法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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ストーリー◎と違和感
ストーリー面白かった。
予告編での学生たちのゲーム「無辜裁判」と実際の裁判とで話が散らばって纏まりがないのかと思いきや、しっかりと繋がっておりとても見やすかった。海外ドラマの見過ぎでナイフの刺さった高さと角度から犯人はかおるより背の高い人だと思ったのだけど…倒れ込んだにせよあの角度なのかな…とか思ってしまった。どうなんだろう。みれい役の杉咲さんは演技は上手なんだろうけど別の作品であの狂った感じはみたかったですね。
期待しすぎたかも
顔、キャラの華やかさが足りなくて印象に残るシーンがほんとに演技しか基準がない
もっと突飛か、麗美さが欲しかったかも
90分と言う割には充足感はあるが、意味をもたせたシーンの後付け感が否めない、明らかに浮いていた
特に杉咲花の昔の事件がでてくる警察の図書室みたいなシーン
カメラの動き方も気になりすぎるし、みんなで床を叩く演出の意味不明さ。裁判官が無辜ゲームって使っちゃダメでしょ。教授も何かツッコめ。
盗聴のおじさんの登場の仕方も再登場も扱いも適当すぎないか?
言いたいことは分かったけど、もっと厚みが欲しかった
何かと粗が目立つ法廷サスペンス。
学生同士で行われる模擬裁判のような遊び、無辜ゲーム。この無辜ゲームがおそらく後半の法廷劇で伏線として生きてくると思ったんだけど、生きてたかな。そもそもこの無辜ゲームが本作に必要だったのかさえ分からない。結局本作がやりたかったことが何なのかがわからない。
本作のメインストーリーは清義と美鈴の共犯関係、そしてその二人によって父を奪われた馨の復讐劇。
馨としては父の冤罪を晴らしたいがためにその原因となった二人を巻き込んだ。美鈴の虚偽告訴による父の冤罪を晴らすために。
しかしそもそも元となる冤罪事件にかなり無理がある。警官であった馨の父佐久間は車内で痴漢冤罪による恐喝事件を捜査していた。それを当然所轄署は承知してるわけだし、その容疑者として拘束した女子高生が痴漢されたと言って周りが彼に嫌疑を抱くだろうか。この点がどうしても引っかかる。細かいことかもしれないがこういう法廷サスペンスは見る側も頭をフル回転させて見るわけだからどうしても細かなところが気になってしまう。
そして、公開法廷で父の冤罪を晴らすために事件をでっち上げたわけだけど、美鈴がなぜ馨の誘いに乗って裁判を受けたのかがわからない。自分の無実の証拠は映像に残ってるのだからわざわざ裁判に至る理由もない。清義の犯した傷害罪が時効になってないということで彼をかばうために裁判したということか?証拠は馨の目撃証言だけだが、事件当時馨はそのことを告発していない。日記に残してあった点は証拠能力ありとして認められるかもしれないが、そのデーターを馨の身に万が一のことが起きた保険として警察やらマスコミに自動的に送る手はずもされてなかった。あえて清義に見つけてもらうために佐久間の墓に置かれていただけで。これは清義自身に自分の罪と向き合えというメッセージなんだろう。結局美鈴が裁判を受けた理由はわからない。うーん、なんか見逃したのかな、でも再度見るほどでもないしなあ。
冤罪事件はこの日本でもかなり深刻で刑事裁判におけるこの問題を作品テーマとして訴えたいのは理解できる。ただ、本作では先の佐久間の冤罪に無理があるためにメッセージとして伝わりにくくなっている。
