるお得な映画となっております。
年末年始
親子で、カップルで、
ご家族みんなでご鑑賞するのに大変オススメの映画になっています♪
準備は何も入りません。
楽しむ心だけお持ちくださいませ♪
最後に
私のカラダの白血球に
是非とも佐藤健くんをお迎えしたいのですが…
献血輸血会場はどちらですか🙄
タイトルなし(ネタバレ)
原作は読んだことなく、
Netflixで鑑賞🎥
主演の俳優さんが全員適役だなと思いました。
白血球の佐藤健は気づかなかったです😳
永野芽郁ちゃんがめっちゃ可愛かった!♡
楽しく見れたけど、実写よりアニメの方が合ってそうな内容だなと思いました。
映画館で見たら残念だったかもしれない。
面白くためになった
実写化する必要性を感じなかった
劇場では見なかったので、ネット配信されたものを鑑賞。
「はたらく細胞」については、原作コミックがとても面白く、そのアニメ化は素晴らしい出来だった。
しかしこの実写版については、予告編で見た時に感じた現実パートへの違和感が拭えなかったが(これが見なかった理由のひとつ)、その感は正しかった。いくら阿部サダヲと芦田愛菜という芸達者な俳優を使っても、その“イタさ”は最後まで続いた。
体内パートにしても、アニメであそこまで完璧に作られてしまった以上、もともと細胞を擬人化するというファンタジーな世界を実写で表すのはかなり厳しく、それが如実に出てしまった作品だと思う。ぶっちゃけアニメには遠く及ばなかった。
それでも血小板ちゃんたちがメッチャ可愛かったので★1個プラスしときます。
PS おそらくだけど、演じている役者さんたちは結構楽しかったんだろうなぁ。マンガ(アニメ)のキャラクターを演じている…ちょうどコスプレのような感覚。それはもうノリノリでやりますよ😅
演技が素敵
登場人物が細胞であり、人格は一切ない。
そのため、感情の機微など“細かい演技”よりも、デフォルメしたわかりやすい演技が求められる。
ただ、山本耕史や仲里依紗、松本若菜など、実力者が“漫画っぽい”演じ方ができており、エンタメとしてしっかり楽しめた。
永野芽衣の“あの騒動”があった後に見たが、正直演技が他の役者に食われていたため、幸か不幸かあまり存在感を覚えなかった。
また、人間パートでも阿部サダヲ、芦田愛菜、加藤清史郎は一方で人間味あふれる演技を披露し、その対比も見事だった。
子どもと見に行っても楽しめそうな内容だけど、親御さんが泣きそうな展開なので、ある意味親子で一緒に行くのがおすすめできないのも面白い。
勉強になるけど映画としては微妙
映画としての見どころは多い
白血球や赤血球など体の中ではたらく細胞たちを擬人化した漫画の実写映画化。
序盤は原作に忠実ながら、終盤は細胞たちの全滅エンドという漫画ではありえない展開となり、一本の映画としての見どころはかなりあったと言える。
漫画原作は、細胞たちにフィーチャーしたというだけでなく、役割とビジュアルの納得感や、役割ゆえの見た目とのギャップの面白さなど多い。しかし、映画という2時間枠で考えるとそうした面白さだけでは成り立たず、やはり一本のハラハラ感や心を動かす展開をまとめ上げるしかない。
そうした中で、白血病からの細胞全滅エンドという中で、細胞たちの戦いをメインを持ってくるのが最善と考えたと思う。それは、かなり成功していると思っていて、ラストの白血球と赤血球たちや、キラーTやNK含めて、記憶に残るシーンは多い気がする。
とはいえ、原作ファンサービスとしてはかなり大胆なアレンジと言わざるをえない。子どもの観客にとってはまあまあな衝撃なのでは?それはそれでいい勉強かもしれないけど。
個人的には面白かった。
映画館か配信か
おなじ映画でも、自分の身銭を切って映画館で観た作品は期待する分だけ評価が厳しくなったり、逆に配信で無料で観た作品ではあまり事前に期待していない分、評価が甘くなってしまうことがある。まあ、そんな評価のブレは映画に限らずあまり良いことではなく、評価にはそのようなバイアスやノイズがないことが極力望ましい。人生の選択は、進路やら就職先選びから伴侶選びなどなど評価が付きものだから
その他のバイアスやノイズとして、映画の原作を事前に読んでいたら思い入れが強くなって評価が厳しくなる、なんてこともある
さて、このはたらく細胞は配信で観た。あと原作マンガも読んでいない。その上で、自分が身銭を切って映画館に観に行ったものとしてあくまで作品を評価してみた
