法廷遊戯のレビュー・感想・評価
全670件中、261~280件目を表示
法律は人を救うことが出来るのか
原作ファンです。
五十嵐先生のこちらの本、映像化されると聞き、そんなの無理やん?とちょっと疑問に思ってましたが。
予想以上に若い3人が好演されていました。
杉咲花はやっぱり上手い。最後、素晴らしかったです。
幼少期はモノクロだった世界が、あるタイミングで色付き始めます。おそらく、子供を持つ女性なら、ミレイの狂気に共感できるものがあるのではないでしょうか。
少なくとも、自分にはミレイの狂気が理解できないとは言いがたいです。
だからこそ、恐怖を感じます。
おちょやんが素晴らしかったので、花ちゃんの影のある役をどうしても見たかったのですが、満足。声を荒げる杉咲花が苦手だ、という方は回避したほうがいいかもしれませんね。
永瀬廉、北村匠海はこの二人はとにかく、とにかく声がいい。
永瀬くんは、朝ドラでもそうでしたら、どこか儚い空気を纏っていますね。今回は受けに徹していました。彼の背中のアップが多く、怒り、悲しみ、絶望などを表していて非常に良かったです。
北村匠海くん、大好きな俳優さんですが、出ている時間は多くはありませんが、あの孤高の雰囲気をこの年代で演じられる稀有な俳優さんですね。出てこないシーンも、常に馨の存在は頭から離れません。
-0.5は大森南朋の使い方。もったいない…。ただ、五十嵐先生と監督のインタビューを読んで腑に落ちましたが、それを読んでないと裁判員裁判にスポットも当てられているということが、分かりにくいかもしれません。
おそらくターゲットは若い方も含まれると思います。
若年層に法律は付き合いにくいジャンルかもしれません。「知識をつけなくてはいけない」という、劇中の言葉には最大限に共感出来ます。今は成人が18歳に引き下げられました。是非とも法律という、少し馴染みがないかもしれませんが、幼少期から民法など簡単な法律は学べるような環境にあるといいのではないかと思いました。
法律は、人を救うことが出来たのか、見終わったあとも考えさせられます。
自分は法学部ではありませんでしたが、大学時代に裁判の傍聴など行ったりしてましたので、過度な裁判長!と大声で叫んだりするシーンが無いのが逆にリアルで良かったです。実際の裁判って、割と淡々と進みますからね。
予告に反して内容は重いです。原作も是非とも読んでいただきたいです。
考えさせられる映画だった
最後は清義の正義が勝ってしまった。せっかく弁護士になれたのに。でも罪を隠したままでは友情を育んでくれた馨に申し訳ない気持ちをずっと抱えたままになるであろうから、こうなる運命だったんだろうな。二転三転、四転五転とハラハラするし、最後は重くなってしまったがラストシーンがとてもよかったのと主題歌で救われた気持ちになりました。
2回目からも面白い。
何度見ても面白く、考察は尽きない
原作を読んでいたので、97分にどう話をおさめるのか、1回目は期待と不安が混ざった状態での鑑賞だった。この日は8回目の鑑賞。
3人の過去と現在が複雑に絡み合うストーリーは終始重いが、強烈な印象を残す脇役たちがいいスパイスになっており、瞬きするのももったいないほどあっという間に終わってしまう。
そこからの、主人公の声で紡がれる主題歌が胸を打つ。鑑賞の回を重ねるほど、エンドロールで立つ人がいなくなり、恐らく皆さん口コミでエンドロールまでがこの映画だと承知して来られているのだろう。
とにかく3人が三様の素晴らしい人物像を見せてくれるので、まだ公開しているうちに、一度見てください。
何度も観たくなる
展開はおもしろい、心は切ない映画。
無駄な場面が一つもなく、それぞれの過去が明らかになっていく展開が想像を超えていてとてもおもしろかった。人を想うが故の事実と、法律とはを考えさせられる映画でした。エンディングの歌は映画とマッチしていて、心を落ち着かせるのにとても良かったです。
生きてゆくこと
ミステリー🗝法を学ぶ学生達の真理の背景にまさかこんなに切なくて愛おしくて哀しいドラマが隠れていたなんて。。。1度目の鑑賞では、4転5転する物語にどんどん惹き込まれ、軽快なテンポ感と画のカッコ良さに見惚れ、最後の結末にも儚さと愛と正義の絡み合いに不思議な感覚でした。
エンドロールで流れる「愛し生きること」で、少し救われました。何度も見たくなり、それぞれの心模様をじっくり感じたくなる映画です。。。
陰のなかに引きずり込まれてしまって、そこから前を向いて這い上がる逞しさには、人それぞれの形があって、それぞれの正義もある。それぞれが誰かを愛しながら、肯定しながら、決断してゆく物語に、答えを探しながら、また考えながらまだ何度も観たいと思っています。
監督の描く世界のなかで、3人の温度が絶妙で、特に声と息遣いがとても魅力的です。
法廷ミステリーの中に、人間らしさと一生懸命に立ち向かう若者の刹那る生き方が描かれているようで、これはどの世代にも響きわたる「愛」と「信じる」が込められていて素晴らしいなぁと感じました。。。
秀悦な映像化の例
愛しい人を想う気持ち
杉咲花の無駄使い
予告を見てロースクールでの模擬裁判の話かと思い込んでいたら、実際の殺人事件を巡る裁判員裁判を舞台とした、現行の司法制度の欠陥を突く社会派ミステリーでビックリ。
終盤の杉咲花の演技は賛否が分かれるような気がするが、自分は否。あんなバカ演技をさせられて気の毒。杉咲花の無駄使いだ。
ずーんと来た
堅実な作りのミステリ
目を離せない怒涛の展開と心揺さぶられる結末に大満足
原作を読んでからの鑑賞でした。
過去と未来の2部展開となっているストーリーが、1つの映画へと綺麗におさまっていました。その上で、原作の良さが最大限に活かされた見応えある映画になっていたと思います。
鑑賞後も、正義や法、罪や罰についてしばらく考えさせられました。
また、登場人物の関係性にもフォーカスされており、永瀬廉さん演じる清義と杉咲花さん演じる美鈴の絆の深さに思わず涙しました。
永瀬廉さん、杉咲花さん、北村匠海さんそれぞれの表情や目が素晴らしく、キャスト陣のお芝居と心揺さぶられるストーリーがマッチしていたと思います。
全670件中、261~280件目を表示