「アトラクション館でwithゴースト」ホーンテッドマンション 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
アトラクション館でwithゴースト
私の“ホーンテッドマンション”体験はディズニーランドのアトラクションではなく、2003年の映画版。
当時『パイレーツ・オブ・カリビアン』の大ヒットに続くディズニーランドのアトラクションの映画化と期待されていたが、思いの外振るわず。日本ではヒットしたが。
見たのはその時一回だけでほとんど覚えちゃいないが、そこそこ面白かったような気がする。エディ・マーフィと喋る石像のユーモラスなやり取りは笑えた。
ディズニー100周年の今年、“ホーンテッドマンション”が再び映画になってリニューアルオープン!
ネットで探したニューオーリンズのとある物件に引っ越してきたシングルマザーのギャビーと9歳の息子のトラヴィス。
豪華な屋敷だが何処か不気味で、早速母子を怪現象が襲う。
超常現象専門家のベンを始め一癖二癖ある心霊エキスパートがこの現象に挑む…!
呪われた館。
越してきた家族が襲われる。
対する専門家たち…。
話や設定的には『ポルターガイスト』~『死霊館』など古今東西のホラー館みたい。
ならば今回は怖~い怖~い屋敷になってる…?
勿論、そんな事はありません。
呪われた館の秘密とか出るわ出るわのゴーストたちとかホラーの要素は充分だが、怖さは皆無。子供ならびっくりする程度。
『死霊のはらわた ライジング』を見たばかりだったので尚更…。まあそもそも本作に怖さなど端から期待してないけど。
元々がアトラクションなので、アトラクションの楽しさを劇場体験。
動く甲冑や絵画はゴースト館と言うより某魔法学校…?
浮遊する食器や動く椅子は、本来なら恐怖の現象の筈なのに何故か愉快。
999人いるというゴースト。昨今ポリコレ捩じ込むディズニーだが、さすがにここには…って、ここにも捩じ込むか!
多種多様なゴーストたち。まあポリコレはさておき、本来ならこちらも怖い筈なのにユーモラスな面々。
彼らはこの館に閉じ込められている。
そのゴーストたちから怖れられ、ベンたちを襲う謎のゴースト“ハットボックスゴースト”…。
その正体や館にまつわる悲劇…。謎解き要素もスパイス。
熱心なファンでもないと、ディズニーランドなんぞ行きたくともなかなか行けやしない。
そんなディズニーランドの人気アトラクションの醍醐味を映画として擬似体験。
実際のアトラクションを知らなくても無難に楽しめるが、知ってる人やディズニーランド好きの人たちにはもっと楽しいのだろう。
かつてディズニーランドのスタッフだったという監督のこだわり。
我々と一緒になってこのゴースト館にお泊まりする6人の男女/大人子供。
平凡な母子に超常現象専門家、神父、霊媒師、歴史学者という面々。
実は各々内心、悲しみや葛藤を抱えている。
ベンは妻を亡くしたばかり。今もその悲しみから立ち直れない。
お調子者の神父、ケント。実は…。
胡散臭そうな霊媒師のハリエット。自分の能力に自信が持てない。
そしてトラヴィスもベンと似たような悲しみを抱えていた…。
ラキース・スタンフィールド、オーウェン・ウィルソン、ロザリオ・ドーソン、ティファニー・ハディッシュ、ダニー・デヴィートと実力派を揃えながらも、ドタバタコミカル演技がメインで実力を十二分に発揮しているとは言い難いが、各々の成長や彼らが次第に交流を深めていく様はディズニーならではのハートフルさ。
キャストでとりわけインパクト放つは、ほとんど素顔をさらさないハットボックスゴースト役のジャレット・レト…ではなく、水晶玉の顔だけのジェイミー・リー・カーティス。さすがッス、姐さん!
リブートは前作より成功する例が多い。
が、中には例外も…。
本作の全米興収はどうやら前作には及ばないようで、批評も鈍く…。(ラジー賞警戒レベル)
日本ではまたヒットするかな…?
世界興収で伸びればいいが、『ホーンテッドマンション』の映画化はなかなか鬼門のようで…。
まあでも、アトラクション的楽しさ、ユニークな仕掛けやゴーストもいっぱい、ちょっぴりの怖さとファミリー要素。
まだまだ厳しい残暑が続きそうだが、一時の避暑体験をこの“ホーンテッドマンション”でwithゴースト♪︎
近大さん
おはようございます
共感をありがとうございます(^^)/
この作品の前にあったのを知りませんでした(^^ゞ
なるほど、エディ・マーフィさん出演だったのですね。
ディズニー100周年記念作品
「ホーンテッド・マンション」
アトラクションの楽しさを劇場体験
本当にそんな感じでした(≧▽≦)
舞台がニューオーリンズだけに
黒人さん達の出番が普通かなとも思ったりも
ダニー・デヴィートさんがおじいちゃまに
なっていて・・・時の流れを感じました(´▽`)
「ロマンシング・ストーン」が
面白かったです。