法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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自分の正義について考えさせられる映画
永瀬廉、杉咲花、北村匠海三者三様の生い立ちがありそれぞれの立場での正義が描かれていて見る立場によって感じ方がかなり変わってくる。
公開前の予告にもあるように二転三転して結末を迎えるかと思いきや、そこから四転五転して結末を迎えるところもいい意味でこちらの予想を裏切る展開が待っていて面白かった!
見終わった後思わず自分の正義とはどんなものだろうと考えてしまう深く学びのある映画だった。主題歌も映画にあっていて余韻に浸れるようになっていた。
特に大人には響く内容かなと思うので、映画好きの方など幅広い方に観てみてもらいたいです。
法廷遊戯
最初からの伏線あり、予測していく楽しみと二転三転、四転五転していくストーリーの展開が面白い。かつ、生きる上でどの選択をしていくかを相当考えさせられる。
自分をどの人物にに当てはめるかで全然違う印象になるのは間違い無いので何回も観たくなる。
また主題歌の世界観がマッチしすぎて惹き込まれました。
社会派映画で近年最高!
ここ迄筋書きを細工した作品はほんと久しぶりです。(邦画では出会った事がまだありません。)
……杉咲さんのあの笑い顔が印象深いし
主人公のその後がとても気になります。
戸塚さんと北村さんの演技、共にイメージが違うのにあんなにうまい演技出来るんだ
!!と思いました。やっぱプロですね。
是非映画館で。
正義とはなにかを考えさせられた映画
ミステリーと聞いてたけどヒューマンドラマのような見終わったあとも余韻があり正義とはなにかを考えさせられる映画。
後半の杉咲花さんの演技が圧巻でその感情が伝わってきて只々悲しくて涙が出てそのままエンドロールで主題歌を聞き更に涙が出ました。
人によって正義はあり、どれが絶対正解でもなくて、でも犯罪を犯せば、その犯罪に対しては罰が与えられるのは当たり前で、正義は一体どこにあるのか。その人にとっては正義であっても他者を傷つけることもある。本当に考えさせられました。
重たいテーマのわりには遅すぎず早過ぎず調度良いテンポで途中出てくる法律用語の意味もうーんと考えながらもストーリーはトントンと進んでいきました。
わりと男性キャストの永瀬廉さんと北村匠海さんの感情表現が少ないのでその分、杉咲花さんの演技がとても印象に残りました。でも見終わってみるとそれぞれの正義とは…と永瀬さんと北村さんの役柄の気持ちにも思いを馳せるようになるので一件淡々と見える演技もそれはそれで余白がとてもあり良かったなと。
原作を読んでみたくなりましたし考察などあればもっと詳しく見たいなと思いました。
とても見応えのある良い映画でした。
それぞれの正義
原作未読。
予告動画の段階でテンポ良いややコミカルな映画か?と思ったが、想像と違った。
最初から最後までたんたんと謎が明かされていく緊迫感あるミステリーと深い愛の物語。
“ 正義とは… ”物語の余白が思考をめぐり、この問いがずんっと胸にのしかかる。その重みを軽くするように、善も悪も包みこむ切なくもあたたかな主題歌。このフルセットでこの物語は完結したように思える。是非エンドロールまで劇場で観てほしい。
余談だがYouTubeでもフル音源が楽しめる。
個人的にはガリレオシリーズのシリアスとコミカルさのテンポが好みだが、法廷遊戯はただのどシリアスとは違う独特の空気感が面白かった。
法廷ものは正直眠くなることが多いが飽きがこない場面転換と散りばめられた伏線を美しくたんたんと回収しており、説明ったらしいセリフが少ない変わりに情感を訴える演技に魅了され、あっという間の1時間37分だった。
特に杉咲花の演技は圧巻。彼女の空気に飲まれず演じきった永瀬廉と一人異様な空気を纏い謎を隠した北村匠海…メインキャスト3人の演技力に今後も期待する。
結末を知ってからのおかわり鑑賞すると私は面白みが増した。あと、帰りに原作を購入してしまった。良作。
あっという間の2時間
気に入った映画は何度か観に行き、その都度感じることが違うのを楽しむのですが、法廷遊戯は何回観ても深く考えさせられる映画です。
3人それぞれの「セイギ」についてを考えながら観ると、自然と涙がこみあげてきました。
真実が明かされていくたびに二転三転、四転としていくノンストップトライアングルミステリー、大変おもしろいです。
メインの永瀬廉くん、北村匠海くん、杉咲花ちゃんと、周りを囲む実力派俳優さんたちの演技に惹き込まれ、あっという間にエンディングでした。
エンディングで流れる「愛し生きること」が世界観にもマッチしていて最高です。
また観に行きます。
正義
私は結末を知った上で2回目を見に行くことが苦手なのですが、法廷遊戯は1回目を全て見終えたあと、もう1度見たい!と思ったのが率直な感想です。
既に2回目も見に行ったのですが、1回目だけでは気づけなかったことに気づけたり違う視点で映画を見れたり2回目もすごく楽しめました。
廉くん・匠海くん・花ちゃんみんな素晴らしかったのですが特に杉咲花ちゃん。花ちゃんのお芝居は今までも何回か見ていて凄くお芝居が上手な女優さんと思ってはいましたが、今回のお芝居も凄くて惹き込まれました。まだ見た事ない彼女の作品全て見たくなりました。
3人それぞれの「正義」があったけど、3人とも
"誰かを愛し生きていくこと"は共通していて誰も責めることのできない気持ちでした。
エンドロールの「愛し生きること」まで見逃してしくないです。歌詞と映画のリンクが凄くて愛し生きることももっと大好きになりました。そして、この主題歌に最後すごく救われます。
誰の視点で見るかによってまた見え方も違ってくると思うので私もまた3回目見に行きたいと思います!
