夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくのレビュー・感想・評価
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情けは人の為ならず、かも♡
原作未読だが、映画版のストーリーもよかったと思う。
家でも学校でも自分の気持ちーもちろんNoもー言えなくて、いいように使われがちで、不満と孤独感で心が一杯一杯なJKが主人公。彼女がもう一人の主人公、クラスで一番イケてる美術系の男子に毛嫌いされるところから物語が始まる。
やがて、彼の助けで彼女は自分を解放し、マスク依存から立ち直る。彼は彼女がその昔、正義漢で強い女の子だった頃に助けてあげた男の子であり、深刻な病気を抱えいる点では彼女と同じように孤独ながら、その時の彼女の勇気を糧にして彼女と美術の夢を追いかけ、懸命に生きてきたのだった。今度は彼女が彼から勇気をもらったわけだ。
主演の演技もよかったし、監督ならではの演出、画面構成も爽やかかつ美しかった(特に屋上で二人が大きな絵を描く場面)。
映画好き界隈で高評価な理由に納得。果てしなく澄んだ世界観。
映画オタクの友人達が口を揃えて絶対に観たほうがいいと賞賛していたことと、SNSで「こういう作品こそもっと広まるべき!」と夜きみ現象なるものが起きており映画好き界隈で話題になっているのをたくさん拝見したので鑑賞に至りました。
結果、めちゃくちゃ良かったです。
所謂ラブコメでは少々やりすぎぐらいの胸キュンと呼ばれるものが展開されますが、この作品の場合、二人の間で起こる総てがさりげなくて、ナチュラルで。そんなわざとらしさのないピュアな描写が、この作品が賞賛されている理由のひとつではないかと感じました。
もうひとつは無理にキスシーンなどの要素を入れなかったことが賞賛されているようです。
こちらは凄く納得できました。
個人的にも映画オタクとして長年ラブストーリーに必ずなくてはならないもの的な風潮はなくすべきだと感じてきた人間なので、その点無理にそのようなシーンを入れなかったのは良いと感じました。
そしてSNSでは青磁というキャラクターに対して「これがほんとのリアコ」というニュアンスの意見をたくさん拝見しました。
こっそり覗かせていただくとJO1さんのファンの方ではなく映画オタクの方々にもその感想が見られたので、本当に皆さんの胸に刺さったんだなーと思いました。
青磁役の白岩瑠姫さんはJO1さんを応援している友人がいるため、グループの中でも一番人気のある方だとよく耳にはしていたのですが、しっかりお顔やお芝居を拝見したのは今作が初でした。
お芝居はこれが初だったのかな?下調べをせずに申し訳ないんですが、先程のJO1さんを応援している友人が「正直瑠姫のお芝居はまだまだこれからって感じだけど役柄は合ってると思うし作品自体はめちゃくちゃいいよ」と言っていた意味がよく理解できました。
確かに現時点でお上手かと聞かれると難しいところはありますが、お芝居に関しては経験を重ねて徐々に上手くなられる方は多いですし、透明感に溢れ、逞しい部分を見せつつもどこか儚く、そしてアンニュイな雰囲気のある「青磁」というキャラクターは白岩さんキャスティングで正解だったのではないかと思います。お似合いでした。
人気の方ならこれから益々ご活躍されると思いますし今後の俳優活動も楽しみです。
久間田さんは芸能界に入るきっかけになったモデル雑誌の頃から拝見しており存じ上げておりました。自分が鑑賞する恋愛作品では脇役を演じていらっしゃることが多かったんですが、ヒロイン役凄く素敵です。
というかこの作品自体が素晴らしいので男女問わず皆さん素敵に感じましたし、目に映る世界観がとにかく美しかったです。
描写が綺麗なうえに音楽も素敵で、配役も本当に素晴らしいと思いました。
話題になっていた理由が分かり、この作品に出会えて本当に良かったです。
小説とは別物
小説が好きだったから、楽しみにして見たけど、やっぱり内容がだいぶ違っていて、1番小説を読んでいて感動したシーンがなくて少しガッカリだった。小説が好きで見る人は覚悟した方がいい
小説での最後の方の絵を見るシーンが欲しかった。
この映画がいいと思った人は是非小説を読んで欲しい。絶対感動するし、もっと暗いところとかが書かれていて共感できる人もいるかもしれない。
景色とかは綺麗だったし、演技も上手だった。
キャストも美男美女だった
けどたまに見てるこっちが恥ずかしくなるようなセリフがある
青磁の2人の英雄と、茜のマスクの訳
みずみずしい青春グラフィティー。
青磁の人生を変えた2人の英雄のエピソードが
心に響いた。
ラストで分かるのだが、これが最高に感動ポイントだった。
(観てない人は絶対に読まないでね)
英雄のその①
青磁が子供の頃入っていたサッカークラブ。
そこではお偉いさんの子供が威張っていた。
ルール無視・・・引っ張り倒し、足を掛けて倒したり、
やり放題!!
