法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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余韻凄まじく何回も観たくなる。私にとって一番の作品。
自分は重たい話は苦手なのですが、評判がかなり良かったのと俳優陣が好きな方ばかりだったので鑑賞しました。そんな苦手意識から入った私でも話が4転5転し、次の展開がわからなくてずっとドキドキし、最後まで飽きる場面は一瞬たりともありませんでした。
皆さんの演技力はもちろんなのですが、その中で見劣りするどころか同等の演技力を発揮されていた主演の永瀬廉くんに驚かされました。永瀬廉くんの表情と目、息づかい。北村拓海くんのさりげない仕草や間の取り方、杉咲花さんの迫力。全員が演技派です!またカメラワークや構成、音楽も目が行き夢中のまま95分経ちます。
1回目鑑賞直後からドキドキとした余韻が収まらず、すぐにまた観たい衝動に駆られて我慢できず2日後に2回目、4日後に3回目と観に行き、行けば行くほど胸にくるものがあり、4回目辺りが一番涙が溢れました。
おすすめはパンフレットを読むこと。私は2回目鑑賞後に読み、また深く鑑賞することができました。見応え十分!かなりかなり面白かった! 最後に「愛し生きること」の歌が場内に響き渡り染みて余韻凄まじくかなり浸れます...。皆に観てほしい!私は最終的に劇場へ8回観に行きました。
コメント欄にネタバレあり考察を追加記載します。ネタバレされたくない方はご注意ください。
罪は罪
97分という短さの中にものすごく濃く凝縮された様な濃厚な内容。
無辜《罪がないこと。また、その人》
知らなかった。
そして冤罪と無罪の違い。最後まで観てこそ、その重さが伝わる。
ロースクールの学生たちが行う無辜ゲームとやらの薄気味悪さですら感じるゲーム。
あまり関心のなかった清義だったが、自分の過去を知る者が現れたため、無辜ゲームで犯人を探そうとする。
犯人が見つかって一件落着と思われたが、それは清義と美鈴への過去の罪の戒めの始まりだった。
2年後 清義と美鈴は弁護士となるが、ここから本当の戒めが始まる。
親のない子供に理不尽な大人の鬼畜の所業。それらを耐え抜くための罪ではあるが、罪は罪。
そして1番の被害者である結城の法による戒めが巧みだった。
頭脳明晰で洞察力が高い結城の完璧な計画が凄まじかった。
個々の俳優陣が えも言われぬ演技力を発揮していたが、何よりも美鈴を演じる杉咲花さん、鳥肌がたった。
骨子は良いけど、どこか軽い
高評価につられて鑑賞。
設定はよく練られてて面白かったです。
ただ、非常に重い展開なのに、最初の無辜ゲームの変なノリとか、検察や傍聴者のリアクションとか、ちょいちょい安っぽい演出が入るのがバランス悪く感じました。
歪な関係が深く哀しい
法や社会に委ねた馨と法や社会を信じなかった美鈴、その狭間にいた清義。恋愛とは違う歪な三角関係にあったのかなと。セイギ、馨、美鈴、それぞれ違う視点で深く考えてみたいし、そのために何度でも観てみたい貴重な日本映画。
悪くはないのだが…
無辜ゲームの彼が冒頭いきなりウザさ全開だったので思わず冷めてしまった部分もあるのだが、公判が始まるまでボンヤリとしてしまった。無辜ゲーム自体ももっと無機的で良かったんじゃないかなぁ。仰々しいのが反作用していたような。同じ様に仰々しい大森南朋氏は面白過ぎて笑っちゃったからアリ。アレで復活させて頂けましたしね。原作知らないのでなんともだけれども、無辜ゲームでもっと引っ張って本題へと繋いで欲しかったかも。きっと"無辜ゲーム"に本音が潜んでいるのだろう、なんて思っていたもので。あとエンドロールの主題歌ね。
アイドル映画だと避けるのは勿体無い
善悪や正義とはなんなのか、また冤罪についても深く考えさせられる作品
清義、美鈴、馨とどの視点で見るかによっても見え方がかなり変わるので繰り返し見ても飽きません
永瀬廉の優しく穏やかだが影のある演技、北村匠海の優等生だが腹の内を見せないような演技、思わず息を呑むような杉咲花の怪演、そして脇を固める実力派俳優陣とそれぞれの演技が光っていました
裁判員の女性のシーンなどは要らなかったような気もしますが、全体的に綺麗にまとまっており丁寧に作られた作品でした
想像以上におもしろかったです
もう1回観たい
法廷のシーン始め全編を通して永瀬廉の温度感が素晴らしかった。
3人の過去と因縁に関わるシーンは象徴的な印象でもあったのでもう少し描かれた方が個人的には感情を入れやすいと思った。
中心人物を演じる3人は若手と言えるその年齢でとても魅力的な演技。
またそれぞれの役にビタリとはまっていた。
まだ読み足りない印象なのでもう1回観たい。
面白くはあったのですが……
予告や映画冒頭を見て、もう少しエンタメよりかつゲームのような舞台設定で楽しめる映画かと思いきや、途中からはかなりまじめなミステリに変わっていました。
主演三人が演じる魅力的なキャラクター達やテンポの速い展開で、結果的に楽しめた映画ではありますが、期待してたものとは違ったことや「四転五転」が後付け要素ばかりだったりしたところでちょっとだけ減点です。
恐ろしくもあり得る内容でした
最初はオカルト的な作品かと思って観ていたのですが、途中から本来の目的が見えてきてドンドン引き込まれて行きました。
実際に起こり得る事象だと実感して、別の意味で恐ろしくなりました。
とても良い作品でした。
難しかったからまた観たい
なるべく情報を入れずに観に行った。鑑賞直後は難しかったと思い原作を購入した。原作を読んでからまた行こうと思っている。鑑賞後こんなに気になりつづける映画は初めて。
重いし、深い。
正直、重い暗い映画だったけど、何だか優しいものを感じていた。
永瀬廉くんはジャニタレではないってほんと確信した。
むしろ対極にいるんじゃないかって思う。そうでなきゃこんな役はできませんね。
永瀬くんと杉咲花ちゃんが、二人の持つ個性が優しくて柔らかいからか、寄り添って成長していくふたりのつながりだとかそちらの方が強く感じられたのかも。
杉咲花ちゃんの演技はすごいし、永瀬廉くんは不幸な境遇で育っていたのにピュアさがひき立つ。
キャスティングが成功したってすごく思いますね。
しかし、因縁というか、運命の輪というか、
それが結局切れることなく、メビウスの輪みたいに絡まってる感じ、切なかったですね。
守りあった2人の犯罪が悩ましい!