すごく深い映画
主演の永瀬廉君のファンで1回目は軽い気持ちで観に行きましたが、中々の内容の深さで、一回では消化できず、2回目も直ぐに観にいきました。それぞれの観点から見た正義、想い、本当に考えさせられます。現代社会に起こっているだろう闇の部分も含め本当に深い映画でした。清義、美麗、馨3人の主観から観てみるとまた違った感想になるかもしれません。
最後の主題歌も映画に華を添えて本当に良い作品でした。次は馨目線で観に行きます。
えがおがじょうず
憎しみを隠して近付くための笑顔とか
罰を受け入れて吹っ切れた笑顔とか
狂気に達した笑顔とか
バリエーション豊かだなあ😊
北村匠海くんの、あの、なんですかね、若いのに雰囲気のある立ち居振舞いはね、宇宙人がニンゲンの感情を学ぶために俳優やってるとしか思えませんよね。
笑うとなんか安心しますよね。
君、笑えたんやなあ…ってね。
誉めてます。
あと髪型によってイケメン度というか垢抜け度が全然違うのも彼の魅力ですよね。
まさに注目の若手俳優さんだなあと思います。
でもおばちゃん心配になっちゃうからもっとコメディとかふざけた役とかもやってご自分のハートに癒しをあげてほしい…
無駄なシーンが一切なかったです。
モヤモヤした謎がずっと生まれ続けるのですが、スルスルスル~と解けていくので、あれは一体なんだったんだろう?今のは何の伏線回収だろう?とならずに観られる、整理のついた上手い話し運びでした。
大人から見れば道を踏み外した子供でも、子供から見れば…というか、大抵は大人に道を外された子供たちですよね。
もちろん真面目に真摯に子育てしても何故かホストにハマっちゃったりパパ活しちゃったりたばこや酒に溺れたり悪い人に心酔したりするもんですから、子育てってのは先が見えないものですけど、それをヨシと思わない大人の方が圧倒的に多いんだということは、道を外された子供には分からないんですよね。
ヨシと思わないで、かつ、もう少し人並みの道に戻してあげようと手を差し伸べる大人の貴重さも分かりませんよね。
大人になって広い世界を知ると分かるのに、分かる頃にはもう手遅れ…
手遅れなんてことは実際ないんですけど、それにも気付けない人間になってしまうのは、大人の罪だと思わされました。
サイコパスミステリーを観に行ったのに何故か社会派な感想になってしまう重厚で綿密で濃厚な映画でした!