その子の反則をコーチも監督も誰一人注意しない。
青磁も何度も嫌な目にあった。
だけど何も言えなかった。
しかし、その子に抵抗した身体の小さい男子がいた。
果敢に立ち向かいタイマンで勝負して、その子は悪ガキを
倒した。
そして笑った!!
輝くような笑顔だった。
その子が、青磁の憧れの男の子になった。
《茜》
今はマスクで顔を覆っていないと息が苦しく、
外すと吐きそうになる茜。
小学生の頃は違った。
思ったことを全部口にする超元気で明るい子だった。
ある日、クラスの子のとても綺麗なペンを盗んだ子がいた。
茜はみんなの前で注意した。
そしたら、その子が泣いた。
以来、茜はハブかれるイジメの対象になった。
初対面の時、青磁が茜に言った。
「俺、」
しばしの沈黙。
「俺、お前のこと、ダ・イ・キ・ラ・イ」
学級委員の茜はある日、クラスメートに言われる。
“茜っていつも作り笑いしてて、本心隠してるよね“
“マスク、キモいんだよね!!“
それでも青磁は茜にいつも優しく、2人は急接近する。
学校の屋上の青磁アートスペース、
今は使ってない遊園地で見る夕日は、
“茜色・・・だと青磁は言う“
遅くなって帰った2人、
青磁を見たお母さんは、しばらく経って、
「あの子、せいちゃん、じゃない?」
せいちゃんの秘密・・・これは伏せとくね。
英雄その②
茜って俺のこと、全部忘れてんだな!!
綺麗なペンを盗まれた子って、俺だよ!!
茜は戦ってくれたんだよ!!
ねー、
いい話でしょ!!
やっぱり、何かのために戦う!!
それってすごく格好良いことだよね!!
恋愛よりも…
主演の2人が好きで見に行きました。
2人の名前も色のからとられていたり
「色」がテーマになる物語なんだろうなあ、
まあ、よくある少女漫画的な恋愛映画かな?
と言う程度の原作知識皆無で見に行きました。
個人的には恋愛ストーリーはあまり興味がなく
キャストへの興味が大半でした。
鑑賞後の第1感想としては、
恋愛よりも伝えられたものがあったなということでした。
現代社会の生きづらさ、自身の当時高校生の頃のどうにもできないわずらわしさなど思い返しながら拝見しました。
自分を隠す、本音を閉じこめることが生きやすくなるために賢く身につけた処世術だったのですね。
はずした時の不安感や、青磁との関係性の中で芽生える開放感などはマスクという物体を超えた心の変化を見ている側にも伝えやすくしてくれていました。
思ったよりも心当たりのある主人公のもやもやに
おもわず涙し、感情移入してみてしまいました。
久しぶりにもう一度みたい映画に出会いました。
一枚のキャンパスに赤と青の二つの色が溶け合って綺麗な空が描き出されるイメージが、鑑賞後の脳裏に残りました。この二人の行く末を見届けてみたいです。
当初、鑑賞予定に無かった作品です。-_-; スイマセン
このサイトの評価が何気なく高いのが気になり
ポスターの画を見ていたら話の内容が気になり…
そこまで気になるなら観てみましょう というわけで
鑑賞してきました。・_・ハイ
高校が舞台のお話。(地方?山間の高校か?)
