「やっぱりサム・ライミ」ギフト(2000) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱりサム・ライミ
サム・ライミの映画を観るときは、なぜか笑えるところに目が行ってしまう・・・序盤で、ヒラリー・スワンクとケイト・ブランシェットが転んで尻餅をつきペンキまみれになるところ、J・K・シモンズの強引な台詞など。タロットカードじゃなくて、ESPの練習用に使うカードだったことは笑っていいのかわからない・・・
もっとホラーっぽい映画かと思ったら、アメリカ南部独特のファミリードラマをベースに殺人事件を解決するというミステリーに仕上がっていた。キアヌ・リーヴスが裁判で裁かれるのですが、真犯人は別にいる!という霊感のもとに行動する主人公。リピシが父親を火だるまにして病院送りになってしまい、登場してきた意味がないと突っ込む態勢はラストでくずされてしまう。それにしても、犯人を推理する際に観ている者をどんどんミスリードさせる手法は見事なもの。「あ、こいつだ・・・あれ、違うな」とか色々楽しませてくれました。
キアヌは何となくミスキャストだと思いましたが、リピシはすごい!そして2004年アカデミー賞の女優がこんなところで張り合っていただなんて・・・
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