あっという間でした
最初から最後までテンポ感がある展開で、もー終わっちゃった!って思いました。
ちゃんと解決はしてるけど、考えさせられる終わり方でそれもまたよかったです。
3人の演技がすごく良くて引き込まれました。
法廷遊戯
キャストに魅力を感じ見ましたがストーリーにどんどん引き込まれていきました。永瀬廉さんの受けね演技と杉咲花さんの狂気が特に素晴らしかった。それぞれの正義が悲しくもありましたが救いも感じられました。終わった後、しばらく席を立てなかったです。また見たい。
若い人にもささる作品
法律とか裁判とかミステリー系の作品は若者にハマりにくい部分もあったと思うけど、それを出演してる演者さんの演技がすごいからつい見入ってしまうほど凄かった!!主要3人が、それぞれ抱えてる過去に対してどう生きていくか考えさせられた映画だった。
We Will Rock You
「ドクター・デスの遺産」の監督というところが引っかかりましたが、本職の弁護士の方が原作を書かれているので、変な味付けをしなけりゃ面白くなるだろうなと思い鑑賞。特典はジャケットを模したキラキラシールです。
題材の良さは光るのにやはり変な調理をした結果、どこか陳腐なものに仕上がっていました。この監督とはやはり相性が悪かったです。
最初の無辜ゲームが安っぽくて、あぁこれは地雷を引いたかもしれないと思いました。
司法試験に受かるための猛勉強でのストレスを疑似裁判で発散しようとかいう考え方からまず理解できませんでしたが、内容も中々に稚拙…。スマホの画面が割れたから器物損害だー!という筋はまぁ分かるんですが、小学生や中学生の世界ならまだしも、大学生にもなって何やってんだという羞恥心で観ていました。しかもなんでみんなの"We Will Rock You"が流れた時のファンのような足踏みをしているのか、最後まで明かされることはありませんでした。
そんな学生時代はあっという間に過ぎて、清義が弁護士になって働いていたところに馨から連絡が来て「最後の無辜ゲームをやる」というので見に行ったら、美玲が馨を刺した状態で返り血を浴びていて、私を弁護して助けてほしいと懇願されるという中々複雑な状態で物語が進められます。ここでいきなり弁護士事務所を辞めて自分の事務所を建てた清義の行動には首を傾げましたが、まぁそこはもう細かすぎるので無視でいいかなと呑み込みました。
ただここから、色々と設定や内容が合わない部分が多かったのでキツくなっていきます。
弁護する方法が限られているという状態で、弁護をどうしていくのかというのが面白いと思うのですが、割と裁判直前まで検事側に悪態をついたりとしているので、あまりこの時点で良い印象は抱いていませんでした。
いざ始まった弁護の時のビデオを流す時も、割とショッキングな映像を流すはずなのに、注意喚起も何もしなかったのは、弁護士以前に死を題材として扱う人間として大丈夫なのかと色々心配になるシーンでした。
原作にあったらしょうがないとは思うんですが、大森さん演じる沼田という男が出会った最初はオドオドしていたのに、法廷に現れると何故かキレまくる変人になっていたのが謎でした。
もしかしたら、そうなる要因があったのかも知れませんが、今作ではそれを描かないどころか、何故か裁判員の1人に狙いをつけて罵声を浴び続けるという不可解なシーンがあります。物語上必要性は感じませんでしたし、やらされる方もやられる方も不憫で仕方がないなと思いました。監督は裁判員の俳優さんに何か恨みでもあったんじゃないかレベルの酷さでした。この人ばかりにクローズアップして卒倒したり、嘔吐する様子を延々映しているのも全く意味が分かりませんでしたが。
今作の題材は時効になっていない過去の冤罪を有罪にするという法の抜け穴を突いたような興味深いものになっていました。実際、その展開になってからはまだ面白いかなと思いました。
獄中で頑なに喋ろうとしない美玲にはそういう事情があったからなのかというのが後出しで出されはしますが、そこら辺はスリルがあったのでまだ良かったと思います。
駅のホームでの落とした落としてないのノリは完全に美玲が悪いだろと冷めた目で見てしまいました。
終わり方も尻すぼみというか、綺麗にまとめた風に終わらせていたので、冤罪証明のその後が全く描かれず、学生時代のキラキラで終わるなんて投げっぱなしエンドに ため息が出ました。
俳優陣は可もなく不可もなくといった感じです。主演3人の中で1番安定していた北村くんの出番がそこまで多くないので、その辺りのバランスもグラグラしていたなと思いました。
永瀬くんも覇気のない役とはいえ、ここまで光らないものなのかと思ってしまいました。
杉咲花さんは可愛さが全面的に出てしまったのが、後半の悪女っぷりにノイズが出てしまったかなと思いました。絶叫するシーンも申し訳ないんですが、耳がキーンとしてしまいうるさいとまで思ってしまいました。
これは監督のやり方だと思うんですが、ドクター・デスに続いての問題でメインの俳優陣以外がほんと空気なところです。割と脇を固める布陣は豪華だなと思ったら友情出演かってくらい登場時間が少なく、役者を背景にしか思ってないのかってくらい存在感が薄かったです。この部分が直らない限り、この監督の作品を好きになる事はないと思います。
音楽の使い方も酷くて、モノローグで語るシーンなんかにもポップなBGMを被せてきたり、ここが正念場!なんでシーンにも気の抜けたBGMを垂れ流してくるので、その度に集中力が削がれていきました。
上映時間が短かったのは良かったですが、わざわざ劇場で観るもんでは無いなと思いました。どうしてこうなったんだ…。
鑑賞日 11/11
鑑賞時間 12:00〜13:50
座席 G-8
全667件中、361~380件目を表示