肝心の司法手続きのどこに欠陥があるのかが具体的に示されていないからだ。例えば現在の刑事裁判手続きでは、検察側がもつ証拠の開示請求が全般的に認められていない。認められるのは公判前整理手続きが行われる場合のみであり、その公判前整理手続きでさえ行われるのは全体の事件の2%に過ぎない。
検察側が有罪立証する証拠とは別に無罪の疑いを生じさせる証拠を握っている場合、弁護側はそれを出すように請求できないのだ。現時点では裁判官や検察の裁量に任されているだけである。だから検察側は有罪を主張する自分達が不利となる無罪を証明する証拠を意図的に隠すこともできるのだ。これによって多くの冤罪事件が生じている実態がある。そういう具体的な問題点をできれば指摘してほしかった、原作者は司法試験合格者らしいけど実務にはついてないのかな。
内容もいまいちだが、演出も難ありだった。法廷サスペンスと人間ドラマ、人間ドラマの方に重きを置いたせいなのか途中演出がもたついてる感じがした。杉咲花や大森南朋の過剰な芝居が少々ノイズにも。作品全体的にテンポはよくない、接見室での杉咲花のための演技とかも長すぎる。
そういえば清義と美鈴の関係を見ていて東野圭吾原作の「白夜行」を思い出した。女が幼いころ性的虐待を受けてからその加害者の息子である男と犯罪を共に行うようになるという内容で、本作と異なるのは女が男を結局いいように使い捨てて、自分は成功を手にするという内容だった。
奇妙な共犯関係という点では似てるし、偶然にも同じ監督によって撮られていた。ただ「白夜行」も本作もやはり演出にキレがなかった。
原作は受賞もしていて面白いのかもしれないが、本作はさほど面白いとは感じられなかった。
どんでん返しも特に驚くようなものではないし。一番驚いたのは佐久間を筒井道隆が演じていたということ。最後までどこに出てるのか気づかなかった。若いころの面影さえなくなるほど老け込んでしまったことに一番驚いた。
尺がちょうどいい
本作、北村匠海中心で開かれる裁判を皆が受け入れているのに違和感があり、そこから話がスタートする。冒頭から少しついていけない…誰に感情移入していいかわからないまま終盤に差し掛かり終わったと言う印象。尺が短くて見やすいが、もう少し永瀬廉と杉咲花の関係性を表現して欲しいかなと思いました。
人は人を裁く必要があるのか。
普段なら、観に行かないタイプの映画だけど、レビューが熱いので心が動き、出かけました。
ロースクールの学生が法廷ごっこしてて事件が起こる…的な、わっちゃわちゃした映画ではなく、想像以上に切ない作品。
人間の認知の仕方って、その人の特性や経験、知性によるので、その掛け違いが悲劇をうむ過程を観るのは、辛い。
人は失敗から学ぶ生き物なので、間違いを指摘してくれる人との出会いは、人生のターニングポイントなんだけどね。
親の立場から言えば、我が子に自殺した自分の第一発見者にならないように配慮すべきだけど、そうできないくらい父親はメンタル追い詰められていたんだろうな。
そこまで行く前に、心理面の専門家に相談に行けたらよかったね。
被害者が加害者への報復について、話し合う場面がある。
ハンムラビ法典の復讐法は、一定の説得力があると思う。
けれど、それをすると現代社会では今度は被害者だった者が罰せられるというリスクを負う。
加害者と同レベルに落ちるというのも、イヤだしね。
因果応報という法則を信じて神に委ねるのが、ベストな報復と私は考える。
永瀬廉君、以前推し出演のため観た「新信長公記」で初めて出あい、「へえ、こんな普通っぽい子が主演なんだ」と驚いた。
コメディタッチの群像劇で、大コケだったけど、彼の良さが活かされてなかったのねと今回で思った。
キラキラより、哀愁が似合う俳優さんで、20年後が楽しみ。
彼が出演する作品をまた観てみたいなと思った。
ストーリーの完成度が高く、杉咲花さんが印象的だった!!