阿倍サダヲと芦田愛菜の親娘と、その体内の擬人化された細胞のお話で、コメディータッチでカラダの仕組みのお勉強、軽いアクションバトルとちょっとしんみりとする親娘の情愛を描いた映画で、満遍なく行き届いた映画である。もっとアクションに工夫が欲しかったり、コメディーももう少し強め、たとえば憧れの先輩と話す時にアドレナリンその他のホルモン全開だったけど、そうでないイケテナイ男の子から話しかけられた時は真逆の体内状態だったりとか、もう一捻りか二捻りして欲しかったかな
カラダの状態も、すり傷やインフル、スギ花粉症やサダヲさんの便意の我慢や酒タバコで荒れた体内とか出たけど、もう少しレパートリーもあったら良かったかな
まあ、この映画も続編とかあるならまた異なるレパートリーも出てくるだろうし、星3は僕にはとても楽しめたというポジティブな評価になるのですが
笑って泣いてほっこりして、三拍子そろった秀作
テーマ的には子供向けかなと思っていたが思いの外話題に上がっており、劇場では観逃してしまったが、無料配信早々に鑑賞。
笑って泣いてほっこりして、これは評判通りの秀作。小気味好いテンポでどんどんストーリーが展開していき、アッという間のエンディング。
主演の永野芽郁ちゃんや芦田愛菜ちゃんの演技力の高さは言わずもがなだが、個人的には初めて観る松本若菜さんの強弱の効いた切れのある演技に心底シビれたし、加藤諒さんの妖しくもコミカルな雰囲気に腹を抱えた。
ストーリー的にも親子恋人友達師弟等々、この世の愛が全て詰まっていて心が洗われる。特に「サンバ・デ・ジャネイロ」の軽快なリズムに乗った若人の爽やかで甘酸っぱい恋の始まりにはウキウキが止まらない。
充実した気持ちで観終えて一番想うこと、永野芽郁ちゃんの復活を心より望む。
もう少し教育的な見せ方をするんだと思ってたけど、良い意味で裏切られたのかな?
体内の細胞を擬人化したお話だが、現在地が全身のどこに位置するどの部分とかイメージができないし教材としては難しいかな、なんて教育的な映画だと思ってた自分の勝手な感想。
そして最近の特撮ヒーローものと同じようにCGで触手を使う敵とのバトルシーンは誰に向けてのものだろうか、なんてw。(佐藤健ファンは喜びそうだけど)
巷を賑わしている主演の女優さんはいつもと同じく純粋で少し鈍臭い役だが、素直にそのままとして観るにはまだちょっと早かったかも。
白血球役のイケメン俳優もほぼ「るろうに剣心」なので面白みや驚きは一切ない。
身体の主である阿倍サダヲと芦田愛菜ちゃん親子の父子家庭物語は人の親であれば尚更感動を誘うのだろう。
酒、タバコ、暴飲暴食常習犯のトラック運転手の父親の健康を気遣う娘と、実は子供の夢を叶えるために無理して働いている父親。
ドラマでよく見る設定ではあるが、娘に病魔が襲いかかった事で体内の組織と外敵が激しいバトルを繰り広げテンヤワンヤ。
娘の彼氏役の子ども店長との3人の演技派の共演はなかなか面白くそして感動的。
子供が小さかったら見せてたかも、と言う程度。
身体の細胞達は素晴らしいんです
人の体の中の細胞たちを擬人化して、人が病気になったり、怪我をしたりすると、身体の中ではどうなってるのか?という事を、楽しくわかりやすく描いていきます。
アニメは観てました。
好中球や、マクロファージなどの白血球軍団の描き方がとても面白かったので、実写映画も気にはなってたんですが、Netflixでやっと観ました。
現実社会の漫画以外は、実写化は反対なのだけど、思ったよりもよく出来てたように思います。
けれどアニメの方がもっと面白いかなーと😊
どの病気をピックアップするのかと思ったけど、未熟な役に立たない白血球と聞いた瞬間に、え?まさかの「白血病」とびっくりでした。
白血病での身体の中に起こる現象を、とてもわかりやすく描いていたのは感心してしまいました。
好中球、NK細胞や、キラーT細胞、ヘルパーT細胞、マクロファージ、白血球軍団の戦い方もちゃんと表現できてたし、良かったです😊
ただNK細胞やマクロファージは1人しか出てなかったけど、もっとたくさん仲間はいます(笑)
ただのコメディにならずに、ちゃんとしたストーリーで、ラストは涙の素敵な映画でした。
これを見ると、風邪引いたり、指切ったり、湿疹で炎症が起こったりすると、今頃身体の中はテンヤワンヤになってるやろなーって思って、「頑張れ!」って思ってしまいます。
原作に負けない実写化成功したね!
