私たちの声のレビュー・感想・評価
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いろいろ
杏さん出演の話。
なぜ食品を扱う仕事なのにマスクをしないのか?
オマケに仲間とワイワイ喋りながらの作業。
そりゃあ、シングルマザーなら生活厳しく
収入稼ぐ為に必死だし、子供は生きているし大変。
だけど、杏さんシンママで幼い子、となれば、彼女の実生活が頭に浮かび、フランス生活だろうけど、あんな狭いアパートではない筈、あれだけてんてこ舞いして仕事育児家事してるとは思えず、気持ちが入らなかった。
美容整形外科医の話。
アラブ首長国連邦の話?←インドらしい
美人だけど、手入れしている割に肌が汚い。
受付の人のセリフ、パク•ボゴム、に笑った。
そうか、イケメンは世界中で愛されるんだ、
と再認識。
ファッションに凄いお金かかってそうな作品。
雨の中で履いていたヒール👠を捨てた時、
拾いに行くわ、と思ったけどあのピンヒールは怖いな、とも思った。終わり頃意味がわからない。
タクシーで乗り合わせた女性?の半生を思いやり、
そして、共感できたのか?
ヤク中の話。
何が現実かわからなくなっていて
よく騙されずに顔見知りと出会えて更生の道に
進めて良かった。
姪と伯母の話。
一度も会ったことのない姪を、
あなたしか肉親がいない。と
言われたからと言って、
決断できなかったが。
コロナの医師の話。
ニューヨークでは、
治療にあたったエリートの女性医師が、
毎日毎日いくら手を尽くしても
亡くなる人ばかりの現実に心を病み
自ら生命を絶ったニュースを見ているので、
アメリカの必死さがわかる。
帰宅できない獣医の話。
獣医はなぜか患者とは違う言葉を話し
男性看護師が通訳していた。
娘の優勝パーティーをコロっと忘れて夜勤に行き
帰ろうとしてもまた患者。
犬が前足に深い切り傷。経験から違和感。
夫が離れた隙に通訳してもらい妻に尋ねたら、
腕の何箇所かの黒ずみを見せる。
何か気づきガードマンにも助けてと声かけ、
夫を離して妻に、助けて欲しいのね?と聞く。
妻は胸元の大きな黒ずみを見せる。
夫を捕まえ警察に連絡。
娘との約束のタイムリミットだったけど。実話。
鑑賞動機:呉美保監督9割、ジェニファー・ハドソン1割
7編あるが、「ペプシとキム」「私の一週間」が良かった。やはり短編ならハッとさせてほしいと思ってしまうから。
呉監督待ってましたあ。月曜は微笑ましく観ていられたけど、どんどん辛くなっていく。いやでも大して変わらない状況の人はいくらだっているわけで。ああこれはもう崩壊す…? !!!
ジェニファー・ハドソンは歌ってくれたら嬉しかったんだけど。設定に気がつくまではちょっと戸惑ったが、分かれば納得。終盤はハラハラヤキモキしながら観ていた。
獣医師の話は、プロット的には良かったんだけど、主人公が不憫でならない。
他は部分部分では目を引くところはあったが、一つの作品としてはやや物足りなさが残った。
概ねわかるものとわかり難いもの
薬物依存症者の葛藤、女性ホームレス支援に取り組む医師たちの奮闘と吹き曝しの場所で服剥がしにかかる疑問、『義母と娘のブルース』とは一味違う「伯母と姪のブルース」、日本人俳優杏氏が主役でシングルマザーの奮闘を演じドキュメンタリーではないかとも感じられたがこんなに小さなアパートに住んで弁当屋で働いているはずはないとも思い直しロボット掃除機がくる理由、獣医師が子どもの虐待に気づいて救う事例、煌びやかな服装で身を包む女性を映す鏡から別の女性に移り特有の乗り合いタクシーでまみえ別れ雨のなかの再会の不思議、アニメで白いロボットがアバターのような姿に変わり『マトリックス』のような箱から次々と生み出され飛び立っていく。やはり、最後の2作品はわかり難かった。
7つの女性の物語(オムニバス)。 それぞれを簡潔にご紹介&レビュー...