ストーカー被害の話から入り、入り込み易かったです。一組の男女の自立と共存、そしてその程度や認識の違いを、司法の穴を絡めて上手く描いていました。杉咲花さんのメンヘラ具合が印象的でした。私なら、俺の為にありがとうと言って抱き締めたいです。北村君の役は「ダーウィン賞」を受賞するだろうと思いました。主人公が場所移動する際に、歩くシーンが頻繁に入り、他の多くの映画のように場所ワープしないのが何か良かったです。効果音がサイレントヒルみたいで怖かったです。程良く怖く、上手くまとまった内容で満足できました。ありがとうございました。
原作既読。面白かった
「原作の良さが…」と嘆く感想も見つけるのだけど、97分という「短い時間で」、しかし「座らされ続ける『映像作品』」で、原作・法廷遊戯と同じように 淡々と進みつつ徐々に明らかになる狂い、気づいたら絶望に触れているというテンポ感やスパイスの匙加減を同じように感じられたので、個人的にとても満足です。
そして作品全体を通した問いかけ、メイン3人の聡明さとそれぞれの「正義」故の歪み、沼田(原作では佐沼)の底知れぬ感はよりわかりやすくキャラクター化し表現されてたのも、観る側を飽きさせない構成でよかった。
この作品は、原作もなのだが、よくある巨大な謎に挑む推理ゲームではない。
司法の上になりたつ倫理や道徳といった人間の奥深い思考へ問いかける作品である。
観終わったあとは身体がずんと重く思考の波に飲まれる重さのある内容だが、希望のある主題歌が手を差し伸べ救ってくれた。Xで主題歌を聴いて初めて完結する映画というポストを見たが本当にその通りだと思う。
美鈴は清義と一緒に生きるためだけに人を殺し、馨は復讐の対象のはずの清義に命を賭けて父親の名誉回復と司法への挑戦を託す。
永瀬廉さん演じる久我清義が馨と美鈴の合間で揺られ揉まれているのかと思いきや、幼いときはうっかり道を踏み外してしまうほど危うくも純粋な愛と優しさと正義感を持った『清義』という人物に、美鈴と馨が人生賭けて振り回されているという構図とも受け取れるなと思った。
原作未読で観ました。話が展開するスピード感がとても心地良く、あっと...
原作未読で観ました。話が展開するスピード感がとても心地良く、あっという間の97分でした。結末を知った上でメイン3人の心情の動きが気になり計3回鑑賞。1回目はでは気づけなかった箇所もありより理解が深まったので複数回鑑賞オススメです。
どんな場面も怖いほど冷静な美鈴がとにかく不気味で、ラストシーンで感情が爆発するシーンは圧巻でした。セイギは美鈴とは対照的に優しく真っ当に生きようとしていますが実は2度も(それが美鈴を守るためとは言え)それなりの事件を起こしていて、それも別の意味で不気味でしたが、その不気味さを誰よりもセイギ自身が感じていて、事件をきっかけに最後には向き合うことができたのかなと。
過去の出来事がこの映画での重要な意味を持っていますが、過去の出来事から彼らがどういった経緯で進学するに至ったのか、未来で起きる事件がいつから企てられていたのか、セイギの生い立ちなど映画では語られない部分でもまだまだ気になることが多いので、原作も読もうと思います。
見応えあり
杉咲花演じる美鈴はサイコパスに近く、永瀬演じる清義は彼女を守りながら生きて来た。
ただその為に人を殺めたに近いことを過去にやってしまってることに気づいたところからが。
うーん、しかし痴漢冤罪事件は多々あるのだが無罪になることはないのか。
日本の司法、検察は容疑者に仕立てることしかしないのはどんな事件でもそうなのだろう。
絶坊しかない世の中。
最後に美鈴を見捨て罪を償う決心をした清義はどんな人生を歩んで行くのだろう。
美術館でクラシック音楽を観るような映画です。
モーリス・ラヴェルのボレロの調べのように物語が流れてる感覚。映像も、排他的だったり写りだっり光も暗闇も、美しい。自らの選択、選んでいない状況、選ばざるを得ない環境、幾重にも重なり交差している思い、まさにオーケストラ。人が作った不完全な法制度、それにかかる枝葉にもスポットが当てられている。上質な作品です。
なかなかの良作!