恥ずかしい
まず評価できる所から。
佐藤健を始めとした役者さん達のアクションシーンはるろ剣を思い出せるような素晴らしいものだった。
が、尺の為とはいえ映画オリジナルの設定を全開でぶっ込んでくるのはやめて欲しかった。
マルモのおきて以来の阿部サダヲ,芦田愛菜の共演は私自身世代なので嬉しかったが、その記憶を汚された様に感じた。
半端な教育.コメディ.ヒューマン映画。3種全て20〜30点が良い所だろう。
せめて教育の点に振り切れば子供も大人も知識を得る新たな映画として良い映画として評価できた気もするのに...
終始何がしたいのか意味不明で、こちらもどの様な気持ちで見れば良いか分からず恥ずかしい映画でした。
本当は☆0にしたいけれどアクションの技術だけは高く評価しているので☆1です。
永野芽郁を映画界から失わせてはいけない
公開当時は子ども向けのコメディ映画と思ってたが意外にも評判は上々だった。配信になったので観ることができた。人間の体内にいる37兆億の細胞を擬人化した画期的な物語に引き込まれ一気に鑑賞。子ども向けにはちょっと怖いかもしれないが、体の仕組みを知るにはめちゃくちゃ勉強になる。いつも人間ドックや血液検査で白血球、赤血球とかの項目を数字でみてるが改めてその機能を知るきっかけになるし、病気になるメカニズムも考えさせらた(かと言ってお酒、タバコは辞められそうもないが、。)。
映画は阿部サダヲと芦田愛菜の共演が安定のいい感じの親子で、白血球の佐藤健やキラーT細胞の山本耕史、NK細胞の仲里依紗、マクロファージの松本若菜の活躍がなんかとてもカッコいい。白血病の原因となった細胞は途中でFukaseだと気付いたがなかなかの演技。「キャラクター」以来の出演と思うが、もっと映画に出て欲しい。そして、何より、酸素を必死になって届ける赤血球の主演永野芽郁がとっても素敵だ!「かくかくしかじか」も只今大ヒット中だし、この女優を映画界から失わせてはいけない。と改めて思った。
抗がん剤や放射線治療では良い細胞も死滅するが骨髄移植で蘇るので細胞キャラクターも復活した。是非、シリーズ化してもらいたいなぁ、。
むしろたたかう細胞
原作(漫画)はよんでません。
細胞が擬人化されている時点ですでに恥ずかしいが日胡(芦田愛菜)が白血病になってしまうと情陸風の感涙演出をぶっこんでくるので見始めていたときから浮いていた鳥肌がピンコ立ちしてきた。観衆が恥ずかしくなってしまう映画コンペティションで入賞まちがいなしの共感性羞恥心映画。
ストーリーからみて細胞をキャラ化しつつも身体について理解をふかめ不摂生をやめて大切に生きようというメッセージがあるのはよくわかる。エンタメと健康意識の啓発を両立させた原作であることに違いないと思う。ただ漫画では暴れなくても、映画は諷喩をひっぱられると、どんな顔して見てりゃいいのという話になってくる。例えば突然お腹がごろごろして出そうになるエピソードは一瞬で全容がわかるネタだし一瞬なら面白いネタだが10分くらいひっぱるし、そのウンピネタを乗り越えたら今度は全細胞で泣かそうとしてきて、特に人間サイドの俳優は阿部サダヲと芦田愛菜なので、かなりグッとくる演技をかましてくる。結果「なんでこんな細胞擬人化のエクスキューズに泣かされなきゃならないのか」という気分になってくる。しかも三木聡の映画とちがってみんな目がぜんぜん笑っていない。エンタメには違いないにしても白血病からの生還を大真面目に語っているので鳥肌を立てたままどんな顔して見たらいいのかが解らない。
YouTubeの名作短編アニメに『糖尿病になる仕組み』とか『うんこが漏れる仕組み』というのがあるじゃないですか。あれをがっつり擬人化して2時間の映画にしてキングダム風の激アツ演出されてたらどう感じますか。悲愴音楽を流しながらのNK細胞役の仲里依紗や白血球役の佐藤健の殉職シーンがもろキングダムでいちばんキツかった。なにを見せられてんだろうなこれ。
骨髄移植の「すべての細胞を破壊する」というプロセスに着目し感動ドラマ化させたアイデアは素晴らしい。が、映画にするとやっぱり日本映画になるんだな。と思った。
ところが永野芽郁が映画に新しい意味と住処をもたらした。CMと芸能活動が全滅した彼女にNetFlixから出演の打診があったという報道があった折も折、はたらく細胞がNetflix放映され「男食ったくらいで大騒ぎしやがって、あたしゃネットフリックスで生きてやるわよ」というセリフは無かったにもかかわらず、まるでそんなセリフがあったかのようにランキング一位へ躍り出た結果、この映画への共感性羞恥心が嘘のように消えてしまった。のだった。
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