ある事情によりマスクが離せない茜(久間田琳加)と
クラスの中心的存在で奔放に振る舞う青磁(白岩瑠姫)
この二人が主人公なのだが
特段中が良いというワケではなさそう。。
どちらかというと、茜は青磁のことが苦手。
その理由は、入学して間もなく言われた一言。
” 俺、お前のこと大キライ ” おいおい…(汗)
人当たりの良さを自認する茜。なので
#人の頼みは断らない。
#人の期待を裏切らない。
小学校のときの「ある事件」以来、茜は変わった。
親の離婚もあって転校したあとは
自分の本心を人に見せず隠すようになった。
本心を悟られるのが怖い茜。だから
#人の頼みは断「れ」ない。
#人の期待を裏切「れ」ない。
学校ではマスクで顔を隠すのが日常になった。
マスクを外すと呼吸不全になってしまうから。
ある日の授業。
グループに分かれ、各自「この人はどんな人か」を
互いにタコ紹介することになった。
出てくるのは、ほぼ
「差し障りのない無難なコメント」。
極端な意見などは、普通は上がらない。
茜が自分について書かれた内容を読み上げる番だ。
ある箇所を見て動揺する。
” いつもマスクで本心を隠して作り笑いをしている”
一呼吸のあと、そう書かれた内容を淡々と読み上げるが、
やはり平常心ではいられない茜。
この評価を書いたのが、青磁。
この授業の後、一人お弁当タイムの茜に絡んできた。
茜の事を嘘つきだ と言うのだ。
” 素敵な絵を描く人 だって? ”
” 俺の絵を見た事もないクセに ”
その通りだった。
返す言葉が無い。一段と気持ちが沈んでいく茜…。
” よし お前に見せてやるよ ”
青磁に強引に連れて行かれた場所は、校舎の屋上だった。
そこには沢山の絵。全て青磁の絵だ。
” すごい ”
” 綺麗… ”
こうして屋上にやってくるようになった茜と青磁
二人の関係が接近し始める。 …のだが
実は青磁にはヒミツがあった。
…とまあ
こんな感じでストーリーは進みます。
今どきの高校生活ってこんな感じなのかー と
何度も遠い目モードに入りつつ ・-・
二人を暖かく見守る1時間40分でした。
ただ…
過去にも二人の間には接点があり、そのことを
片方は覚えていて、もう片方は忘れている…
そんな切なく甘酸っぱい設定が敷かれているのに
充分生かされているとは言えないかなぁ…と
そんな風に感じた次第です。 ちと残念。
※過去にあったエピソードを、本人の口から語らせる
場面が多かった気がします。
お話の中で、「説明」ではなく「表現」して観せて
欲しかったなぁと思ったのでした。
お話のコンセプトは良い感じなのに
色々と残念に感じる処が多いのが残念でした。
(日本語がヘンかも…・_・; )
◇ 以下、気になってしまった点
■屋上
イーゼルや描きかけの画を置いています。
ほとんど個人のアトリエ状態と化しています。
垂直ハシゴを登らねば行けないので
静かに作業に没頭できそうではあります。が
雨が降ったらどうするのだろう、と心配。
■絵の具(ぺンキ?)