本日公開初日だった隣人Xを仕事終わりに見に行くはずが間に合わず。ちょうど着いた頃に上映開始時間が近かったこちらを鑑賞。北村匠海と永瀬廉君が出てること以外は事前情報何も知らずに見ました。ただのイケメン映した内容薄い映画かと思いきや、いやいや!失礼っ!結果、見て正解でした!内容自体は重く暗く、それぞれの抱える過去が交差してなかなか複雑な、でもすごいなこれ!って展開になっていきます。映画自体の流れはテンポよく最後まであっという間に見れました。ただ、ラストは、ん〜って感じです。あくまで個人的な意見になりますが。
でも、あれか。北村匠海だからタイムリープしたってこと?笑
ま、なんだかんだラストは好み分かれそうですが映画全体としては面白く、特に久々に見た大森南朋さんがなかなかいいキャラを演じてました。渋カッコいいイメージがありましたが、大森さんも年とったんだなーと思いました。あとは杉咲花さんがすごく良かった、普段元気な可愛らしい女の子の役のイメージしかなく、今作も最初見てたらまさにそんな感じなんですが終盤での発狂具合がめちゃくちゃいい演技してました。たまたま見た映画でしたがなかなかの当たり作でした!
構成
ストーリーは面白い。しかし、構成が悪く感じた。だから観終わって感じるのは、「何かが足りない」だと思う。また、短い上映時間なのに長く感じる。
メインの3人のそれぞれに対する想いが見えてこない。ミステリー要素を大事にした為、本来大事にすべきシーンが存在しない。映画として、重要な欠落だ。これは構成の不味さにあると思う。
また、主役の永瀬廉さんがただ暗いだけになってしまっているのも残念だ。
杉咲花さんの、構成力の弱さを補って余りある演技力は観る価値がある。
何度見ても心揺さぶられる
先行上映会に娘と初鑑賞。
音響と無辜ゲームに心臓をどきどきさせられながら物語がはじまる。主要キャスト3人の声と表情と演技に胸がしめつけられ切なすぎて余韻と共に心に残る良作。
映像のゆらぎ、電車の音、ホームの雑踏、モノクロから色づくながれ、音響のタイミングもう本当によすぎる。
原作をこんな見事に97分にまとめられた脚本もすごい。
最後のシーンも本当に映画ならでは。
すきだなぁ。
深川監督の作品を今まで観たことないので他の作品はどんなふうに制作されているのか気になる。
中学生の娘には一度では理解できなかったようなので親子で考察してから再度観ると理解できたようだ。
パンフレットは必読。読み応えあり。
先行上映から、複数回リピート。
娘より私の方がはまってる。
高レビューが多いので鑑賞の決め手に
気にはなってたけどもう一押しが足りず観るか迷ってたけど、コチラのレビューの高さに後押しされて鑑賞。
裁判シーンは個人的に好きでしたしヤラれました。あとメイン3人の関係性というか立場の変化も良かった
確かに見応えあったし裏をかかれたところはあって良かったのだけど……
終わり方は個人的には物足りないというか終わってみたら茶番ぽくも若干感じてしまった
最初から自白してたら……とか
他にもツッコミどころもあって
あとエンドロールの曲も好き嫌いは別で作品自体が安く感じてしまって残念(キンプリファンの方ごめんなさい)
脇役にベテラン俳優が何人もいたわりに絡みが弱すぎたのも残念
もっと複雑にしても良かったかなぁ
あとネタバレが早すぎたかな
でも決して嫌いな作品ではないしむしろ好きな作品でした
『冤罪と無罪の違い』とかも良かったし、杉咲花の表情の変化が凄かった
作品自体が良かったと思っただけにもっと自分好みさを望んでしまった
確かに意外な真相
自分の中では映画における裁判モノにはハズレなしという自論があるので、
まさになこの映画が気になったのと、
ほとんど類を見ない高評価の数字、
ジャニーズ映画と思って侮るなかれといったようなレビューに、
