はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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さすが、超国家的優良コンテンツ!
文部省も医師会もどっからでも推奨と認可、ついでに援助も降りるでしょう。それほどの良質のコンテンツであるからこそ、想像以上の迫力ある実写化でした。
よくぞこれほどのホットパンツの赤血球役女の子を集めたものです。って、ほとんどCG処理でしょうけど。加えて、血小板の子役が女の子ばかりなのは監督の良心でしょうか。多少は宣伝広告の映像を見ていたけど、戦国映画もビックリの人海戦術で広大でダイナミックなスケールの映像は実写ならでは。ここまでの大規模で緻密な映像は漫画でもアニメでも難しいでしょう。
その女の子ばかりではないブラック(父親)側のドス黒い実写化も(汚いけれど)面白かった。あれのエキストラもよく集めたなあ。お相撲さんとか本物でしょうか。薄汚れた下町みたいな体内は笑えるだけでクサそうだけど、あの肝臓にはちょっと行きたい。
そんな体内の話ばかりでなく、体の外の様子とリンクさせているのは実に実写化として有意義ですね。恋する女の子のアドレナリンフィーバーは原作にあったのかな? 「アニメ・漫画の実写化」としては歴代の中でも非常に優秀なのではないでしょうか。これまで実写化に対して批判が多かったのですが、近年ではシティーハンターも高評価でしたか。今後もこういう良作が増えていけばと願ってやみません。これならディズニー、ハリウッドも食いつくんじゃないかな。結構、無害なテーマなだけに。
後半、壮絶で憂鬱なシーンも多かったのは、ちゃんと考えるべきテーマだということでしょうか。生活習慣病から来る体の不調は改善できることは多いけど、白血病なんかの難病はどうにもならないことが多い。もう助からないのではという後半の絶望感はちょっとツラかった。とりあえず出来ることをするしかないでしょうね。また献血に行ってこよう。センターならジュースとお菓子が飲み放題食べ放題。
助からないと言えば白血病細胞君。「このバグ野郎」呼ばわりされていたけど、バグに悪意はないんですよね。IT関連からの用語なんですが、バグはプログラマーから言われた通りに処理をしているだけで、本人になんの悪意もないんです。だから、その様に生まれてきた白血病細胞君の嘆きもまた、身につまされる。でも処分しなければどうしようもない。この上映している最中でもマクドナルドでの殺傷事件が世間を騒がせています。それもまた「バグ」なのでしょうか。でも、我々は憎んで処理をするしかない。考えることは山ほどありそう。
そういえば放射線治療のイメージがオーロラなのが興味深いです。ググればすぐに出てきますが、オーロラの名所、エスキモーの住人にとっては「死者の精霊」と恐れられているそうで、我々にとっては秘密兵器の治療法でも、細胞にとっては恐ろしい光。そこまで考えてのオーロラの採用でしょうか。また、抗がん剤も恐ろしいミサイル兵器だったり、原作では花粉症に対して投与されたステロイドが見境無しに破壊するロボット兵器なんですよね。その登場シーン、原作では好きだったけど、この映画ではラストでギリギリ入らなかった。赤血球が黒い球をゴロゴロ転がしてくるんですよねw それも観たかったな。
役者陣も素晴らしいけど、やっぱり流石の阿部サダヲさん。 頑張る駄目親父っぷりやトイレを我慢する演技が凄すぎる。ファン(居るかな? 居るよね?)は必見。血小板の子役オールスターズも素晴らしいのですが、マクロファージ役が深キョンじゃなかったのが以外。でも肝細胞なのは納得。やっぱり行きたい。体内にあんな店があるのかと思うとワクワクする。
とにかくバラエティー豊かでとても楽しい映画でした。地上波の登場はやっぱりNHK教育でしょうか。私にしては珍しくも、途中でトイレに立つ暇が無かった。素晴らしい。
想定外のシリアス展開に泣ける、教育&エンタメ高度融合コンテンツ
とても丁寧なキャスティング。細胞たちの俳優陣もさることながら、映画オリジナルの人間世界が蛇足になっていないのは配役の効果が大きい。武内監督によると、人間パートを入れたのは予算の都合もあってのことだそうだが、阿部サダヲと芦田愛菜で涙腺が緩んでしまった。「マルモのおきて」の記憶も借景のように効いているのかもしれない。
原作は元祖「はたらく細胞」がブレイクした時に数冊読んだだけで「BLACK」は未読、という状態だが、主要キャラのイメージは原作にかなり近い印象で違和感なく観ることができた。
永野芽郁、赤血球コスチューム似合いすぎでしょ! 佐藤健、白血球さん過ぎるだろ!
