「作品のタイトルに皮肉が効いている」ソフト/クワイエット jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
作品のタイトルに皮肉が効いている
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主人公は優しく慎ましいことが美徳であり、自分自身はそのような女性だと考えているが、作中では粗暴でやかましい人物像が強調されている。
本作に登場する白人女性は、最初に登場した男の子の母親を除いて、徹底的に傲慢で間抜けな人物として描かれている。間抜け過ぎて致命的なミスを犯すあたりは少しご都合主義が過ぎる気もするが、そもそも正常な判断ができる人物はその場のノリで犯罪を犯そうとは考えないということだろうか。
作品中盤で結末がある程度予想できるようばシーンがあるため、予告編で謳われているほど結末が予測できないわけではない。しかし、ほぼリアルタイムでストーリーが進むといった演出や、今のご時世を皮肉ったようなテーマを取り上げることにより、エッジの効いた作品となっている。
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