あの広さを塗りつぶすには
相当な量の絵の具が必要だったのではと推察。
屋上に水源があるとは思えないのですが
どうやって屋上に運んだのだろう、と疑問。
また、垂直のハシゴのトンネルの太さを
超えるサイズの作品は描けないのでは? とも。
■垂直ハシゴ
女性を連れて行くのに通らねば行けない道。
スカートの女性が昇り降りするには…。
宮崎監督のアニメでもヒロインがハシゴを
登るシーンとか多い気がしますが、あれは
アニメ描写だからイヤらしさを感じさせない
…というのはあるかな と想いマス。・_・
■ヒロインの制服
マスクが本心を悟らせないためのアイテムだと
それは理解できるのですが
過剰なまでの「厚着」と 「素肌の露出回避」
マスクとは別の、トラウマを抱えているのでは?と
心配しながら観てました。(杞憂のようでしたが)
※もしやクラスのどこにいてもすぐ見分けがつくように
したかったのかな。 (シャア少佐の赤いザクみたいに)
◇最後に
茜色と青磁。どちらも色です。
二つの色が空に同時に現れるのが綺麗だ とセイジ。
夕方よりも明け方の方が、良い。とも言ってます。
夜の帳に光が射し、次第に明るさを増していく東の空。
まず茜色が顔を出し、次第に一面青磁一色に変わっていく。
そんなイメージを画に描き続けたセイジは
茜のことが昔も、そして現在も大好きなのだろう と
そんな風に思わずにはいられません。
若い二人に幸あらん事を。 (← 年寄りか …否定しません)
◇最後に その2 (おい)
屋上のアトリエについて
空をテーマに描いている訳なので、空に一番近い場所です。
そこで絵を描くというのは「あり」かな と気付きました。
「雨が降ったら…?」は疑問のままですが
きっとここは、雨が降らない土地なのでしょう。~☆
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
青磁と茜
夜明けの色だ。
若い人たちの恋愛ものって、いまさらって感じで避けてたけど、最近の恋愛青春映画はよくできている。
この作品も、どろどろしていない、過激なシーンがない、悪い奴が出てこない、みんないい人。画がきれい。主人公がかわいらしくて魅力的、前向きになれる。
おじさんたちの時代は、小説でも映画でも、なんだか人間の嫌な部分や暗い面を描くことが高尚であって、評価されがちだったけど、今の若い人たちの描くものは明るくて前向きで、いいなぁ。
あの狭い階段の上の丸い入り口から、どうやっていろんなもの屋上へ運んだんだろう、とか、雨降らないのかな、なんて思ったらダメですね。
こういった作品を観るようになったのはこのサイトのおかげです。レビュアーの皆さんありがとうございます。
色鮮やかな世界
最初に予告編を見た時の期待以上の出来でした。映画内で伝えたいメッセージもしっかりしていたのも良かったです。夕焼けを見るシーンは特に良かったです。他の実写化が星3ならこれは間違いなくそれ以上なので4か5ですが…最後にかけての尻すぼみ感が気になったのでこういう評価です。
楽しみにしてました!!皆さん是非見て欲しい!!
原作のファンで映画するって聞いたとき不安でしたが、監督が酒井さんだと知って楽しみにしてました!!!とにかく映像美で小物とか撮影アングルも凝っていたし光の入り方が綺麗で…
なにより主演のお二人の演技がほんとに茜と青磁でずっとキラキラしてました。
屋上で絵の具を塗り合うシーンは「美しい彼」のシーンを連想する感じで酒井監督らしいなぁと思いました!
ただラストのシーンに向けてのつなぎがもう少し尺がほしかったのと、原作の展開が好きなので青磁が描いた茜の幼少期の絵見たかったなぁと思いましたが、映画単体で見れば全体的に良い作品でした。
夕焼けは○色、○○はその隣・・・「何じゃコリャ?歯が浮くわまったく」と思って見てたけどお気にいりの場面ですごくいい。 映画はラブストーリーというよりヒューマンドラマで話は面白い。
話はけっこう気に入って面白いと思ったが、脚本はこうした方が良かったんじゃね?と思う所が1つだけある(後述)
高校生のラブストーリーだと思って見に行ったが、見ている途中から、どちらかというとヒューマンドラマだなと思えてきた。。だけど終盤の、実は2人は小学校の時の幼馴染みだったという場面を見て、「あっ、なんだ、やっぱしラブストーリーだったんだ」と思い直した。
春、桜が風に舞う。青磁が茜に「お前がキライだ」と言う場面から始まる。何じゃコイツは?キライなのは勝手だがワザワザ本人に言って傷つけるようなことすんじゃねーヨ。ムカつくヤローだこのターコと思った導入部。僕は、キライはスキの裏返し、ラブストーリーが展開されていくのかなと思ってた。
ところが何かラブストーリーっぽくならない。いい雰囲気の場面やセリフもたくさんあって、2人がだんだんスキになっていくような感じなんだが、なんか友情止まりっぽいまま恋に進展しない。
ラブストーリーっぽく感じないのは、べつに主演の2人の演技がヘッポコだからという理由ではないと思う。僕はいつも高校生のラブストーリーの映画を見ると、たとえ主演が両方ヘタでも、かなり盛り上がって切なくなったりキュンとなったりする。ところが僕は今回はあまり盛り上がらない。
最後まで見て、脚本に関して1つだけこうした方がラブストーリーっぽくなったんじゃないかなと思った所がある。2人が小学校のときのエピソードを物語の前半にもっと差し込んだほうが盛り上がったと思う。青磁の気持ち、つまり小学生のときの茜が好きで、今の茜は昔と変わってしまって残念だという気持ちを描いたほうがラブストーリーっぽくなったと思う。
終盤、青磁が茜に「気が付いてたなら早く言えよ」と言ったとき、茜が「ちがう、あたしも昨日ママに言われて初めて気が付いた」と答えた。
このとき僕は、「まったく、映画見てるこっちも5分前に知って驚いたヨ、もっと早くなんか匂わせる場面でも入れて、つまり見てる方にはもっと早く気付かせろよ」と思った。
今までずっと青磁のセリフが、ホントは茜をスキなのに、どうも何かしっくりこないなあと思ってた。だけど最後に、青磁が小学生のときの茜に憧れていたエピソードを聞いて、やっと今までのイライラする青磁のセリフがピタッと府に落ちた。最後になって青磁が昔と変わってしまった今の茜にイラついてたことが分かるってちょっと遅くないか?
