ウィ、シェフ!のレビュー・感想・評価
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シェフは厄介な未知
展開がありがちで先が読めるのだけれど分かりやすく、楽しいので今の気分にぴったりで良かった。料理対決はそう来たかだったがなるほどね。 シェフは結構年を召されている方かと思ってみていたがそこまでではないのね意外。1日ひとり日8ユーロ、昼ごはんしか作っていなかったがあとは?
「移民大国・フランス」ならではの実相も描いた一本なのか。
<映画のことば> 「ここにいる限り、あなたも同じだ。 子供たちを守る責任がある。」 フランスでも国内在留(永住?)の許可を得るためには、定職に就くことが必要不可欠なことなのでしょう。 それで、料理人の途を目指す移民は、途絶えることがないのだろうと思いました。 本作は、その国柄を(独特のコミカルさを交えて)描いた一本ということなのでしょう。 もちろん、本作での「ウィ、シェフ!」は、厨房の全責任者であるシェフの調理に関する指示・命令は絶対で、これに無条件で服従する意思の表示であり、その意味では軍人の上官に対する「イエス、サー」、船員の操船者(船長など)に対する「ヨーソロ」と同じ意味合いなのでしょうけれども。 しかし、移民である彼らには、生活(フランスでの在留の権利)を得るための雇い主に対する絶対的な服従としての意味での「ウィ、シェフ!」を感じ取ったのは、評論子、独りだけではなかったかと思います。 時にコミカルな描写も入り交じる本作ですけれども。 先の点も感じ取れる一本として、佳作であったと思います。評論子には。 <映画のことば> 「あらあら、下積みのない有名女優は?」 「誰もいないわ。ひとりも。」 「これが、ジュリア・ロバーツへの道よ。 荷物を積んで、降ろして。それが、あなたの人生を豊かに強くする。」
主人公の第一印象は無駄にプライドが高く、社会人としてまともにやって...
主人公の第一印象は無駄にプライドが高く、社会人としてまともにやって行けてない感じ。 しかし、移民の少年たちが暮らす施設で料理を教えるようになってから、主人公も一緒に成長している様子が良い。 主人公が乗り気でなかったTVの料理対決に出場した意図には感動。
移民少年たちと女性シェフの触れあい
本作の予告編を見たときは「ある女性が料理人として独立できるか?」を描いた作品のように見えたが、実際に観てみると、フランスに大勢いる移民問題を描いたものであった。 ただ、この描き方が深刻に描くのではなく、料理の作り方を修得していくドラマの裏側にある問題として、楽しさが前面に出ていたあたりは「面白い映画だが、考えさせられる映画」という感じだった🎥✨ ある一流レストランのスーシェフ(料理長=シェフのサブ的な位置付け)だったカティは、シェフと大ゲンカして店を辞めてしまった。 ようやく見つけた職場は、大勢の移民少年たちが暮らす支援施設であった。この「料理を作る環境が全然ダメの職場」でカティはどうするのか? 施設の少年たちは料理など全く興味ないが、天涯孤独なカティと少年たちは料理を通じながら心を通わせていくが……といった展開。 少年たちの大好きなサッカーと料理をリンクさせながら会話するカティの姿から、子供たちとの触れ合いを大切にしている……という姿が感じられた👍 邦題『ウィ、シェフ!』は上手く付けたな~と思える佳作であった🙆👍
おやつくらいの感覚で観るといい
フランスの移民問題と料理っていう切り口でうまく調理した作品。 主人公がいかにもパリっ子っぽいが、実は施設で育った苦労人。頑張ってきた自分と施設の子供達の境遇が重なったんだろうなー。 何人かは国外追放されてしまったけど。みんなどこかで強く生きていてほしいな。
本場のフランス料理が食べたくなりました
料理ものの映画は観てて美味しそうで食欲が湧いて好きなのだが、今回も美味しそうなフランス料理を作るところが観たくてそんな軽い気持ちでDVDを手に取り観ました。 実話らしく移民問題を考えさせられるが、ぶっちゃけそれよりも美味しいフレンチのコース料理が食べたくなりました。 女性シェフが強くて信念を曲げなくてハッキリと意見を言うところや反抗期の少年にも正論でしっかり怒って言い返すところは気持ちよかったです。 全体的にはちょっと味気ないというか普通というか、、もうちょっとスパイスやダイナミックな味付けも欲しかったな、といったところです。
移民問題の一端
日本よりもはるかに多く 移民を受け入れている国の 移民問題の一端に触れる映画。 保護者の同伴なしに 子どもだけ(男の子だけでしたが)を 他国へ入国させる国の現状と 保護者の心痛は いかなるものだろうと考えながら鑑賞。 その子どもたちが 社会の一員となって 自分の力で幸せに生きていけるように 支える施設の人たちの人間愛に触れて 変わっていくカティ。 料理することが 温かい喜びだったことを 取り戻した。 ただ カティの本物のプロらしい 料理シーンも観てみたかったなあ。
コック姿のカティがカッコいい!
