「良い点もマイナス点も同時に存在するが、個人的におすすめ。」65 シックスティ・ファイブ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
良い点もマイナス点も同時に存在するが、個人的におすすめ。
今年169本目(合計820本目/今月(2023年5月度)26本目)。
この作品、90分ほどなのですよね。コロナ事情はひと段落したとはいえ、90分ほどでさくっとみられる作品は好きです。
公式サイトや紹介サイトほかを見ている見ていないに関係なく、原始地球に不時着した人がいかに脱出するか?というストーリーで、その関係上、「邪魔者」という概念が基本的に存在せず(当然、この年代に地球上にヒトはまだ誕生していない)、序盤そうそうに目標が明らかにされてしまうので、あとはそこにたどり着くまでに生物学・地学的難関をいかにして工夫していくか、という趣旨に局限されてしまう部分はあります。この部分は「他に気にしなくてよい」という点ではプラス材料(余計なノイズ情報、ダミー情報他がない)である一方、ほぼ大半の方が書かれている通り、「ストーリーの展開、結末が(多少の差異はあれ)見えてしまう」という点に尽きてしまい、ここをどうするか…という部分かなと思います。
ただ、5月4週の作品の中では丁寧なつくりだし、原始太陽系がどうなっていたのかという点については当然、学説等も分かれている状況ではありますが、一般的に広くとられている説が採用されているなど(あまりにもオカルトな展開になっていない)、天文に興味のある小中学生の子との視聴も想定できる良い作品になります。
続き物があるかどうかは明示されておらず、かつ、映画の趣旨的に「また地球に来るのか」という突っ込みはあるので、続き物が作りにくいという難点はあるものの、迷ったらおすすめといったところです。
特に採点にあたり気になる点まで見当たらずフルスコアにしています。
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