あと、主演の2人はあと2~3年ぐらい演技の勉強していけばかってに上手くなっていくハズだ。2~3年前の田中みな実やメルルなんて、今からは想像も出来ないぐらい素人だったぞ。
(蛇足)
以下、映画を見てて、ストーリにあまり関係がない、どうでもイイ下記のようなことを考えたりしてボンヤリ見てたので、イマイチ映画に集中してなかったという話。
映画の人物設定として茜は事なかれ主義だ。
茜は「自分一人が我慢すれば丸く収まって上手くいく。波風たたないほうがイイに決まってるから、私はみんなのためにやってるんだ。我慢してる自分が我慢してもイイって言ってるんだからイイでしょ」って考えだ。 波風立たせたくない理由が、ホントは自分がイヤな思いをしたくないという利己的理由だとは思いもよらない。
僕も基本は八方美人の事なかれ主義で、問題は先送りして見て見ぬ振りだ。自分の周りで波風立たない方がいいしネ。あと自分にも他人にも甘いから、利己的とかワガママとかに割りと肯定的だし。
事なかれ主義の悪いところは、例えば職場なら根本的な本当の問題が解決しないことだ。だから、後から来た新しい人が同じ苦労をするし、当然周りの人も向上しないし状況は悪くなるばかりだ。
僕はホントは青磁と同じでズケズケ言えちゃうほうなんだけど、いつだか言わない練習をしようと思い立って、途中からある基準を設けて言わなくなった。 基準は 「 (短期的に)お金に絡まなければ言わない」だ。 行動の基準がお金で言いたいことも言わないと、まずロクなことにはならないし、ストレスもたまる一方だ。だけど、練習だと思って言わないことにしてる。まったくロクでもない。
茜の今の状況も、長い目で見れば悪いことばかりじゃないんだけど、さすがに自傷行為しちゃうようじゃ、現在ちょっとギリギリで一杯いっぱいかな?そういえば僕もこないだ爪を深爪しちゃって押すとまだちょっと痛いな。足の親指だけど。
以上。
なんていうストーリーとは全く関係ないことを、思ったり考えたりしてイマイチ映画に集中しないでボンヤリ見てた。残念、けっこうイイ話の映画なのに。
映画を見てJO1を初めて検索しました。
冒頭、衝撃のシーンから始まり、そこからどんどん2人の人間像と環境と過去の出来事に引き込まれて行きます。BGMも良かったけど、映像も綺麗で、カメラワークも注目だと思います。
泣けるシーンもあって、心が洗われました。若者の将来の選択肢として迷っている人にもお父さんお母さんにもオススメできる、素敵な映画だと思いました。
瑠姫君が綺麗すぎて、韓国の俳優さんかと思っってネットで検索したらJO1のメンバーでした。
短いのに濃い綺麗な青春ドラマでヒロインのパパもとても、優しくて素敵なパパで、ママも娘を辛抱強く見守る姿が素敵なママだと思いました。
心に染みる綺麗な素敵な映画でした。
美しき王子とジャンヌダルク
白岩瑠姫くんが美しい。
自由奔放でクラスのカリスマ的存在なのだが、そのビジュアルは星からやってきた王子様のような儚げな佇まい。
りんくまちゃんは、今でこそ本心をマスクで隠しているが、本来は感情豊かで自立した強い女子。
ラストシーンで、マスクを脱ぎ捨て、瑠姫くんの手をとって走り出すりんくまちゃんは、もはや美しき王子を闇の中から救い出そうとするジャンヌダルクのように見えた。カッコいい!
