「予告編の清原「返せ!返してくれよ」ワイ「キャンディ・キャンディ全9巻?」」片思い世界 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
予告編の清原「返せ!返してくれよ」ワイ「キャンディ・キャンディ全9巻?」
2025年映画館鑑賞38作品目
4月21日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
監督は『いま、会いにゆきます』『麒麟の翼 劇場版・新参者』『映画 ビリギャル』『罪の声』『花束みたいな恋をした』の土井裕泰
脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』『西遊記』『花束みたいな恋をした』『怪物』『ファーストキス 1ST KISS』の坂元裕二
予告編だけでは内容がさっぱりわからない
「子供達の合唱」「返せ!返してくれよ!」「片思い世界」
それでも勘の良い人はわかってしまうかもしれない
「警部殿!わかりましたよ!」
「なに!?もうわかったのか毛利くん」
その流れから真相に辿り着くだろう
しかし自分ごときそうはいかない
借金のトラブル?高野健一容疑者?ちがーう
タイトルの片思いが本来の意味として解釈しラブコメかなと勘違いしてしまう
そのためか朝ドラ主演経験有り3人組という豪華な顔ぶれに横浜流星という売れっ子超イケメン名前もイケメン
そして名脇役の田口トモロヲと西田尚美
監督や脚本家も実績豊富だ
でもやっぱり予告編はわかりやすい方が良い
その点でいうと『フラガール』とか『スウィングガールズ』とか『舞妓はレディ』などといった作品は予告編を観ただけですぐにでも観たくなる
清原を中心にした3人組といえば秋山清原デストラーデだがこっちの清原も活躍度が高い
前髪で隠すと野暮ったいが額を全開にすると俳優として覚醒してしまう気がする
おでこの絆創膏を剥がすと人格が変わる『三つ目がとおる』の写楽保介のように
やけにモラルハザードな行動をとるがそれもそのはず
3人は幽霊だから
それまでの幽霊のイメージからすれば斬新
すり抜けない
人にぶつかって倒れるし静物をつかめたり
松本まりかが演じた『妖怪シェアハウス』のお岩さんよりずっとリアルで自然
でも誰も3人が見えない
『ゴースト ニューヨークの幻』とか清水崇監督作品のような幽霊像ではこの作品の表現に合致しないのだろう
CGにかかる費用をケチったわけではない
広い道路に飛び出して走る車を避けて突っ走る広瀬すずと杉咲花のシーンはさすがにCGだろう
スタントマンでもないのにあんな危ないことをやる日本の俳優は『101回目のプロポーズ』の武田鉄矢か『ウルトラマンレオ』の真夏竜くらいなもの
3人の髪型がそれぞれ全く違うのが良い
3人だと信号のような色違いの服を着るシチュエーションをよく見かける気がする
昔の男性アイドル3人組もそんな格好でテレビに出ていた記憶がある
典真が違うものに聞こえてしまう
一気に下ネタみたいになってしまう
本来は如何わしい商品ではないのに悔しい
「てんま」といえば思い出されるのがのんちゃん主演の『天間荘の三姉妹』
3人の設定が少しだけ似ている
特に真ん中が水族館勤務というのが共通しているが偶然だろうか
幼い3人を殺した犯人役は伊島空
お弁当を配られたあとの表情などやばい芝居が印象深い
だが存じ上げない
ア・バオア・クーを連想したが関係ない
新人というわけではなく『菊とギロチン』『コンフィデンスマンJP ロマンス編』『ミッドナイトスワン』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』『カラオケ行こ!』などなど出演作は多い
だが記憶にない
改めて伊島空を探してみよう
劇中歌の『声は風』は名曲
映画で使用された曲としては『誰も守ってくれない』のエンディングテーマとして使われたリベラの『あなたがいるから』以来の衝撃
あとまたしても吉岡睦夫
出過ぎ
2001年のカープの菊地原かよ
配役
会社の事務員の相楽美咲に広瀬すず
美咲の幼少期に太田結乃
美咲のルームメイトで水族館勤務の阿澄さくらに清原果耶
さくらの幼少期に石塚七菜子
美咲のルームメイトで大学生の片石優花に杉咲花
優花の幼少期に吉田帆乃華
スーパーの店員の高杉典真に横浜流星
典真の幼少期に林新竜
高杉の恩師で音楽教師の加山次郎に田口トモロヲ
高杉の彼女の桜田奈那子に小野花梨
湾岸の作業員の増崎要平に伊島空
湾岸の作業員に木村知貴
金髪の湾岸の作業員に鈴木武
ラジオの発信者の津永悠木に松田龍平
花屋の店主の木幡彩芽に西田尚美
彩芽の再婚相手の木幡啓史に望月章男
彩芽の幼い娘の木幡海音に清水珠愛
水族館のベテラン飼育員の村上直行に尾上寛之
水族館の新人飼育員に加村大翔に諏訪珠理
美咲の上司に川島潤哉
美咲の同僚で飲み会の幹事に影山祐子
書類を持ち込む社員に名村辰
書類を持ち込む社員に長谷川ティティ
優花が気になる大学生の大原知基に秋谷郁甫
物理学の大学教授に金子清文
不動産の内覧者の岡田に河井青葉
不動産の内覧者の岡田に小久保寿人
不動産屋の大岩に吉岡睦雄
リフォームの施工業者に笠松伴助
出版社の編集者に新名基浩
事件を語る父親に味方良介
事件を語る母親に土居志典梨
事件を聞く子供に野澤しおり
赤ん坊に気付く男に岡本智礼
赤ん坊に気付く男に一條恭輔
花屋の客に管勇毅
落とし物に気づくバスの乗客に上ノ茗真二
飲み屋のトイレに駆け込む女に小島梨里杏
漁師の井出史生に赤堀雅秋
釣りをする若者に河原楓
大学の警備員に鈴木理学
ビデオ映画のお化け役に鉾久奈緒美
ピアニストのケイン高堀に高堀耕志
幼少期の合唱団のリーダーに高松咲空
路上のダンサーにHoodie fam
ストリートミュージシャンにmoonrider
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