これは久々に本物の名作映画が来たのかもしれないと期待して劇場で鑑賞。
本題が起きるまでの、無辜ゲームのくだりもなかなかに雰囲気が良くて、
徐々に上がって来る期待感で本題が楽しみでした。
役者の演技もローの時は全く何も印象に残らないけれど、
感情昂らせるハイな部分は結構頑張ってるなって感じでした。
いざ、事件が起きると、
思っていたよりも単純な事件で「え、これだけ?」な感じはしたけれど、
あまりにも容疑者が少ない点と、
明らかにミスリードでおかれているヒロインの存在を鑑みて、
ははぁん解りましたよとすぐに犯人は特定出来ました。
実はこれは事件の犯人は探偵役の主人公であり、
彼は幼少時代に孤児院で過ごすという境遇から、
家族からネグレクトされていて、
その時の経験から多重人格症を発病させていて、
彼の別人格が犯行を行い、
そのことをずっと隠していたヒロインが罪を被っているのだと名推理を繰り広げました。
嫌がらせも実は彼の別人格の仕業であり、それに合わせてあげているヒロイン。
孤児院での殺傷事件もその事が絡んでいて、
主人公の知り得ない重大な事実をヒロインだけが握っていて、
映画のどんでん返し的なラストでそれが明かされるんだろうなと思ってニヤニヤ観てたんですけど、
全然違いました。
何というかこれらの妄想を繰り広げた所為か、
事の真相は思ったよりシンプルに思えてしまい、
エンドロールでは「え、もう終わり?」と思ってしまった。
盗聴していた占い師のおっさんと衝撃映像に耐えきれずに嘔吐してしまうおばちゃんの関係は一体何なのかというのが気になったし、
そもそも学生で司法試験に受かったような本当にどこにもいない天才が、
父親の汚名を返上したかったというのは解るのだけど、
それで長年かけてやった事の事件の詰めが甘いというか、
そんな自分の命を覚悟してまでやるべきだったのかなと。
そもそも痴漢冤罪の件も、
警察なんて内部の不祥事はもみ消す方向で動くだろうし、
ちゃんと引っ張って階段から突き落としてる所も目撃してるんだから、
監視カメラにも登場人物がしっかり映ってるだろうからそんな簡単に有罪にならなくないかと思ってしまう。
等、思う所はありますが、
最後まで結末が解らないストーリーと構成は良かったです。
ちょっとだけ期待が大きすぎました。
正義の定義
誰にとっての正義?
側から見たら一般的な院生の3人
味方を変えると全員複雑な過去があって
被害者であり、加害者であり
正義のための法律を学んでる3人
でも正義の定義は全員違った
清義にとっての正義は
美鈴を守ることで自分を守ること
馨にとっての正義は
犯した罪とそれ相応の罰を受けさせること
美鈴にとっての正義は
清義そのもの
美鈴は生きる意味なんてないって諦めてた時に
唯一助けてくれた清義の存在が正義そのものに
だから大人よりも法律よりも清義だけが
自分を守ってくれるモノで全ての基準だった
馨の父、佐久間悟の言葉は
大人、法律としてはきっと正しい
けど美鈴にとっては違った
佐久間悟は自分の信じていた正義に
裏切られて冤罪を生んだ
自分の信念が崩れた事が辛かったんだろうな
自分を想ってくれる息子よりも正義に囚われてしまったのかな
馨にとっての正義は父であり
父を取り巻いていた法律だった
だから冤罪を生んだものを憎んでいた
どうしたら冤罪を生み出すのか、
無辜ゲームで把握したかったのか
清義と美鈴が罪の意識があるか確認したかったのか
自分と父の信念を突き通して
清義と美鈴と冤罪を訴えたかったんだろうな
現役合格が馨の信念を窺わせる
清義は何で弁護士になったのか
自分を守るため?
美鈴を守るため?
罪を償いたかったから?
もう冤罪を生まないため?
美鈴は何のために弁護士を目指したのか
清義を見張るため?
罪から逃れるため?