「夜が明けたらいちばんに君に会いに行く」
よくある恋愛ものかと思いきや、後味さわやかな若者の成長物語。タイトルの通り、うっとりとするくらい色鮮やかな朝焼けのなかで、自ら閉じこもっていた闇から解放された王子の無邪気な笑顔に不覚にも涙してしまった。
いやあ、いい映画でした。
それにしても、白岩瑠姫くんは美しかった。
単なる恋愛映画だと思ったら違った!
たまたま誘われて見に行く事になったのですが意外な内容でした。
よくある恋愛映画でしょ?胸キュンラブストーリーでしょ?と思って見てみたら最初から惹き付けられて、30代おばちゃんでも楽しめました。
物語は幼なじみのせいじが桜の花びらをつかもうとしている茜に向かって、大っ嫌いと言い放つシーンから始まる。
茜の母はキャリアウーマンで、小2の頃に離婚して、転校して、再婚し幼稚園児の妹がいる。学校へ通いながらもその妹のお迎えに行ったり、お風呂へ入れたり、夕飯の買い出しを頼まれたりと、毎日バタバタ。疲れ果てて勉強しなきゃいけないのに夜自分の指を眠気覚ましにペン先でエグっているシーンはかわいそうで、見ていられなかったです。単なる恋愛ものではないなと感じて、惹き付けられました。
そんな茜にも裏があって、マスクが手放せない生活を送ってきて、クラスメイトとはあまり馴染めていなくて何処か置いてけぼりな切ない学校生活。そんな中でせいじは茜の手を取り元の茜へと導いていく。学生時代のはっきり言えない感情や、女友達同士の友情だとかあ〜わかるわかる!ってシーンもあった。今思えばそれも懐かしい思い出だなと。学生時代にフラッシュバックしたりも。
今は新しい自分へリセットしたのだとせいじへ打ち明けると、それが俺は大っ嫌いな理由だと。転校する前の幼なじみのせいじたと気付いて…
とにかく茜ちゃんが可愛くてずっと見て切られた。映像も綺麗なシーンもあり、少女漫画あるあるなシーンもたくさんあって面白かった。最後、普段は優しい父親がしっかり怒って、厳しい母親が優しくなっていてホッとした。
舞台で使われていた古民家風カフェが東京にあるので、近々見に行った友達と行ってみようかなと思っています。
忘れてたものを思い出しました
卒業してから何十年も経っているのに、高校の校舎のいろんな匂いを思い出したようで、自分がすっかり茜になって青磁と屋上にいたような気分になってました。原作を読んだので少しばかり物足りなく感じる部分も無いわけではないのですが、夜の廊下のシーンなど映画で出会えた素敵なシーンがたくさんあるので本当に観て良かった。
彼女を元通りに。
青磁君役白岩瑠姫、
茜さん役久間田琳加、が主役。
前半ほとんどをマスクで顔隠す茜、可愛いのにもったいない。
その茜に、冒頭から、大っ嫌い💔 という青磁
(スマホでも大っ嫌いと書くと💔が出て
来るくらい、好き💘ということの裏返し、というか‥)
の真意とは‥‥
小学生の頃、小児癌を経験したひ弱な青磁。大事なペンを取り返してくれたのは茜。サッカークラブでの活躍。憧れていました。
ですが、高校で再会したら、マスクをして言いたい事が言えずにいる茜。
元に戻って欲しい青磁は、何かと声をかけて来るます。いつしか、青磁の前でだけマスク無しで過ごせるように。
喫茶店を営むお料理上手な夫と再婚しながらも、バリバリ働く母。茜は、その母にこれでもか、これでもか、とこき使われます。
妹のゴンタに手を焼いていたシーンはさすがにかわいそうと思う程。
夫であるお父さんはとてもいい人で、茜は、お父さんにだけ不満は無いと言ってました。
クラスで学級委員長で気を遣いまくって働かざるを得ない茜。
文化祭の終了後、なぜ茜にスマホを渡すかな?