彼のアクション経験が存分に生かされた戦闘シーン。「るろ剣」のアクション監督がついているので安心の高クオリティ。
山本耕史と仲里依紗も、暑苦しいキラーT細胞とカッコいいNK細胞に絶妙にフィットしていた。新納慎也(化膿レンサ球菌)と片岡愛之助(肺炎球菌)はどちらがどちらかよくわからなかった、ごめんなさい。マクロファージ(松本若菜)は癒されたし(戦闘モードになるのが遅すぎたが)、肝細胞様(深田恭子)はお美しい。こども店長だった加藤清史郎がすっかりイケメン枠になっていることに改めて時の流れを感じる。
Fukaseって、結構いい演技するよね……あ、でもテーマ曲は髭男なんだ……。
武内監督が漫画の実写化にあたり心掛けていることは、「自分が原作のファンになる」「最初に実際に原作のファンの方に会って、取材する」ことだそうだ。
本作も、ファンへの取材で初めて血小板ちゃんの重要性に気づき、当初は「違うアプローチ」をしようとしていたところが「ここはちゃんと忠実に子供でやらなきゃ駄目なところだ」となって、大勢の子役をキャスティングする運びになったという。
確かに、もし血小板ちゃんが子供の姿ではなかったら原作のチャームポイントが大幅に毀損されていたと思う。監督のこのスタンスは、実写化作品への向き合い方のお手本と言える。
さて物語の方は、前半と後半で大きく雰囲気を変える。
中盤まではのほほんと楽しく細胞のお勉強というノリ。お父さん(阿部サダヲ)の場末のような体内の風景や肛門ネタで笑わせてくれる。
それが白血病がん細胞の出現で一変、日胡が白血病で入院し、こちらの想定を超えるレベルのシリアスモードに突入する。彼女の体内ではまるで戦争映画のような戦闘と破壊が続き、抗がん剤で辺り一面焼け野原になり、メインキャラが次々と死んでしまう。
主役の白血球も赤血球も、白血病がん細胞との闘いや放射線治療でまさかの死亡……いや確かに体の仕組み上は当然の成り行きなのだが、展開がヘビー過ぎる。
ラストでは日胡が助かったことにほっとする気持ちと、そのために死んでいった細胞たちの犠牲への悲しみ、小さくけなげなものたちを悼む気持ちが背中合わせに湧いてきた。復活した日胡の細胞たちの中にはもう、U-1146もAE3803もいない。なんだか切ない余韻が残る。
そんな感じでつい細胞に感情移入してしまうのは、物語のキャラである細胞たちの行動原理に、現実の細胞の性質が反映されているからかもしれない。つまり、かなりざっくり言うと「実際の事象に基づいた物語」に人間的な感情表現で味付けをしてあるからだ。根底がリアルだから説得力を失わない。
事実に沿ったそれぞれの細胞の役割やその働きが、実際の人間社会の構造や、社会の歯車として生きる個人の悲哀や矜持を映す鏡のように見えてくる不思議さ。彼らを身近に感じ、細胞がこんなに頑張っているなら自分の体をちょっと労ろうかなんて気持ちに、大人でもなってくる。
教育と啓蒙、ギャグとドラマ。そんな欲張りな要素が自然に融合しているのが「はたらく細胞」というコンテンツの凄みだと思う。
私のカラダの白血球に是非とも佐藤健くんをお迎えしたい
原作は読んだことはありませんが、内容は知っていました。普段目には見えない体の中を擬人化するなんて、とにかく面白い発想ですよね。それだけで興味MAXでございます。そんな興味深い漫画を実写化するなんて、どうなることやら?!ますます興味深々でしたが、なかなか上手いこと仕上がっておりました🤭
冷静に考えて?出演者ほぼ白塗りや被り物のオンパーレード。あのイケメンの佐藤健くんやって、真顔で白塗りなのよ。「役名:白血球」なのよ。なんじゃそりゃ?!もうそれだけで面白いよね🙄この物語を思いついた発想力と破綻なく成立させた構成力に拍手でございます👏
キラーT細胞を演じた山本耕史さん、肺炎球菌を演じた片岡愛之助さんなどなど、ここぞとばかりに伸び伸び楽しそうに演じられていたのがツボでした。そんな色濃いキャラクター陣の中で、やはりしっかり普通の人間を演じきってくれた芦田愛菜ちゃんと阿部サダヲさんの安定感ある演技がこの映画の一番の肝です。
「自分のカラダが喜ぶものちゃんと食べなあかんなぁ」とか「不摂生気をつけなあかんなぁ」などなど身体についてもしっかり考えさせられ、知らずに教養がついちゃうところが、この映画のスゴイところ。学校の授業などで紹介されるのも納得です🧐
シークレットゲスト、セカオワ のFukaseくん大事な役どころです♪映画「キャラクター」で魅せた怪演の再来です。個人的には神経細胞役のDJ KOOさんに大注目です!ここがMAXオモロいから🤭
はじまりはいろんな細胞さんの弾けた演技に笑わされ、次第にカラダについて考えさせられ、最後はほんのり感動させる。109分の中にいろんな感情が味わえるお得な映画となっております。
年末年始
親子で、カップルで、
ご家族みんなでご鑑賞するのに大変オススメの映画になっています♪
準備は何も入りません。
楽しむ心だけお持ちくださいませ♪
最後に
私のカラダの白血球に
是非とも佐藤健くんをお迎えしたいのですが…
献血輸血会場はどちらですか🙄
笑って泣いて
笑って泣いてためになる
2025 10本目(劇場4本目)
細胞の擬人化で感動のメロドラマが出来るとは!