2人は支え合ってるようで
共犯という絆で繋がっていた
清義の心は壊れそうで壊れなかった
美鈴を守ってるようで
ただ自分を守りたかったんだと気付いた
自分の行動は結果として
美鈴も守ってなかったと思ったのかな
あとは馨の想い
2人が父を殺したと言っても過言でないけど
実際に手を下すのでなく、
ゲームという形を利用しながらも
司法の元で罰を下す
いつも2人をどんな気持ちで見ていたのか
清義に日記を託したのは
清義なら罰を受けてくれるという信頼かな
なんか整理しても整理して
色んな立場から考えるって難しい
立場が変わればモノの見方、感じ方は違う
正義とは何か、自分のモノの見方の基準とは何か
色々考えさせられる映画内容だったな〜
永瀬廉、杉咲花、北村匠海
3人だから出来た世界観
永瀬廉くんは陰のある心の動きの表現が上手
儚い役柄の表現が好き
杉咲花ちゃんのいつもの可愛い笑顔が怖くて
笑ってるのに笑ってない闇の表情に引き込まれた
北村匠海くんの信念のある目が好きだ
どのキャストもマッチしていた
大森南朋さん本物に気持ち悪くてすごかった
主題歌の愛し生きることもすごく良くて
エンドロールで聴いた時ちょっと鳥肌立った
エンドロールで浸りながら振り返りが出来た
結果、全て良かった!!!!!
永瀬廉さん北村匠海さん杉咲花さん圧巻😵💫✨
永瀬廉さんの演技や声がとても儚さ寂しさが伝わってきて今でも目に焼きついてる。
北村匠海さんの演技は目つき重みのある演技で素晴らしかった。杉咲花さんは豹変するシーんは同じ女として1人の人を守ろうと共感できる部分があり知らぬ間に涙を流していた。
映画は中盤、眠くなったりするが始めて眠くならなかった。また、観に行こうと思わせてくれる映画。また観に行きます。
この映画は、ファンではない一般のいろんな人にも是非みてほしい。
息が詰まるほどの緊張感と、圧倒的な満足感。
良い意味で、予告動画に裏切られた。始まりからトップスピードで進んでいく物語に、ラストに向けて高まり続ける緊張感、そして息をするのも苦しいほどの迫力あるシーン。あっという間のエンディングで、今までに観た映画の中で1番満足感があった。主演の永瀬廉さんの、儚さもありつつ芯のある青年の演技が物語に良い具合にマッチしていて、とてもよかった。特に接見室での表情が、観ていてとても胸に来るものがあった。また、杉咲花さんの圧倒的な迫力。苦しくもあり、また観たくなるような気持ちにもなり、本当によかった。主軸の御三方だけでなく、ひとりひとりの演技がとてもなめらかで、観ていて心地が良かった。
正義とは何かを考えさせられる、含みを持たせたラスト。観終わった後も余韻を楽しめる、とても良い映画だった。また、King & Princeさんの主題歌が本当に素晴らしかった。2人の美しい歌声と、物語を支えてくれるような歌詞に、心を救われたような気持ちになった。エンディングの、文字に光が当たるような演出も大変良かった。主題歌を含め、音の使い方が面白い映画だなと思った。これは是非、劇場で観て欲しいと勧めたくなる映画だった。
素敵な映画に出会えてよかった。機会を見て、また観に行きます。
見終えてから視点を変えたくなる映画
キャストと法律が絡むストーリーに惹かれて鑑賞
目に光のない永瀬廉、狂気の杉咲花、怒りのマグマを凍らせて閉じ込めたような北村匠海
キャスティングは大正解
予想を裏切るストーリー展開も面白…いはずだった
事前に「二転三転どころか四転五転する」と聞いてしまったので、「ここからひっくり返してくるなら…」と考えた展開が全部当たってしまった泣
予備知識を入れないまま観に行った同行者が「何度もひっくり返される展開が面白かった!」と絶賛していただけに残念(映画のせいではない。自分のせい)
最後に、楽し気な馨と清義を見つめる美鈴のシーン
美鈴には馨が自分から清義を奪う者に見えていたということはないだろうか?
全てを知った清義がもし保身を選び自らの犯した傷害罪を黙ることを選んだなら、すでに弁護士になっている彼は美鈴から離れることもできなかったはず
美鈴の行動は、彼への愛というより束縛に思えた
「同害報復」を加害者を許す手段だと馨が考えていたことも自分の中で消化不良のまま
そのような司法改革がされていれば馨はどうしていたのだろう?
馨と美鈴の目線で書かれたストーリーは原作にあるのだろうか?
原作が読みたくなった
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