無神経すぎるクラスメート、しかし、これは
現実的にはあり得ないと思いました。
青磁は、小学生の時に、茜に憧れていたのに、茜が転校したので別れ別れになりましたが、再会して、やっぱりうれしいんでしょうね。
正しいことを言っても通らないクラスの中で、正しいことを言ってくれた茜。サッカークラブでもいじめられていてその中でカッコよかった茜。 また仲良くなって良かったと思います。
物事の本質を見極め正しいことを声に出していこう、というテーマはいいと思いますが、
生徒一人に、部室みたいなのを与えたり、屋上を作業場兼物置きにしたりできるのでしょうか。
極めつけは、二人で絵の具からペンキに変えて屋上に絵を描いた辺りでもう観る気がなくなりました。
一つの作品としたかったのかも?ですが、後始末大変。、としか思えませんでした。
また、自傷行為する茜を止めた後、青磁が話す為に机の上に土足で乗るのも意味不明で幻滅。
【”二人が見る夕暮れの美しい空は茜色の上に青磁色がある。そして、大嫌いは大好きの裏返し。”今作は物語構成の捻りも良き”マスクで本心を隠す”少女と油絵が得意な”奔放”な少年の青春恋愛映画の逸品である。】
ー ファンの方には申し訳ないが、青磁を演じた白岩瑠姫さんと、茜を演じた久間田琳加さんは、今作で初めて知った。
今作では、特に久間田琳加さんが”小学生時代に起きた事”で、人前ではマスクが外せなかったのが、青磁と出会った事で、彼と家族の前でだけはマスクを外せるようになり、彼に見せる、明るく柔らかな笑顔が印象的である。-
◆感想
・冒頭、青磁が通りかかった茜を呼び止め”大嫌い!”と言うシーンが、最後半にその意味が効いてくる構成の巧さ。
・そして、人前ではマスクをし、微笑みを浮かべる茜に対し、意地悪をする青磁。
ー だが、彼はマスクを忘れ気分が悪くなってしまった茜に対し、心配そうに水を飲ませマスクも渡してあげるのである。
そして、二人の油絵を通じた交流が始まる。
茜はいつの間にか青磁の前でマスクをしなくても済むようになる。
茜が青磁に心を開いたという事であろう。-
・構成の巧さとしては、高校時代の茜は”マスクで本心を隠す”が、青磁は”奔放”な少年として描かれる。
だが、終盤、小学生だった二人がクラスメートであり、真逆の性格であった事が分かるシーンであろう。
そして、青磁が”2番目に好きなのは空”と言い、”一番は?”と聞く茜に悪戯っ子のように”ヒミツ”と言うシーン。
ー だが、最後半、彼が自ら口にするように”小学生時代の青磁が、病気の所為もあり苛められて居た”時に”奔放”だった茜が彼を苛めていた優等生をやっつけていた事。
そして、そのことを茜が覚えていなかった事に、青磁が傷ついていた事。
【小学生の青磁にとって、茜は”ヒーロー”だったのである。】-
■青磁が且つての自分のヒーローだった茜が、周囲の眼を気にせず、昔のように自由奔放に振舞う姿が見たかったことは、間違いない。
・青磁は茜を誘って時が止まったかのような、”なないろゆうえんち”で童心に戻り楽しそうに遊ぶのである。
・そして、茜はマスクを取って、大声で色々と自分を頼って来る家族や、クラスメートに対して大きな声で不満をぶちまけるのである。
二人は更に、校舎の屋上を油絵具で華々しく塗りつぶすのである。
<5年後に(多分、病の心配を克服して、外国に油絵の留学に行った)青磁のオープン前のアトリエから聞こえて来た、高校時代に青磁から”お勧め”された曲が流れて来て、茜がそれに気づきアトリエに入った際に、背後に立った男性が掛けた言葉・・。
今作は、正統的な青春恋愛映画なのである。>
脈絡のないストーリーと、連発するご都合主義。
評価できる点から書いていくと、映像はそれなりにこだわって撮られていたという印象。グレーディングもいい感じになされていて、インスタのキラキラショットのような風景が重ねられていく。
ストーリー、プロット、演出については酷いの一言でした。