7つの女性の物語(オムニバス)。
それぞれを簡潔にご紹介&レビュー。
1話目「ペプシとキム」 タラジ・P・ヘンソン監督
薬物使用で収監されているキム(ジェニファー・ハドソン)。
更生プログラムに参加しようするが、壮絶な過去から生まれた内面の別人格ペプシとの間で壮絶な葛藤が繰り広げられる・・・
ジェニファー・ハドソンの鬼気迫る演技が見もの。
キムの壮絶な過去も、女性が置かれている状況を端的に表しています。
2話目「無限の思いやり」 キャサリン・ハードウィック監督
コロナ禍の米国LA、感染拡大防止のためホームレス用シェルターとして利用されるホテルの屋上。
他人を寄せ付けない若い女性ホームレス、ヴァルの世話を焼く女医のスーザン(マーシャ・ゲイ・ハーデン)がみたのは、鎧のように十数枚の服を重ね着したヴァルの姿だった・・・
これもまた女性の置かれた状況がよくわかる一編で、女性ホームレスは男性の性対象にされることが多いと聞く。
鎧をまとわなければいけない状況にあるわけで。
3話目「帰郷」 ルシア・プエンソ監督
英国を拠点に活躍する女性建築家のアナ(エヴァ・ロンゴリア)は、妹の葬儀に参列するために故郷のイタリアに帰郷。
妹はシングルマザーで幼い娘がいたのだが、亡妹は彼女をアナに託していた・・・
前2作と雰囲気をかえての伯母・姪の関係を描く。
妙に、諦念したような幼い娘の様子が切ない。
4話目「私の一週間」 呉美保監督
幼いふたりの子どもを育てるシングルマザーのユキ(杏)の毎日は、朝食作りからはじまるワンオペ。
毎日が目が回るような忙しさだったが、日曜日にちょっといいことが・・・
と、日本では見慣れた日常なのだが、世界の中にはいると、ビックリするぐらいの戦場のような雰囲気。
これが日常だという日本、先進国じゃあないかもね。
5話目「声なきサイン」 マリア・ソーレ・トニャッツィ監督
日々の忙しさに娘との約束も忘れていた獣医師のダイアナ(マルゲリータ・ブイ)。
ある夜、終業前に訪れたカップルのうち、女性の方の態度が不自然と感じたダイアナ。
ダイアナがみせられたのは、痣だらけの腕だった・・・
と、DV男の物語。
女性は声をあげられない。
というか、あげられないように男性のほうが仕向けている。
7つのエピソードの中で、もっとも緊張感が高い一編。
6話目「シェアライド」 リーナ・ヤーダヴ監督
インドの物語。美容外科医ディヴィヤ(ジャクリーン・フェルナンデス)は、ある大雨の夜、派手な服を着た女性とタクシーに同乗することになった。
が、しばらくして同乗者がトランスジェンダーだと気づく。
差別的な感情が沸き立ってタクシーを降りたディヴィヤは、別の日、同乗の相手が警察官として働いていることを知り、さらに夜には街角に立っていることを知る・・・
7編の中で唯一トランスジェンダーを扱った一編。
ちょっと物語に浅い部分があり、作品としての出来はいまひとつ。
7話目「アリア」 ルチア・ブルゲローニ&シルヴィア・カロッビオ監督
穴倉のような狭い部屋で暮らすアリアは、無個性な存在。
ある日、部屋の壁に穴が空いて、アリアに自我や個性が目覚め・・・
という台詞のないコンセプチュアルアニメ。
コンセプトだけで、アニメ表現としてはいまひとつ。
7つのエピソードが始まる前にそれぞれ監督・主演の名前が日本語のタイトルで示され、その他のスタッフは巻末にロールアップで示される。
エンドロールは主題歌『Applause』のMVで、これがモノクロデザインでなかなか魅力的なのだが、スタッフロールのために小さな画面に押し込まれてしまったのは残念。
クレジットなどは、製作国それぞれ(イタリア・インド・アメリカ・日本)で別個に製作されたと思われます。
そのため、エンドクレジットの途中で主題歌がおわって無音のクレジットが続きます。
と、興味深いエピソードもあるが、ちょっといまひとつねというエピソードもあり、ここいらあたりはオムニバス映画の宿命といったところ。
ちなみに、平日昼間の観客は中年・初老の男性の方が多かった。
閑忙問わず、女性観客には届いていないのでしょうかしらん。
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