料理人カティと移民の少年達のコメディ映画です。カティと子供達の距離感が徐々に近くなっていく感じやコック服のカティがカッコいいんですよ。非常に面白かった。ものすごく引き込まれました。もっと早く近くで上映している時に観に行けば良かったです。イイ映画です。ストーリーも良かった。(^^)
フランスのキッチンコメディ。 強気な女性シェフと、移民志願の若者た...
フランスのキッチンコメディ。 強気な女性シェフと、移民志願の若者たち。出だしはドタバタしながらも、徐々にまとまったチームになってゆく様子、爽快でした。
カティ、少年たちとも良かった
一流レストランでスーシェフを務めてるカティは、シェフと味付けや盛り付けで意見が合わず、ケンカして店を辞めてしまった。次をいろいろ当たり、やっと見つけた職場は移民の少年たちが暮らす自立支援施設で、まともな食材も器材もなかった。不満を訴えるカティに対し、施設長のロレンゾは、少年たちを調理アシスタントに使ったらどうかと提案し、少年達も張り切って学んでいった。料理を介してカティと少年たちに芽生えた絆は人づきあいが苦手だったカティを変えていった。そして・・・てな話。 カティ役のオドレイ・ラミーが素晴らしかった。 何でも1人で完璧にやらないと気が済まなかったカティの変わっていく姿が見所。 少年たちとの交流の中で、彼らの良さを引き出そうとする姿に感動した。 面白かった。 オドレイ・ラミーが俳優の市村正親に見えてたのは内緒です。
ライトに観られる映画
自分のこだわりが強すぎるが故 レストランをクビになってしまったシェフの奮闘記 素人集団を抱えて 鍛えながらも頑張っていく そんな中で 様々な課題が浮き彫りに… その課題を解決するために 若きシェフを磨き上げる ハートフルムービー そんなところでしょうか(о´∀`о) 何も気構えることなく 気軽に観られる映画です♪
食べることが、人を動かす!
食べるって大事。 美味しいものを食べたら、人は笑顔になるし、美味しい匂いを嗅いだら、フッと肩の力が抜けるもの。 それに食べ物って、良くも悪くも記憶と一緒になりやすいから。 故郷の味。母の味。 自分の持っている力を、どんなふうに使うか。食べ物を通じて、教えること、教わることで、生き抜いていける、お互いに。 最後は圧倒! そういう作戦? カティ.マリーの覚悟を、感じたね〜。 お腹、すいた! いろんな匂いを想像して、目でも鼻でも楽しめる。 さすが、フランス!って感じ。
我が道を行く、言いたいことは言う、周りを見るのはその後で。そして行動する
フランスは過去の歴史ゆえに移民問題は常にある。それでいてそれをメインに重くなりすぎず笑える映画を作る。感傷的になりすぎずすごいなあといつも思う。日本はどうなんだろう? 笑わせつつ、極端に泣かせず、考えさせ、登場人物はそれぞれの立場でガンガンものを言う。いいなあ。言ってから、がいい。それであなたは?とかが始まる。自分をまずは前に出す。相手が反応する。そして次の行動に移る。忖度ないから気持ちがいい。こういう映画には励まされる。 おまけ 成年かどうかを骨で調べる点にぞわっとした。自分の年齢を正確に知らない、証明するものを何ももっていない、自己申告はそもそも話にならない。
素敵な映画を有難う!拍手👏👏👏
有る出来事の為に仕事を失った自我の強い元一流シェフ。思うような転職先が見つからずやっと見つけた職場は自立支援を促す矯正施設。まともな食材もなくお腹が満たされればいいという環境で嫌々働く。他のシェフや建物で暮らす人々と主人公には大きなギャップがあり馴染もうとしない主人公。しかし喧嘩をしながらも徐々に距離が縮まり、友情や信頼や絆を培っていく。いつしか主人公とそこに暮らす人々が家族(ファミリー)となっていった。 建物にいた子供たちを演じていたのは実際に支援施設に住む強制送還一歩手前の少年たち。彼らの成長がリアルに嬉しい。 シェフが変化していくのも胸が熱くなった。素敵な映画を有難うと映画が終わって拍手したくなりました。
(原題) La Brigade
主人公が移民の未成年達の保護施設の厨房で働くことになり、変わっていく姿に胸が熱くなりました。 ストーリー展開が美しく、フランスの深刻な移民問題がテーマになっているけれど登場人物が魅力的で未来に希望を感じられる素敵な映画でした。
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