ヒロイン・茜の「自分の気持ちを表明できない」という性格を表すためだけに、ダラダラと長尺で描かれる文化祭のパートは、青磁が介入する理由もわからず、そもそも青磁がなぜカリスマ性を持ち合わせているのか説明されていないため、なぜクラスが団結したのかもわからず、フル尺で描かれるダンスシーンにも何のカタルシスもありません。
「学園モノだから文化祭やっておけばいいんでしょ」「JO1のダンス見せときゃいいんでしょ」という制作者の姿勢が見えてきます。
青磁のヴィジュアル面の表現も適当だと言わざるを得ません。「絵を描くこと以外に時間を使いたくない」旨の発言をするほど、創作に熱中しているという設定にも関わらず、なぜか作品上でいくら時間が経過しても完璧に根元までブリーチされている銀髪。まぁ、それはアイドルを見せる映画ということで良しとしましょう。制服のズボンに付いている塗料は何なんでしょうか。彼が描いてるの油絵でしたよね?なんであんなペンキみたいな汚れ方をするのでしょうか。しかもズボンだけ。シャツ何枚持ってんねん、毎日新品おろしてんのか、というね。
青磁の創作の場となっている屋上の描写も謎でした。え、画材雨晒しなの?それとも毎日広げては片付けを繰り返しているの??という疑問。終盤の屋上に塗料をぶちまけるシーンも、どう考えてもあれは油絵具ではないので、どこから大量の塗料がやってきたのか意味がわからないわけです。
廃墟の遊園地に行くパートでは、夜になるとなぜかいい感じに園内に照明があてられています。廃墟なんですよね?誰が、何のために金払って電気通してるんですか?漏電とかしたら危なくないですか?
都合よく青磁の過去の情報を提示する母親は、自分のことだけしか考えていない無責任な人物として、妹は甘やかされてわがままな幼児性だけが、父は完全な善人として描かれ、中途半端な表現のみで、ストーリーの本筋と全く関わりを持たないのもどうかと思いました。
ということで、疑問点やご都合主義を挙げていけばキリがございませんので、ここら辺にしておきます。こういう映画、制作者がどういうモチベーションで作っているのか、本当に謎です。
背中を押す台詞と寄り添う台詞
私、おっさんだけどスターツ出版さんの本が結構好きなんですよね。
原作は読んだ事が無いんだけど、この映画を観てスターツ出版さんらしい成長物語だと思いました。
優等生の茜は、今の自分のままで良いとは思ってないの。
だけど、自分を守る為に作りあげてきた自分を、簡単には崩せないよね。
そんな茜を、青磁は否定する事で背中を押したの。
その甲斐あって、茜は変わる事が出来ました。
それでね、この映画で良かったと思ったのが沙耶香の台詞なんです。
自分自身を否定する茜に、肯定して寄り添う言葉をかけてあげるの。
スターツ出版さんの読者層って、茜と同年代がメインだと思うのね。
当然この映画を、茜に自分に重ねて観ている人も多いと思う。
その世代の人たちって、背中を押されるだけだと息苦しくなってしまうんじゃないかな、そんな時に寄り添う言葉を貰えたら少しは楽になれると思うの。
とても良い映画なんだけど、欲を言えばラストシーンは絵を使って欲しかったな。
あの場面の絵って、描いた人のモデルへの愛情が感じられる絵じゃないといけないと思うんです。
絵って、言葉にしなくても描いた人の気持ちが伝わる物だからね。
『彼女の好きなものは』の絵とか感動したもん。
あの場面、茜があまり輝いて見えなかったの。
久間田さん自体は凄い輝きを放てる役者さんだから、そう撮ってないのね。
多分、彼女を絵の一部にしなければいけなかったから、魅力を閉じ込めちゃったんじゃないかな。
あの時の絵は、茜の魅力=青磁の茜への愛情が溢れ出して来て欲しいんですよね。
茜が思わずマスクを外したシーンの絵は、心動かされたから、あの画家さんが書いた絵を使って欲しかったな。
これは一個人の意見だから、あの撮り方が良いって意見も有ると思うけど、それは否定しません。
最後くどくと書いたけど、この映画自体は好きです。
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