原作は雑誌で何度か読んだくらい。
だから設定は知っていました。
あの作品を実写映画化ってどんな風に起承転結させるのだろうと思っていました。
前半は細胞の働きを表す、ウィルスなどからの戦い。
原作にはない細胞の宿主の話が同時進行。
後半、宿主が白血病になり体内が戦場になります。癌治療はがん細胞だけでなく、普通の細胞にもダメージを与えてしまうんだと。
豪華出演者達が擬人化された細胞を真剣に演じてました。
戦場化した体内を主人公の赤血球と白血病は懸命に任務をこなそうとします。
映画の中で一番印象に残っているのが白血球から白血病のがん細胞になってしまったがん細胞を演じるFukaseさんの無邪気で狂気じみた演技。
調べるとミュージシャンSEKAI NO OWARIのボーカルだそうで、数年前に映画「キャラクター」で犯人のサイコパスを演じ、初演技ながら絶賛を受け、数々の新人賞を獲得しているそうです。だからこれを観た人は、また同じ役って思った人もいたそうです。
イヤー、白熱の演技でした。
様々な細胞ががん細胞と戦う事で死んで行き、ドラマが生まれます。
全滅して荒野になった体内に骨髄移植が行われ、宿主は無事助かります。
こんなドラマチックな展開になるとは思いませんでした。
なかなか面白かったです。
シンプルに面白かったです
予告映像を見ずに行ったら豪華キャストで驚きました。
また、小学生の子たちが多く観に生きていて年齢層が幅広なことにも驚きました。
本編はシンプルに面白く
最初から最後まで見応えありました。
前半はたくさん笑ってこのまま進むのかと思いきや
中盤、終盤と画面切り替えで映像が締まる部分がありました。
それは中盤の芦田愛菜ちゃんの演技と佐藤健さんのアクションです。
二人の演技はすごく光っていたし、見応えがありました。
「笑って、泣けて」がぴったり合う映画で
実際に私も笑って泣いていました
この場面がなければ実写化の成功にはつながらなかったと感じます。
個人的には加藤諒さんが面白かったです!
コミック、アニメにない豪華映像!
どこを観ればいいのか・・・
擬人化された体内の細胞たちが面白おかしく働く。
赤血球と白血病を軸にした物語。
その細胞が働いている人間の物語も描くのですが・・・
ちょっと物語がとっ散らかった感じがして、集中できませんでした。
脚本もここは泣く場面、ここは笑う、ここ感動してねって感じで没頭はできませんでした。
鑑賞したあとの清々しさとか、ああ良かったのような感情もなかったので評価は低めです。
誰にでも見せられる映画
原作とその評判は聞いたことあるくらいで、恥ずかしながら予備知識なく観に行った。『半分青い』コンビが違和感なく、子役コンビも、まあ、高校生に見えるしな〜と入り込めた。
体内と現実もわかりやすく進行するし、分かりやすく変な表現もない。体内は白塗りやコスプレ(?)みたいだけど誰かすぐにわかる程度。
カサブタの説明も抗がん剤も、そういうことなのねって勉強になった。
子どもが多いのかなと思ってたら案外若い人もいた。
12月半ばからまだ上映されているのにそこそこな広さの会場。時間も2時半過ぎからの上映回もあり、やっぱり子どもに見せられるからかなと納得。
変な誇張もなく楽しかったし、勉強になった。そして永野芽郁ちゃんと佐藤健は良かったな。松本若菜も。朝ドラに出てるあの人もこっちの方が良いな。阿部サダヲさんはすっかりお父さん役がハマりましたね。
からだに感謝
体の仕組みを擬人化して伝える作品
すり傷が修復されるメカニズムを大々的に取り上げており、小さな負傷でも様々な細胞さんが私たちのからだを守ってくれてるんだと
感謝し涙してしまった。
医学用語はとにかく分かりにくい。
それらが解説を加えられる配慮、初等教育の現場で取り上げても良い作品。
永野芽郁がかわいい。
サダヲ氏は毎度味のある役割。頼りないけど人情ある父ちゃん役も良かった。
主な観客の年齢層は20代前半男女と小さな子供連れ世帯。空席を見つけるのが難しいほど混雑していた。
感動作でした
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