登場人物の主要の3人は、生い立ちにおいて、不幸の人生を背負っているという設定があるため、作品は全体的に暗めのイメージです。それが弁護士になっていくわけですから、ある意味彼らはすごいパワーを持っていると言えます。その上、原作の構成が秀逸なのか、最後まで謎解きに引き込まれてしまいました。この作品の魅力は、徐々に謎が解明されて行って、最後に100%真実がわかるという流れの見事さでしょうか。役者としては、杉咲花の狂気じみた怪演がめちゃくちゃ光っていました。不幸の人生を背負って生きてきた悲しい女性の叫びが、こちらに迫ってくるようです。主人公である永瀬廉については、ややおとなしい感じでしたので、ちょっぴり物足りない感じがしましたが、これからの伸び代を期待したいです。北村匠海については、冷静で淡々としていて、その役にぴったりハマっているところを観ると、彼の演技の上達ぶりが十分に伺えました。この作品は、まさに冤罪と無罪の違いについて深く切り込んでいる感じがしましたが、冤罪で北村の父親が亡くなったことにとても胸が痛みました。北村は犯罪を犯してはいませんが、永瀬と杉咲は犯罪者です。その二人の事件後における決着と、その後の生き方の違いは、多くのことを私たちに突きつけてきていました。贖罪の人生か、グレーの人生でも生き続けていくのか、を私たちに問うてきているような気がしました。秀作だと思います。
完成度高いプロットと圧巻の杉咲花
「Gメン」がこちらの星が高くて、それに乗っかって観に行ったらアタリ🎯だったという事例から、
今回も、注目してなかったがこちらの評価が高い今作を、期待せずに、いや杉咲花は別格ですが、観に行きました。
杉咲花には、「湯を沸かすほどの熱い愛」でかなり泣かされた過去から、否が応でも注目してしまう女優となりました。
昔の駅の定点カメラから始まり、
そして最後もそこに帰結する終わり方、
素晴らしい‼️👏
正にアレが始まりであり、
観客には結論であった‼️
その構成の妙だけでなく、
国家の司法を揺るがしかねない訴追、
それによって立場が危うくなる検察、
そこを突いて煽るマスコミに、
恫喝する司法のトップ。
永瀬、杉咲、北村の話より、
こっちを深掘りして欲しいくらいの奥深いプロット。
面会室でバッジを外した永瀬に、
慟哭する杉咲。名シーン😳
ここでの杉咲は期待通りの迫真さ。満足。
強いて言えば、
ラストの法廷での笑いは要るのかな❓
検察を指差して、
「枯れ木の辺りで」笑いました🤣
大森南朋と戸塚純貴が過剰な演技だったかな❓
裁判員のおばさんも、セリフ欲しかった。
皆さん、
今作の高評価ありがとうございます😊
お陰でまた名作をちゃんと観られました🙏
心に残るシーンあり色々考えさせられる作品。
とても興味深い 作品だったので 映画館で鑑賞しました。内容はイメージの展開とは良い意味で違い 繊細なシーンでの若手俳優さんのとアイドルである主演者の表現力 演技力 素晴らしかったです。観て良かったです。
今年1番の当たり作かも?
映画comの評価は頼りになるけどアイドルさんが主演の場合は別
と言う事で期待せずに見たのが良かったかも知れないけど実に面白かった
明らかになる展開に全て意味があるのが良い
他にも色々褒めまくりたいけど良い言葉が・・・ 語彙力不足(泣)
惜しむらくは折角良い話なのに好みで無いところが2点
・一部の音量が大き過ぎてイラッとするレベル
・最後の回想シーンは実に野暮
付け加えるならメインの3人の中で杉咲花だけ演技が一段上の感があったことかな
決して他の二人が悪い訳では無いのだけど
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